2004年映画批評
得点は10点満点です
得点の観点
【1〜4:つまらない駄作】 【5ぐらい:どっちつかず】 【6〜7.9:まあまあ】 【8から9.9:面白い】 【10:傑作!】
| 67.マイ・ボディガード 見た日2004年12月31日
これねえ、タイトルが悪いんだよ。『マイ・ボディガード』って。どこぞのゆるーいアクション映画をイメージしちゃうじゃないか。全然違うんですよこの映画。原題は『MAN・ON・FIRE』「燃える男」ですよ!「燃える男」!トニースコットの男臭い演出全開の復讐劇です。とにかく誘拐犯を追いつめてゆく過程がすごい!デンゼルワシントンの鬼気迫る演技も相まって魂が燃えます!時間は2時間20分くらいで長い映画なんだけどそれを感じさせない切れの良い編集と演出。これは西部劇だなあって思ったんですけどみなさんはいかがでしょうか? 得点 8.5 |
| 66.ULTRAMAN 見た日2004年12月30日
ゴジラなんかと比べると全然話題にすらなっていない(笑)ウルトラマン映画の最新作です。中身的には旧作ウルトラマンの第一話のリメイクであります。結果的にはなかなか面白かった。今流行のリアル指向でハードなSF映画となってます。だからずいぶんと大人向け。今のボクにはよかったけど、子どもにはちょっとつらい映画ではなかったかなあ。ウルトラマンなかなか出てこないし、いわゆる地球防衛組織もないし。実際寝ちゃってる子どもがいた(笑)まあそれを差し引いても、なかなかの意欲作。板野一郎が演出した空中戦もスピード感が会って良かったし、最後、ウルトラマン好きの大人にとっては胸が熱くなっちゃうところも。ただせりふ回しやストーリーはありきたりで教科書的。もっとスパイスを効かせて欲しかった。そこが子ども向けを脱皮しきれないところなんだと思う。とにかく大人にはゴジラよりいいですよこれ。でも子どもにはやっぱりゴジラかなあ(笑) 得点 8.5 |
| 65.エイリアンVSプレデター 見た日2004年12月19日
エイリアンとプレデターが対決するという夢の(!?)企画。地球外生命体という共通点のみでどう同じフィールドに立たせるのか?といった点で大変興味深い作品だったわけだけれども、結果的には上手くできてる。ポール・アンダーソンは見事な脚本を考えた。2大キャラクターを競演させる理由としては多少強引かもしれないけど、そのSF的解釈はとっても好き(笑)各映画の要素を上手に取り入れている部分も好感度アップ。とにかく今回は“SFアクション”もうすでにホラーではないな(笑)まあ、監督自らエイリアン2を意識しているとパンフにもあったし、“2”の雰囲気がとても濃い。ボクもエイリアンは2が一番好きなので、その潔さは良し。ただ2と比べてみても多少の物足りなさは残る。確かにエイリアンとプレデターは対決しているけれどもそれが物足りない。もっと戦って欲しかったという欲求不満が残る。それにホラー色どころかサスペンス・スリラー色も薄くなっているのでそこら辺も物足りない。そこらへんはプレデターと足して2で割ってるから仕方ないのか。それでも有名でない俳優を配したりしてB級な感じをあいかわらず醸し出してくれるポール・アンダーソンに拍手!! 得点 8.5 |
| 64.Mr.インクレディブル 見た日2004年12月18日
ピクサーはあいかわらず上手い!今回は一般人になってしまったヒーローの復活劇を描いたわけだけれども、それを家族の物語にしたあたりはそつがないというか見事。そのヒーローファミリーがそれぞれの特徴のある能力を持っているわけだけれども、その特徴をうま〜く、バランスよ〜くとらえてそれぞれ見せ場を作っているのがほんと絶妙なんですよ。特にお母さん(イラスティガール)の能力が一番印象的でした。それにしても今回ピクサーにしてはわりと大人向けだったんじゃないかなあ。 得点 9 |
| 63.僕の彼女を紹介します 見た日2004年12月12日 う〜ん、嫌いじゃないんだけどね。でも今回はどうだろう?あまりにもクライマックスで泣かせようという意図が露骨にあざとくてちょっとうんざり。展開が強引なんだよなあ。あれじゃあまるで「○ー○○」。『クァク・ジェヨン』は過去2作のヒットにすっかり味を占めてしまったという感じが見て取れます。はじめのころのドタバタも多少いらいらさせる。それでも、全編にわたって飽きさせないし、クライマックスでは「ちくしょー」と思っても目頭が熱くなってしまうのは、くやしいけれど参りました。あのラストはどうなんだい!?今後悪い方向に向かわなきゃいいんだけどなあ。この監督 得点 8 |
| 62.スカイキャプテン・ワールドオブトゥモロー 見た日2004年12月10日
映像に凝るあまり、中身(ストーリー)のない映画とはこういう映画のことをいいます。宮崎駿のツメの垢でも飲みなさい。 得点 2 |
| 61.ゴジラ〜ファイナルウォーズ 見た日2004年12月5日
最後だって言うんで(本当か!?)見にいってきました。まあ理由はそれだけじゃなく監督が『北村龍平』だから、お手並み拝見っていう気持ちで見にいきました。で、キレとパワーのある演出なかなか見事。今までの野暮ったい演出とは明らかに一線を画す。ただ、ストーリーに目新しさがなくそこが残念。まあ、今までの作品にオマージュを捧げるっていう意味合いが強いみたいで、そういう面で見ればまあ無難にできあがっている。ハリウッド版ゴジラとの対決や、大槻教授と韮沢編集長のやりとりは面白かったけど、それにしてもアクションだけじゃなくストーリーも斬新にしてほしかったものだなあ。 得点 8 |
| 60.ハウルの動く城 見た日2004年12月1日
あいかわらず面白い!あいかわらずのイマジネーション!たとえ借り物の原作でも自分のフィールドの持ち込んでしまうその技量。とにかくすばらしい。でもちょっと腑に落ちないところがあるかな。宮崎駿の素晴らしいところは、絵もさることながら、ストーリーの緩急のつけかたが絶妙なところ。そこのところ今回はいささか強引な感じがした。物語の目的にたどる道筋がピントこないのだ。やっぱり、自前の原作の方がいいよね。それから気になったのが「賠償千恵子」。役の設定上18歳から90歳までの声を一人でやらなきゃならないのはいたしかたないことなんだろうけど、やっぱり18歳の声は無理があったような。でもキムタクは2046より遙かによかった。 得点 9.5 |
| 59.コラテラル 見た日2004年11月26日
