2006年BEST映画

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  2006年はとにかくひどい年でした。つまり大不作の年であります。これといった作品がほんとにない一年でした。映画批評を見てもらえばわかるのですが10点満点が1作品しかない。心からよかった〜と思える作品にほとんど出会うことがなかったです。まあそうはいっても9点台のまずまずの作品はそれなりにあったんですけど、やっぱり手放しにほめられるような作品じゃなく。続編物だったりして、ネタ切れ感が益々濃くなっている一年でした。上半期はみたいと思う作品も少なく、このままいったら大幅に年間の視聴数が減るおそれがあったのですが、下半期はなんとか盛り返し例年なみの視聴数となっております。そういえば全体的に見て5点以下の作品も多いような。平均点にしたら一番低い年かもしれませんね。 

 そんな中、後半に「ゆれる」と「フラガール」という傑作に巡り会うことができホッとしています。奇しくもこの2作品は共に邦画。今年は全般的に邦画の質が高い年でした。ハリウッドのようなネタ切れ感もなく、制作のセンスも確実にアップしており良質の映画を見ることが多かったです。しばらくは邦画の時代がくるような予感が、ただ調子に乗って質が下がりネタも切れるような自体にならなければいいんですけどね。

 とにかく今年は心に残る名作に出会う機会があまりにも少ない年でした。BEST映画もたったの2作品です。2007年はそんなことのないように祈りたいものです。高い金払ってんだから(笑)

【ゆれる】

 今年NO.1の傑作。それがこの「ゆれる」です。この作品低予算のミニシアター系映画で、並み居る大作を押しのけちゃいましたね。この映画の良さはなんといっても脚本のすばらしさ。いや監督の演出といい、役者の演技といい3拍子そろった傑作ですね。一つの事件を境にして揺れ動く兄弟愛。はたして兄はほんとうにつきおとしたのか!?ただの兄弟愛を描いたドラマだったらつまらなかったと思います。それにからみあった、「兄はほんとうにつきおとしたのか!?」というサスペンスが緊張感を生み、心を離さないのです。そしてそれを支えるのが演出と演技。お金はいらないんですよね。いっつもおもうんですけどつくづく。これ日本アカデミー賞とるのかな。たぶんだめだろうな(笑)

【フラガール】

 実はこれ9.9点なんて中途半端な点つけてますけど、10点でもいいかなあと悩んだ作品なんです。それほどよかった。なんで0.1低いのかというとちょっとベタな話(展開)が多いのでオリジナリティが欲しかったかなあという贅沢な不満からです。でもそれを割り引いてもすばらしかった。本来あそこまでベタだと、寅さんみているようなマンネリ感を感じるもんなんですけど、なんといっても映像がいいんですよね。セットもほんものっぽかったし。映像がベタな感じにならず、実に切れていた。カメラワークも切れてるんです。素直にベタなサクセスストーリーに心を打たれる作品でありました。