

胃癌の頻度は相対的に減少してきていますが、なお日本人には多い癌です。
・胃腸科でのESDは精度の高い、確実な治療が多数例施行されています。
・腹腔鏡下胃癌手術は、13年間で、約700例の経験を達成しています。
当院では、胃癌に対して1997年より腹腔鏡下胃切除術を導入しました。
術式の内訳は、2017年までで腹腔鏡下幽門側胃切除489例、腹腔鏡下胃全摘79例、腹腔鏡下噴門側胃切除101例、腹腔鏡下幽門保存胃切除4例となっております。術後合併症(Clavien-Dindo分類GradeⅢ以上:侵襲的処置、再手術を要する、もしくはそれ以上の合併症)の頻度は2.2 %となっており、全国的にみても極めて低く、従来の開腹手術よりも低い頻度となっております。
腹腔鏡下胃癌手術は一般的には低侵襲性がメリットとされておりますが、当院では腹腔鏡の拡大視効果を活用することで、肉眼をはるかに超えた微細解剖の把握が可能であり、出血量を抑制し、開腹手術を超えるリンパ節郭清が可能となります。腹腔鏡胃切除とは、臍部を2.5cm程度の切開にて開腹し腹腔内を炭酸ガスでふくらませ、腹部に5mm~1cmの小切開を4ヶ所程度おき、腹腔鏡観察下に行う低侵襲手術であります。現在の当院での腹腔鏡下胃癌手術の適応は早期胃癌から進行胃癌までほとんどすべてとなっております。ただし、手術方法については患者様に開腹手術、腹腔鏡手術についてどちらもご説明し、ご相談した上で、最終的には患者様に選択して頂くようにしています。
近年、腹腔鏡手術について安全性に対する懸念がクローズアップされておりますが、当院でのこれまでの手術成績より、国内の他施設と比較しても、安全性の高い手術が可能であると考えております。
当院の胃外科外来は毎週水曜日となっています。
患者様が紹介状をご持参のうえ来院して頂ければ、迅速に対応させて頂きます。
(地域医療連携室022-275-1467での予約も可能です。)