青山学院教師「ひめゆり部隊の話は退屈」



 まー次から次へと第二次世界大戦がらみの事が話題になるものだ。
 青山学院高校の教師が実体験を元にして英語の試験を出した「ひめゆり学徒隊の生き残りの話を聞いたが退屈だった」とか「繰り返し話しているので話し上手になっていた」等と問題を出していた。
 
 ひめゆり部隊は1945年の3月から6月沖縄戦に動員された沖縄県立師範学校女子部と県立第1高等女学校合同の従軍看護隊の通称。ひめゆりは両校のシンボル白百合と乙姫から取られた。米軍の沖縄本島上陸以後、陸軍病院で正規の看護婦の補助要員として看護活動に従事していたが、米軍の来攻と共に悲劇的最後を遂げた。
 沖縄戦では20万人が死亡。ひめゆり学徒は戦没職員として210名をひめゆりの塔に奉られている。

 高校教師はすごく退屈という体験記を問題用紙に書いていたが、彼女達の最後は沖縄戦の悲劇を象徴するものとして多くの小説や映画などで取り上げられている。又その沖縄の住民達は日本帝国軍に当初スパイ容疑がかけられ日本軍に虐殺されている。そうしたスパイ容疑は昭和天皇の中にくすぶっていたのか、沖縄だけがすぐに日本に返還されなかった等の経緯がある。(昭和天皇の死後侍従長の日記から明らかになった)
 こうしたさまざまな問題の中で動員され、血みどろの兵士の看護をして、人を助けようとした人がいて、その人達は結果的に戦乱にまきこまれて死んだ。まず問題は話が上手い事をやゆしているような人間が人を教える立場になったのが問題。次に人の話を聞いてすごく退屈だったと思うような人間が教師になったのが問題。もっと言えばそれを学校の入試テストに出した事がこの教師と学校の問題。そういう人間を教師にするな。
 しかも小説や映画になっているのに、そうした話が退屈と言っている時点でこんな奴に教えられて生徒は大丈夫かって思ってしまう。
 この青山学院高校の関係者は、沖縄に行って謝罪しに行くそうだ。沖縄に行って謝罪するのもそうだが、話を聞いても平和ボケしてて分からない様だから、バクダッドに3ヶ月くらい行って医療の実体験した方が良いのではないか。そうすれば少なくとも退屈という言葉は出てこないだろう。

 問題はまだ残っている。こうした戦争がらみの事を訳させる。例えば靖国参拝は正しいとか、A級戦犯は犯罪者じゃないとか、日本軍は正しい事をしたとか、戦争は正しいとか、人殺しは楽しいとか、そうした英語を訳させることによって、訳した生徒が洗脳されていく。書かせられているのに自分で書いていると錯覚していく。それを自分の言葉と思うようになり、自分の考えと思うようになる。洗脳の基本中の基本。そうならないように学校教育を監視しなければならない。文部大臣の中山が日露戦争を愛国心を育てるために利用しようとしている今、洗脳教育が子供から行われる事を考えても、批判する価値は十分過ぎるほどある。


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青山学院高校のコメント

 2005年度の青山学院高等部一般入試英語試験問題におきまして、大変不適切な表現があり、元ひめゆり学徒の方々はもとより、沖縄の方々のお気持ち、また全国の皆様のお心を傷つける部分がありましたことを、心よりお詫び申し上げます。
 青山学院高等部では、平和学習を修学旅行の中心にすえて、毎年長崎で原爆被爆者の方々にお話を伺っております。それにもかかわらず、今回のことは、自らそのことの意義を否定するかのような表現になってしまったことを深く反省し、お詫び申し上げます。
 近日中に沖縄を訪れ、ひめゆり平和祈念資料館をはじめ、関係各方面にお詫びに伺うとともに、本校教職員一同、平和教育について、なお一層真剣に取り組んでまいりたいと存じます。
また、入試問題作成に関しても二度とこのようなことがないように致すとともに、高等部における教育の充実に努めてまいります。