アニメ・ニュース日記/2003年7月

いわゆる「日記帳」です。ニュース・ページも兼ね、
アニメに関して、気になった情報などの告知も書きます。




2003/07/31(木)

■低調なのでどうしようかと思ったけど、本日のラインナップは
どれも比較的良かったので書いときますか。
ステルヴィア(18話)。やっとしーぽんの挫折話か。大河内脚本。
ガドガード(13話)。失われた記憶モチーフ。ビッグオーみたいだったねえ。
しかし、ハジキの前でアラシがアイコを牽制しようとするところが一番面白い。
TEXHNOLYZE(14話)。自分の未来を告げられた櫟士がそれを阻止するために
ようやく動き出す。ちょっと動きがあった感じ。
カレイドスター(18話)。ユーリにカレイドステージを乗っ取られ、今後おそらく
公演自体を自分たちで一から立ち上げることになるんだろうなあ。今回はまず
終わりではなくこれから始まるんだと認識する話。レイラも自分のことだけでなく、
パートナーであるそらのことを意識し始める。化粧を直してやるところはいいね。
次回はそらの両親の話だし、次々と障害が重なってくる。
それにしてもカロスはいつもそらに何かを気づかせる役割でしかないのか。



2003/07/30(水)

■ボンバーマン・ジェッターズ 44話
脚本/まさきひろ、コンテ・演出/岩崎知子。
自分のことだけを考えず、ダイボンやオヤボンらと協力して
魔物を倒したシロボンはあっさり六つ目のボムスターを手に入れる。
その後何かひねってくるかなと思ったんだけど、何もなかったですね。
ダイボンもボムスターを手に入れたけど、(次で七つ目の)オヤボンは
手に入らなかった、という伏線らしきものはあったけど。
全体的に珍しく低調で、繋ぎの回っぽい感じ。そろそろ疲れが出てきたか。
まあ次回のゼロとシロボンの話に期待しましょう。


『アメリカで日本のアニメは、どう見られてきたか?』草薙聡志
読み始めました。基本的に日本のアニメの歴史と平行するような書き方で、
わかりやすいと同時にかなり濃いです。資料的価値も充分あると思います。

デジアナぶいぶい 第7回「私にとってのイメージボードの意味」(Production I.G)



2003/07/29(火)

■WOLF'S RAIN 26話(最終話)
結局、楽園についてはわからんまま。
作られた「楽園」など楽園ではない、みたいな話かとも思ったけど、
違うようだし。この結末は予定通りなのかなあ。それとも話数が足りないせいなのか。
だとするとあの総集編はなんだったのか。あの4本分は使えなかったのか。
スケジュールの問題? そうは思えないんだけど、どうもフジの深夜アニメは謎が多いな。

スクラップド・プリンセス 16話
脚本/吉田玲子、コンテ/増井壮一、演出/安川勝、
原画に高橋久美子、逢坂浩司、佐野浩敏。
銭湯でパシフィカが先に待たされて、彼女が身を寄せる
フューレの家の側には川が流れてて、って「神田川」かい(笑
他に芝居小屋とか屋台とか、見習いの修道女とか生活演出が素晴らしい。



2003/07/27(日)

■住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー 3話
脚本/金月龍之介、コンテ/寺東克己、演出・作監/外崎春雄。
ほとんどコメットさん☆17話「メテオさんの涙」みたいな話(笑
瑠璃のリンゴの不器用なむき方と指を切ってしまう芝居がポイントになってました。
「血」の差別に起因する、生き方の不器用さと「力」への志向の対比が上手かった。
それにしても「花いちもんめ」とか、避難民のシーンで一瞬『火垂るの墓』の
節子が画面を横切ったりと、小ネタが渋い。
コンテの寺東克己氏は『コメットさん☆』もやってましたね。


宇宙交流漫画(才田通信)
『ムリョウ』ネタ。相変わらず作品のノリをつかむのが上手いですねえ。



2003/07/26(土)

