前回制作したローゼンメイデンBGM再構成論。
意外とコアなミュージックフリーク層にウケていたらしい。
というコトで、今回トロイメントでも話の流れに沿った構成をしてみた。
しかし、前作のBGMはCD収録時間ギリギリまで入って いたのにも関わらず、
今作はわずか40分。kukuiのアルバムを足しても60分 に満たない。
これは前回のBGMを流用するコトが大前提とした、言わ ば
『補完的』なスタンスから来るモノであろう。
従って、曲数ボリュームの調整を兼ねて、今回の再構成も
ストーリー上で印象に残るシーンであれば、前作のBGM を
織りまぜるコトで聴き応えのあるモノにしてみた。

尚、煩雑を避ける為に前作BGMのtr.Noはそのままに、
トロイメントBGMはtr.Noの前にTを、kukuiのボイスア ンサンブルは
tr.Noの前にkを、それぞれ付記するコトで区別とした。

また、BGM使用リストと共に、今回の曲順はTV放送時 の
モノであるコトをおことわりしておく。

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[序章〜オープニング]
T02:まずはこの曲で幕を開けよう。
1話の冒頭、真紅の覚醒シーンに延々と流れ、新章として の強烈な印象を与えた。
この曲、タイムが3'00"というBGMとしても破格のボリ ュームを持っている。
使用例は他に10・12話と少ない。

T01:前作に続きALI PROJECTによる主題歌。
このオープニング、曲もそうだが映像も型破りで、初めて 観た時は一種、
アニメのオープニングに合ったモノか?と驚きを持った。
が、これも前作の土台があればこそ可能な冒険で、正にプ ラスの意味において
PART2の持つ強みと言えなくはないだろうか?
全話のオープニングに使用されたが、前作と同様に
劇中使用例はカラオケを含め一切無い。

#1『薔薇水晶』
05:前作でお馴染みのサブタイトル曲。
この回のみに使用。2話以降のサブタイトルについては
#5『手紙』の項を参照のコト。

43:ジュンと巴の会話シーンに使用。
前作では最終回のみに使われた本曲が、いきなり顔を出し てきた。
つまり、サブタイトルを含めたこの段階では、スタッフは この話を
トロイメントの第1話では無く、あくまで前作ローゼンメ イデンの
『第13話』として作っているのではないか?との推測が出 来る。
ちなみに、使用されたのは全話通じてこのシーンのみ。

T09:真紅の夢の中、現れた影。それは・・・!
メニュー通り、以降も真紅の夢のシーンに使われ、
後半はイメージ優先の使用例が目立つ。
他には2・4・6・9・11・12話と使用。

T08:突如出現した第7ドール、薔薇水晶。彼女に与えられ た曲がコレだ。
以降、薔薇水晶の登場するシーンはもちろん、
アリスゲーム全体を現すイメージ曲としても使用された。
他の使用例は2・6・7・8・9・10・11・12話と多い。

#2『槐』
14:図書館でのジュンと巴のシーンに使用。
前作で多用された曲で、今作も頻繁に使われた。
蛇足だが、これ以降も巴は神出鬼没である。(笑)

T17:メニュー通り、槐絡みのシーンに使われた。
が、全話を通じて使用はここのみ。これより後には
こんなイノセンスなシーンが少ないから仕方無いのではあ るが。(^^;

#3『金糸雀』
T07:聴くと思わず吹き出してしまう様な楽しい曲。
もうひとりの新キャラ、金糸雀のテーマである。
自称『ローゼンメイデン一の策士』とは言うものの、
以降の使用例、5・7話を観る限りは薄幸のギャグメーカー である。(笑)

T19:劇中音楽として、くんくん探偵のテーマに新たに使 用。
本編同様、くんくんも第2期突入というコトか。他の使用 例は5・10話と少ない。
尚、この直後に前作でのテーマ曲、40も顔を出す。

36:幾度の失敗を乗り越え、ジュンの家に潜入した金糸雀 だったが・・・。
台所のボヤ騒ぎから鎮火までのシーンに使用。
前作であまり使われなかった曲だけに、こういうシーンで の復活は嬉しい。

#4『契約』
31:この回、ツンデレが止まらない翠星石。(爆)
この曲もそんな彼女のテーマとして健在だ。

T13:そんな平和なドタバタを制する様に現れる薔薇水晶 。
この回、このシーンを始め、nのフィールド表現に多用さ れる。
が、この直後のシーンで翠星石の企みに使ったりと、
変化球的な使い方も。他の使用例は1・5・7・8・9話。

