14GW8コンパクト管球アンプの製作
14GW8コンパクト管球アンプの製作

コンパクトな管球アンプを見つけました。
ここここ に載っていました。
回路図を見るとカソードNFと思われる回路であることと、標準では3極管結合であるものの トランスの5KΩ端子を使うと、ウルトラリニア(UL)接続ができそうであることが分かります。
カソードNFにUL接続、私、これ好きなんですよね。
安価な割にはコスト上昇を招くチョークを使用していることなど、面白い!
シャーシ加工も自分で行えて、楽しそう!!お正月前に注文したら、早々に送ってくれました。

これは、私が加工したシャーシです。標準ではシャーシは穴開けはしてありません。
送られてきた部品を見ると、けっこういい物を使っています。ツボを押さえてあるというか・・。
スピーカー端子は金メッキの太めのものです。RCA端子も金メッキ厚みのある私の好きなタイプです。。
また、ビス・ナットも贅沢。シャーシの色に合わせて銀と黒と用意されており、それぞれが結構な肉厚。
日頃私がホームセンターで買う物よりしっかりしています。また、菊座が多いのがこのキットの特色(^.^)。
配線も適度な太さ。無意味に太くしちゃうんですよね。
私の場合、穴開け加工で何点かアレンジしました。スピーカー端子は少々の力ではゆるんでこないものに交換。
RCA端子は非常によいものなので、今回は使用せず。手持ちものものを使用。
写真は私が交換し、取り付けた部品たちです。
電源部分もこのようなコードを替えられるものにしました。
他にフロントにヘッドホンジャックを追加。(位置決めに苦労)

説明書について・・。A3が3枚。
最後のページは原寸大のシャーシ穴開け図になっています。
私はこの最後のページをコピーし、シャーシに貼り付けました。その後ポンチでマーク。
説明書自体は要所は押さえてあり、必要十分な内容です。しかし、これを読めばすぐ作れるというものでもないようです。
一番の難関は、当たり前ながら最初にシャーシ加工があるということです。半田づけさえ経験の少ない方が多いのに、 いきなりシャーシ加工というのは「初めて管球アンプを作る」という方には難しい。
工具はそれほどいらず、安価に・安全に・簡単に・それなりに見栄えのよい「鳴る管球アンプ」を初めて作るのでしたら、 エレキットのTU−870ほどのアンプはないと思います。
エレキットは練り上げ、問題点を修正し尽くした説明書であり製品であると思います。
こちらは、空中配線ということもあるのでしょうが、このアンプの設計者の「管球アンプの回路・配線はこうあるべき」と いう考えがにじみ出ており趣があります。味わいのあるアンプづくりが楽しめます。
管球の様子です。
PCL86と呼ばれていますが、14GW8の方が親しみやすいですね。
それにしても14Vという中途半端なヒーター電圧。A電源用の6Vトランスを組み込んで 6GW8でも14GW8でも切り替えられるようにしようとも考えたのですが、 シャーシ内が狭いのと、手持ちの6.3Vトランスが意外と大きく入らないことが判明。
仕方なく断念です。
初段が1/2の12AU7相当なんでしょうか。内部を見ると12AU7の半分くらいのプレートと、 大きな電力増幅段用のプレートが見えます。 よく比較される6BM8とはかなり内部が異なります。
シャーシの穴あけは楽しいですが、工具がそろわない場合は頼んで行ってもらった方が無難です。
また、新規にドリルの刃やシャーシパンチを購入していくとかなりの額になります。
自分でシャーシの穴あけをされる方は、今回の製作ではシャーシパンチとリーマー(〜20mm位の)は用意された方がいいと思います。
シャーシはアルミの1mm。シャーシパンチであっという間に穴が空き楽勝です・・少々ヤワですが・・。
斜めから撮ってみました。
銀色の面をトップパネルにするか、黒色の面をトップパネルにするかで悩みました。
銀色がトップパネルだと、雰囲気が穏やか。ホコリが目立たないです。反面フロントパネルとトップパネルが 分かれてしまうためパワースイッチ、ボリューム等の配線が面倒。
黒色の面をトップパネルにすると、加工は容易。黒いシャーシだけで全部配線が終わります。 反面、ホコリが目立つし、なんかかっこわるい。
私は、黒色の面をトップパネルにしましたが、加工は楽ですし後々のメンテナンスも楽そうです。(2004.01.01)
電源部の製作をしました。付属のブリッジダイオードでも良いのですが、手持ちに日立の U07Nがありましたので、これを使用することにします。
FRDやSBDではありません。1500V1A。
1個150円位で昔購入したものです。音がよいのだろうか?
ブリッジを作ります。右下、左上が交流の入力、右上がプラスの出力、左下がマイナスの出力です。
合っているのだろうか?
トランス周りです。管球アンプを続けて製作していた頃に比べ、腕が落ちていますなぁ。
空中配線ですと、枝振りが結構気になります。雑誌に投稿するわけではないからいいかな。
ヒューズホルダーは左上に収まりました。
このまま行くと・・トッチーの「びっくり箱配線」になりそうで怖い。
裏ぶたを開けると、部品やら配線やらが「どひゃ〜ん。」と出てきそう。(2004.01.05)
シャーシの下側、アルミ部分が気に入らなかったので、塗装をすることにしました。
水性スプレーで塗装。以前のものに比べ水性でも充分な美しさと光沢です。
また、乾燥も早く冬場でも2時間もおいておけば充分です。
それでも塗装が安定するまで一晩おいて、四隅にゴム足取り付け用の穴を開けました。
サイド、塗装前です。
サイド塗装後です。鏡のようなので周りが写り込みます。
外観の遊びはこれくらいにして、本格的に内部配線に入ります。(2004.01.31)


この後、工事中です。