ラストサムライなんかよりずっと良かったですよ“トム・クルーズ”は!さすがトム・クルーズ悪役もはまってた!マイケルマンの演出も渋い!でも・・・ストーリー的にはいかがなもんだろう。トムクルーズが演じてるんだから、殺し屋ヴィンセントは相当の手練れでしょ。それにしちゃあ仕事がお粗末すぎないか!?最後は予定調和的だし。これ、B級作品として低予算の俳優もマイナーな人がやってたらきっといい感じだったと思う。そうこの手の話だったら、巻き込まれた運転手が中心になって、なんとかして殺し屋から逃げるってサスペンスにしたらよかったのに。トムクルーズはあまりにも光っていて、逆効果だったよ。トムクルーズの悪役デンゼルワシントンより先にやってたらなあ。 得点 7.5 |
| 58.笑の大学 見た日2004年11月21日
映画にはほんとめずらしい二人っきりの密室劇。結果的には良く撮れてる。ストーリーも実に『三谷幸喜』らしく面白い。脚本的にはもう非の打ち所のない傑作でしょう。まさか最後に涙を流してしまうとは見始めたときには露にも思わなかった。とにかく堅物の検閲官を演じた役所広司がすばらしい。最初喜劇の世界をまったく否定していた男から見事に変わっていく過程が泣かせます。ああ、なんで泣けちゃうんだろ(笑)それでもこの映画、映画的にはどうなのかな。それはちょっと疑問に思いました。 得点 8 |
| 57.TUBE 見た日2004年11月21日
ずばり!『ダイハード』と『スピード』を合わせた作品といって良いでしょう。それでも2番煎じに終わらなかったのはそこに韓国ノワールの味付けをしたから。やってることはど真ん中直球勝負のハリウッドアクション映画なんだけど陳腐さがないんだよなあこれが。ラストも実に韓国らしい。ああいうアクション映画をハリウッドじゃないのに作れてしまう韓国がホントうらやましい。比べるのもなんだけど『ホワイト・アウト』を超えてます。ひとつ文句を言うならば主人公の刑事を密かに慕う女スリの設定。主人公とどういう関係でなんで好きなのかイマイチピントこない。だからラストの泣かせシーンで今一つしっくり来なかった。そこのところじっくり描いていればもっといい作品になっていただろうに。他にもつっこみどころは満載なんだけど、僕はこの映画好き!それに久々のダイハードものだしね。韓国映画だけど。 得点 9 |
| 55.オールドボーイ 見た日2004年11月20日
韓国は次から次とほんと力のこもった作品を世に出してくる。15年間理由もわからぬまま監禁されていた男の復讐劇。原作と違いこれでもかってくらいの痛々しい(いい意味で)演出で魅せる。この物語の結末には衝撃の真実が隠されているわけだけれども、正直、SAWを見た後なので衝撃度がちょっと弱かった。それに少々予感させるようなところもあったし、「なるほどね」という感じで終わってしまった。でも監禁された理由については十分衝撃的。全体的にもすごい作品であるのは間違いない。それはなんといっても主人公「オ・デス」を演じたチェ・ミンスクの存在感であることは言うまでもない。見終わった後になんともいたたまれない気持ちになってしまうのはいい意味でこの映画にはまってしまったからだろうと思う。 得点 8.5 |
| 54.隠し剣〜鬼の爪 見た日2004年11月13日
なんであんな風になっちゃったかなあ。作品的には良い映画だったけど、内容的には『たそがれ清兵衛』と同じ。あまりに似通っていて2番煎じといわれても仕方のない内容。う〜ん、江戸時代末期のまだ身分による恋愛関係の難しさとか、しみじみと切なくさせるようなところもあって、最後はほろりとさせられたんだけどね。松竹は味を占めて寅さんのようなシリーズにでもするつもりなんだろうか。 得点 7 |
| 53.銀のエンゼル 見た日2004年11月6日
鈴井貴之は貴重な監督だ、今日本でこれだけ普通で等身大の映画を作れる監督がいるだろうか。そうこの映画はほんとにひとつも派手さのないふつうの映画です。それでいて最後まで飽きさせないんだよなあこれが。それは『どうでしょう』のミスターが撮った作品だから?大泉が出ているから?今の僕にはまだわからない。とにかく今回大泉をはじめとしてミスターらしいコメディなところも大いに笑わせてもらったし、ほんのりと優しい気持ちにさせたくれました。でも銀のエンゼルというタイトルの意味はちょっと感じ取れなかったなあ。深読みすればいろいろ関連づけられるけどどうもしっくりこない。このタイトルがしっくりとはまると作品になっていたら完璧な作品だったんではないかなあ。それにしても『マンホール』『river』ときてクオリティーは着実に上がっている。この等身大の物語をいつまで撮り続けることができるのか、僕の興味は尽きない。 得点 8.5 |
| 52.いま、会いにゆきます 見た日2004年11月5日
僕らしくなく、なんとなく面白そうだなと思って見た作品。ラスト近くまで「失敗したかなあ」「買いかぶってたかなあ」と。思ったんですよ、ほんとラスト近くまで。中村獅童は新選組の捨助みたいだし、ストーリーもひねりがないなあと。「生き返ってきた意味は?」「子どもはいらないんじゃないの?」そう思っていたんだけど、ラストのどんでん返しで見事に“ひねられた”(笑)人によってはどうかと思う人もいるかもしれないけど、僕には“つぼ”。そうこられたら僕は弱いよ。このラストがそれまで疑問と不安に思っていた気持ちを氷解させたのです。泣くまでにはいたらなかったけど後からじわじわ来る!それから泣かせなくてもほんのり切ない気持ちにさせたのは『竹内結子』のかわいらしさにつきる。可愛かった。ぐっときた。それにしても邦画は変わった。昔のくだらないアイドル映画全盛時代とはあきらかに違う。 得点 9.5 |
| 51.モーター・サイクル・ダイアリーズ 見た日2004年11月3日
久々に良いロードムービーを見ましたよ。キューバ革命の英雄『チェ・ゲバラ』の青春時代を描いた作品なんだけれども、遠い世界のお話ではなく、ある意味ノスタルジックな気持ちにさせてくれる作品です。チェ・ゲバラにつおてはよく知らなかった僕ですが、ゲバラがいかに革命家への道を歩むに至ったかがわかったような気がしました。時折ユーモアに溢れた描写もあり、飽きさせないところが秀逸です。それにしても南米を舞台にしたロードムービーなだけに数々の南米の美しい景色が映し出され、南米に行ってみたいなあ思ってしまいましたね。 得点 9.5 |
| 50.SAW(ソウ) 見た日2004年11月1日
