玄界灘の悲劇
・・・第十八光洋丸とからしまの多重海難衝突事故・・・
<事件フラッシュ>(thx to
Flash-rush)
国際重大海難事件指定
12/17海難審判裁決言渡 興亜海運側のみに事故原因があり、勧告が出されました。
2003年7月2日未明、福岡県沖ノ島沖の玄界灘である事故が起きました。
巻き網漁船とパナマ船籍の貨物船が衝突し漁船が沈没。
1名が死亡、6名が行方不明となりました。
この4日後、6名の行方不明者を捜索中の水産庁の取締船と貨物船が
衝突し、翌日取締船は沈没しました。
7月の初頭にちょっとだけ新聞を賑わせたこの事件を
皆さんは覚えていらっしゃいますか?
死者行方不明者7名を出す大事故の一報は紙面やニュースに載り、
新聞を読んでいる方や、ニュースに注意を払っている方なら
聞いたことがあるのではないかと思います。
ただ、この事故がどうして発生し
なぜ1名の死者と6名もの行方不明者を出す事になったのか
その後はどうなっているのか?
そこまで知っている方は極僅かなのではないかと思います。
注目のされない、大きな悲しい人為的に発生した事故、
明らかにおかしな非人道的な行為。
そんな悲劇の犠牲者のためにも、この事件を忘れないとともに
被災関係者の方に励ましの声を届けられたら・・・
そんな思いで出来たページです。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
これだけの大規模な捜索活動が行われたにもかかわらず発見に
至らなかった方々の一日も早い発見を祈るばかりです。
報道されること無く、無念の事故によって世間から消し去られてしまうことに
強い憤りを感じざるを得ません。
2003年7月2日未明、福岡県沖ノ島沖の玄界灘でその悲劇は起きました。
共和水産所属の巻き網漁船「第十八光洋丸」は巻き網漁を操業中に
パナマ船籍の韓国貨物船「フン・ア・ジュピター」に衝突され大破沈没
相手貨物船は救助活動を一切しなかった。「第十八光洋丸」の乗組員
1名が死亡、6名が行方不明となり
2年前の宇和島水産高等学校のえひめ丸事故以来の
最悪の海難事故となりました。
福岡地裁で行われている審判によると尹国大被告は
「以前から入港時刻の遅れを危ぐし、
直前まで進路を
変更しないなど違法、危険な航行を繰り返していた」
「事故当日も前方に漁船団を見つけたのに、運動不足の解消として
操舵(そうだ)室を歩き回って前方を注視していなかった」
この4日後、
6名の行方不明者を捜索中の水産庁の取締船「からしま」もまた
貨物船「コレックス・クンサン」に衝突され大破、
自沈処理をやむなくされました。
6名はいまだ見つかっておりません。
この事件に対しテレビをはじめとするマスメディアは
スーパーフリー問題や、駿ちゃん殺害事件などスキャンダラスな報道に一辺倒で
漁船の沈没という事故という些細な事として、多くを報じてきていません。
しかし、この事故はただの海難事故ではありません。
人為的な、非道な、凄惨な事故であり、多くの人が懸命の捜索活動を行い、
全容解明に向けてがんばっています。
そして、残された家族の方はやり場の無い深い悲しみと怒りにあふれています。
この、死者行方不明者合せて7名を出す海難事故と、
その船舶150隻以上、航空機18機を動員した大掛かりな
救助捜索作業中の衝突事故はローカルニュースとして取り上げられたあと、
その後は、ほとんどTV報道がなされていないのです!
先日琵琶湖にて7名がなくなるヨット転覆事故がありました。
とても悲しい事件で、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
しかしながら、連日トップニュースで報道された琵琶湖の不運な事故に対し
殺人事件にも等しい玄界灘の事件はその後の続報もほとんどありません。
漁船だから?子供がいなかったから?
ワイドショーじゃないのだからまっとうな報道は出来ないのでしょうか?