『茄子 アンダルシアの夏』観てきました。
47分は中途半端だった。確かに自転車作画はいいんだけど、
ジブリ的な綺麗な線ならドラマを掘り下げないと印象薄くなるし、
ドラマを薄く流すなら、絵だけで画面を支えられるような線、タッチが欲しかった。
EDの黒田硫黄の画と比較すればそれははっきりする。
レースの終盤、ちょっと荒いタッチにはなるんだけどね。
演出の問題もあるかと思うけど、綺麗な線でドラマは薄く、というままだったら、
見せ場を思いっきり絞って30分くらいでまとめるのがちょうどよかったと思う。
その方が爽やかな印象はより強くなる感じがする。

その後、時間があったのでハシゴして『踊る大捜査線2』も観ました。
すっかり『寅さん』や『釣りバカ』的な大衆娯楽映画になっていて、
普通に面白かったです。言われてるほど悪くはないと思いましたけど、
斬新なドラマ、映像を期待して行くと駄目かもしれない。


■ワンダーベビルくん 12話
コンテも作画もなかなか見ごたえがあった。
作画は今石さんっぽかったかな。コンテは大森貴弘氏らしいけど、
原画クレジットも観たいところ。

宮崎駿カレーCM、宣伝カー編が流れ始めてますね。
それからモビットCMの謎のアニメも気になります。



2003/07/24(木)

「東京ゴッドファーザーズ」劇場用特報
まだ「動き」は全然分かりませんけど、今監督のサイトで書かれてた
「リアル作画を経た漫画表現」(「重厚なバカバカしさ」とも)が非常に気になるので
期待してます。そろそろ『人狼』の先が観たいんだよね。

デジアナぶいぶい 第6回「若きメカエフェクト作監の悩み」(Production I.G)
すでに6回目ですが面白いので取り上げようと思います。



2003/07/23(水)

■『キングゲイナ−』8巻ジャケット(7/25発売)9巻ジャケット(最終巻・8/22発売)
吉田さん、やけにエロくしてるなあ(笑


■出撃!マシンロボレスキュー 29話
要救助者救出を優先して、エースは火災現場からの脱出経路を
K-BOYに探させるが、その間に(K-BOYを使っての合体指示が出せないため)
エイダーロボ(合体時にファイヤーロボの手足となるパーツ)を
敵のパーツとして利用されてしまう。玩具展開を上手く使った話。
冒頭の放水訓練のギャグシーンもいい感じ。

■ボンバーマン・ジェッターズ 43話
脚本/前川淳、コンテ/小寺勝之、演出/中山岳洋。
バグラー救出のため、ヒゲヒゲ団の要塞シュヌルバルトに突入する
ジェッターズとムジョーたちだが、MAXに道を阻まれ、ムジョーが犠牲となって、
ジェッターズを脱出させる。その後、シュヌルバルトは消えてしまう。
ムジョーの生死も不明。うーん、王道ですなあ。どうでもいいけど、
コスモジェッターを隕石に偽装させて突入ってのも王道だ。ヤマトが最初かな。
あとバグラーの監禁場所のトリックが『未来世紀ブラジル』っぽいとか。
次回はオヤボンやダイボンが再登場。



2003/07/22(火)

8月5日より「世界名作劇場」全23作品ブロードバンド配信開始(Yahoo! JAPAN)
Yahoo! BB会員限定で「未来少年コナン」先行配信も。


スクラップド・プリンセス 15話
脚本/土屋理敬、コンテ・演出補/横山彰利、演出/宮地昌幸。
前回のコンテが笹木さん、17話が宮地さん(今回も入ってる)なので
いずれ来るな、と思っていたら予想通り原画に吉田健一さんが。
他に横山彰利、寺田嘉一郎など『キングゲイナー』で見た名前が。
また中田栄治さんの名前もある。ドラグーンの戦闘シーンのあたりだろうなあ。
話的にも戦略級攻性魔法『奈落』で移動要塞スキッドが沈み、
パシフィカが記憶を失ったりと、飽きさせない展開。

■おねがい☆ツインズ 2話
コンテ・演出/野中卓也。
野中卓也って『ドッコイダー』もやってる人だよね。
1話以上に演出と作画が力入ってるような気がするが。



2003/07/21(月)

