
- 呼称:神宮の大白藤(じんぐう-の-おおしらふじ)
- 樹種:マメ科シラバナフジ
- 所在:宮崎市神宮2丁目・宮崎神宮
- 指定:県巨樹100選・国天然記念物
- 主幹周:153(計187)cm 樹高:3m
- 樹齢(伝承):200年
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神武天皇を祭神とする宮崎神宮のオオシラフジは、明治40年に当時の宮崎町長が奉納したもので、正式な学名はなく、
大きく真っ白な花をつけることからこの名で呼ばれています。
例年4月半ばに満開となり、多くの花見客で賑わいを見せます。
また、境内入口に陣取るラクウショウも名木で、湿地によく生えることから別名ヌマスギとも呼ばれます。
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- 呼称:生目神社(いきめ-じんじゃ)のクスノキ
- 樹種:クスノキ科クスノキ
- 所在:宮崎市生目・生目神社
- 指定:市天然記念物
- 幹周:865cm 樹高:25m
- 樹齢(伝承):300年
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平家方の武将・平景清は、壇ノ浦の合戦で源氏に敗れた後に日向下向します。
景清の死後その活き活きとした眼を祀ったという伝説から、生目神社は古くから眼の神様として崇められてきました。
境内にはクスノキのほか、巨樹100選に選ばれたイチョウや、市指定天然記念物のオガタマノキなどの巨樹たちを見ることができます。
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- 呼称:富土(ふと)のアコウ
- 樹種:クワ科アコウ
- 所在:日南市富土・富土
- 指定:市名木
- 幹周:900cm 樹高:35m
- 樹齢(推定):170年
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富土は、青島・大堂津と並ぶ海水浴場として知られています。
国道から富土川沿いに西進すると数戸の集落があり、その手前の歩道を100mほど歩くとアコウがあります。
この樹は、同種の巨樹が多い日南海岸でも希に見る巨大さを誇っています。
近くに3〜4軒で祀る氏神の祠があり、古くから土地の人々に崇められてきたことを物語っています。
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- 呼称:東郷(とうごう)のクス
- 樹種:クスノキ科クスノキ
- 所在:日南市東弁分・大宮神社
- 指定:県巨樹100選・国天然記念物
- 幹周:875cm 樹高:17m
- 樹齢(伝承):700年
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移住してきた豪族が自家の幸福を祈り、地域の民心を帰向させるために建立したといわれる飫肥十一社のうち、大宮神社は島津氏、伊東氏の崇敬を受け、
そのひとつに数えられていました。
明治初期の記録は「社地内ニ老楠二株アリ、一ハ周囲二丈六尺、一ハ二丈孰レモ六七百年ヲ経シ老木ナリ」とクスノキの姿を伝えています。
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- 呼称:権現谷(ごんげんだに)のホルトノキ
- 樹種:ホルトノキ科ホルトノキ
- 所在:北郷町郷之原・権現谷
- 幹周:500p 樹高:10m
- 樹齢(推定):300年
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山菜を求めて訪れるのは、圧倒的に飫肥(おび=日南市)方面からが多いという権現谷は、古来人通りの少ない間道しかなく、町中心部の郷之原との交流が阻まれてきました。
飫肥城から見ると鬼門に当たることから、一般の入山は堅く禁止されていたらしく、一説には飫肥藩の隠し田が置かれていたとも伝えています。
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- 呼称:田野(たの)の大イチョウ
- 樹種:イチョウ科イチョウ
- 所在:宮崎市田野町・瀧下権現
- 指定:町天然記念物
- 幹周:526cm 樹高:25m
- 樹齢(推定):400年
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権現(ごんげん)の「権」は「かり」とも読み、「仮」と同義語です。
権現は、仏や菩薩が生きとし生けるものを救うために、様々な権(かり)の姿をして現れることを意味しています。
当地の所有者の祖先が権現堂を祀ったころから生きていると伝えられるこのイチョウは、権現様とともに地区住民の厚い信仰を受けています。
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- 呼称:青井岳(あおいだけ)のカヤ
- 樹種:イチイ科カヤ
- 所在:都城市山之口町・青井岳国有林
- 指定:県巨樹100選
- 幹周:480cm 樹高:30m
- 樹齢(推定):400年
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碁盤の材料として知られるカヤ、中でも日向カヤは山のダイヤと呼ばれ、最高の碁盤材とされます。
青井岳国有林は、戦後薪炭林として利用されましたが、カヤの周囲1.5haは先人によって伐採から守られ、現在は国の遺伝資源保存林に指定されています。
訪れる時期によっては、ギンリョウソウ(銀竜草)などにも出合うことができます。
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- 呼称:幸招大楠(こうしょう-おおくす)
- 樹種:クスノキ科クスノキ
- 所在:都城市高崎町・東霧島神社
- 指定:県巨樹100選・市天然記念物
- 幹周:910cm 樹高:30m
- 樹齢(伝承):1000年
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東霧島(つまきりしま)神社は、霧島六所権現のひとつに挙げられます。
社殿まで続く自然石の長い階段は、鬼が一夜で積み上げたという言い伝えがあります。
その上り口にあるクスノキは高く根上がりしていて、根をくぐって祈る参詣社も多くみられるのです。
クスノキ背後の小さな池には、霧島の神が剣で割ったという神石「割裂磐(わりさけいわ)」も残されています。
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- 呼称:十輪寺(じゅうりんじ)のモミ
- 樹種:マツ科モミ
- 所在:山之口町麓・十輪寺墓地
- 指定:県巨樹100選・町天然記念物
- 幹周:550cm 樹高:16m
- 樹齢(推定):250年
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地蔵菩薩を本尊とする十輪寺は、1669年に開山されましたが、寺は既にありません。
残された墓地には郷士の墓石も残り、相当古い歴史を持つことを見て取ることができます。
モミは、これらの数多くの古墓石に囲まれて今も生きています。
十輪寺墓地のある麓には鹿児島藩の郷士が住んで、平時には農業を営み、戦のときは武器を取って戦ったといわれます。
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- 呼称:狭野(さの)のムクノキ
- 樹種:ニレ科ムクノキ
- 所在:高原町蒲牟田・狭野神社
- 幹周:625cm 樹高:28m
- 樹齢(推定):350年
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狭野神社は、霧島六所権現のひとつとして知られ、神武天皇ゆかりの神社として宮崎神宮の別宮でもありました。
狭野には神武天皇の伝承が多く残り、数々のゆかりの地名が今に伝っています。
雄々しい姿を見せるムクノキのほかにイチョウもありますが、国の天然記念物に指定された「佐野のスギ並木」はその数を減らし続けているのです。
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