02:前作でのメイン曲。
ここでは真紅では無く、翠星石の復活・活躍シーンに使用 。
劇中では他に3話でのみと少ない使用に留まっているが、
毎回の予告では引き続きこの曲が使われた。
ちなみに前作ではエンドクレジットにも使用されたが、
今作はエンディングのカラオケに取って代わられている。

43:ラスト、ジュンとツーショットの翠星石のシーンに使 用。
以降の使用例は少ないのだが、この回、このシーンにおい て
この曲を捨てるコトは出来なかった。(笑)

#5『手紙』
k05:この回は雛苺がメインの話。
今作は光宗氏のBGMと合わせてkukuiのボイスアンサン ブル曲が使用されている。
本来BGMを複数の作曲者で手掛けるというのは、イメー ジや
曲調を統一するのが難しく、そうそう上手く行くモノでは 無い。
ところがこの作品は、実にそれを自然にやってのけた。
初めて聴いた時は光宗氏の作曲と思ってしまった人も多い のではないだろうか?
この楽しい曲は、全話通じてこの回のみ、ジュンの家のキ ッチンとリビングの壮絶な光景に使われた。(笑)

11:雛苺が勇気を振り絞り、冒険の旅へ!(笑)のシーンに 使用。
この曲、前作では未使用となっており、今回のこのシーン で初のお披露目となった。
但し、他の使用例は皆無である。
また、この曲は編集加工されて、2話以降6・11・12話を除 く、
毎回のサブタイトル曲としても使われており、見事な復活 を果たした。

13:雛苺が猫に乗って爆走するシーンに使用。
これも前作では使用例が少なかった曲である。

k04:遂に雛苺は目的達成の為、ラスボスと向かい合う!
この曲は全話通じてここのシーンの使用のみに留まる。
頑張れ雛苺!負けるな雛苺!(笑)

[アイキャッチ〜インターバル]
19:前作に引き続き、この曲がAパートのクローズアイキ ャッチに使われた。
ただ、今作では2・6話の様に他の曲のコーダーで締めくく ったりと、
必ずしも厳守されてはいない。

T03:RPGの城でかかりそうな、とても格調高い雰囲気 を持った曲だが、
劇中での使用例は一切無い。
但し、全くの未使用というワケでも無い。
皆さんもどこかで聴き覚えがないだろうか?
そう、これは音楽集サントラのCMで使われていたのであ る。
サントラのCMで使った中身の曲が、肝心の本編で
全く使われて無いというのも本末転倒な気がするが・・・ 。(^^;

T11:この曲を聴いた瞬間、私は叫んでしまった。
『何故、本編で使ってくれなかったーーっ!?』(爆)
それ程までにこの曲の完成度は高い。身震いして総毛立つ 位にカッコ良いのだ。
使用されなかった理由を推測するに、トロイメントにおい て
真紅達は苦戦、防戦一方というシーンがほとんどで、
こういうヒーロー然とした曲は向かなかったのだろう。
それにても惜しい。何らかの機会にバトルシーンでの復活 使用を切に望む。

T12:これも未使用の曲。
タイトル通り水銀燈のバトルシーンに使われていたら・・ ・と思わせる名曲だ。
前作で真紅の戦闘テーマとして26が存在しており、
このT12はその見事な返歌と取れるのだが如何だろうか。

T16:これも未使用。
こういう雰囲気の曲は使い勝手は良いだろうに、残念であ る。

T18:これも未使用。
ラプラスは思ったより『ヤな奴』だったから、(笑)
こういうイメージとしては使えなかったのだろうか。
ちなみに、PS2のゲームCMに使われているBGMも本編 未使用で未収録である。
(ゲームのオリジナル曲である可能性も高いが・・・。)
今作は陽の目を見ない曲がとても多い。

20:お馴染みのBパートオープンアイキャッチ。
7話を除く全ての話に使われた。さぁ、後半戦である。

#6『天使』
T14:人生をはかなむ少女メグ。そのテーマ曲。
使用例は他に10話のみ。そして、そのメグの前に現れた漆 黒の天使は・・・!

