【それまでの私】



はじめに、「自己紹介」をさせていただきます。
私は、パッヘンベルのカノンが好きなので「カノン」と申します。
夫の両親と、夫と3人の子供たちと暮らしております。
1960年生まれです。


今、振り返ると、今までの40年間は、「霊の道具」になるための準備期間であったように感じられます。
そのことについて、書かせていただきます。


私は、中学の頃から、「どうして自分は生まれてきたのか」
「自分は、何をするために生まれてきたのか」考えていました。

高校の頃、心理学に惹かれ、フロイトなど、分からないままにも、図書館にある心理学関係の本をほとんど読んでいました。

次に、深層心理に惹かれ、精神世界の本、そして宗教に惹かれていきました。


私は、ある密教系仏教教団に入っていたことがあります。
そこでは、3年間の行をすると、因縁が切れるとのことでした。
私は、疑問を感じながらも、その疑問を清掃行など下座の行で
解消しようとしました。
少なくとも、途中でやめることだけは、避けたいと思いました。
途中でやめたら、その教団が、正しいか間違っているか
わからないと思ったからです。

私は、清掃行を徹底してやりました。
真夏の炎天下の中、繁華街の空き缶、ゴミを素手で拾い、ゴミ分別をしました。
真冬の絞れば凍る雑巾で、参道の雑巾がけをしました。
ゴミは、自分の心の中のゴミと思い、自分の中の悪いものを
無くそうと努力しました。

それと同時に、桜沢如一氏の玄米正食をし、森下敬一先生の自然医食を学びました。成田山で1週間の断食をしたり、
食について学びました。

3年後の行が終わると、その印のものを授与されます。それを
受け取るときの代表者の一人に選ばれました。
・・・そして、次の日、すべてのものを事務局にお返ししました。


ある新新宗教に入っていたときもあります。
その教団が、出来て間もない頃でした。
学校のサークルのようで、教祖は、サラリーマンのお兄さんみたいで楽しい人でした。
たくさんの本を読めたので、興味が湧き、それらに関する勉強ができたので、視野が広がりました。

教団の成長と共に、どんどん教祖が神格化し、また、布教といって、どこかの教団をまねた方法を採ったり、たくさんの
本を買わされるようになりました。(ある書店を決めたなら、
そこに行って、皆で一人あたり、10〜30冊も買います。)

この教団は、スピリチュアリズムに近いのです。
しかし、スピリチュアリズムに重なりながら、玉石混淆し、
間違った方向へ誘います。
やめるとき、このスピリチュアリズムの部分を否定するような
気持ちになり、強い不安を感じるのです。

私は、シルバーバーチの本の「訳者あとがき」に書かれた
近藤千雄氏の言葉に、救われ、やめる決心が出来ました。
マインドコントロールの恐ろしさを身にしみて感じました。


カトリック教会では、2年間聖書の勉強会に通いました。

一緒に通っていた友達が、洗礼を受けるというので、
私はどうしようかと、道を歩きながら考えていたところ、
一瞬、時が空白になり、頭上に鳩が飛び立つイメージを感じ、
「洗礼は、人間がするものではない、神がするものである。
心が神にかなうとき、その時が洗礼の時である。」
というインスピレーションを感じました。
洗礼は、受けませんでした。


これらの宗教の経験から、
真理(神)は、自分自身の内奥にある。
他者やものに依存することなく、自分自身を見つめ、内省的で、
自分の中の神を信じて、努力するもの。
金銭欲などの欲を感じないものを求めていこうと、
自分のエゴや欲などを見つめることに専心したのでした。

肉体のコントロールはヨガで、精神のコントロールは瞑想法で、徹底して自分の欲やエゴを見つめるようにしました。


ここで、そのヨガ道場ですが・・・
このヨガ道場は、いろいろなポーズの完成を目指すヨガとは違い、
「心と身体は一つながり」という考えから、
ポーズにとらわれることなく、呼吸法に合わせて
からだをほぐすことを大切にし、それと同時に、
心を神に感謝するような心に変えていく、というものです。

心とからだを変えることで、いろいろな病気が改善していく人たちが多くいます。
初心者も、10数年やっている人も、90歳以上でも、
同じことを学び、それなりの成果をあげています。


今までは、自分一人だけのことでしたが、
結婚して子供を3人産み、義父母と同居することで、
人間関係での多くの学びがありました。

義父母と同居することにより、さまざまな
軋轢や問題が生じました。

長男が生まれた前後が、最もひどい時期で、
妊娠中、私は、道がゆがんで見えるほど貧血状態でも、
義父の世話で、毎日の5時起き、玄関・庭掃除、義父の
執拗な干渉、命令、罵声・・・その時、義母は入院中でした。

長男が生まれてからは、抱っこはするな、厳しく躾ろ・・・
とうとう保育園の時、登園拒否、チック、どもりになりました。
私は、もうノイローゼ状態で精神的にも異常をきたしそうで、
長男を守ってあげることができなかったのです。

ギリギリの状態でもう駄目というときに、
夫が2年間の転勤になりました。
この2年間にシルバーバーチの本に出会い、
また、自由を満喫し、長男は、毎日抱っこして、
チックもどもりも治すことができました。
心も強くなり、義父母と同居しても、
子供を守っていける自信ができました。


2年後、戻ることになり、また、
義父母と同居する事となりました。

義父母共に、権勢欲が強く、自己正当化が強いのです。
義父母を批判している、自分も(批判は、自己正当化の裏返しが多いので)悪いところはたくさんあると思いますが、
反面教師とさせてもらっています。

今では、義父母がいてくれなかったら、私は、一人っ子で、
自由奔放に育ってきたので、人にどんなことをされたら、
どんな気持ちになるのかなど、深く考えることも、
人の痛みも分からなかったと思います。
今でも義父母は、相変わらずですが、感謝しています。


以上のように、義父母のお陰で「カルマの解消」を知り、
ヨガで肉体のコントロール、
瞑想で精神のコントロールをしていくことで、
自分の心を見つめることが日常的になり、
欲やエゴの見極めが付くようになってきました。
そのようなときに、
『スピリチュアリズム・ニューズレター』に出会い、「道具意識」に目覚めたのでした。

私は、インスピレーションで感じました。

それは、「40年かけて、あなたを教育してきました。
いろいろな宗教、結婚、嫁姑問題、子育て・・・一通り、
学ばせました。
これからの40年間は、『霊の道具』として生きていくのです。
このことは、あなたが誕生する時に、
あなたが類魂の代表として、誓ったことです。」


自分のこれからの人生を、
スピリチュアリズム(霊的真理)普及のための、
「霊の道具」として生きていきたいと思っています。

そのために私が出来ることは、
自分の肉体と心を「霊主肉従」に常に整えておくことだけです。
今の瞬間が「霊主肉従」であり、
いつでも「霊の道具」として使っていただけますよう
努力するだけです。

すべてのものに感謝いたします。
そして、多くの方々が、霊的真理に目覚められ、
心からの安らぎを得られますことを、
心よりお祈り申し上げます。


(2001年 桜の頃)