2008年映画批評

毎年やってる映画批評。いつも10点満点で点数をつけているわけですが、今年からちょっと点数のつけ方をかえます。
 まず、評価を
【監督・演出】【脚本・ストーリー】【俳優・演技】の3つにわけ、それぞれ10点満点で評価します。そしてその3の点数を平均したものを総合点として評価します。つまり今までより細かく評価できるわけです。まあその反面より辛口になる可能性があるんですけどね。とりあえずしばらくこの評価でやってみようと思います。

得点の観点

【1〜4:つまらない駄作】   【5ぐらい:どっちつかず】  【6〜7.9:まあまあ】  【8から9.9:面白い】  【10:傑作!】  

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31.地球が制止する日  見た日2008年12月19日 映画館ワーナーマイカル北見

 古典SFを最新技術で今風にアレンジしたのはいいけど、それに頼りすぎ。今の映画はみんなそうだけど、作品(演出者)そのものが発するカラーが薄い。宇宙人クラトゥが人類を滅ぼすのをやめる展開としてはちょっとインパクトが弱いのだ。あの程度で気が変わるもんかとそこのところをしっかり描かなければ、ただの特殊技術お披露目映画になるだけ。

  【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】

30.デスレース  見た日2008年12月7日 映画館:ワーナーマイカル北見

 スピードレーザーとは真逆の映画とはよく言ったもんだ。ポール・WS・アンダーソンの映画はわりと好きだけど、今回はスピードレーサーの方が空き。全体的に悪くはないけどストーリーがくだらない。ジェイソン・ステイサムのかっこよさが救い。

  【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 8】 【総合 7】

29.ハッピーフライト  見た日11月30日  映画館:ワーナーマイカル北見

 これは見事な群像劇だ。一つの飛行機を飛ばすのにこれだけたくさんの人が関わっているということがよ〜くわかる作品です。矢口監督ならではウィットに跳んだユーモアも小気味いい。エアポートシリーズが元になっているような話だけど、僕的には「フライングハイ」だな(笑)個人的にはグランドスタッフの田畑智子の話がよかった。いろんな視点で楽しめる一粒で何度もおいしい映画。

  【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 9】 【総合 9.3】

28.レッドクリフPart1  見た日2008年11月2日  映画館:シネマフロンティア

 待望のジョン・ウー版三国志。出だし長坂橋の戦いの場面では、関羽・張飛・趙雲の活躍に涙した。キャラクターはうまく押さえている。特に趙雲は贔屓しているのかと思うほどかっこよい!さすがジョン・ウーアクション場面はケレン味たっぷりですばらしい。だけど残念なことに合戦と合戦の間の話がどうしても中だるみする。あれだけテンポよく(よすぎ)物語が展開すると思うと、急に間延びするシーンが続き退屈してしまう。それでも三国志の世界を再現している姿勢はいいし、ファンにとってはある意味突っ込みどころ満載(張飛の蛇矛は!?関羽馬乗らないの!?大蕎はいないの!?赤壁での陸戦はない、などなど)でそれはそれで面白い。Part2が待ち遠しい!

  【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】

27.イーグル・アイ  見た日2008年10月25日 映画館:ワーナーマイカル北見

 いやはや怒濤のサスペンスとアクションの連続である。巻き込まれ型のサスペンス映画だけども、最後までその勢いは止まらない。途中で謎の女の正体が明かされて引いてしまう人もいるかもしれないが、僕は全然OK。多少「そこまでするか!?」と思わないでもないけど面白いか良しとしよう。僕的にはこの映画はSFです。

【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】

26.アイアンマン  見た日2008年10月3日 映画館:ワーナーマイカル北見

 確かにアイアンマンの造形や動きはかっこいい。映画的にもうまく作っているんだと思う。だけどそれだけだ。ストーリー的にはヒーロー誕生編といういつものアメコミもの。これが2億ドルを超える大ヒット作になるのだから、アメリカ人ってよっぽどこの手の作品が好きなのね。個人的にはスピードレーサーの方が断然好きだけどこちらは5000万ドルにも届かないおおこけ作品。アメリカ人はほんとよくわからん。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 5】 【俳優・演技 7】 【総合 6.5】

