第三回クローズドトーナメント 開催会場  跡地 

 

ご挨拶

 このトーナメントの目的はなんでしょうか。ひとつは、普段の活動でブリッツまたは時計なしで行っている対局だけでなく、ある程度の時間制限を持って対局しようと言うこと。もう一つは、ともすれば雑になりがちな身内同士の試合を、棋譜の公開と言う形で、公式戦には及ばないまでも緊張感のある試合にしようというと言うことです。加えて今回に関して言えば、普段活動には来られない忙しい上級生と今が遊びどきの下級生の交流という側面も計らずしてあったのではないかと考えております。"棋は対話なり"という言葉がありますが、学年も学部も違う、チェスをしなかったら恐らくは知りあわなかったであろう仲間たちとの"対話"を、インターネットの盤上ではありましたが、楽しんで頂けたのなら幸いです。約三カ月間もの長旅、本当にお疲れ様でした。
 今回の大会に話を移しますと、印象的だったのは、twitterを通してだと思われますが、たくさん観戦者が集まって頂いたことです。FMが観戦すると言った豪華な試合もあり、参加者も良い緊張感の中で対局出来たのではないでしょうか。さらに検討まで参加して下さった方もいらっしゃいました。活動では聞けない方からの意見と言うことで、大変参考に、かつ刺激になりました。観戦・検討に参加して下さった方々に、この場を借りて御礼申し上げます。
 さて、今回の注目は何と言っても初参加の1・2年生6人でした。そして先輩たちを次々と・・・まではいきませんが要所で倒していきました。斬られていった先輩たちは、モニターの前で苦笑し、チャットでは悔しさを押し殺し相手の手を褒め、その後布団に入って「ウ゛ーーーー」といううめき声もあげつつ、でも後輩に倒されて少し安心と言うか、よくぞ勝ってくれた、という気持ちも少しあるような、そんなノスタルジックな気分となったことでしょう。一方で、実際斬られたのであまり偉そうなことは言えないと分かっていつつ小言めいたことを言わせてもらえば、随所で光る手を見せながらも、それが対局中続かず突然ピースを落としたり、序盤でおかしな手を指して5分で敗勢になったり、無茶サクリファイスが飛び出したり、先週と今週で別の人のような内容になったり、まだまだ安定してないのかなという印象をもちました。今後の成長に期待しています。そんな新人たちに注目が集まる中、優勝したのは3年エースの多賀でした。8勝2敗、相手のすきを見逃さずに的確に、そしてあっという間に仕留めていく様は圧巻でした。そんな優勝者のお言葉は、「上位陣が中々に拮抗したポイントで並んでいたので1試合1試合がハラハラドキドキでしたが最終的には優勝できたので嬉しいと共にホッとした気分です」とのことです。何というテンプレート。個人的には全日本に出て東北勢の実力を見せて欲しいと思います。それに続いたのは若手には負けられないという感じでしょうか、松木、戸川といった6年生陣でした。恐らく現役としては最後の参加であるであろうお二人は、頼もしい先輩として指導をしながらも壁として立ち塞がっていました。今後はOBとして参加してくださいね。注目の1年生トップを射止めたのは優勝者に土をつけた我らが副部長、本田でした。将棋との二足のわらじを履く彼も力強いチェスを魅せてくれました。部員に聞いた「印象に残った対局」としては、本田-多賀(本田が上手く指していて感動)、本田-松木島岡-松木(最後まで熱戦で綺麗な試合)、星-本田島岡-中島(最後まで粘りとおした両者に拍手)、本田-戸川横尾-柄澤愛知-島岡中島-戸川 etc...
と、1年生の試合がほとんどを占めました。内容的には稚拙だった面もあると思いますが、熱戦をこなしたこのトーナメントの経験が、今後に繋がると信じています。そして、近い将来、 「なんだ柄澤か。あいつのフレンチ(笑)なんかアドバンスしとけば余裕っしょ」「多賀ぁ?強いよね。序盤、中盤、終盤、隙が無いと思うよ。でも俺は負けないよ」と言えるくらいになってほしいと思います。そしてその基礎として、この初参加のCTがあったと思ってくれるなら、これ以上の幸せはありません。
 今後クローズドトーナメントを開催するのか、開催するとしたらどのような形式になるのか、私には分かりません。もし、どのような形式であれ実施するのであれば、「一局一会」の精神の元、一局一局を丁寧に、心をこめて指して欲しいと思います。そして、ただ惰性でやるのではなく、最初に書いたような目的をもって実施して欲しいと思います。今回は年末年始を挟む無茶な日程で迷惑を掛けて申し訳ありませんでした。学生選手権後のモチベーションの保ち方なども課題として残りました。また最後まで都合がつかず、byeを残してしまったことに対して、運営責任者としてお詫び申し上げます。今後は日程の組み方も考えて実施して欲しいと思います。
 最後になりましたが、我がホワイトナイツには、今回初めて参加してくれた生きのいい1・2年生がたくさんいますし、今回は参加しなかった新入団員もたくさんいます。これからの活動は、主に彼らによって紡がれていきます。雰囲気もメンバーも変わっていきますが、これからもホワイトナイツをよろしくお願い致します。そして、願わくば、ホワイトナイツの未来が、これをご覧になって頂いた皆様のチェスライフが、明るきものになりますよう。

大会主任代理 柄澤 (2013/01/22)

※ 文中敬称略



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棋譜
Round#01 柄澤-島岡 戸川-多賀 横尾-中島 本田-後藤 愛知-星
Round#02 松木-柄澤 島岡-戸川 多賀-横尾 中島-本田 後藤-愛知
Round#03 戸川-松木 横尾-島岡 本田-多賀 愛知-中島 星-後藤
Round#04 松木-横尾 柄澤-戸川 島岡-本田 多賀-愛知 中島-星
Round#05 本田-松木 横尾-柄澤 愛知-島岡 星-多賀 後藤-中島
Round#06 松木-愛知 柄澤-本田 戸川-横尾 島岡-星 多賀-後藤
Round#07 星-松木 愛知-柄澤 本田-戸川 後藤-島岡 中島-多賀
Round#08 松木-後藤 柄澤-星 戸川-愛知 横尾-本田 島岡-中島
Round#09 中島-松木 後藤-柄澤 星-戸川 愛知-横尾 多賀-島岡
Round#10 松木-多賀 柄澤-中島 戸川-後藤 横尾-星 本田-愛知
Round#11 島岡-松木 多賀-柄澤 中島-戸川 後藤-横尾 星-本田


勝敗表(☆は初参加)
騎士名 point
中島 啓貴 ☆ X 0 0 0.5 1 0 1 0 1 0 1 4.5/10
多賀 裕登 1 X 1 0 0 1 1 1 1 1 1 8.0/10
星 康人 1 0 X 0 0 0 1 1 0 0 0 3.0/10
松木 佑 0.5 1 1 X 0 1 1 0 0.5 1 1 7.0/10
本田 佳己 ☆ 0 1 1 1 X 0 1 0 0 1 1 6.0/10
柄澤 勇太 1 0 1 0 1 X 1 1 0.5 0 bye 5.5/9
愛知 秀斗 ☆ 0 0 0 0 0 0 X 1 0 0 1 2.0/10
島岡 良登 ☆ 1 0 0 1 1 0 0 X 0 0.5 bye 3.5/9
戸川 元一 0 0 1 0.5 1 0.5 1 1 X 1 bye 6.0/9
横尾 秀幸 ☆ 1 0 1 0 0 1 1 0.5 0 X bye 4.5/9
後藤 隼 ☆ 0 0 1 0 0 bye 0 bye bye bye X 1.0/6








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