すごい!すごい!すごい!すばらしい!『セブン』『CUBE』『シックスセンス』『メメント』それらすべてを凌駕するといってもいい傑作が出た!(少なくともシックスセンスは超えている)興味を掻き立てられるプロット、練りに練られたストーリー、切れのある演出、そして背筋も凍るラストのどんでん返し。すべてがすばらしい。若手監督ならではの荒削りな部分もまた良し。大味で中身の薄〜い大作映画に飽き飽きしていたところを見事に風穴をあけた!10年に一度の傑作!たまーにこういう傑作が生まれるからハリウッドを見限れないんだよなあ(笑)今年のベスト映画決定。もうネタバレできないので以上!!とにかく見るべし! 得点 10点 |
| 49.2046 見た日2004年10月30日
ぜーんぜん、面白くなかった。確かに映像センスはすごい!世界観も独特だ。でもストーリーは一言で言ってわからん。「お前がアホだから理解できないんだ」っていわれてもしょうがないけどとにかくつまらない。まあ、SFチックな世界を期待した自分も悪いんだけど。キムタクはそれなりによかったんでない。でもキムタクはキムタクだね。こんなふうに書いてるとウォン・カーウァイファンに怒られるだろうけど、これは僕から言わせれば監督の妄想の世界なのだ。その他人の妄想を楽しめるか楽しめないかって話なんだと思う。とにかく僕の好みではないなあ。 得点 2 |
| 48.シークレット・ウインドウ 見た日2004年10月29日
もう我慢が出来なくて途中20分ほど寝てしまいました(笑)そのせいで話がよくわかりませんでした(^_^;)でも後で話を聞いたり、パンフを見たりしたら納得そしてがっかり。単純な○○○○映画のよう(ううネタバレできない)今時そのネタじゃ驚かないなあ。演出も見るものがなかったし、脚本家の監督作ってこんなモンだよね。 得点 4 |
| 47.雨鱒の川 見た日2004年10月16日
地元北見周辺の土地でロケされたということで見たわけなんだけど、不覚(!?)にも泣いてしまいました。ストーリーは確かにベタ。子どもの頃の初恋をそのままに、大人になって、様々な障害がありつつも愛を貫くというお話。もうとにかくベタベタなんだけど、終始泣きっぱなしだったのは美しい北海道の自然とあまりにも純粋というか無邪気な子役の演技によるところが大きい。いやね、理解されないかもしれないけど僕にとってはこういう純粋無垢な話ってツボなんですよ。はずかしながら(笑)後ろにいた女子高生は笑っていたみたいだけど、セカ中より100万倍泣いてしまいました。でも、あまりにもあざとい演出とストーリー、もっと力のある監督と撮影だったら(例えば岩井俊二・篠田昇コンビ)もっと北海道を美しく撮れたんではといった不満はある。CGシーンはいらなかったなあ。そういった面でこの映画は北海道の自然に助けられている部分は大きいんだけど、とにかく泣いちゃったんだから仕方がない(笑)あんまり万人には薦められないかな。 得点 8.5 |
| 46.ヘルボーイ 見た日2004年10月10日
もう少し面白い作品なのかなと思ったんだけど・・・ってかんじの感想です。なんだろう、キャラは目新しいんだけどストーリー的にありきたりな話でひねりがないと感じた。ミステリーとサスペンス的な要素が少なく。起承転結の展開から見れば物足りない感じ。 特典 6 |
| 45.華氏911 見た日2004年10月8日
話題のドキュメンタリー注目して見ました。アメリカのイラク侵攻に関して、大量破壊兵器なんてなく、戦争の大儀なんてどこにもないことはわかったいたので、目新しくはなかったけれども、いままで知らなかったブッシュの実情を知ることもあり、あらためて考えさせられる映画だった。とにかくブッシュのやることはとことん悪どい。まあたぶんにプロパガンダてきなところはあるけれどもほとんど事実だろう。ムーア監督の編集はホントにうまい。このような大統領に盲目的について行く日本はホント情けないって・・・映画の感想から離れちゃったなあ(笑)映画的には面白いという映画じゃないけど考えさせられる作品。 特典 7.5 |
| 44.アイ.ロボット 見た日2004年9月18日
「クロウ」と「ダークシティ」の監督にアシモフ原作の近未来SFなんて撮れるのかなと思っていたんだけど、それは全くの杞憂。アシモフの世界観を上手に今風に変え、ストーリーもよく寝られていいる。一見、ブレードランナーから続く近未来の世界観は抑えながらも、アレックスプロヤスなりのスタイリッシュな映像美がしっかりとある。SFミステリーとしては久々の傑作。「マイノリティリポート」よりも良い。アシモフ映画としても一番いい作品ではなかろうか。もちろんウィルスミスの存在も重要でしたよ。 得点 9.9 |
| 43.ヴィレッジ 見た日2004年9月11日
ああ、こんなことになろうとは。見事に期待を裏切られました。最後のネタバレはシャマラン映画の肝ですが、今回は非常にくだらない。いや今までだってくだらなかった。コメディといってもいいぐらい。それでも大好きだったのは『ああ、それをほんとにやっちゃうのかい!』ってことと、そういったコメディ的要素をその独特の演出法でサスペンススリラーにしてしまうこと。今回は完全にどんでん返しのためのストーリーで、もうネタぎれなんだねって悲しくなりました。ネタは途中でわかっちゃった上にそのまま終わってしまうとは。今までの映画のイメージを期待していた人をある意味裏切ることがねらいだったのかなあ。だとしても僕はそれにはのれなかった。ましてやネタをパクってたと思うと非常に残念。もう限界か!?M・ナイト・シャマラン!!まあ100本作って全部傑作というわけにもいくまい。次は失望させないでくれ。 得点 3 |
| 42.ヴァン・ヘルシング 見た日2004年9月10日
やっぱりだ。完全なる大味大作映画です。確かにヒュージャックマンは格好良いし、ケイトベッキンセールは可愛く魅力的。でもストーリーは大味で都合の良すぎる展開が多い。設定的になぜ!?と思わせることも多い。とにかくストーリーもアクションもキャラもなにもかも大味。ドラキュラがイマイチ魅力に乏しいなあ。ウルフマンやドラキュラの花嫁なんかただの化け物だし。ドラキュラの子ども達って、あれはいったいなに!?ゴシックな雰囲気はいいんだけどこの監督、派手な演出は得意でも繊細なドラマ描写は苦手なんだよ。そう思うとレニーハーリンとかぶるんだよなあ。そういう演出タッチが。最近この手の大味な大作映画はピンとこないです。 得点 5 |