25.ウォンテッド  見た日2008年9月27日  映画館:ワーナーマイカル北見

 久々にむちゃくちゃなアクション映画を見た。デイウォッチのロシア人監督。心理描写なんて二の次の演出。ある意味あっぱれだ。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

24.20世紀少年  見た日2008ねん9月13日 映画館:ワーナーマイカル北見

 この作品原作は読んでません。そんな感覚で見ても面白い作品になっていると思います。原作読まないとわからないという話もありましたがそんなこともなく、テンポがよくて小気味よかった。監督は原作に忠実に作ることを宣言していますが、浦沢タッチが映画にも現れているように感じました。よくもまあ自分を殺してとったもんだなあと思います。漫画原作ものはキャラクターが命。この映画はそれをよく表しています。

【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】

23.ハンコック  見た日2008年9月11日  映画館:ワーナーマイカル北見

 嫌われ者のヒーローハンコック、広告マンの助言を受けて人気者になろうと自分を変えていく。最初のうちは非常によかった。ところが突然のあの方向転換はない。前半の流れで十分よかったのに。シャーリーズセロンを(当初)あんな端役に使っている時点で怪しいとは思ったんだよな。実に残念な作品。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 5】 【俳優・演技 7】 【総合 6】

22.崖の上のポニョ  見た日2008年8月13日  映画館:ワーナーマイカル北見

 確かに対象年齢は3歳〜7歳といった感じだ。でも十分大人でも見られる。むしろこういう世界を受け入れられる心を持っていなければ困る。宮崎駿版人魚姫はオリジナルを遙かにしのぐイマジネーションの豊かさに圧倒される。今回手書きにこだわったみたいだけど、それも大歓迎。アニメはこうでなくてはいけない。きっと監督自身も昨今のCGアニメの隆盛に苦い思いを抱いていたんだと思う。徹底されたディフォルメ感が実に心地よい。この柔らかさやぬくもりはCGアニメにはない。なにも毛穴までみえるほどに緻密になる必要はないのだ。アメリカのアニメはそこを考えてほしい。ただ一つ疑問が・・・あれだけ子供を愛する気持ちの深い母親が、あの状況で子供を残して(しかも得体の知れないものと一緒に)出て行ってしまうだろうか。童話だからと割り切らなければならないからかもしれないけどむしろ子ども向けとしてちょっとありえない思いは抱いた。

【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9.8】

21.ダークナイト  見た日2008年8月11日  映画館:ワーナーマイカル北見

 2時間32分の大作。全体に漂うダークな雰囲気で飽きそうなものだけど、これが全然飽きない。むしろ見終わってしまうのが惜しいとさえ思える傑作。なんといっても故ヒース・レジャー演じるジョーカーの存在感がたまらない。残忍で凶悪な犯罪者でありつつもどこかユーモラスにも見える。完全にニコルソンジョーカーを超えている。完全に主役を食っている。ほんとにヒースレジャーが亡くなってしまったことが惜しい!またジョーカーとの対決が見たかった。それ以外にもクリストファー・ノーランの演出もさえ。以前のバットマンにはなかったノワールな雰囲気が実にいい。前のバットマン(特にジョエル・シューマッカー版)は無かったことにしてもいいと思えるぐらいである。ヒースレジャーは個人だけどアカデミー賞ノミネートがあるかもしれない(受賞も!)作品もヒーロー映画であってもノミネート(受賞)があるかもしれない。とにかくおもしろかった。

【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 10】 【総合 10

20.スカイクロラ  見た日2008年8月7日 映画館ワーナーマイカル北見

 アニメーションとしてのクォリティの高さは認める。だけど、話はわからない。ほぼ演出の責任だと思うけど、あまりに観念的すぎて僕には退屈。(実際寝たし)

