2007年映画批評
毎年やってる映画批評。いつも10点満点で点数をつけているわけですが、今年からちょっと点数のつけ方をかえます。
まず、評価を【監督・演出】【脚本・ストーリー】【俳優・演技】の3つにわけ、それぞれ10点満点で評価します。そしてその3の点数を平均したものを総合点として評価します。つまり今までより細かく評価できるわけです。まあその反面より辛口になる可能性があるんですけどね。とりあえずしばらくこの評価でやってみようと思います。
得点の観点
【1〜4:つまらない駄作】 【5ぐらい:どっちつかず】 【6〜7.9:まあまあ】 【8から9.9:面白い】 【10:傑作!】
| 39.めがね 見た日2007年12月31日 映画館:シアターボイス
見事なぐらいの脱力系映画です。舞台、登場人物、物語の意図全てが謎(笑)でもそれがどうしったって感じの・・いや、そんあことは気にしない気にしないって気の抜けた笑顔で返される映画であります。とにかくこんな場所に行ってゆっくり心を癒したくなります。出てくるご飯も実においしそ。 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】 |
| 38.アイ・アム・レジェンド 見た日2007年12月30日 映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見
謎のウイルスに冒された人類、一人残された男がたった一人(と一匹)で孤独とウイルスに立ち向かう。内容は非常にシンプル。まさに古典SFの金字塔です。普通に撮ったら安っぽいストーリーも今回は孤独に苛まれる男をじっくりと描いていて全然安っぽくない。なんといっても人っ子一人いないニューヨークは圧巻!それだけでも見応えがあります。でも安っぽいB級映画も好きなんだけどね僕は。もっとシンプルでもよかったかもしれない。 【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 10】 【総合 9.7】 |
| 37.ナショナル・トレジャー 見た日2007年12月29日 映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見
現代版インディジョーンズの第2作目。今回もそつなくまとまっていてまあまあ面白かった。ニコラス刑事は本家のインディを食うような活躍をしております。適役のエド・ハリスをいまいち悪人に描ききれなかったのが物足りなかったかな。宝探しのしかけを考えるのって大変だよなって改めて考えます。またあるんでしょうね。 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】 |
| 36.ミッドナイトイーグル 見た日2007年12月7日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
この作品の失敗は竹内結子をキャスティングしたことだ。竹内結子自体は悪くない。むしろ好きな女優です。なんでだめだったのか、この物語、元々主人公西崎の相手は妻だったいう。おそらくこの映画に竹内結子を使いたかったがために、年齢の問題もあり、妻ではなく義理の妹とという設定にした。それが大きな間違い。妻から義理の妹になったために、どうにも腑に落ちない点がいっぱいできた。@西崎の息子を引き取ったというが息子にしてみれば父親と暮らしたいのではA西崎が現実から逃げたために義理の姉が病のことを伏せたあげく死んだというが、このことで生死にかかわる病気を隠すだろうか、それに西崎が逃げた理由としてはある程度同情できる内容で、妹が姉の死を西崎のせいにするのはほとんど逆恨みに近いBなんといっても妻から義理の妹に変わったために愛情の深さが薄まっている。等々の理由があって、せっかくの自己犠牲のシーンもカタルシスがそれほど得られないのだ。もったいない。それに付け加えてやっぱりアクションの演出が野暮ったい。この点は韓国映画に相変わらず勝てないところだな。 【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 7】 【総合 6.3】 |
| 35.ALWAYS〜続三丁目の夕日 見た日2007年11月23日 映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見
最近暗くネガティブな映画が多いと思っていたら、正直ホッとした。こういう映画を見てないと心がすさみますね。ということで、内容としては、続編としてはうまくまとめられていたのでは。前回の方が泣き所があったように思うけど、あんまり前回を超える超えないって映画でもないように思う。それにしてもオープニングは実に良かった。あの感じで本物もやればいいのに(笑) 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】 |
