SATRI AMP-5512K Ver6.2搭載
SATRI AMP-5512K Ver6.2搭載

AMP-5511mk2の試聴の機会に恵まれ、そのあと多くの方のレポートを読ませていただきました。。
5511MK2の良さは分かるものの昨年5512Kを購入したばかりですし、5512Kの良さも捨てがたく思っていたところ、 なんと5512Kにサトリサーキットver6.2が載ると言うではありませんか。
5512Kにver6.2を載せた方のレポートを読ませていただくと、5511MK2と5512K の両方の良いところをブレンドしたような感じとのこと・・。
いてもたってもいられません、早速バクーンプロダクツの永井さんに5512Kのメイン基盤+放熱器 を送り改造を依頼しました。
作業はとてもスピーディーに進んでいる様子なのですが、待つ時間は長く感じます・・。
その間に、セレクター部分の配線を行うことにしました。
当初、オーグラインで配線を行う予定でいたのですが途中でくじけてしまい、普通のシールド線に しました。
音が良いのか悪いのか分かりませんが、ネグレックスを使用。柔らかくて配線がしやすく 作業効率が上がります。とりあえず、収縮チューブ等を使用して仕上げています。
サトリリンクのところも、BNCではなくRCAを使用。電圧入力とサトリリンクを間違えないように気を付けなければ・・。
こちらはセレクター側、標準のセレクターを使用しています。
本当はもっとよいセレクターを紹介していただき購入したかったのですが、資金難とできればLR5チャンネル切り替えが 行いたかったので、とりあえずこれを使用しています。
秋葉原に行くときに、良い物を物色してみます。
取り付けた状態です。
配線がアンプの中をはいずり回っている状態で、できればインシュロックでまとめたいところです。
でも、まあいいや・・。
シールド線も平行に行っていくと他チャンネルが飛びつきますので、こんな状態でよしとします。


いよいよ永井さんから、ver6.3の搭載されたAMP−5512Kのメイン基盤+放熱器が届きました。
片チャンネルの付加基盤部分です。オペアンプ・トリマー・コンデンサ・抵抗が使用されていることは 分かりますが、素人の私には全く何をしているのか分かりません。
5512KはOMさんのKYB氏から調整方法を教えいてただいたのですが、これはどう調整すれば いいのか・・?前は片チャンネル約400mA流していましたが、今度は約600mA流れているようです。
同じく裏側です。私なんぞには、全く分かりません。
全体を見るとこのようになります。メイン基盤に垂直にユニバーサル基盤が立っている形に なります。ていねいに見ていくと部品がはずしてあったり、追加してある物が見られますがとうてい 理解できません。
ファイナルはトランジスタからFETに変更されています。2SJ200とペアの2SK1529 です。
放熱シートを貼らずにシリコングリスを付けていたのですが・・。放熱版とショートする可能性があるとのこと・・。
シートを貼りました。
電解コンデンサーブロックをたててあったので、通常と同じ配置が行えました。
ユニバーサル基盤部分が下に来て、配線のがその上を這うような形になります。
内部のアップです。配線がばっちいです。
どんな音がするんだろう。楽しみです。


さてさて試聴・エージングです。

-------------------------------1日目--------------------------------

最初、10分程度は全く音が鳴らなかったりプツプツ音がとぎれます。
「途切れる」というより「時々音がする」という感じです。
AMP5511mk2の試聴の時に分かっていたのでビックリはしなかったですが、 最初は正しく配線ができていたか不安です。音だし・・というくらいですから。

VRは絞っておきます。

まだまだエージング完了まで長い道のりですが、今のところの印象で。

5511Mk2ほどリアルではないが、5512Kよりリアル。
描写力は5512Kより一枚上手、5511Mk2より一枚下手。
そして音は5512Kほど柔らかではない。(5512Kはもっと包み込む感じ)