【監督・演出 4】 【脚本・ストーリー4】 【俳優・演技 4】 【総合 4】

19.ハプニング  見た日2008年8月5日  映画館:ワーナーマイカル北見

 「ヴィレッジ」「レディ・イン・ザ・ウォーター」と立て続けに評価を落としている中、この「ハプニング」は見事に返り咲いた!今回もストレートな怪奇超常現象ものではあるがそのいさぎよさがいい。謎の病原菌!?の恐怖。もちろんそれだけではなくシャマランはそれをベースにして人の愛情も描いている。やっぱりシャマランはストーリーテリングと演出がうまい。前2作で見限りそうだったけど、見直した。今回お約束のどんでん返しはない。でもそれが今回はよかった。どんでん返しがあったら逆に興ざめだったと思う。

【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー8】 【俳優・演技 8】 【総合 8.6】

18.僕たちと駐在さんの700日戦争  見た日2008年7月30日 映画館:北見シネマボイス

 今はやり!?のブログを元にした青春映画。1970年代を舞台にして、少年たちと駐在さんの熱きいたずらバトルが繰り広げられる。多少下手な感じはするけど素直に笑えるし、おもしろかった。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】

17.スピードレーサー  みた日2008年7月13日 映画館:ワーナーマイカル北見

 原作があるものの実写化はとにかく作品に対する愛情が肝心である。そこでこの映画作品に対する愛に満ちあふれている作品と見た。外国人のしかもウォシャウスキー兄弟が監督するという時点で原作からはかなり変わった作品になるであろうと思っていたけど、原作に対するオマージュに偽りはないようだ。確かに今風(アメリカ風)に大胆にアレンジしているけれども、キャラクターは原作に忠実たらんとしているし、マッハ号も原形をとどめないようなデザインにしていない。7つの秘密装置もしかり描いているし、なんといってもただポップなレースを描いているだけでなく、単純で張りながらも家族の物語として描いている点も評価できるのではないだろうか。日本人向けの心憎い演出もあるし、とにかく僕は好き。本国ではいまいちヒットしなかったみたいだけどどうしてかわからない。あまりにもキッズムービー的に作ったためか?僕にはわからないけど原作ファンを怒らせるような作品だったのか。それでも僕はこの映画がすき。ただ、一つここまでフルCGだと実写と言っていいのだろうか。ほんもののマッハ号が本物のコースを走っている姿を見たかったような気もする。

【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 9】 【総合 9.6】

16.インディジョーンズ〜クリスタルスカルの王国〜 見た日2008年6月22日 映画館:ディノスシネマズ旭川

 良くも悪くも無難な仕上がり。今までと比べると、ストーリーに変化がなく、アクションも物足りない(ハリソンフォードはあきらかに吹き替えとわかり悲しい)。まあ面白くないことはないけど、まずは大好きな作品の復活を素直に喜びたい。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

15.アフタースクール  見た日2008年6月21日  映画館:ディノスシネマズ旭川

 親友が妻子を置いていなくなり、その親友を謎の探偵と捜すことになったあげく、陰謀に巻き込まれる男の物語・・・と思っていたら・・・すばらしい!!演出の妙、配役の妙、そしてなんといっても脚本の妙、全てがパーフェクト!多くは語りません。あなたも必ずだまされるでしょう!見るべし!

【監督・演出10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 10】 【総合 10

14.僕の彼女はサイボーグ 見た日2008年6月  映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見

 カクジェヨン、日本で撮っても同じだな。ありえない設定の連続。タイムスリップを題材にしてるけど、パラドックスしまくっていてSFとしては完全に破綻している。ストーリーも強引で実に幼稚。あれなら未来の○○が○○の記憶をたどって追体験するって話をメインにする方が良いと思う。あの終わり方は完全にない。「猟奇的な彼女」「ラブズトーリー」までは良かった。もう見ないなこの監督の作品。