■ドッコイダー、公式の制作日誌によると映像はかなり力入ってるみたいなので
毎回チェックしといた方がいいかも。

「ガンダムSEED」人物相関図(PHASE-41現在・ヤマモトHP7/20)
いや上手くできてると思いますよ。


■フリクリ 5〜6話
これでようやく全部観た。
5〜6話は『ダイコンアニメ』というより、金田さんの『バース』に印象が
近い感じ。凄い原画メンバーなのに途中で飽きてしまうところも似てる(笑
このシリーズ、個人的には3話が話と絵のバランスが良くて一番好きかな。



2003/07/20(日)

■『コメットさん☆メモワール・ド・エトワール』に、
2ケ所文字抜けがあったそうで、ニコパ・コメット掲示板に編集さんの書き込みがありました。
転載可ということなので一応載せておきます。

P143・1段目・下から7行目
(誤)「としての根っこは、にあると思っていますし、」
(正)「としての根っこは、藤子先生にあると思っていますし、」

P144・1段目・上から12行目
(誤)「突飛でハチャメ、」
(正)「突飛でハチャメチャな話を沢山作ろうね、」

そして別の某掲示板では今回のムックについて興味深い話が次々と。


akiman`s HPにいつのまにか「絵描きのためのbbs」なんてのが。
なかなか面白い。トップ絵はアナログ塗りかな。

TEXHNOLYZE プロモーション配信(仮藻録より)
30分にも及ぶプロモーション映像。これはわかりやすい。
初めて話の全体像がわかりました。


■明日のナージャ 24話
五十嵐卓哉演出、良かったですね。
ロングショットのレイアウトが多彩で全然飽きませんでした。
確かに細田さんみたいだけど、幾分マイルドな感じで『ナージャ』に合ってる。
つーか、監督だし。しかし、通常回と落差ありすぎだよ。



2003/07/19(土)

WEBアニメスタイル7/19更新
「編集長のヒトコト」は幻の『エヴァ』劇場版実写パートの意味について。
語りますねえ。最近。今『カレカノ』を観直してますけど、生身かどうかはともかく、
ひたすら「アニメ」から離れようとしているのはよくわかります。
他、中村豊氏のインタビューなど。


■住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー 2話
エーデルワイス、やっぱりまんまメテオさんだ(笑
作画も安定してて良い。次回も見どころありそうだし。
ただ、ギャグがなあ…あのコテコテな感じは微妙に乗れないんだよなあ。
結構いいじゃん、と思いつつ、あのギャグで気持ちが弾かれるところはあるな。
エーデルワイスだけを観るアニメになりそうです(笑



2003/07/18(金)

『コメットさん☆メモワール・ド・エトワール』届きました。
すげえな。資料のボリュームが半端じゃない。



2003/07/17(木)

BANDAI CHANNEL 富野由悠季/永野護インタビューMedia Generationより)
『ブレンパワード』についての短いインタビュー。


■TEXHNOLYZE 12話
コンテ/平松禎史。渋いコンテだ。さすがだ。
恩田尚之作監の力もあってか、絵的にも素晴らしい。

■カレイドスター 16話
いきなり、ユーリの引き抜きにより、団員が次々に辞めていき、
カレイドステージは閉鎖の危機。唐突だ。そらたちは少ない人数で
公演を立ち上げるところから始めなければならなくなる。
いままで、そらに対してまわりは甘いんじゃないのかとか、挫折が少ないとか、
言われてきたけど、アニメージュの監督インタビューによると
2クールに入って試練があるらしい。今回はその発端か。しかし唐突だ。

■学園戦記ムリョウ 15話
カレーで父の帰宅を知るというのが良かった。
毎回飽きさせませんな。



2003/07/16(水)

■出撃!マシンロボレスキュー 28話
脚本/吉岡たかを、コンテ・演出/中村憲由。
テンポ早すぎないか(笑
いや中村さんがテンポ早いのはいつものことだけど、
今回、早すぎて脚本をダメにしてるパターンじゃないだろうか。
『コメットさん☆』のときにも一本あった。
おかげで新キャラ、ハザード大佐がよくわからん。
よくわからん奴ってことかもしれないけど。