41:ファンの声援もあって見事に復活した水銀燈!
その水銀燈とメグの会話シーンに使用。以降も頻繁に使わ れる曲である。

k06:Bパート突入して間もなくnのフィールドのシーン に使われ、
我々のド肝を抜いたボイスアンサンブル曲。
『トロイメントは何かが違う!』と思わせる威力を持った 曲だが、
使用は全話通じてこのシーンのみ。

T15:前述のT14を元に歌詞をつけたメグの歌。
劇中での使用例は無い。
(劇中でメグが歌っているのは全てアカペラである。)
但し、ビデオとCDを重ねて同時に聴いて頂くと解るが、
そのアカペラはこのT15のボーカルをトラックダウンした モノであり、
完全に別曲とするコトは出来ないので、敢えてここに配置 した。
アカペラはこの6話で3回使われ、他の使用例は7話のみ。

#7『茶会』
T05:凄惨な展開をするアリスゲーム。
この回はそんな嵐の前の静けさ、平和で心底和める最後の 話になる。
スラップスティック(ドタバタ)のメニュー通り、ドールズ 達の
縦横無尽なアバレっ振りに相応しい曲だが、他には1・5話 の使用に留まる。

T06:常軌を逸したミーディアムの為に、孤群奮闘する金 糸雀。(笑)
音波攻撃を主体とし、真紅達に戦いを挑む!
意外(?)に強い金糸雀を飾った曲で、他には3・5話と
いずれも金糸雀絡みで使われており、彼女の第2テーマと 言っても良い。
ちなみにこのバトル終了直後、真紅に叱られる金糸雀のシ ーンで
ピアノでのコミカルなブリッジ曲が出てくるが、CDには 未収録である。

03:今作一番の萌え所!?(爆)
みっちゃんの家に真紅達が遊びに行き、驚天動地のファッ ションショーが勃発。
いつ果てると無く続く宴を彩った曲。(笑)

#8『人形師』
k03:初出は3話。以降4・7・8・10話と使われている。
いずれもイントロ部かコーダーをブリッジ風にして使用し ており、
中間部は劇中で聴くコトは出来ない。

07:水銀燈の前に現れる薔薇水晶。その意図は?
前作では頻繁に使われていた曲で、今作でも頻度は低いも のの、
効果的にツボを押さえた使用がされている。

#9『戒』
T04:ジュン達が『偽』流し素麺(笑)を楽しむシーンに使 用。
この回このシーンの使用のみに留まる。

T10:今作『トロイメント』をただ1曲で表現するとしたら ?
その答は、恐らくこの曲になるのではないだろうか。
戦闘・悲愴・宿命・別離と、アリスゲームの姿を如実に映 し出した名曲である。
nのフィールドと化した街を舞台に繰り広げられる姉妹達 の戦い。
その最初の脱落者は・・・。
使用例は他に4・10・11話。4話の人形劇のシーンも捨て難 いのだが、
(人形達に人形劇を見せるというWミーニング!)
ここはクライマックスに向けてというコトで。

23:遂に犠牲が!アリスゲームは動き出してしまった。
この回のラスト付近で使用された。

#10『巴』
16:前作、ジュンの元を離れて決戦へと赴く真紅のシーン に使われ、
印象も強いこの曲。今回も悲哀こもるシーンの数々に流れ ている。
だが、今作この曲の一番輝いたシーンと言えばこの回、
雛苺と巴の会話シーンではないだろうか。

#11『薔薇園』
22:『アリスが誕生するまで、もう少しです・・・。』
この回、アバンに使われた曲。そのままコーダーをサブタ イトルにしている。

24:『真紅を倒す前に、もうひとつ手に入れても良いかも ね!』
入り乱れて展開するバトル!金糸雀も攻撃を仕掛けるが、
遠距離では音波は弱まり役に立たない!その窮地を救った のは翠星石!

27:『いいから!扉を目指すのですよ!金糸雀!』
翠星石は金糸雀を逃がそうと単身、薔薇水晶に立ち向かう 。
が、その戦力の差は余りに大きく・・・。

#12『少女』
21:『アリスになる意志も無い!戦う意志も無い!
ローゼンメイデンの使命も誇りも持たないのね!!』
最終回冒頭、サブタイトルバックから、真紅達のバトルシ ーンに使われた。
戦いを止めない水銀燈。
『それは、私達がローゼンメイデンだからでしょ!』

T20:遂に勝者は決まった。
しかし、その残ったドールに起きた現実は・・・。
『お父様・・・お父様・・・お父様・・・。』

T21:『アリスゲームだけがアリスになる道じゃ無い。』
この回のラスト、エピローグに使われた曲である。
前作で最終回のみに使うコトを前提とした曲が存在してい たが、
本作でもこの曲と前述のT20は最終回のみの使用となって いる。
真紅達、ドールズに明るい未来あれ。

[エンディング]
T22:今作は本編終了後、直ぐエンディングに入るフォー マットになっている。
全話のエンディングに使われた。カラオケを含め、劇中の 使用は無い。
また、恒例のスタッフのサービス心溢れるエンドクレジッ トには、
本曲のカラオケが使用されている。

☆以上46トラック、上手にまとめれば78〜79分になる。
是非、個々でトロイメントの音楽世界を楽しんで頂きたい 。

文責:歩き目です