| 41.バイオハザードU〜アポカリプス〜 見た日2004年9月4日
すばらしい!ものすごく面白そうだっただけに久々にスカッと期待を裏切らない映画を見れて幸せ。とにかく監督は代わったけど、ポール・アンダーソンの脚本が良い。今回はじめてゲームのキャラが出てきたわけだけど、実に破綻していなく。前回に引き続いて上手に脚本化されている。続編だけど続編でない雰囲気がよい。ポール・アンダーソンのスタイリッシュな映像センスがなくなって多少野暮ったい雰囲気はあるけれどもそれはそれで良し。B級感たっぷりで良い。そうそう、そのB級感が大事なのです。もちろんゲームのキャラが出ているのもそうですが、今回さらにゲームを意識した演出が目立ちます。それにしても、ラストはまたも次回に続くような展開。にしてもまったく読めない。サンダーバードと違って(笑)この映画は必ずヒットするだろう。果たしてどんな「3」になるのかとっても楽しみ。もちろん脚本は『ポール・アンダーソン』じゃなきゃだめだけどね。 追伸:アイ.ロボットが良かったので比べると点数を落とさざる得なかった。今考えると、監督の「職人」っぽさが出ているかなと思わんでもない。でも面白いのは面白い。 得点 9.5 |
| 40.LOVERS 見た日2004年8月28日 『HERO』に続いてのチャンイーモウ版武侠映画、とっても期待してたんだけど正直期待はずれ。確かに映像は美しく華麗。チャンイーモウの面目躍如である。でも、ストーリーは非常にくだらない。あんな流れであそこまで恋に落ちるもんだろうか?ひたすらちちくり合ってるだけ。三角関係もどんでん返しも実にあざとい。感情移入もできず、だれる間も多い。『HERO』が大好きだっただけに非常に無念。 得点 7 |
| 39.誰もしらない 見た日2004年8月14日
とても静かで心に訴えかけてくる映画。ネグレクト(育児放棄)の末に兄妹4人で生きていかなければならなくなった子ども達が主人公の物語。これが実話を元にしているだけになおさら胸を締め付けるんだけれども、演出がドキュメンタリーっぽく、淡々進めたれていく。ホントであれば退屈してしまうところだけど、この映画はそれを許さない。それはなんといっても4人の子ども達、特にカンヌで賞を取った柳楽ゆうや君の演技によるものが大きい。その演技は子役ならではのわざとらしさや、大根演技がない。あまりに自然すぎて演技をしているのかと疑いたくなるほど。それほどの演技が出来る子役をキャスティングし演出した監督に拍手。ただ娯楽映画としての抑揚がないのがちょっと物足りなく感じたかな。 得点 8 |
| 38.リディック 見た日2004年8月10日
また寝ちゃったな(笑)3割方寝てたので、正確な評価はくだせないかもしれないけど、やっぱり面白くないんだと思う。前作「ピッチブラック」は面白かった。僕の大好きなB級SF。アンチヒーローのリディックも魅力満点。その続編がなんと160億ドルの超大作。ヒットしたったってそれほどでもなかったでしょう!?なんでそんなにお金かけちゃったの!?って感じです。危惧はしていたんだよなあ、あの手のマニアックなSF、ヴィン・ディーゼルもそこまでドル箱スターじゃないでしょ。確かに美術はすばらしい。でもストーリーはその程度かって感じなのです。普段質の高い日本製の小説やアニメを見ていると、非常にぬるい。そして大味。リディックの設定も生かされてないし、明らかな失敗作であると僕は思います。とにかく調子に乗ってお金かけすぎなんだよなあまったく。 得点 3 |
| 37.サンダーバード 見た日2004年8月9日
待望の!?実写版、結論から言うと、「まあ悪くはないじゃない」って感じかな。完全なファミリー映画。そう思えばそれなりに楽しめる。だがしかし、やっぱりこれは“サンダーバード”じゃないよね。メカとキャラをまんべんなく一本の作品にまとめるのにはある程度成功してる。その反面物足りなさはいかんともしがたい。サンダーバードが救助されちゃなあ。やっぱりトレーシー一家がサンダーバードのメカで、はらはらドキドキの極限状態の中の救助活動を行うって話じゃないとファンは納得しないのでは?ある意味これは外伝なのだ。そう思えば面白い。アランが隊員になる話って感じで。今回せっかくの実写化でそれをやってしまったのは実にもったいない。アメリカでは大コケ。ベスト10にすら入らなかったらしい。続編で本来の活躍を期待するのは無理かな。残念・・・。 P.Sその後だんだんくだらない映画だったなあと思い始めちゃいました。興行的にコケまくってるんで、続編の期待も閉ざされてしまったし、可能性も閉ざされてほんとに残念無念。で、減点。 得点 6 |
| 37.スチームボーイ 見た日2004年7月31日
それなりに期待してたんだけどなあ。イマイチとはいいたくないけど、まあまあどまり。なんだろう、面白くないと思う理由は自分でも分からないんだけど、とにかくしっくりいかない。この物語に完全な悪というものが存在しなく、主人公のレイの行動にイマイチ感情移入できないせいだろうか。それから、物語が転がろうとすると、すぐに横やりが入るようなことがたびたびあるせいだろうか。いずれにしても似たような話なら「ラピュタ」の方が遙かに面白いような気がするんですけど。 得点 7 |
| 36.キング・アーサー 見た日2004年7月30日
本国アメリカでこけたから危惧しながら見たんだけど、やっぱり面白くなかった。ほとんど寝ていたのでレビューを書くのも難しいんだけど、とにかく主人公であるアーサーの存在感が薄いのだ。役者がイマイチマイナーだということもあるかもしれないけど、どうもピントこない。感情移入できないのだ。それは出だしから分かる。本来であれば有名なエクスカリバーを引き抜くシーンから始めるべきなんじゃないか。ランスロットが徴兵されるシーンから始まるのはなぜだ。ある意味意図は後々分かるんだけど、これはランスロットの物語?アーサーの初登場シーンもまるで脇役のよう。それから、ストーリーにひねりがなく合戦シーンもスケール感がない。もともとヒロイックファンタジーではないのかこの物語は。制作者(監督)の意図なんだろうけど、ファンタジーの部分をかなり抑えて、普通の歴史物のようにしている。これではアーサー物語のロマンとかダイナミズムを味わえないでしょ。円卓の騎士のキャラがたってないとかいろいろあるけど。これからなら田中芳樹作「アルスラーン戦記」を読んでいた方が遙かに面白い。 得点 2 |