[追記]
吉岡さんの日記(7/16)によると、やはり中村さんがかなり脚本をいじったらしい。
結果的には、子供にも受けたみたいだし、ネット上でも評判いいので、
まああれでいいのかな…。それから吉岡・中村コンビの回はもうないらしく、残念。
このコンビで番外編ほのぼのドタバタ話をもっと観たかったんだけど。


■ボンバーマン・ジェッターズ 42話
脚本/吉田玲子、コンテ/小寺勝之、演出/吉田俊司。
MAXとゼロの関係。初号機MA-0(ゼロ)にはマイティのデータだけでなく心まで入って
メカードに反抗。すぐに捨てられる。ジェッターズと戦っていたのはずっと完成体MA-10のMAX。
Dr.アインとバグラーの関係。幼なじみだが、モモちゃん(現ボン婆さん)をめぐって対立。
結局、モモちゃんはマイティの爺さんと一緒になり、アインは後にマイティからそのことを
知らされるが、バグラーはずっとモモちゃんがアインを選んだと思い込んでいる。
そして、バグラーは就職難で落ちぶれていたムジョーを雇い、ヒゲヒゲ団を結成。
Dr.アインもそのバグラーを止めるために、ジェッターズを結成…と、今回は全編裏事情説明。
バグラーが「宇宙に一つしかないもの」にこだわったのも、モモちゃんのためだったんだろうなあ。
あと、中学生のモモちゃんのスケバン口調が最高(笑
忘れてた。今回からOP変更。映像はシリアス一辺倒。MAX対ゼロのシーンはいかにもな感じで
燃えるのだが、曲に対して動きが足りないかな。

ああ、それからね、前川さんが最終回の脚本を脱稿したそうです。

■カスミン 第3期 15話
コンテ/高橋ナオヒト。『フィギュア17』の時と同じく、
カメラがキャラに寄り気味(アップが多い)だったような。



2003/07/15(火)

■獣兵衛忍風帖 龍宝玉篇 13話(最終話)
連続ものとしてはパッとしなかったなあ。
前にも書いたけど、9話「はらわたに龍」が単独エピソードとして
一番完成度が高かったです。

■LAST EXILE 15話
「萌えアニメ」の引力に引っぱられる「非萌えアニメ」という
テーマで文章書いてみよう。いつかね。作画は前評判通り、良かった。

■スクラップド・プリンセス 14話
コンテが笹木信作さん(『キングゲイナー』演出)だった。
才田さんの解釈に笑った。

■おねがい☆ツインズ 1話
草薙(背景)による夏の田園風景は相変わらず。
個人的には萌えポイントとかはどうでもよくて、
丁寧な日常芝居を見せてくれることに期待してます。
1話の演出はまあまあだったかな。前作のキャラが平気で
脇役として出てたけど、これからも普通に出るの?

■エアマスター 16話
珍しく生で観ました。演出が西尾大介氏。
なるほど、こういうコンテかあ。


Web現代『あなたとわたしのGAINAX』第2章 武田康廣/第4回「世界人類がおたくになりますように」

アニゲノム〜日本動画興亡史〜第1部/第20回「村田安司の物語」(Web現代)
日本人は世界に商業アニメーションが生まれた数年後より、アニメーション製作に携わってきた。そして現代のアニメーションが抱える、資金提供者と創作者の企画意図の落差などの問題は、はるか大正時代よりすでに明らかになっていた。昭和初期を代表する天才アニメーター・村田安司。実写映画の看板描きであった彼は、1本の動画作品を観たことをきっかけにして、アニメーション製作に身を投じた。彼の製作したパイロットフィルムを観た横浜シネマ商会の社長・佐伯は村田の動画の技術をドキュメンタリー作品に活かそうとする。しかし脚本家・青地は村田の技術にオリジナルストーリーの可能性を観た。青地が村田に送った脚本。それは動画の可能性を示す光の道であった。村田はすべての責任を背負って、おのれの信じるアニメーションの可能性に賭ける。

第1部終了。次はようやく政岡憲三、瀬尾光世の話?