【監督・演出 3】 【脚本・ストーリー 2】 【俳優・演技 3】 【総合 2】

13.隠し砦の三悪人 見た日2008年5月30日 映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見

 偉大なる黒沢映画のリメイク。原作は見てないけど、そこそこそれなりに面白かったかな。でも結局リメイクなのが不満。樋口しんじは結局雇われ職人監督で終わるのか。それが残念でならない。それに結局アイデアが小さく収まっているので、よっぽど山田風太郎の忍法帖の方がつきぬけていて面白い。ラストの描き方が不満。姫と武蔵の別れのシーンはもっとできたと思う。

 【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】

12.ランボー 最後の戦場  見た日2008年5月30日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見

 ランボーは怒りの脱出以来に見た!すごい!とにかくすごい。飛び散る血、肉、腕、頭!血湧き肉躍るとはまさにこのこと(意味が違うけど)これでもかという残虐性。スタローンは単なるアクション映画とは別に、しっかりとミャンマーで起きている問題をまざまざと見せつけている。意外と演出力あるんだよねスタローンって、よっぽどジョージルーカスよりある。久々に興奮しました!スタローン(ランボー)に拍手!90分という短さもとても良い!

【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】

11.相棒 見た日2008年5月某日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見

 TV朝日もフジテレビに負けず劣らずやる。「北京原人」の時はどうなるものかと思ったけど(笑)映画ならではのスケール感があったし、ストーーリーも練られていた。右京と犯人のやりとりも見応えあったし、ミステリーとしても及第点だったと思う。それに社会的なテーマを扱っていて、今回は以前話題になった邦人誘拐事件がモチーフになっている。そこらへんも丁寧に描かれていて、最後は涙を誘った。テレビは見たことがなかったけど改めて相棒面白いと感じた映画でした。それにしても真犯人はあの時点で気づかないとなあ(笑)ちょっとくやしい。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

10.人のセックスを笑うな 見た日2008年4月20日 映画館北見シアターボイス

 永遠と続く引きのワンショット、まるでプライベートのような役者の演技(演出)、盛り上がりがあるようでないストーリー。ぼくははっきりいってこの手の映画は嫌いです。話自体も「だからなんなの?」って感じで嫌です。好きな人はいるのかもしれないけど。それよりもこの映画を見ていたとき、ひたすらしゃべっている女二人組がいて異常に腹が立った。しかも何でこんなところで笑うの?ってところで笑うし。それが気になって鑑賞に集中できなかった。ほんとマナーを守れ!といいたい。(言えば良かったか)

【監督・演出 1】 【脚本・ストーリー 1】 【俳優・演技 3】 【総合 2】

9.クローバーフィールド〜HAKAISHA〜  見た日2008年4月6日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見

 僕は見てないけどこれは完全に怪獣版「ブレアウィッチプロジェクト」だから斬新さはないけど目の付け所はいい。ポータブルカメラでしかも素人が事件に巻き込まれるまま撮ったという設定が実にリアリティがあって、もしかしたらほんとにあったことなんじゃないかと思わせるようだ。だけどそれだけに肝心の怪獣がちらっとしか映らず、しかも、その正体から、その後どうなったかも一切説明はないもんだから、もやっとはするけど、それもリアリティをあげるのに一役買ってるかな。ちゃんと人間のドラマも工夫して描いているので単なる怪物が出てくる映画とも違ってよい感じ。それにしてもあの怪獣なにものなのか気になるなあ。.

【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】

8.題名のない子守歌  見た日2008年3月16日  映画館ワーナーマイカルシネマズ北見

 この監督に求めすぎなんだろうか。待望のトルナトーレの新作はどうもぼくの好みではない。ある家族に接近する謎の女性を中心としたサスペンスミステリーといった感じの話なんだけれども、ニューシネマパラダイスをイメージして見るとちょっと肩すかし。言うほど衝撃の結末ではなかったし泣けもしなかった。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 8】 【総合 7.6】