| 34.ボーン・アルティメイタム 見た日2007年11月10日 映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見
今年は初のベスト映画なしで終わるのかと、ため息混じりにあきらめかけていたそんな中、見事に風穴を開けてくれる作品が出た!!それがこのボーンアルティメイタム。第一作ボーン・アイデンティティは設定は斬新だけど、映画的には凡庸な作品だった。第2作は監督ポール・グリーングラスの見事な演出でキレキレのアクション映画に生まれ変わっていた。今回、監督続投に相当期待感を高めていて。それを凌駕するすばらしいでき!!監督の演出・カメラワークはキレにキレまくり最初から最後まで緊張感がとぎれない。CIAとの駆け引き、暗殺者とのチェイス、カーチェスト、そして謎の究明と全編クライマックスの連続!この血湧き肉躍り、手に汗握る映画はダイハード以来だ!とにかく監督がすばらしい、手持ちカメラのぶれがリアルさを醸しだし、緊張感を絶妙に高める。ほめてもほめても言葉が止まらない。シリーズ最高傑作にして、アクション映画の大傑作だ!もうやりつくしてしまった感のあるアクション映画も、監督の腕次第で見事な傑作を生み出せる。それを改めて教えてくれただけでとっても幸せ。それにしてもシリーズを重ねるごとに面白くなるなんて非常に珍しい映画。ストーリーとしては完結している今作。無理に続けるとつまらなくなる傾向があるから、続きが見たいようなみたくないような。悩ましい思いにさせてくれるそんな映画です。(アカデミーにはノミネートすらしないのかな。) 【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 10】 【総合 10】 |
| 33.バイオハザードV 見た日2007年11月2日 映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見
ハイランダー監督のラッセル・マルケイ復活である!すっかり映画界から姿を消してしまったと思ったのに。北米でもそこそこヒットを飛ばし返り咲いた感がある。大好きな監督だけに素直にうれしい。tだ、映画的にはらしさは影を潜めていたかな。彼の特徴は闇の演出。光の演出に特徴があるんだよね。今回は白昼の砂漠。ちょっと生かせなかったか。相変わらず内面描写はへたくそだったけど。映画としては面白かったし。B級感満点でOK!それにしてもVは完全に原作ゲームを離れてしまったな。そうしてマンネリ感出さないようにしてるんだろうけど。Wはあるのか!? 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 7】 【総合 8】 |
| 32.パンズラビリンス 見た日2007年10月13日 映画館:スガイ札幌劇場
監督はデルトロ、アカデミー賞をとった美術ときいてそれは壮大なファンタジーなのかと思ったら荘でもない。ただ、それは悪い意味ではなく(実際低予算だったろうから)哀切でもの悲しい大人のファンタジー映画となっている。それにしてもこれでもかと描かれる「痛い」描写と、少女世界の対比。見終わった後は何ともいえない哀しい余韻に浸れる映画となっています。 【監督・演出 10】 【脚本・ストーリ 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9.3】 |
| 31.サイドカーと犬 見た日2007年9月24日 映画館:シアターボイス
恐ろしいほど起伏のない映画。だからといって面白くないってわけではないけどゆったりとした雰囲気が眠りに誘う・・・・。まあなんとか寝ませんでしたが久々に竹内結子の元気な姿が見れてよかったでした。 【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】 |
| 30.ファンタスティック4〜銀河の危機 見た日2007年9月22日 映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見
前回は、誕生編なので、それぞれのキャラが立つまで時間がかかりいまいちカタルシスを得られるような話にならなかったけど、今回はスムーズに話が展開しキャラもよく立ってた。ストーリーもテンポが良くて素直に最後まで見ることができた。だけどね、最後のシーンはいかがなものか。今でもあんな演出をするなんてあきれるばかり。 【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】 |