| 35.スパイダーマン2 見た日2004年7月10日 面白い!ああ、今回見て分かりました。サムライミは決して一人のスーパーヒーローを描きたいんじゃなくてあくまでも等身大のヒーローを描きたいってことが。今回のピーター・パーカーは前作以上に思い悩みへこたれる。アクション映画の続編ともなると敵を増やしスケールだけ大きくするもんだけど、あえて一人の青年の物語に焦点を当てるなんてサムライミ心憎いね。ただ、ちょっとそこにこだわりすぎて、ドラマ部分が割合的に多いかなと思ったのが残念なところかな。それでも飽きはしなかったし、電車のシーンは圧巻!ちょっと涙が出そうになりました。お約束のブルース・キャンベルもしっかり出てて(笑)『ああサムライミだな』と思わせるシーンも満載!やっぱり2作目がカラーが出てましたね。ドック・オクが密かに研究するところなんてまるで『ダークマン』!チェーンソーが出てくるシーンは『死霊のはらわた』じゃなか!ファンを意識したのかな。ほんとに3が待ち遠しい。 得点 9.9 |
| 34.ハリーポッターとアズカバンの囚人 見た日2004年7月2日
雰囲気はとてもよい。全2作の幼いイメージからはあきらかに脱皮してる。ダークな映像タッチは今回の方が断然好き。ところがストーリーがイマイチ軽い印象を受ける。今回も原作を忠実に再現したみたいだけど、エピソードを詰め込みすぎて、ストーリー全体の起承転結というか流れがどうもすっきりしない。主役の3人以外のキャラの存在感がすっかり薄まっているし、せっかくのゲーリーオールドマンももったいない感じ。期待していただけにちょっぴり残念。今度は上下2巻が原作。おさめられるんだろうか。 得点 7.5 |
| 33.ブラザー・フッド 見た日2004年6月25
朝鮮戦争のことはよくわかりませんが、戦争が分かつ兄弟の絆、グッと来ました。ただ自分自身兄弟がいるけど物語に共感するほど仲がいいわけではない(仲が悪いわけでもないです)ので共感度は低いかな。それでも、戦争シーンは圧巻。ハリウッドに引けは取っていない。そんな韓国映画がうらやましい限り。戦争物ともなると敵側が悪く描かれがちでやっぱり北朝鮮側は悪っぽく描いてるけど、しっかり韓国側の功罪も描いてありそこらへんのバランス感覚も悪くない。それでも多少冗舌気味なところは否めないかな。それにしても戦争って嫌ですよね。そう感じるのは間違いない。それに兄弟を大事にしなきゃいけないなってことも。 得点 8.5 |
| 32.オアシス 見た日2004年6月20日
見た人はわかると思うんだけど、これ「ジョゼと虎と魚たち」に似てます。障害者との恋ということも展開的にも。でも違いますね明らかに。それというのもやはり障害者を徹底して美化していないこと。脳性麻痺の女性を演じた女優は、ホントすごいです。女優生命賭けてます。それほどの演技。あれほどの演技をしたら自分のパーソナリティーすら崩壊する危険性もあったんではないかな。今まで数多くの俳優が障害者を演じていますが、結局は美化されて障害の本質をゆがめているものがほとんどでした。(重度の知的障害を演じたディカプリオはすごかったけど)あの演技は美化を通り越して痛ましくもある。その演技が心打ちます。主人公二人の純粋なまでの愛が、他人には全く理解されないあたり、それも美化していない(いい意味で)ところですね。全く理解されない世界の中であの二人の愛だけは純粋である有様はまさにオアシス。でもそれは二人だけのオアシスでしかないのが悲しくもあるのですが。 得点 8.5 |
| 31.キューティーハニー 見た日2004年6月10日
2004年、アニメ実写版シリーズ第2弾!であります。サトエリのハニーは悪くなかった。むしろ適役といってもいいくらい。アニメみたいな実写を狙った演出も悪くない。だがしかし、ストーリーが今一歩というか、サスペンスな展開がもうちょっとあってもよかったのでは。途中(僕の)かんに障るような演出も少しあって、もう少し素直に作れないモンかなあと。とにかくおしいとは思いました。 得点 7 |
| 30.デイ・アフター・トゥモロー 見た日2004年6月5日
大味で大げさなのは周知の事実。ありえなさすぎるストーリーは多少ひっかかっても、まあいいじゃないですかこういう映画も(笑)ディザスタームービーなんだから。ID4ほどバカバカしくもなかったし、スペクタクルとスケール感には確かに圧倒された。つっこみどころは満載だけど、素直に面白かったですよ。それにしても日本人俳優ぐらいはちゃんと雇えよな(笑) 得点 8 |
| 29.トロイ 見た日2004年5月31日
まず、トロイの木馬が見れてので良かった(笑)いい意味でも悪い意味でも超大作。まあ悪くはないかなっていう感じであります。とにかくオーランドブルーム演じるパリス王子のバカ王子ぶりにあきれるばかり。まあ原典が神話的な話だからいたしかたないでしょう。それにしても出てくるキャラクターをそれなりにいい人に描きすぎて全体的にキャラクター描写が中途半端になっているのでは。誰に感情移入すればいいのかわからなくなるのです。特にオーランドブルームのキャラ設定はどうだろう?でもそのおかげでエリック・バナ演じるヘクトルが非常に良かった。あ、もちろんブラピもさまになってましたよ。 得点 8 |
| 28.ドーン・オブ・ザ・デッド 見た日2004年5月21日
オリジナルは未見ですが、とりあえずこの映画ホラー映画の傑作と見た!なんたってビックリしたのが始まって5分もたったかと思ったらゾンビの感染が始まって後は怒濤の展開。本筋に入るまで長々と伏線をはる昨今の映画に比べるとその潔さに拍手。今回テーマもへったくれもないって感じで、とにかくゾンビの恐怖とスピード感でグイグイ押しまくる。全速力で追っかけてくるんですよほんとに。ああ怖い(笑)内容的にはテレビゲームっつぽいところもあってそこも僕としては面白かったかな。ただあまりにも救いのないラストにただただへこむばかり・・・ 得点9 |
| 27.ビック・フィッシュ 見た日2004年5月15日
もっとテンポとインパクトのある映画かと思ったんだけどなあ。陽のティム・バートンって感じでそれはそれで良かったんだけど、終始展開が平坦な感じで眠気を誘う。ラストももっと意表をついて(実はホントだったとか)もよかったんでは。ティムバートンにしては抑えた演出で、親子ドラマを目指したんだろうけど・・・・。そこらへんの感動ももう一歩・・・。 得点 7.5 |
| 26.世界の中心で、愛をさけぶ 見た日2004年5月14日