7.奈緒子  見た日2008年2月23日  映画館北見シアターボイス

 漫画原作の駅伝青春映画。予告を見た限りでは泣きそうな感じだったのになあ。思っていたほどではなかった。なんでかというと、奈緒子(上野樹里)−雄介(三浦春馬)、雄介−駅伝部員、雄介−監督(鶴瓶)それぞれの関係性が中途半端だから。特に主役コンビは主役なんだからもうっとじっくり関係性を描くべきだった。泣きそうで泣けない感じがちょっと嫌だった。もったいない。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】

6.アメリカン・ギャングスター  見た日2008年2月10日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見

 リドリースコットの骨太のギャング映画。2時間30分ぐいぐいとこれでもか〜と見せる。でもちょっと長かったかな。デンゼルワシントンとラッセルクロウの熱き競演!見応えはたっぷりでした。それにしても警官の腐敗っぷりにはあらためてびっくり。麻薬を巻き上げてそれを売るなんてとんでもないよね。あーやだやだ。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

5.ヘアスプレー  見た日2008年2月10日 映画館北見シアターボイス

 トラボルタの思い切ったチャレンジ(特殊メイクでデブの母親を演じた)には素直にあっぱれ。単純なミュージカルかと思ったら、人種差別を描いていてちょっと意外。でも久々に気持ちの良い楽しい映画だった。見てると踊り出したくなる!?

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7.6】

4.スウィーニー・トッド〜フリート街の悪魔の理髪師  見た日2008年1月26日 映画館ワーナーマイカルシネマズ北見

 復讐の鬼と化した殺人理髪師の物語。こりゃティムバートンが好きそうな題材だ。白と黒の陰影が印象的なこの映画はティムバートンのダークサイド映画としてはすばらしいでき。チャーリーとチョコレート工場の見事な真逆です。ジョニーデップの演技は脂がのっているし残虐描写はキレキレ。はじめから最後まで救いのないストーリーは、映画としては優れてるんだろうけどあんまり気分の良くなる映画じゃないですね。

【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 9】 【総合 8.7】

3.ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ  見た日2008年1月26日 映画館北見シアターボイス

 意味は不明だが謎のチェーンソー男と戦う美少女を助ける高校生の物語、ライトノベルが原作の軽い作品だが、悪くはなかった。現代の目的意識の薄弱な若者の自分探しの物語ともいえる。板尾の存在感がたまらなく良い。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】

2.エイリアンズVSプレデター  見た日2008年1月8日 映画館:ワーナーマイカルシネマズ北見

 びっくりするぐらいひねりのない話。地球上でエイリアンの群れとプレデターがただひたすら暴れて戦っているだけ。地球上にエイリアンが来ただけでシチュエーションとしては怖いんだけど、演出的には全然怖くない。もうすでにホラーではなくなってるなこのシリーズ。それでもそのシンプルさはある意味退屈させはしなかったように思う。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 5】 【総合 6】

1.魍魎の匣  見た日2008年1月2日  映画館:シネプレックス旭川

 姑獲鳥の夏を撮った実相寺昭夫が死んじゃったんだからしょうがない。どれでも引き継いだ原田真人に期待したんだけどなあ、はっきり言って裏切られた。原作は文庫で1000ページは超える大長編。ここは思い切って内容を凝縮してテンポで見せようと思ったんだろうけど、これがはっきり言って裏目。確かにテンポは速いが速すぎて物語の展開がよくわからないまま終わってしまっている。中国上海ロケは不可思議な雰囲気は出しているが、やっぱりそこは日本じゃないわけで、違和感だらけ。ちゃんと原作読んだのか!?キャラはすっかり変わってしまっている。妙に受動的でまとまな榎木津、ぜんぜんだめ男じゃない関口、イメージ台無しの木場、変にコミカルな京極堂と原作ファンはさぞかしがっかりしていることだろう(僕も含めて)。これに比べると前作は原作の雰囲気がでていて非常に良かった。次回作(狂骨の夢)あるのなら、是非とも監督を変えていただきたい。

【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー 4】 【俳優・演技 5】 【総合 5】