
- 呼称:那珂っ子(なかっこ)のケヤキ
- 樹種:ニレ科ケヤキ
- 所在:宮崎市佐土原町下那珂・那珂小学校
- 幹周:396cm 樹高:8m
- 樹齢(推定):100年
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校門の脇に陣取ったケヤキは、1903年に江原と下浦とに分かれていた学校を統合し、那珂尋常小学校がこの地に創立されたとき植えられたと伝えられています。
案内板には「ここで学ぶ児童がたくましく大きいケヤキのようになろうと目標にしてきた」とあり、目標にされた樹自身も貫禄を身に付けてきたもののようです。
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- 呼称:瓜生野八幡(うりゅうの-はちまん)のクスノキ
- 樹種:クスノキ科クスノキ
- 所在:宮崎市大瀬町・瓜生野八幡神社
- 指定:県巨樹100選・国天然記念物(S26.6.9)
- 幹周:965cm 樹高:32m
- 樹齢(伝承):800年
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古くは瓜生野八幡宮と呼ばれていた瓜生野八幡神社。同社のクスノキは、大小合わせて16本からなる「群」として国の天然記念物に指定されています。
クスノキが群落を形成しているのは県内でも非常に珍しく、巨樹群として貴重な存在です。境内には、他にナギ・アラカシ・シロダモなどの樹木も生い茂っています。
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- 呼称:清武(きよたけ)の大クス
- 樹種:クスノキ科クスノキ
- 所在:清武町船引・船引神社
- 指定:県巨樹100選・国天然記念物(S26.8.9)
- 幹周:1,320cm 樹高:26m
- 樹齢(伝承):900年
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大クスは社殿の背後に、隠しきれない大きな体を覗かせています。このクスノキは「八幡楠」とも呼ばれ、根回りは18m、枝は四方に30m以上の広がりをもっています。
幹の内部は大きな空洞になっていて、大人数人がゆっくりくつろげる広さであることからも、並大抵の樹齢ではないことを推し量ることができます。
正面から見るとカタツムリを連想させるこの樹は、左手に廻ると想像もしなかった姿を見せてくれるのです。
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- 呼称:今泉(いまいずみ)のカシ
- 樹種:ブナ科イチイガシ
- 所在:清武町今泉・今泉神社
- 指定:県巨樹100選
- 幹周:600cm 樹高:22m
- 樹齢(伝承):600年
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今泉神社は、創建当初は田野町境の丸目岳に置かれていました。同所は険阻で参詣に不便であることなどにより、第二代飫肥藩主藤原朝臣(伊東)祐慶(すけのり)の命で
1606年に現在地に遷座したとされます。境内は道路脇の小さな公園と、高台にある社殿域に分かれていて、
野面石で築かれた石垣には、古い時代を彷彿とさせるものがあります。
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- 呼称:松永(まつなが)のシイ
- 樹種:ブナ科スダジイ
- 所在:日南市松永・井戸川三郎邸
- 指定:市天然記念物(S45.11.3)
- 幹周:695cm 樹高:25m
- 樹齢(伝承):500年
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米収穫高の低下に苦慮した飫肥藩では、天保年間に集中して灌漑工事を行っており、松永の用水もこのころ開削されました。
松永には井戸川・外山・水元・池田の四家が移住し水番に当たりました。その井戸川邸の裏手にあるスダジイは、祖先が移り住んできたとき植えたものと伝えられています。
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- 呼称:田ノ上八幡(たのうえ-はちまん)のクスノキ
- 樹種:クスノキ科クスノキ
- 所在:日南市板敷・田ノ上八幡神社
- 指定:県巨樹100選・市天然記念物(S45.11.3)
- 幹周:920cm 樹高:30m
- 樹齢(推定):450年
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田ノ上八幡神社は、もとは楠原にあった八幡神社を初代飫肥藩主の伊東祐兵(すけたけ)がこの地に遷宮し、クスノキはそのとき祐兵が植樹したものと伝えられています。
クスノキは、境内に上がる石段の脇に陣取っていて、根の直下は雨宿りができるほどにえぐられていますが、その根張りは一段高い境内の土留めの役も果たしているのです。
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- 呼称:願成就寺(がんじょうじゅ-じ)のモクセイ
- 樹種:モクセイ科ウスギモクセイ
- 所在:日南市今町・願成就寺
- 指定:県巨樹100選・市天然記念物(S58.10.1)
- 幹周:340(複幹計635)cm 樹高:7m
- 樹齢(推定):200年
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願成就寺に残る伝説では、第5世住職祐遍(ゆうへん)和尚は若いころ皆が振り向くほどの美男で、托鉢(たくはつ)に出れば袖に手紙を差し入れる者まで現れる始末で
あったといいます。祐遍は修行に専念するため、自らの顔を熱湯で焼けただれさせ、人もおののく顔にして修行を成し遂げました。
人々は、いつの日か彼を赤面法印(あかづらほういん)と呼んだといいます。
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- 呼称:名尾(なお)のユスノキ
- 樹種:マンサク科イスノキ
- 所在:日南市酒谷甲名尾・谷口幸平氏山林
- 幹周:390cm 樹高:25m
- 樹齢(推定):400年
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古くから林業が営まれてきた地域にあっても、鎮守の森は人と自然が共存する証として存続しています。
ユスノキの根元には山の神や氏神が祀られ、代々崇められてきたことを物語っています。名尾のユスノキは、この種としては珍しく端正な姿です。
木材にと買いに訪れる者がありましたが、氏神様の樹は決して伐らないのだそうです。
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- 呼称:西ノ園(にしのその)のタブノキ
- 樹種:クスノキ科タブノキ
- 所在:日南市酒谷乙西ノ園・小野覚氏山林
- 指定:市名木(H9.2)
- 幹周:528cm 樹高:17m
- 樹齢(推定):170年
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飫肥藩における植林は、元和年間にスギを山に直挿(じかざし=直接挿し付ける)するようになったのが始まりとされます。
藩は、管理の主体は村人に任せ、村が公共用に使用する材は安価、あるいは無償で払い下げるなどをし、伐採権の独占を条件に植林を奨励しました。
タブノキの周囲も古くからの林業地らしく人工林で覆われています。
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- 呼称:札之尾番所(ふだのお-ばんしょ)のタブノキ
- 樹種:クスノキ科タブノキ
- 所在:南郷町榎原札ノ尾・河野定雄邸
- 指定:県巨樹100選
- 幹周:575cm 樹高:23m
- 樹齢(推定):200年
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札之尾はかつて飫肥(おび)藩の番所が置かれたところです。タブノキを所有する河野邸は番所の隣家にあたり、根元には祠があって「塚神(つかじん)様」と
呼ぶ石が祀られています。昔大変苦労した人が亡くなり、この地に葬って祀ったといい、先祖から代々「大事にせにゃいかん」と語り継ぎ、守り継いできたのだといいます。
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- 呼称:榎原(よわら)の夫婦楠
- 樹種:クスノキ科クスノキ
- 所在:南郷町榎原上溝・榎原神社
- 幹周:790cm(男楠) 樹高:30m
- 樹齢(推定):250年
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1707年に建てられた榎原神社の本殿隣に桜井神社があります。神懸り巫女として藩主や領民から強い崇敬を集めた寿法院を祀る社です。
一時は本社を凌ぐほどの崇敬を集めたといいます。夫婦楠はその裏手にあり、左に男楠(写真)、右奥に女楠が鎮座しています。
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