良い、悪くないっていうかむしろこういう話は大好き。でも、何か物足りない。四国の片田舎の情景はノスタルジーをかき立て、撮影の篠田昇のカメラはちょっと岩井俊二作品を思わせるがすばらしい。涙は胸を締め付けられる感じでじわじわっとは来た。でも泣くまでには至らないこのもどかしさ。薄幸(不治の病)の美少女との悲恋話は今見ると使い古されている感がある。確かにいい話ではあるが、なぜこの程度のベタな話が今時話題を呼び何百万部も売れているのかちょっと疑問。ただ原作を読んでいないので、原作はもっと奥が深い話なのかもしれない。原作のその後の話を中心としているコンセプトは、原作とは違うものを作ろうとする意気込みである程度評価できるけど、柴咲コウのエピソードはちょっととってつけた感じがある。でも、アキ役の長澤まさみ、サク役の森山未来は非常に良かった。80年代の雰囲気も醸しだし、僕らの世代では懐かしさに浸れる一作ではある。 PS:時間が経つにつれ感動が薄れてきたなあ。やっぱりベタな感じが否めない。 得点 8 |
| 25.スクール・オブ・ロック 見た日2004年5月8日
うーん、ある意味良くできた映画。ハリウッドでは教師ものはけっこうあって、この作品もその王道に載っていてなかなか良い。ジャックブラックも超はまり役ですがすがしいくらいだ。ただ、某雑誌で大絶賛していたのがちょっと疑問。そこまで面白いかな?感動も言うほどしなかった(ライターは泣いたらしいけど)。そもそも主人公のデューイはきっかけからして不純で、まあそれはコメディ映画としてはいいんだけど、それはほぼ最後まで続く。結果オーライ的に話は進んでいくので、果たしてこれで感動するのだろうかと。コメディとしては良くても感動ものとしては弱いような気がします。ただ、素直に感動できなかったのは自分の職業も関係しているかもしれませんね。 得点 7 |
| 24.キルビルVol.2 見た日2004年5月5日
僕にとってはちょっと拍子抜け。一見すればわかるんだけど、VOL.1とはおよそ別の作品。某映画雑誌に『150キロで飛ばしていたのに急ブレーキをかけられ、フロントガラスに頭突きする』と書いてあったけどまさにその状態。今回は全作と違って(セリフ的に)タランティーノ節が全開なんだけれども、これもまさしくタランティーノ映画。好きな人は好きなんだろうけど、僕は基本的にタランティーノ節は好きではないので、僕にはちょっと退屈。全作はあまりのはじけっぷりに狂喜乱舞したけれども、今回はちょっとスローダウン。ストーリーとしては完結されていいて良かったけれども、あまり感性に響いてこなかった。 得点 7 |
| 23.CASSHERN 見た日2004年5月4日
はなっから子どもの頃見ていた竜の子アニメ『新造人間キャシャーン』とは似て非なるものになることは目に見えていたけれど、映像は確かにすごい。そのビジュアルは悪夢的でハリウッドやヨーロッパの映像派クリエーターに引けは取らない。僕は映像派の映画は好きだけれども、ただこれはやりすぎという気がなきにしもあらず。映画としての情報量を超えているようで見ていて疲れる。そしてCMやプロモビデオ出身の映像派監督にありがちなストーリーの脆弱さはやはり否めない。どうもきな臭い今の世の中に向けて反戦映画をやりたかったようだけれど、自分が創造した世界観に酔いしれている顔が目に浮かびそう。いいとろこは確かにある。ところどころオリジナルアニメのツボをおさえている描写などはまあまったく原作無視ではないかなという気持ちにさせたけれど、キャシャーンで反戦映画を撮らなくてもと思う。この映画を見て今の若者が反戦の気持ちが沸くだろうか。 得点 5 |
| 22.パッション 見た日2004年5月3日
この世紀の問題作をどうとらえればいいのだろう。噂通り壮絶な暴力描写。ショック死するのもうなずけるし、正直正視に耐えないものがある。だからこそ逆に目を背けることなく見続けました。見終わった感想は・・・「すごかった」っていう陳腐な表現ではとても足りない感情。面白かったと感じたのは自分に残酷な一面があるせい?ただ、ここまで凄惨なキリストの受難を描く理由が・・監督メルギブソンの意図を感じることが出来なかった。それは自分がキリスト教信者じゃないから?センセーショナルな残酷描写にひかれただけならばこの映画は駄作だろう。ただキリストの尊い犠牲心を感じることが出来たのは幼少の頃教会系の幼稚園に通っていたせいもあるかもしれない。果たしてこの映画、傑作なのか駄作なのか僕には結論を出すことが出来ない。 得点 9 |
| 21.コールドマウンテン 見た日2004年4月29日 とにかく古典文学ラブロマンス。思っていたよりは面白かった(笑)南北戦争に引き裂かれた二人、再び会うたびにそれぞれの戦いが続く・・・。完全に現代ではあり得ません(笑)この時代でもあり得たのかな(笑)付き合ってもいないのにひたすら操を守り続ける二人、立派なものです。でも古典文学ですからね。そこのところは目をつむりべきなんでしょう。とにかくレニーゼルウィガーが良いです。彼女が作品にいいスパイスを効かせていて退屈させない。アカデミー賞も納得です。 得点 8 |
| 20.オーシャン・オブ・ファイヤー 見た日2004年4月28日
いや、やっぱり面白くなかったんだと思う。終始眠くて眠くて・・・半分寝ながら見てました(笑)監督はジョージョンストンだし、ばりばりのアクションアドベンチャーを期待してたらけっこうな肩すかし。実話を元にしているだけにドラマ部分に力を入れたのが裏目。本来スリル満点のテンポのいいサバイバルレースが退屈なものになってしまった。時折CG全開のシーンもお目見えするけどとにかくテンポが悪い。ファンタジーと実話感動ドラマの間で中途半端な作品になってしまった感じです。ヴィゴ・モーテンセンのたたずまいはよかったんだけどなあ。 得点 4 |
| 19.殺人の追憶 見た日2004年4月25日
またしても韓国映画の底力を感じた一作!実話が元になっているわけだけれども、警察ドラマでありながらエンターテイメント性が損なわれていないのはさすが!主演の二人も存在感たっぷり。踊る大捜査線とは方向性がまったく逆の作品。実話の方の犯人は未だに捕まっていないとのこと、その犯人はこの映画を見てどう思っているかなあ。 得点 8 |
| 18.アップル・シード 見た日2004年4月24日