2003/07/14(月)

亜細亜大学講義「高畑勲・宮崎駿の世界」第十二回〜第十三回講義の報告
by 叶 精二(高畑勲・宮崎駿作品研究所)

気になる箇所があったのでメモ。

>一方、高畑監督がラセター監督率いるピクサー社作品を高く評価している根拠として、
>日本では圧倒的主流派である「思い入れ」型主観主義(注1)とは違った「思いやり」型客観主義
>の演出について展開し、今夏公開の高畑監督監修・訳の長編アニメーション「キリクと魔女」にも
>それが違った形で伺えること(注3)も併せて展開。

>(注1)主人公の主観を通じて世界を見せるため、カメラは常に寄り添い、
>観客の強い思い入れや興奮を誘発する。一方、他者の視点や周辺世界のディテールは
>視界から外されてしまう。しかも物語は「巻き込まれ発端〜超能力解決」型で、
>充分な思慮や選択の余地がない。
>(注2)主人公をオモチャやモンスターなど人間以外に設定し、
>適度な距離感で世界全体や周囲の他者との関係性を見せる。
>(注3)「キリクと魔女」の場合、平面的な舞台設定や抑制されたカメラワークにより、
>より客観性が浮かび上がる。主人公は幼児のキリクだが、充分悩んだ末に自己選択するため、
>日本型主観ドラマとは正反対。これは「ホーホケキョ となりの山田くん」で
>高畑監督が試みた志向性に通じるところが多い。



(注2)が本文に入ってないけど、「思いやり」型客観主義のことでしょうね。
この分類だと、「萌えアニメ」はやはり「思い入れ」型主観主義の究極?



2003/07/13(日)

■住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー 1話
思っていたほど悪くはない、ってどこでも言ってるな(笑
噂通り、動きはいいし、テンポもいい。1話だけかなあ。
あと、ギャグのテイストは好みが分かれるところか。
原作は知らないけど、B級感漂うしょぼい感じがそもそもの持ち味
らしいので、まあこんなもんかな。ギャグより、ほのぼのいい話を
きちんとやってくれると、お、とか思ったりもするけど。

■グリーングリーン 1話
先週の特番でグリグリっしょー、とか連呼されて、すっかり観る気がしなかったんだが、
観たよ。エロバカアニメでした。OPから全裸だしな。男も。とにかく全編エロ。


■フリクリ 3〜4話(レンタル)
3話後半の戦闘シーンは単純にクセになるし、
4話の全編病的な演出も確認。いやいや、今観るといろいろ勉強になるなあ。

あ、『フルーツバスケット』は全部観終わりました。シリーズ後半、
話がワンパターンな気がしたけど、ラスト3話は良かったです。
ディレクションに徹した大地さんの姿勢がよくわかりました。



2003/07/12(土)

WEBアニメスタイル7/11更新
トップに「編集長のヒトコト」が。
TVアニメの数が膨大になり、どうみてもこれは破綻するだろうと思われていたのに、
(いまのところ)不思議とクオリティは落ちていない。むしろ上がっているようにも見える。
だが、この「クオリティ」というのは、「一枚絵」としての「クオリティ」にすぎないのではないか、
という話。


話はちょっと飛躍するのだが、最近、アニメにおける「映画的」ということを、改めて考えている。
考えはまだまとまってないが、とりあえず、とりとめもなく書いてみる。

一言でいうと、アニメにおける「映画的」というのは、実写における「映画的」とは違って、
2D(平面)でしかないものが「立体的」に見える瞬間が「映画的」といえるのではないか、ということ。
もちろん実写映画における「映画的」とは何なのかも考えなければならないのだが、
それよりも、実写映画の方、加えていわゆる3DCGものが、最近いかにも「アニメ」的になってきて
いるのと比較することでわかってくることも多い気がする。たとえば3DCGを使ったからといって、
画面がそのまま「立体的」に見えるのか、「映画的」に見えるのか、ということ。
(3DCGオンリーの場合、それは「新たな『人形アニメ』」にすぎないのではないか)

むしろ、2Dでしかないものが3Dに見える瞬間に、その「立体性」が際立つのではないか。
CGを使ったことの成果は、結果的にだが、ディテール描写や、質感などの部分が異様に強調され、
「一枚絵」としての「クオリティ」が上がっただけではないのか。