| 29.ラッシュアワー 見た日2007年9月8日 映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見
話は都合のいいように展開して破綻しまくってるけど、久々に真田広之のアクションを見れて良かった。 【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー6】 【俳優・演技 6】 【総合 6】 |
| 28.オーシャンズ13 見た日2007年8月15日 映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見
12よりも面白かったです。まあそんな感じかな。超豪華な映画ではあるけど、連続ドラマの一本って感じがする。 【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】 |
| 27.トランスフォーマー 見た日2007年8月4日 映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見
日本製玩具が元になったアニメの実写化。しかも監督はあのマイケル・ベイ!どんなもんかと見てみると、まあ悪くはなかった。失敗作にはなってないと思う。なんといってもロボットの変形も含めた演出・描写が見事だ。うそくささがほとんどない。ケンレンミたっぷりでスピード感のある演出も目が離せない。マイケルベイの面目躍如だろう。ただ難点を言うと。いくら元が子ども向けとはいえストーリーが幼稚だ。人間の視点で描かれていてラレンスフォーマーたちの魅力が半減しているような気がする。せわしないストーリー運びもテンポはいいが、ストーリーに感情移入できなくなってくる。ロボットは変形しすぎだ。あれじゃあ何でもありじゃん。でもまあ相対的には見応えのある映画にはなっています。 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー8】 【俳優・演技(ロボットの) 10】 【総合 9】 |
| 26.そのときは彼によろしく 見た日2007年7月28日 映画館シネプレックス旭川
“いま会い”から続く、市川拓司シリーズ第3弾。今回もやっぱり病気がからむそしてその病気は謎の病であることもいつもの通り。今回の病は眠り病、一度深い眠りにはいると二度と目覚めず死に至るという。まあいい、これは(というか市川拓司の物語は)完全なファンタジーだ。今回はさすがにつっこみ所満載だがそう思ってみればまあまあじゃないだろうか。それにしてもラストはどうだろう。感動的ではあるけどいくらなんでもあれはなあ・・・。シリーズのできとしても“いま会い”“ただ君”についで3番目かな。 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー6】 【俳優・演技 7】 【総合 7】 |
| 25.ダイ・ハード4.0 見た日2007年7月1日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
10数年ぶりの最新作。アンダーワールドのレンワイズマンを監督に雰囲気を一新した結果は吉と出たようだ。ビジュアル系の監督らしく映像のタッチは今までとは明らかに違いスタイリッシュに仕上がっている。スケールは今まで以上にアップしているのは仕方ないとして大味感はあまりない。デジタルVSアナログという構図も若干生かし切れていないような気もするが悪くない。監督が大ファンというだけあってオマージュ的な要素もあり雰囲気は「1」に近い感じがする。最近この手のアクション映画が少なく素直に面白かった。プレッシャーのかかる監督を引き受けた中で及第点といえるできとなっている。だけど・・・やっぱり「1」には及ばない。その理由は挙げたらきりがないけどやっぱり複線が足りない。ラストもあっけないし、なにが一番嫌かというと今回完全にホリーと離婚してしまっている点。まあそれはある意味娘を助けるというストーリーに生かされているわけだけれども、納得がいかない。「5」があるなら今度こマクレーン一家の家族の再生を描いてもらいたい。 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】 |
| 24.ゾディアック 見た日2007年6月22日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
