フジテレビVS堀江(ライブドア)




 フジテレビの親会社ニッポン放送。そのニッポン放送の株を35パーセント取得して筆頭株主になったのが堀江率いるライブドア。それにより堀江はニッポン放送に意見をいえる議決権を持てるようになった。しかもニッポン放送はフジテレビの親会社で筆頭株主なのでフジテレビの議決権まで持てる。ようするに堀江はニッポン放送を買ってフジテレビまでついでにいただいてしまったという構図が将来成り立つ。
 それで堀江は頭を下げてフジテレビ側に業務提携を申し出た。ところがフジテレビ側は知らない奴とは手を組まんといって袖にした。フジテレビ側は堀江に対して3つの手段を取ろうとしている。
 一つは1番表ざたになっているニッポン放送株51%の取得により堀江に議決権を持たせない方法。
 二つ目はフジテレビがニッポン放送の株を25%保有する事により、持ち株比率が同等になり、ニッポン放送はフジテレビの議決権を持てなくしようという方法。
 三つ目は一つの会社に対して10社以下の会社が80%の株をもつことにより、上場廃止になってしまうという事。
 を今のところ対抗策として考えている。

 まず一つ目の筆頭株主を考えてみよう、フジテレビとライブドアはニッポン放送の株を取り合っている。この二つの会社のどちらかが51%を取るためには、村上ファンドが所有するニッポン放送の株を買ったほうが筆頭株主になれる。では村上ファンドの社長である村上氏はどっちを向いているか?フジテレビがいつ公開買付をやって横取りされないようにしようとしていたのかは不明だが、村上氏はニッポン放送の去年6月の株主総会で、株価を上げるためにニッポン放送とフジテレビの共同持ち株会社設立をグループの首脳に案を出した。しかしニッポン放送側はそれを無視した。こうした伏線をふまえたうえで、ライブドアの堀江が「詰んだ将棋」という発言を考えると村上ファンドがどっちに肩入れするかわかるというもの。否どっちに肩入れするというより堀江にこの案を提示したのは村上氏だろう。もっと言えば800億円の資金調達から外資の持つ株の手配なども含めて全て堀江の所にはレールがひかれていたと考えられる。では何故堀江なのか?800億円の資金調達を 可能に出きる会社で、すぐに決断できる会社の社長はそんなにいない。

 二つめの手のフジテレビがニッポン放送の株を25%保有して、持ち株比率を同等にして、フジテレビの議決権を堀江が持てなくしようという考え方だが、堀江はフジテレビが51%を取得しようとした時点で、ニッポン放送が口出しできないだろうという読みは最初からあった。でも堀江はニッポン放送の株を大量に発行する事により、フジテレビのニッポン放送の持ち株を24%台で維持していけば25%に満たない、フジテレビは永久に議決権を堀江にもたれつづける事になる。しかもフジテレビがニッポン放送の株を買いつづければ、筆頭株主である堀江は儲かる。でもいざとなればそうした首脳をフジテレビから追い出せばいい。

 最後に三つ目の10社以下の会社でニッポン放送の株を持つことにより、上場廃止が出来なくなり株の価値を下げるというもの。株の価値が下がればライブドアは大きな損害を出す事になる。しかしこれもフジテレビが51%の株の取得を目指していて、ライブドアも51%の株を目指していれば、ほとんどの株を2社が持つ事になる。そうなると10社で80%の株を保有するという問題はそれ以前にわかっていること。でも株価の価値は下がっても、ニッポン放送の価値は600億円といわれ、フジテレビの価値は一千数百億円以上あるので、800億円で買ったとしてもお釣りは十分に出ると考えている。それだけいままでフジテレビの株価が低すぎたということだろう。それにもし上場できなくても他のマーケットに移行して、株の投資を募るつもりで堀江はいるらしい。

 フジサンケイグループは79社。5法人3美術館一万人を超える従業員を抱えている。日本最大のメディアグループである。メディアグループということはある意味権力者でもある。NHKの海老沢が長年会長でいられたのも、政治家を丸め込んでいたから。
 フジサンケイグループはテレビ(フジ)、ラジオ(ニッポン放送)、新聞(産経)、出版(扶桑)、映画、音楽(ポニーキャニオン)、ソフトパッケージ販売、通信販売、不動産業。セリーグの球団も保有。高松宮殿下記念世界文化賞にも携わっている。
 全ての資産を合わせても価値はかなりあるが、これから入ってくるお金を考えても莫大な金が動くということは間違いない。後は経営陣との問題があるが、いざとなれば人事権を発動してクビにすればいい。

 巷でニッポン放送の公開株の横取りという話が出ているが、もし村上氏が堀江の裏で糸をひいてたとしたら、この問題を最初に出したのが村上氏なので、株の横取りにはあたらない。こうした村上氏の動きなどを察知してわざと公開買付にフジテレビはしたのだろう。そういう動きがあると知りながら何も出来なかったフジテレビの首脳陣・・・・・退陣は早いかもしれないな。もし村上氏がしくんだとしたら今の所思い通りに事が運んでいる。
 
 楽天に球団を取られた堀江。しかしフジテレビの筆頭株主になった事で、セリーグのチームを持つ事になった。もし堀江が最初からニッポン放送の事を知っていたら、楽天と争ったり、野球関係者に頭を下げようなどと思っていないだろう。実際問題金ばかりかかる赤字球団背負い込んでもそんするのだから。それは高知競馬場にも言える。しかも高知競馬場の関係者は話にならんとまで言っている堀江のレベル。それがいきなりこれだけ高度な株の買収に乗り出したのだから、堀江やライブドアの関係者の考えではないことくらい分かる。堀江は楽天に球団を横取りされていなければこの買収話にも乗っていなかったかもしれないな。一つの会社が二つの球団を取得できないはずだから。今までは潰れかけている会社を取ろうとしていたが今度は第一線で活躍している大会社。果たして今後上手く行くのだろうか?
 今巷で堀江はドラえもんの体型に似ていることから堀江もんと呼ばれていたらしいが、僕は堀江もんではなくほざえもん(ほざいているだけでちっとも身にならないから)だと思っていたが、バックについた頭脳派の力で巷で呼ばれているように堀江もんになれるかが問題だ。テレビ朝日を買収していたら間違いなく堀えもんだっただろうが・・・・・・・。

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