非常に悲しく思います。
そんな中被害総額は物的損失だけで十数億、さらには優秀な人材を失い、
経営の危機に瀕している共和水産はそれでもなお
「社員の雇用を自力で守れる自主再建が願い」
と再建に向けがんばっています。
事件の概要へ
その後
| 興亜海運の近年の事故 注)「フン・ア」、「ヒュンガ」、「フーア」は総て同じ「Heung-A」の日本発音です。 参考: 興亜海運vessel list |
|
| 興亜海運が主因のもの | |
| 1994年9月5日 | 瀬戸内海 来島海峡 貨物船「グロリア」号、貨物船「興栄丸」に衝突 両船とも損壊 |
| 1995年8月14日 | 岡山県水島港港内航路 ケミカルタンカー「ウルサン・パイオニア」号、油送船「鶴藤丸」に 衝突。両船とも損壊。 |
| 1998年9月9日 | 福岡県沖ノ島北方沖合 貨物船「フンア・トウキョウ」号、漁船 「第38對東丸」に衝突 両船とも損壊 |
| 2000年6月22日 | 愛媛県 松山港 「フン・ア・ジュピター」号、第11金山丸に衝突。両船とも損壊。(双方が主因) |
| 2002年5月5日 | 伊予灘北西部 貨物船「ポパン パイオニア」号、押船「三ッ子丸」とバージ「ちゃぱりと」に衝突 両船とも損壊(双方が主因) |
| 2002年8月23日 | 山口県 周防灘 「フン・ア・バンコク」号、小型底引き網漁船「生福丸」に衝突。 「生福丸」岡崎三次船長(62)死亡。 2004年11月8 再び操業中の「福章丸」に衝突、西尾章さん(53)が死亡 |
| 2002年11月10日 | 新潟県 粟島 「フン・ア・ウルサン」号、コンテナ流出事故おこす。 →この時の船長は今回の死亡事故の鄭楽允(ジョンナギュン) |
| 2003年7月2日 | 福岡県 玄界灘 「フン・ア・ジュピター」号、第18光洋丸に衝突。 光洋丸沈没。死者7名、重軽傷7名。 航海士 尹国大(ユン・グックテ)逮捕。 →船長は鄭楽允(ジョンナギュン) |
| 2003年9月19日 | 福岡県 玄界灘 「マサン・パイオニア」号、停泊中の「第2悠久丸」に衝突。 両船とも幸いにもけが人は無かった。 |
| 2004年11月8日 | 兵庫県 播磨灘 「フーア バンコク」号操業中の小型漁船「福章丸」に衝突 西尾章さん(53)が死亡。 事故当時海上は晴れて視界は良好 |
| そのほか(主因ではない)の事故 | |
| 1994年11月19日 | 貨物船第八福丸貨物船ウルサンパイオニア衝突事件(一因) |
| 1998年4月27日 | 貨物船フンア トウキョウ貨物船サン デューク衝突事件(一因) |
| 2002年1月24日 | 漁船第三進漁丸貨物船グローバル ヌビラ衝突事件(一因) |
| 7/5 | 家族らが水産高校練習船にて捜索活動に出発 |
| 7/11 | 水産庁、海上保安庁などによる専従捜査打ち切り |
| 7/16 | 共和水産による行方不明捜査打ち切り |
| 7/23 | 韓国人2等航海士を起訴 |
| 8/6 | 共和水産合同葬儀、合同慰霊祭 会場で配られた栞1、2 |
| 8/31 | 新生第18光洋丸出漁 |
| 9/1 | 新第18光洋丸操業中に救出された通信長が大怪我 |
| 9/19 | 興亜海運所属「マサン・パイオニア」号停泊中の「第2悠久丸」に衝突 |
| 9/23 | 尹国大被告、罪認める方針 |
| 10/2 | 福岡地裁小倉支部、初公判 |
| 10/3 | 門司海難審判庁海難審判開始申立 国際重大海難事件 |
| 10/10 | 相手海運会社が船主責任制限法を主張し3億8000万円で示談 |
| 10/16 | 福岡地裁小倉支部公判 「故意犯にも匹敵する危険かつ無謀さで、責任は重大」 として、刑法の規定上限の懲役五年を求刑 |
| 10/27 | 海難審判第一回公判 |
| 11/27 | 福岡地裁小倉支部 判決公判 韓国人船員に懲役3年の実刑判決! |
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12/8 |
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5/28 |
海難審判(理事官意見)必読 |
| 10/19 | からしま事件第一回海難審判 |
| 12/17 | 海難審判裁決言渡 事故の全責任は興亜海運側にあり。 |
| ・国際派日本人養成講座メールマガジンにてこの問題が取り上げられました 308 Media Watch: マスコミに葬られた海難事故 ・ドイツ在住のノンフィクション作家クライン孝子さんのメールマガジンにて この問題が取り上げられました。 |
共和グループ(共和水産)
http://www.sakaiminato.com/hp/seafood/
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