押井守が『METHODS』(「パトレイバー2」演出ノート)で、ただ描き込みを増やしただけでは
リアルにはならない、と書いていたような気がするが、それは、異様にリアルな「書き割り」でしか
ないということだ。「一枚絵」としての「クオリティ」=「書き割り」としての「クオリティ」。
つまり、今の大半のアニメで、脚本の流れに沿った、「書き割り」だけを見せられているという実感。
では画面が「立体的」に見えるとはどういうことなのか。

演劇では、「何もない空間」に、役者が全身を使って、「意味のある空間」をえぐり取るという考え方がある。
そのため、「芝居がかった演技」=「大仰」と揶揄されることも多いのだが、とにかく、その「芝居」によって、
「空間」を立ち上げていく。それが上手ければ上手いほど、「空間」をわかりやすく「説明」する大袈裟な
舞台装置は不要だったりする。もちろん、演劇の「リアリティ」というのは、突き詰めれば役者の「肉体」を、
観客が生で見る(視覚だけでなくその実在感を感じとる)ことによって成り立っているらしいので、
この考え方をそのままアニメに持ち込むわけにはいかない気もするのだが、キャラの芝居によって、
「空間」を「立体的」にえぐり取る、「空間」をいちから立ち上げるという発想は共通しているようにも思える。
それは、具体的には、作画上の「動き」の工夫だけではなく、キャラの芝居によって、絶えず変動していく
レイアウト(「一枚絵」としてのレイアウトの良さではなくて、キャラが画面の中で動くこと、あるいは
カット繋ぎによってそれがどう変化するのか。それがキャラの感情の変容とどうリンクするのか、
そういった映像の変化の特性、力学を意識したもの)だったりするのだろうと思う。


[追記その1]
>秋水さん
「立体性」については抽象的すぎるし、まあ理想論なので…。でも志は高く持っとかないとねえ。
「キャラクターの画の統一」の背景には「キャラ人気」があって、「アニメ」がすでに
メインストリームでないこともあって、なかなか根が深く、そう簡単になんとかなる問題
でもないとは思うけど、そういう制約の中でも頑張ってほしいなあ。まず、「動き」の面白さの意識を
広めるところから始めなきゃいかん、というのもわかるけど、やっぱり「動き」と、脚本などの良さが
リンクして全体としての完成度で見ないと。作画だけが良くても広がっていかないから。
今が「キャラ人気」メインであれば特にそうだと思う。
時流に合った最近の成功例としては、やっぱり『シスプリRe Pureキャラクターズ』になるのかな。

[追記その2]
『ドッコイダー』の制作日記を見ていたら7/5にこんな記述が。
>この作品では最初の取り決めとして全話数とおしてキャラに統一感を持たして、
>そのために枚数を減らしてという発想を完全否定。版権元さまとも相談、確認のうえ、
>少々各話数ごとでキャラクターがバラつこうが結構!高いクオリティでがんがん動かして、
>その話数の、その演出、その作画監督が中心となって行くとこまで行こう!
>と決めちゃったもんですから、さあ大変。

少しは期待できるのかな?



2003/07/10(木)

■カスミン 第3期 14話
骨格標本のヘナモンがマサエ先生に告白しようとする話。
オーソドックスでありながら細かい部分までよく出来た脚本だった。

■カレイドスター 15話
脚本/中瀬理香、コンテ/佐藤順一、演出/筑紫大介、
作監/追崎史敏、原画に馬越嘉彦。
カロスが本心を語るのが早すぎる気がするけど、
まあ、いつものパターン。後半の作画が良かった。

■学園戦記ムリョウ 14話
「祭」の本当の意味、宇宙人と戦う子供を選ぶための「祭」、
が明らかになりましたな。そういう「儀式」としてのシリアスな面と、
人が集まると決まって宴会になってしまう側面、両面描いているのが面白い。
その境で戸惑う那由多という位置付けも上手い。そういう意味で、
那由多に人気があるのは、比較的冷めたキャラが多いなかで、感情を素直に
表に出すからなんでしょう。



2003/07/09(水)