日本が誇る最先端のアニメ技術、フルCGアニメ「アップルシード」。ファイナルファンタジーよりかはずっと面白し、技術もすごかったけど、ストーリーが多少ピントこなかったかな。これといってカタルシスも感じなかったし・・・、まあそんな感じ。どんなに感張ってもCG独特の硬質な雰囲気は払拭出来ていないような気がする。それをよしとするかしないかの差だとは思うけど。 得点 7 |
| 17.恋愛適齢期 見た日2004年4月16日
僕ってロマコメ好きなんですよねえ(笑)ホントはこの映画あんまり興味なかったんですよ。50〜60代の老いらくの恋なんてって思ってたんですけど、見れましたねしっかりと。しっかりロマコメのツボは押さえているので思った以上に面白かったです。退屈しなかったし。最後はちょっと切なくさせられたし、やっぱりロマコメには弱いなあ。 得点 8 |
| 16.イノセンス 見た日2004年4月1日
なんだかわかったようでわからないようで・・・てな感じの映画だった。会話は観念的で哲学的、ほとんど何を言ってるかわからないのね(笑)それでも基本的な捜査をしているストーリーは何となくわかっちゃうところが不思議。でも映像はとにかくすごい!あのイマジネーション!あまりの想像力に恐ろしさまで感じてしまった。人間ってあんな世界が想像できてしまうんだ。恐ろしや・・・自分の凡人かげんを痛感してしまってちょっと悲しい(笑) 得点 8 |
| 15.ペイチェック 見た日2004年3がつ27日
案の定SF色が薄まってる(^_^;)まあアクションは相変わらずのジョン・ウー節でそれなりに面白いけど、SFでしょ!?これ。過去の自分から渡されたがらくたを使って危機を回避していくってコンセプトは面白かったけど、それだけって感じで、肝心の未来予知が出来るマシーンはどうでも良くなってる感じ。それがSF色を薄めている原因だと思うけどね。10年前なら面白いって思ったかもしれないなあ。それにしてもやっぱり『鳩』は出すわけね(笑) 得点 7.5 |
| 14.レジェンド・オブ・メキシコ 見た日2004年3月25日
なんだかまあまあな作品だった。期待したんだけどねえ(笑)どうも豪華スター競演にしたばっかりにどのキャラクターもアクは強いけど中途半端な感じ。主役であるはずのアントニオバンデラスがすっかりかすんじゃってるし、ヒロイックなカタルシスも感じられなかった。これは悪い意味でジョニーデップのせい!?それでもギターケースがラジコンになってたりとケレンみはたっぷりなんだけどね。 得点 6.5 |
| 13.花とアリス 見た日2004年3月20日
うーん、とにかくいい。やっぱりいい。岩井俊二は本当に天才だ。どうしてあれだけの美しい映像が撮れるんでしょうか?それだけでやられてしまいます。何度も言っているけど、昔は『日本て絵にならない国だなあ』とつくづく思ったものだけど、岩井俊二はほんとになんでもない日本の風景を美しく撮る。カメラマン(撮影監督)の力でもあるのかもしれないけど、やっぱり岩井俊二の力でしょうね。桜並木がパーッと広がるシーンはほんと美しいです。物語はある少女二人の日常を描いたもの。そこには甘酸っぱく懐かしい雰囲気が漂い、ノスタルジックな気分にさせます。ギャル語やギャル文字嘆かわしばかりの女子高生が増えている中、『少女はこうあって欲しいよね』っというある意味身勝手な男の気持ちを代弁してくれるような映画です(笑)。泣けるシーンにわざわざコミカルカットを挟むあたりは、岩井俊二ひねくれてやがんなあと思いましたが(いい意味で)最後のバレエダンスシーンがいいんですよ。なぜか涙がこみ上げてきました。(いろんなカメオ出演も面白いです) 得点 9.5 |
| 12.ジョゼと虎と魚たち 2004年3月7日
これは悲しき人魚姫の恋物語なのか、それともはかない青春物語なのか。とにかく見終わった後のたまらない切なさが胸にしみる物語であります。なにがいいってジョゼは足が動かないという身障者なわけだけれども、決して美化されていないという点。とかく身障者を主人公に映画を撮ると過剰に美化してしまう傾向にある中、この映画にはそれはない。池脇千鶴は美しい女優ではあるけれども決して美しく描かれていない。だけれどもなぜか美しい。それは見た目だけのものではないと思う。ラストに心を痛めても恒夫を責めることが出来ない自分がいる。それを振り返ってまた忸怩たる思いに駆られてしまう。これは立派な恋愛物語。はたしてジョゼは幸せだったのだろうか。 P.S『花とアリスが』が良くてちょっと点数ダウンかな、もう少し時間置いてかえるかもしれません。 得点 9 |
| 11.マスター・アンド・コマンダー 見た日2004年3月6日
血湧き肉躍る海洋冒険映画だと思ったらちょっと違うみたい。まあそういうシーンはしっかりあるんだけれども、そこはピーター・ウィアー少々抑え気味、ストーリーもドラマ重視でアクション性を期待するとちょっとがっかりするかも。それでもこの監督らしい古典文学が漂う演出はそれなりによい。でもそれなりなんだよなあ。今の時代、CGの技術が高いと行っても古典文学を映画化してはたして面白いのかな。いやもちろんロードオブザリングは別。 得点 7 |
| 10.MUSA(武士) 見た日2004年2月29日
この映画を表するには『凄まじい』という言葉がピッタリ!そうまさしく凄まじい映画であります。敵国の姫を護衛することになった漢(男)達がその矜持にかけて姫や女子どもを守り通す。その凄まじき決心と壮烈な殺陣に魂が揺さぶられます!とにかく殺陣がものすごくかっこいい。特に奴隷の身分から解放され命をかけて姫(チャン・ツィー)を守る“ヨソル”がほんとかっこいい!あそこまで縦横無尽に矛(だと思う)を操る人を始めてみました。その無類の強さにしびれっぱなしです。 得点 9 |
| 9.再見 見た日2004年2月29日
典型的な、そう絵に描いたような『生き別れ話』、それで子役にあんな演技されたらそりゃあ泣いちゃうよ(笑)またしても嗚咽が出そうになりました(笑)でも、しかし、もうちょっと工夫できなかったのかなというのが正直な感想。単純に生き別れた兄弟が再会するだけの話なのでいささかあざとい。もう少しストーリー展開の工夫とか大人になったときのキャラクターの設定も一工夫欲しかった。生き別れた後の話もちょっとでもふれていたら感動も倍増したように思う。それにしても泣かされた。ある意味卑怯だね(笑) 得点 7.9 |
| 8.ラブ・アクチュアリー 見た日2004年2月22日