実話を元にした犯罪サスペンス。残念ながらスリラーはつかない。謎の暗号文と共に無差別殺人の犯行声明を新聞社に送りつける不適な殺人犯ゾディアック、ゾディアックとはなにものか!?そしてゾディアックを捕まえるために捜査に取り憑かれ、人生をも狂わせていく人々。じっくりとねっとりと描いていくデビットフィンチャーの演出は確かにスキがない。ただ、監督の目指しているものはゾディアックの猟奇性よりも、ゾディアック捜査に取り憑かれていく者たちの狂気じみた人生に向いているようで、いままでのフィンチャー映画を期待していると肩すかしを食らう。基本的に未解決の事件を元にしているんだから話が盛り上がりようがない。それでていて長い上映時間に後半はちょっとつらかった。 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー6】 【俳優・演技 8】 【総合 7.3】 |
| 23.300 見た日2007年6月18日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
傑作ドーン・オブ・ザ・デッドのザック・スナイダーの新作。スター不在、内容はマニアックで大ヒットしたっていうからどんなもんかと見てみたら。確かに映像はすごい!ビジュアルセンス炸裂の見事な映像美と切れ。ところがこの日体調が悪く(睡眠不足)のため半分眠りこけながら見てしまった。そのためストーリー的に面白かったのかどうかわからない。なんとか眠気を我慢しながら見たのでストーリーはわかってけれど、その印象からすると、300人の精鋭で100万人を迎え撃つというど直球のお話。もう一回見なきゃならんかなテレビでだけど。 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー6】 【俳優・演技 7】 【総合 7.3】 |
| 22.パイレーツ・オブ・カリビアン〜ワールドエンド 見た日2007年6月17日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
「1」に続いて寝てしまった。「1」はストーリーが大味すぎて寝た。「2」はデッドマンズチェストの争奪戦という構図がわかりやすくそれなりに面白かった。「3」はもうとにかくわけわからん。いろんな登場人物の思惑が絡み合いすぎてなんだかうんざり。もっとシンプルな冒険活劇でいいのに。エリザベスのキャラも「1」から言ってるけど、男勝りに剣を振り回すなんて僕は好きじゃない。お姫様タイプの方が感情移入できる。寝たせいもあるんだろうけどとにかくよくわからん映画。 【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー4】 【俳優・演技 6】 【総合 5.3】 |
| 21.プレステージ 見た日2007年6月11日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
マジックの世界に取り憑かれた二人のマジシャンの物語。二人はマジック界の頂点を目指すために、憎しみ競い合いそしてだましあう。そしてマジックを極めんがために二人が編み出した衝撃のマジックとは!?ってほどに衝撃はなかったかな。というのも途中でそのタネがうすうすわかってしまうのだ。クリストファー・ノーランはメメントよろしく、時間軸の交錯を使った演出で見ているものをまさに煙にまこうとするんだけれども、悪くはないが多少わかりづらくさせているだけのような気も。手品なんだからタネはばらさない方が良かったのかなあ。タネ自体はすごいタネなんだけど途中でばれちゃってるから最後のどんでん返しのインパクトが弱い。雰囲気はいいんだけどね。 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 8】 【総合 7.3】 |
| 20.ザ・シューター 見た日2007年6月10日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
タイトルからするとバリバリのアクション映画と思えるかもしれない。もちろんこの映画はアクション映画なんだけれども、サスペンスとしてもけっこういいある任務をきっかけに隠遁生活を送る凄腕のスナイパー。大統領暗殺を阻止するために復帰するが、思いもよらない陰謀に巻き込まれていく。主人公ボブ・リー・スワガーはその身に備わった様々な能力を駆使して悪に立ち向かっていく。その復讐劇が実に痛快。最近なくなってきた、ランボーコマンドー路線の再来ともいえる。最近ちょくちょく見かけるダニーグローバーもいい味出してる。ただ、監督アントワン・フークワは切れよりも骨太さを売りにしている監督。もうちょっと演出に切れがほしい気がする気もしたけれどそれもよしか。ぜひシリーズ化してほしい。 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー9】 【俳優・演技 8】 【総合 8.3】 |