■エアマスター 15話
戦隊ヒーローショーネタ。なので展開は読めてしまうし、
インターミッション的な回なのか、そんなにテンションは上がらない。
が、美奈の妖怪アンテナとか、有象無象のヒーローたちの描き込みが
意外にこだわってるとか、司会のおねえさんの声が小倉優子だったり、
見どころは多い。どうでもいいけど、インドに修行に行った伸之助は
ヒーローネタ繋がりなのかな。関係ないか。

■ボンバーマン・ジェッターズ 41話
脚本/まさきひろ、コンテ/菊地康仁・小寺勝之、演出/菊地康仁。
燃えたなあ。こういうの久々だ。
ネタバレになるが、復活したMAXはやはり2号機(劇中では完成体MA-10(テンでXなのか))
で、ゼロ(MA-0)はマイティであること(あるいはマイティの記憶を持つアンドロイドか)
がようやく判明。いや、まだ謎は多いんだけどね。ナイトリーは無事なのか、とか。
来週、過去話総ざらいみたいだし、ムジョーは夏海館で働くみたいだし、
ボン婆さんの若い頃のセ−ラ−服姿があったりとか、これまた見どころ多そうだ。

それはそうと、新OP「ホップ!スキップ!ジャンプ!」がなかなか燃えます。視聴↓
http://www.konami.co.jp/kme/release/030806.html#01



2003/07/08(火)

■ニコパのコメット掲示板に『メモワール・ド・エトワール』編集さんの書き込みが。

■LAST EXILE 14話
ラヴィ視点による、ラヴィとクラウスの過去話。
シルヴァーナの艦長アレックスも彼らに全く無関係なわけではない
ことがわかって、これで世界観はともかく、主要キャラの関係は見えてきた。
次回はラヴィとタチアナが対決ですか?(笑

■スクラップド・プリンセス 13話
相変わらず世界観説明が続いてるんですが、その「世界の謎」に、
パシフィカとガーディアンの二人は相変わらず理解しようとしない、
あるいは彼らなりに納得出来ないかぎり動こうとしないところが、
作品として良いバランスになってるのかもしれない。つまりそれは
納得するまでの過程をきちんと描こうということですから。
公式のストーリーコラムでもそのへんのことが書かれてますね。


アニメ[ボンバーマンジェッターズ]制作現場レポート/第2回「楽曲作成」〜「ダビング」まで

浜野保樹の「日本発のマンガ・アニメの行方」/第2回『鉄腕アトム』に始まるアメリカへの道

Web現代『あなたとわたしのGAINAX』第2章 武田康廣/第3回「キャラクターのいる世界」

アニゲノム〜日本動画興亡史〜第1部/第19回「表現と物語と」(Web現代)
村田安司は昭和の初め、日本のアニメーション史の最初期を代表するアニメーターである。元来が実写映画のタイトル描きであった彼は、たった1本の海外動画作品を観たことをきっかけにして、動画作品の製作に挑んだ。友人、山本善次郎の仕事場で動画製作の実務を知った彼はまず実際の人間の動きを撮影し、それを元に動画のテストフィルムを製作した。しかし実写を元にした動画では、動画固有の魅力は発揮できなかった。村田はその成果に不満であったが、彼の資金提供者、横浜シネマ商会の佐伯はそれでいいと言う。現場のクリエーターとプロデューサー。両者は動画に、違う夢を見た。



2003/07/06(日)

■D.C. 〜ダ・カーポ〜 1話
監督が宮崎なぎさということで、
『シスプリRe Pure』キャラクターズかと思えば、宮崎氏も関わった
『フルーツバスケット』に印象が近く、ギャグが大地丙太郎監督風。薄いけど。
また、最後にえんえんと声優のPVが流れたけど、
今後あそこにはもりやまゆうじ監督の短篇アニメが入るそうで。



2003/07/05(土)

■星のカービィ 89話
ああ、確かにこれはやりすぎだ(笑
前回の「星のデデデ」のときは「酷さも極めると芸術」っていう
名言があって、多少は批評性もあったような気がしたんだけど、
今回はストレートに「毒」しかないな。
あれかな、『サウスパーク』とか意識してんのかな。