これを読もうとしている方これから僕はこの映画をこてんぱんにけなすので、この作品を好きな人は読まないことを勧めます。ネタバレもあるし。 『ノッティングヒルの恋人』『ブリジットジョーンズの日記』の脚本家と聞いて期待していたのに強烈な肩すかしを喰らった感じ。非常にがっかりな作品。様々なラブストーリーが微妙に絡み合って一つの作品としてできあがるというプロットははっきりって失敗していると思う。というのも、なんたってそれぞれのエピソードがとるに足らないものばかり、ましてやぶつ切りにいろんなエピソードが語られるので、各エピソードの流れを追うのが非常にもどかしい。登場人物がそれこそ微妙に関係しているだけで、エピソードそのものは独立しているのは何か意味があるの?だいたい精神障害をもった弟をもつ女性の恋愛は結局悲恋に終わって最後はほったらかしだし、アメリカ行っただけでモテモテになってしまう男の話はなんなんだあれは!!理不尽すぎる!ミスタービーンのローワンアトキンソンは全然笑えないし、最後は仰々しい音楽をつけて恋が成就する人のハッピーエンドを盛り上げるけど、よく考えるとそもそもの話はたいしたことないものばかりじゃないか!とにかくつまらない。久々に金を返せといいたくなる映画した。僕は(笑)もっと登場人物を減らしてそれぞれのエピソードを掘り下げれば良かったのに、ただの取るに足らない恋愛話を寄せ集めたにすぎない!非常にがっかり。 得点 2 |
| 7.ゼブラーマン 見た日2004年2月19日
なんかやたらと哀川翔がテレビに出て宣伝しまっくてるからどんなもんかと見てみれば、これがとっても面白い!クドカンってホントにヒーロー物が好きなんだね。そういえば年も同じくらいか。とにかく前半の情けなさ加減に爆笑(失笑!?)し、後半の怒濤のヒロイズムに涙する。それなりにSFも入ってるしツボにはまります。まあ人によっては「くだらない」と一笑にふすかもしれないけど、ただのパロディヒーローものともちょっと違いましたよ。言えないけど最後のあのシーンには涙腺を刺激されました。そこらへんの複線も良かった。ただ、なんかよく分からないけど技使ったり変身したりする設定にはもうちょっとSF的な解釈が欲しかったなあ。 得点 9.5 |
| 6.ラブストーリー 見た日2004年2月11日
泣きました!どうも最近韓国映画に泣かされるなあ(笑)。この映画、原題は「The claassic」。その原題の通り、今時めずらしい古き良き純愛が描かれた映画。監督が自ら野暮ったいと表した、まさにその通りの野暮ったい映画なのだけれども、それが僕をノスタルジックな世界へと誘ってくれました(ああ、この表現からして野暮ったい(笑))なんともいえない懐かしい10代の切な〜い恋心がわき上がってくる。これは韓国映画なのに・・・。そういう純粋な思いってのは世界共通なのですね。それにしてもこの監督よっぽど『運命の赤い糸で結ばれてます』って話が好きらしい(笑)多少あざとくもあるんですけど。 得点 9.5 |
| 5.ロード・オブ・ザ・リング〜王の帰還〜 見た日2004年2月7日
すばらしい!とにかくすばらしい!、圧倒的な迫力と映像美はもとよりなんといってもその人物描写、ストーリーの深みがすばらしいのです。監督ピーター・ジャクソンの情熱に乾杯!今、僕はこの壮大な物語の続きがもう見られないことに一抹の寂しさを感じています。あと50年はこれを超える作品は出ないでしょうね。もうこれ以上は語る必要はないでしょう。ただ見てその世界に酔いしれるだけ。とにかくすばらしい! P.Sこれでオスカーあげなかったら、アカデミー会員はアホだな。 得点 10 |
| 4.シービスケット 見た日2004年1月30日
僕は競馬が大好きです。この前の有馬記念もがんばりました(笑)ということでこの映画噂に違わず感動作でしたよ〜。でももう一歩感動しきれなかったかなあ。それというの実はものとはいえ、先が読めてしまうことで素直に感動できなかった。「どうせそうなるんでしょ」なんてそれほど冷ややかに見ていたわけではないんですが、最後は丸く収まるってことを知っているとどうしても感動が半減してしまう。それに脚色が上手くて長い物語を上手にまとめてあり、また演出のテンポも実にいいんですけど、それが逆に予定調和な感じに働いたような気も・・・。でも、作品的には大変すばらしかったと思います。競馬のシーンは見事ですね。まるで騎手になって一緒に走っているかのような気持ちになります。 得点 7.5 |
| 3.ミスティックリバー 見た日2004年1月24日
やりきれない・・・とにかくやりきれない映画であります・・・。全編にわたる乾いた感じはやはりクリントイーストウッドならではなのか!?とにかくクリントイーストウッドが優れた映画作家であることを再確認いたしました。クライマックスのいたたまれなさといったら久しぶりの感触でしたね。3人の俳優の演技も見事の一言!特にティム・ロビンスが一番印象的でありました。映画は大変すばらしい作品だと思います。あとは好みの問題!?(笑) 得点 8.5 |
| 2.半落ち
見た日2004年1月23日
ここ最近の日本映画の中では及第点です。それはなんと言っても役者の演技につきる。監督の演出のせいでもあるんだろうけどその抑えた演技が実にグッとくる。ホワイトアウトの時はあまりのくどい演技に辟易したもんなあ(笑)ただ映像は相変わらず(邦画定番の)美しいとは言い難い映像。基本はミステリーでもヒューマンドラマに仕上げた点も善し悪し。確かにドラマとしてはなかなかのものだと思うけど、ミステリーならではの謎解きの部分でストンと落ちずちょっと物足りない気が。吉岡秀隆がんばって演技してたけどほとんどドクターコトー(笑)せめて髪型くらい変えろよな(笑)それに裁判官に見えないよ(笑)まあそれでも作品を損ねない程度にはがんばっていた。なんだかんだと文句を言ってしまったけど良かったですよ及第点です。 得点 8 |
| 1.タイムライン 見た日2004年1月18日
いたってふつ〜の冒険活劇(SF)。ストーリーをまとめるとタイムマシンで昔に行って大冒険してきましたっていう感じ。そこはリチャード・ドナーだけにそつなく無難にまとまってはいるけど、タイムスリップはおまけみたいな感じだし、タイムパラドックスもない。ストーリー的には今一歩ひねりがなく物足りなさが残る。だいたい主役であるはずのポール・ウォーカーが全然地味!展開に翻弄されるだけの役になっちゃってる。原作はどうだったのかわからないけど映画としては遅すぎた感がある。20年前なら大ヒットしてただろうなあ。それでも冒険活劇としては普通に面白かったですよ。 得点 7.5 |