| 19.GOAL!2 見た日2007年6月10日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
今年1番の駄作。ひどすぎる。サッカー映画のくせにサッカーが全然描かれていない。普通スポーツ映画は、そのスポーツ優勝とかなにがしかの目標もって試合に望み、それに人間ドラマ(チーム競技なら群像劇)が絡んでくるというのが定石。それがどうだ、今回チャンピオンズリーグ制覇というのが目標のはずがそれにいたるまでのチーム(もしくは)主人公としての葛藤や成長が全く描かれない。ジダンやベッカムなんてそっちのけでサッカーと関係のないくだらないドラマが展開されている。スポーツ映画はまず競技だろ!肝心の試合は淡々とドラマの合間に出てくるだけで、優勝に向かって盛り上がっていくプロセスがなく、感情移入ができない。全開の右利きなのに左足でFKに続いて、4トップ(FWが4人いる)という常識ではあり得ない展開もあり。相変わらず全くサッカーをわかっていない。前回はまだつっこみながらみれたけど今回はひどすぎる。キャプツバを見習いなさい。 【監督・演出 1】 【脚本・ストーリー1】 【俳優・演技 1】 【総合 1】 |
| 18.大日本人 見た日2007年6月3日 映画館札幌シネマフロンティア
ダウンタウン松本人志第一回監督作品は衝撃の問題作というよりは長編コントって感じかな。まさに松っちゃんワールド全開のお笑いムービー。ごっつとガキ使好きな人は抱腹絶倒間違いなしの仕上がりとなっています。今回松っちゃんが選んだテーマは「ヒーローの日常」今までもヒーローを揶揄するコントは数々作ってきた松っちゃんだけに今回も爆笑もの。まあバカバカしさは当然あるんだけれども、アメリカ映画のパロディお馬鹿ムービーよりは監督松本人志からのメッセージ性を感じる。それは松っちゃんならではの世の中に対するシニカル目線と批判精神がバカげたコントの中にこってりしみこんでいるせいだから。それをどれだけ感じ取れるか見ている方にも問われている作品だと思う。映画としてどうかと問われると首をかしげてしまうかもしれないけど面白いんだからしょうがない。最後の投げっぱなしっぷりも見事だね。 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】 |
| 17.リトル・ミス・サンシャイン 見た日2007年5月14日 映画館北見シアターボイス
アカデミー賞で話題のこの作品、確かに佳作だと思います。全員負け犬でばらばらの家族が娘のミスコン出場のための道行きで家族のあり方を見つめなおす。おんぼろのミニバスをみんなで押す姿がおもしろおかしくもあり家族の再生につながっている・・・見事な作品になってます。確かにいい映画だとは思うけど作品賞をやるような映画なのかなあ。低価格の佳作映画としてそっとしておいてやるべき作品なんじゃないのか。まあ結果的に作品賞はとらなかったけど。それにしてもおじいちゃんああなるとは・・・ちょっと意外で面白かった(笑) 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー8】 【俳優・演技 9】 【総合 8.4】 |
| 16.眉山 見た日2007年5月13日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
まあある意味想像どうりというか、ものすごく感動するかといえばそうでもなく。まあ徳島の風景はなかなか綺麗だったのでそこそこかなという映画です。そもそも、松嶋菜々子が大沢たかおと恋に落ちるあたり、「そんなあっさり恋に落ちるもんなの!?」アメリカ映画並みの恋の落ち方で感情移入がいまいち。そして母親の恋というのも○○なのかと思うとこれまた感情移入がいまいち。正直泣けません。犬童一心監督でちょっと期待したんだけどなあ。ただ若い頃のお父さん役で竹本孝之がでててニヤリ。 【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー6】 【俳優・演技 7】 【総合 6.3】 |
| 15.スパイダーマン3 見た日2007年5月2日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