みなさんのおっしゃるようにホントに中間ですね。

エージング途中ではっきり分からないのですが、自分なりに感じたこと
1,力がある感じを受けます。今のところ「感じ」なのですが、重心が低いような。
2,何回も聴いているCDで、「こんな楽器鳴っていたっけ」。分解能?
3,品がありながら今までより高音が澄んでいるいるように感じる部分が。トランジスタ->FETというのも関係してるのかしら?
4,ホールの響き、壁が分かる感じ。

という、手触りを感じるのですが、まだまだ粗い感じがぬぐえません。

OSコンのエージングに100時間ほどかかるようですから先を急がず、4日ほど通電しっぱなしで音楽を楽しんでみます。

-------------------------------2日目--------------------------------

30時間くらいの経過になります。
当初のやや高域のざらつきはだいぶとれてきました。

良くなった点
1:管楽器の音の豊かな響き(渋さ)が分かるようになりました。こういう経験は初めてです。 特に、木管なんかは分かりますね。管楽器ってあまり興味なかったんですが・・。
2:ホールの雰囲気が伝わってくる。壁の材質や残響が鮮明に思えます。とても音の響きが分かります。残響がよく分かると言っていいのでしょうか。
3:ピアノ曲では弦の揺れの感じが分かります。(録音にもよりますが・・)「ビーン」とした弦の揺れのようなものを感じます。ピアノは鍵盤楽器ですが、弦楽器だなぁとしみじみ思いました。
4:定位がはっきりしている。以前より協奏曲などではセンター定位が明確になってきています。
5:低域が力強く、高域が今までよりのびる感じがします。高域がのびていてもうるさくないです。 (5512Kを改造してもらっている間、市販のアンプで聴いていたのです広域を下げてもうるさかったです。)

まだ分からないがイマイチ?
1:5512Kでの特有と私が感じていた「品の良さ」が今ひとつなくなっている気がします。
あの独特の品位はあのトランジスタのせいだったのかなぁ。偽物の音としても・・少しもったいない気がします。

今のところこんな状況です。 4.3はガラスエポキシ(ノーマル)、5.1はテフロンを使用しているのですが、以前より テフロン独特の「まったり感」が減っているようにも思います。 4.3もテフロンにしたらどうだろうかと思うようになりました。

-------------------------------4日目--------------------------------

エージングもそろそろ良いかなぁという頃だと思います。
平日になっちゃいましたので、短時間しか聞けません。
NHKの「クラシックコンサート」でバッハの曲を聴いたのですが・・。広がり感やホールの雰囲気なんかが とても分かります。位置関係や楽器や声の広がり。声楽曲なんかもあまり聴く機会がないのですが、声がホールに 響いて消えていく様子がよく分かります。
一番印象に残ったのは、曲間のアナウンス。私のメインスピーカーは大型なので「大編成を威勢良く!・・が得意。」だと勝手に解釈しています。 で、苦手なのはアナウンス。巨大な口が現れるようなイメージがあったのですが、適度な大きさで不自然な感じがあまりしません。
これでトーク番組も聞けるかも・・。と新たな発見です。

-------------------------------現時点での感想--------------------------------


5512Kの独特の品の良さ(私が感じているだけだと思うけど)はだいぶ薄れているように感じます。名残惜しいといえばとても名残惜しい。
かといって5511mk2と同じか・・と言われるとそうとも思いません。
5511mk2ほどリアルではないのは感じます。試聴記が4.3(ガラスエポキシ)5.1(レジン)搭載だったから私の5.1(テフロン) より癖が少ないためかもしれません。
空間の描写力は5511mk2と同じくらいによいものがあるかと思います。
まだまだ、エージングが進むのではないかとも思います。

今回は、バクーンプロダクツの永井さん自ら改造を行ってもらい6.2を搭載することができました。
最近は大手のメーカーでもユーザーへのサービスとしてバージョンアップを行ってくれるところも ありますが、まだまだ少ないです。
新しい製品を購入してもらった方が、メーカーとしてはうれしいと思うのですがこのように最新 回路のバージョンアップが行えるのはユーザーとしては本当に助かります。
ぜひ、このような姿を続けていってほしいなあと思います。(2003.4.1)