■以下、その他まとめて日記風に。
『ゼントリックス』は今回(14話)からOP、ED映像が変更。
曲は変わらない。新OP映像は曲と微妙に合ってない感じが残念。
本編の方は、マウンテンベースに住んでるロックマンが絵的に面白かった。
深夜アニメの新番組、テレビ埼玉は『HAPPY☆LESSON ADVANCE』のみが
1話スタート。新キャラが微妙だけど、それ以外雰囲気は前作と同じ。
相変わらずのマイペースぶりがこの作品の魅力になってるかもしれない。
あとは中村憲由さんの爆走コンテが見られるかどうかだな。
一方、テレビ埼玉の『ハピレス』と時間帯がかぶってるテレ東『高橋留美子劇場』
1話は演出が手堅い感じで思っていたより良かった。作画も地味ながら力入っていて、
原画クレジットにSTUDIO4℃の名前が。2話も作画レベルは落ちてないようなので
期待できそう。



2003/07/03(木)

ラーゼフォン劇場版DVD
初回限定版パンフに押井守×出渕裕対談があるそうで、
かなり気になるんだけど、それだけのために買うのもなあ。

【EVA】スタジオ雄における原稿の約束事(スタジオ雄・雑記帳7/3)
「トリビア」風に、へえ〜とか言ってみたり(笑



2003/07/02(水)

■ボンバーマン・ジェッターズ 40話
脚本/前川淳、コンテ/小寺勝之、演出/上坪亮樹。
メカードのクーデター。
その流れで前回に引き続きメカード関連の伏線消化その2。
ええっ、こんなことまで繋がってたの!? という内容。
いわば「テクノライズ」吉井状態のメカード。
その他、まさかムジョーそっくりのアチョーまで再登場するとはなあ。
来週、爆発エフェクトが凄そうだ。


MEGA6/21・『成恵の世界』感想
>OP.タイトルロゴが出てから10秒間程度の流れが気持ち悪い,
>生理的に受け付け難い.映像の力の向き・印象が違うカットを繋ぐと
>感覚的に尺が長く感じられるが,同じ手段を使って滑らかな動きの
>1秒未満のカットを連続で繋ぐのは4秒が限界だと思った.
>脅迫的というか,画面から圧迫感が出て,苦しい.

なるほど。
おそらくOP演出担当者はそこがかっこいいと思って
やったんでしょうけど。



2003/07/01(火)

■LAST EXILE 13話
脚本/千明孝一、コンテ/小倉陳利、演出/遠藤広隆。
面白いコンテでしたねえ。カットを「暗転」で切り替える(「瞬き」のような感じの)
手法が一番目立ちました。あと、フレームは固定ぎみだったかな。話もタチアナメインで
良かったんじゃないかと。


■次のガンダム新作(再来年・テレビシリーズ)はファースト世代向けらしい。
くわしくはシャア専用ポータル7/1を。ソースは日経流通新聞。
そういえば先日の『ガンダムSEED』(38話)は中村プロ作画が力入ってました。
『SEED』らしい見せ場が詰まってたような。

7月5日(土)の星のカービィは・・
「オワルト・デゼニー」ってヤバくないの?
まあ、期待が大きすぎて拍子抜けにならなきゃいいけど。

Web現代『あなたとわたしのGAINAX』第2章 武田康廣/第2回「ゼネラルプロダクツ」

アニゲノム〜日本動画興亡史〜第1部/第18回「動画は写実ではない」(Web現代)
村田安司は大正から昭和初期にかけておびただしい数のアニメーションを製作した天才アニメーターである。元来が実写映画のタイトル描きであった彼が、当時は線画と呼ばれたアニメーションの世界に踏み込んだきっかけは一本の海外のアニメ作品だった。友人、山本善次郎の仕事場でアニメ製作の実務を知った彼は、まず実際の人間の動きを撮影し、それをもとにアニメのテストフィルムをつくった。しかし実際の動きをもとに製作したにもかかわらずそのフィルムに動きはなかった。人の心が生み出したものだからこそ実写を超える瞬間がある。大正時代、すでに彼はアニメの本質に直面する。










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