待ちに待ったシリーズ最新作。文句なく面白かったですよ〜!2であえて怪人をたくさん出さないという荒技を使わなかったのに今回3人も出したのには見事な理由がありました。(ネタバレになるのでいえません)まあ多少たくさんキャラを増やした分一人一人のキャラの描き方が浅くなってしまった感は否めないけども、ギリギリのところでうまくまとめてはいます。それにつけてもスパイダーマンはシリーズ全体を通して見事に成長の物語にしている。見ている我々も共に成長していく感じです。スパイダーマンは制作者の情熱さえ続けばどこまでも続けられるように思います。ただ、多少サムライミらしさが薄れたような気がしたのは気のせいか!?いつものブルースキャンベル登場シーンはニヤリ! 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー8】 【俳優・演技 8】 【総合 8.3】 |
| 14.バベル 見た日2007年4月30日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
見る前からある程度予想はしていたけど・・・重い・・・決して愉快な映画じゃないね。人と人とがわかりあえない状態を神話のバベルの塔をモチーフに描いたこの映画、痛ましいほどに愚かに思いを通じ合わせるとこのできない人々を描き、人種や国境を越え絡み合うストーリーを構築した手腕は見事というしかない。でもやっぱり重い。意図的なのかこれでもかあまりにも愚かしい状況を描いている様は見てて苛つく。僕はこのての神経を逆なでするような映画はあんまり好きじゃない。救いがあるようでいて後味の悪い終わり方も嫌だ。俳優の演技とかも見事なんだけどね。 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー6】 【俳優・演技 8】 【総合 7.3】 |
| 13.ロッキー・ザ・ファイナル 見た日2007年4月28日 映画館 シネプレックス旭川
スタローンが今頃(またしても)ロッキーをやると聞いたときは、それは「また過去の栄光にすがったりして・・・」と失笑したものだ。確かに今回の映画そういう意味がないとはいえない。ここ最近鳴かず飛ばずのスタローンにとってロッキーでもやらなきゃ映画を作ってくれない状態だろう。(まあよく企画が通ったもんだけど)それでもそれ以上に今回のロッキーにはスタローンの熱い魂が込められている。「そんな境遇になっても情熱を燃やし続けたい!」という熱い思いを。「5」はひどい作品だった。あれでシリーズが終わりだなんてあまりにも収まりが悪い。今回スタローンはありったけの映画への情熱とロッキーへの情熱を込めた。原点回帰もよし。これが真の完結編である。まあ巷でいうほど泣けなかったけど、ビル・コンティのテーマソングには正直燃えた。 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】 |
| 12.ブラッド・ダイヤモンド 見た日2007年4月22日 映画館ワーナーマイカル北見
最初の印象はディカプリオ主演のアクション映画かと思ったけど、予想以上に社会性とエンターテイメント性の高い映画でした。とにかく紛争シーンの迫力がすごい!まるで本当の戦争のようです。ディカプリオの演技はアカデミー賞ノミネートも納得厚みを増したね彼の演技は。作品としてもノミネートしても良かったんじゃないのかなあ。 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー8】 【俳優・演技 9】 【総合 8.7】 |
| 11.デジャブ 見た日2007年3月17日 映画館ワーナーマイカル北見
僕は正直この映画サイコサスペンス(アクション)映画なのかと思ってました。ところがふたを開けてみるとこれが度直球のSF映画。であれば僕好みのはずが、実はそうじゃない。テロの犯人を追ううちに現れる自分へのメッセージ。それは過去の自分からのメッセージだった。4日半前の出来事を見ることができる装置によって事件を解決に導いていくわけだけど、結局その装置使ってタイムスリップし事件を解決するなら、今までのタイムスリップものと大差ないじゃないか。そもそもその装置を開発したのがFBIでしかも偶然開発したなんてなんだそれ!?まあ百歩譲ってその4日半前の出来事を見ることしかできないってことを最大限利用して最後までいけばきっと斬新で面白かったと思う。タイムスリップした時点でそれも台無し、だいたい後先考えずにタイムスリップするんだもの(苦笑)。タイムスリップしても歴史は変えることができないという複線はそれでいいんだけど、結局なし崩し的に歴史変えて事件解決するならその設定も台無し。この作品最大の問題はそのタイトル。僕の解釈ではデジャブでもなんでもない。だってタイムスリップものなんだもの。デジャブは脳の錯覚が引き起こす現象。未来の自分が過去で残したものを見たところでデジャブにはならないでしょ。このデジャブをホンとの意味で上手に使った映画を期待したんだけど。ただ、この映画デンゼルワシントンなんかつかわずB級で作っていたら気に入っていたかもしれない。トニースコットの演出もアクションよりでSF色が薄まっちゃっているのだ。 【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー4】 【俳優・演技 6】 【総合 5.3】 |
