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えびの市白鳥は、東大寺大仏殿の屋根を支える梁、大虹梁(だいこうりょう,大紅梁とも)に用いられているアカマツを産した地として知られています。
奈良の大仏は、天平15年(743)聖武天皇が盧舎那大仏建立の勅願を発令して建立され、天平勝宝4年(752)に大仏殿が完成しますが、治承4年(1180)平重衡の軍勢によって焼かれます。
その後、重源上人によって再興(材は周防)されますが、永禄10年(1567)三好・松永の乱で再焼失します。貞享元年(1684)僧公慶が再建を出願したものの、大屋根を支える梁の材料
となるアカマツの大木は見つからなかったと言います。
元禄15年(1702)になって、霧島山中(白鳥)に54mのアカマツ2本が発見され、元禄17年(1704)1月白鳥神社から切り出されます。鹿児島領内の搬送に延べ10万人、牛4千頭を要し、9月奈良に到着しました。
大虹梁2本の重量は44トン、支える屋根の重量は3020トンだそうです。
その白鳥神社は、左の写真(見えませんが)左手に当たります。
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写真上:右のなだらかな尾根が郷土の森で、谷川は白鳥川です。
写真奥の左に加久藤、右に飯野方面が見えます。
写真下:国有林林道終点からの郷土の森外観です。
(林道は、申請して鍵を借りないと入れません。)
写真右:同上。南北に細長い斜面で、ここはほぼその中間点です。 |
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郷土の森の面積は、約85ヘクタールあります。
斜面上部はモミ・ツガを主とする巨木林で、下層にシキミなどの低木が生い茂っています。
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斜面下部はシイ・カシ類の巨木林で、イスノキの群集も見ることが出来ます。
小径は、縦に長い森を貫き、巨木の間を縫っていきます。
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イスノキの巨木群。
幹周3メートル未満ですが、林立するイスノキには感動します。 |
小径を曲がると突然眼前に現れる巨樹に圧倒されます。
中央に見えるのは、この森最大のスダジイです。右はイスノキ。 |
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さぁ!これから郷土の森の巨人たちを紹介しましょう。
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種として県内最大のアカガシ(ブナ科) 幹周:665cm 樹高:21m |
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アカガシbQ 幹周:412cm 樹高:17m
幹は空洞で、裂け目から涼風が吹き出していて神秘的です。 |
アカガシbR 幹周:390cm 樹高:23m |
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マンサク科イスノキ 幹周:263cm 樹高:20m
斜面中央付近では、このくらいの大きさが多く見られます。
下部のイスノキ群落には、もっと大きいのがありそうです。
それにしても、地球を鷲づかみという感じの逞しさです。 |
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種としてこの森最大のスダジイ(ブナ科)です。
幹周:635cm 樹高:15m |
スダジイbS 幹周:463cm 樹高:23m |
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スダジイbQ 幹周:552cm 樹高:18m(写真左:斜面上から,写真右:斜面下から)
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巨木が枝を広げると、その下には空間が広がります。
スダジイbR 幹周:466cm 樹高:21m
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歩けば巨木に当たる、散策するだけで楽しい森です。 スダジイbT 幹周:435cm 樹高:22m |
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〔写真下〕スダジイ 幹周:375cm 樹高:23m
この太さのスダジイが数多く見られます。
〔写真右〕ツガ(マツ科) 幹周:455cm 樹高:25m
ツガは幹が通直で、絵になりにくい樹種のひとつです。
このツガは斜面中央部、上部の群落に期待できそう。
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岩上のツガ 幹周:403cm 樹高:25m 斜面下方に回ってみると、大きな岩の上でした。逞しい生き方です。
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林道終点から往復2kmほどの行程でした。お疲れさま! |