| 10.ゴーストライダー 見た日2007年3月11日 映画館ワーナーマイカル北見
はやりの(っていうかそれしかない)アメコミの映画化。ニコラス・ケイジはあれほどのキャリアをもっていてもよっぽどやりかたかったのねアメコミものを(笑)内容はそこそこ面白かった。ストーリーは少々破綻気味だけど、破天荒なドクロヒーローはなかなかいかしてる。ただ最も残念なのは敵があまりにも弱いこと。あれじゃあカタルシスを得るにはちょっと足りないなあ。中ボスクラスの奴らあっという間にやられちゃうんだもの。 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 7】 【総合 7】 |
| 9.ドリームガールズ 見た日2007年2月28日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
基本的にミュージカルは好きではないんです。でも見てみるとそんなに悪くはなかった。みんなすごい歌唱力(あたりまえだけど)エディー・マーフィーもすごい。歌うまかったのね(笑)それにしてもエディーマーフィーの役はすごい脇役(重要な役ではあるけど)それだけにこの役に賭けてたんだね。オスカーを逃したのは相当悔しかったことが伺えます。あたりまえだけどひたすら歌。しつこいくらい歌。やっぱりミュージカルは舞台でやるもんなんじゃないのかなあ。 【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 8】 【総合 7.3】 |
| 8.守護神 見た日2007年2月25日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見
びっくりするぐらいハリウッド版海猿。ただこちらは青春ものって感じはないし、ケビンコスナーのいぶし銀映画という感じ。ケビンコスナー的には久々にいい感じだったんでは。ラストのあっけさなさは拍子抜けだけど。定番のハリウッド映画って感じで悪くなかった。今回「感じ」を使いすぎ。 【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 6.6】 |
| 7.墨攻 見た日2007年2月18日 映画館シネプレックス旭川
時は中国春秋・戦国時代10万の敵軍に包囲された国をたった一人、知略で守り通す。このコンセプトは実に面白そうだったんだけどなあ。結論から言えば期待はずれ。僕が予想していたのは主人公かくり(字が違うかも)と敵将との知略合戦が見られるものと思っていたらそうではない。戦術的に知謀を披露するあたりの演出が弱く、感動が薄い。演出のせいなのか編集のせいなのかぶつぶつと話が進んでいって、ストーリーの展開のさせ方が実に悪い。かくりと女将軍との恋愛!?あれで恋に落ちるのか!?ぜんぜん共感できない。暴君とのやりとりを描くんであったら、かくりの足をひっぱってもそれを痛快にかわすような話にするとか、もうとにかく不満だらけ。で、決定的によくないのがあの後味の悪い終わり方。もうどうしようもなく損をした思いになって映画館を後にしたのでした。 【監督・演出 3】 【脚本・ストーリー 2】 【俳優・演技 4】 【総合 3】 |
| 6.どろろ 見た日2007年2月9日 映画館ワーナーマイカル北見
ニュージーランドロケ、ワイヤーアクション、うんなかなかがんばってる。目標ハリウッドなのか、打倒ハリウッドなのかその意気やよし。一頃の中途半端なVFX映画に比べたらレベルは上がっているのは認めるけど、ストーリー展開は多少強引な感じが・・・しかも予定調和的、そして説明的なんだよなあ。そんなに語らずともアピールする方法ってあると思う。僕が一番気になったのは柴咲コウ。妻夫木の百鬼丸は悪くなかった。でも柴咲コウのどろろはどうかね。最近なにかとこの手の大作にでまっくっているのに辟易しているのも合わせて、その演技がなんか鼻につく。そもそもどろろをやるには年食い過ぎ。僕にとってはそこが大きなマイナスポイントになりました。原作は子どもだしせせめて14・5才ぐらいの子にやらせた方がよかったと思うけどねやっぱり。 【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 5】 【俳優・演技 6】 【総合 6】 |
| 5.幸せのちから 見た日2007年2月3日 映画館ワーナーマイカル北見
一人の男が幼い子供を抱えながらホームレス状態のどん底から一流証券マンとなるまでを描いた実話を元にした愛と感動のサクセスストーリー。とまあコンセプトからしていかにもって感じの映画で、確かに悪くはないけど僕はもういいかなって感じ。結局先が見えてしまうのはやむを得ないから、この手の話はドキュメンタリーとして描いた方がおもしろいのだ。せっかくの実話も脚色を加えるとなんか嘘くさい。 【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 8】 【総合 7】 |
| 4.ディパーテッド 見た日2007年1月28日 映画館ワーナーマイカル北見
はじめにいっときますが、僕は原作の「インファナル・アフェア」の方が好きです。良くも悪く“マーティンスコセッシ”の映画であります。スコセッシはどうやら、お互いに潜入者がいることのスリルとサスペンスよりも主人公二人の人間性そのものに興味があるらしい。インファナル〜の方ではもっと潜入というプロットを生かした手に汗握る情報のやりとりとかけひきあったように思うんだけどそれがどうも薄い。なんたってこの映画、映像からストーリーからあらゆるものがからからに「かわいている」のだ。原作はスタイリッシュでぎらぎらしていてそこがよかった。さいごのくだりももの悲しさが漂いぐっときた。今回はスコッセッシ流のそのざらざらした感じが好きになれなかった。そして今回も寝た(笑)スコセッシ映画はどうも僕の感性に合わないらしい。ジャックニコルソンはいい味出してたんだけどね。 【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 4】 【俳優・演技 8】 【総合 6.3】 |
| 3.トン・マッコルにようこそ 見た日2007年1月14日 映画館:北見東急シネマボイス
朝鮮戦争のさなかあまりにも純粋な村に迷い込んだ3組の兵士たち、はじめは互いに反目しあうのだが村の純粋さに心が洗われ次第に絆を深めていく。そして彼らと村に訪れる運命とは・・・。この物語は完全なるファンタジーであるけれどもその根底に流れるものは“反戦”です。どこまでも純粋なトンマッコルと対比される戦争。硫黄島二部作のように徹底的に悲惨さを描き出すようなことをしなくても立派にファンタジーで反戦映画を描けるのです。ユーモアを織り交ぜながら悲しくも美しいラストに心を揺さぶられます。音楽が久石譲ということもありなんとなくジブリっぽい雰囲気を醸し出しておりますがいい感じ。イノシシに襲われるシーンは実に印象的であります。 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】 |
| 2.エラゴン 見た日2007年1月5日 映画館:ワーナーマイカル北見
思ったよりはいいじゃないかこの映画。でもびっくりするくらいストーリーにひねりがない(笑)まあ所詮10代の小僧が考えたストーリーはこんなもんか。ロードオブザリングと比べるとちょっと酷ってもんだ。監督的に見ても、技術畑出身で映像はそれなりにいいけどもやはりストーリーテラーとしての能力が低い。それでもドラゴンの描写は見事だし悪くない。それにつけてもキャラがたってないというか、主人公その他のキャラクターにいまいち魅力を感じられない。特に主人公の役者は人気が出るとは思えないなあ。これは監督のせいか役者のせいか。この手の英雄譚には魅力的なライバルがいると面白いんだけどそれもいなさそうだし。今回あまりヒットしなかったみたいで続編やるんだろうか。ちょっと心配。 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 6】 【総合 7】 |
| 1.犬神家の一族 見た日2007年1月4日 映画館:ワーナーマイカル北見
まあ、オリジナルはちゃんと見ていたわけでないけど、あらためてみてああこういう話だったかと妙に納得。なんかびっくりするくらい昔の映画風。リメイクなの!?ってかんじもするけど、今見るとこれぞミステリー(サスペンス)の原点って感じで面白かった。角川映画ってことで昔のシリーズは敬遠してたけどあらためて見るのもいいかな。原作を読んでいるわけじゃないけど、石坂浩二の金田一はやっぱり一番いいですね。 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8.3】 |