2013年映画批評

毎年やってる映画批評。いつも10点満点で点数をつけているわけですが、今年からちょっと点数のつけ方をかえます。
 まず、評価を
【監督・演出】【脚本・ストーリー】【俳優・演技】の3つにわけ、それぞれ10点満点で評価します。そしてその3の点数を平均したものを総合点として評価します。つまり今までより細かく評価できるわけです。まあその反面より辛口になる可能性があるんですけどね。とりあえずしばらくこの評価でやってみようと思います。

注意!!今年もビデオやwowowで見た映画もアップしていきます。なので必ずしも今年公開された映画ではありません。

得点の観点 

【1〜4:つまらない駄作】   【5ぐらい:どっちつかず】  【6〜7.9:まあまあ】  【8から9.9:面白い】  【10:傑作!】  

[トップページ]


 

60.舟を編む  公開年2012年  見た日2014年1月 iTunes

 辞書が完成するまでの期間15年。その長大な時間を静かに描きながらも、一見地味とも言えるその過程を人情豊かに描いている。主役の松田龍平は確かに良いが、オダジョーも宮アあおいもそして、加藤剛がいい。久々に映画の序盤で目頭を熱くさせられるカタルシス映画。松田龍平演じる真締光也はおそらくアスペルガーなんだろうけど、あくまでも障害を描いている訳ではないが、全てのアスペルガーがこのように転職とも言える職業に就けることを願わずにはいられない。ちょっと横道にそれたけど、とにかく傑作。

【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 10】 【総合 10 

59.インポッシブル  公開年2012年 見た日2014年1月 iTunes

 スマトラ島沖の大津波を生き抜いた家族をモデルにした映画。なんたって、その津波シーンが圧巻の一言。ほとんどCGを使っていないというからすごい。そして、津波を乗り越え、再会するまでの描写も号泣必至。とにかくすごい。ディザスタームービーというわけではなく、お涙頂戴物にもしたいないその手腕は見事。

【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 10】 【総合 10 

58.ゼロ・グラビティ 見た日2013年12月 イオンシネマ北見

 90分宇宙空間をただよう映画。とにかく無重力感がすごい。3Dで見たけれども、この映画は3Dで見た方が断然良い。終始体に力が入りまくってすごかった。

【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】 

57.永遠の0 公開年2013年 見た日2013年12月30日 イオンシネマ北見

 原作のテイストを損なわず、上手に構成された脚本は素晴らしい。キャストもはまってたし、原作を読んでいても泣けた。真相もいじっておらず、わかっていても泣けるんだから素晴らしい。多少、山崎貴節のあざとい演出は見られるけど、今回はよし。日本人はもっとこの映画を見なきゃだめ。

【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 10】 【総合 10 

56.009 RE:CYBORG 公開年2012年 見た日2013年12月 WOWOW

 新解釈のサイボーグ009。まさに今風でかっこよいけれど、話はちょっと難しい。全員、コスチューム着て同時に活躍するシーンはなかったし、一人(ピューマ)の能力を見ることもなく、ちょっと消化不良。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 8】 【総合 7】 

55.レ・ミゼラブル 公開年2012年 見た日2013年12月 WOWOW

 いくつか、ミュージカル映画を見てきたけど、ここまで歌い続けてるミュージカル映画も珍しい。ある意味圧倒された。レ・ミゼラブル(ああ無情)は昔、世界昔話で見てたけど、今回、そんな話だったんだってことを知って感動。俳優陣の熱演がすごい映画だ。

 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 10】 【総合 8】 

54.キャプテンフィリップス 公開年2013年 見た日2013年12月 イオンシネマ北見

 ポール・グリーングラスは好きなんだけどねえ。ドキュメンタリータッチのリアルな感じが売りなんだけど、今回、ソマリアの海賊に襲われた船長の実話。自分を犠牲にして、クルーを守った男という割りには、英雄的でもなく、そうなちゃったって感じだし、まあ、実話だから、ダイハードばりに活躍するわけにも行かず。そうなるよねって感じの映画になってる。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 8】 【総合 7】 

53.終の信託 公開年2012年 見た日2013年12月 WOWOW

 尊厳死を扱った非常に重苦しい映画。冠者の苦しみを思って、安楽死処置をするが検察に起訴されてしまう女医の物語。ハッピーエンドにはならない展開が、考えさせられる。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 7】 

52.鍵泥棒のメソッド 公開年2012年 見た日2013年12月 WOWOW

 傑作アフタースクールの内田けんじの新作。今回もあざやかにだまされる、どんでん返しが気持ちよい。一見、堺雅人と広末涼子と香川照之の三角関係の話かと思ったら、そういうわけでもなく、それぞれに際物、くせものっぷりが面白い。これだけ面白い、映画オリジナル脚本を書ける監督はそうそういないだろう。こういう映画がもっとヒットしなきゃだめだ。ただ、話的には前作の方が面白いかな。

【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 10】 【総合 9】 

51.96時間リベンジ  公開年2012年 見た日2013年11月 WOWOW

 超親ばかおやじの爆裂アクション映画。今回は前作の復讐で自ら拉致されてしまうんだけど、娘が活躍したりと、ちょっと趣向を変えている。その展開は悪くないけど、ちょっともの足りなさも感じるかな。しかし、相変わらずむちゃくちゃやっててハッピーエンドってありか!?(笑)

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】 

50.黄金を抱いて翔べ  公開年2012年 見た日2013年11月 WOWOW

 香港・韓国に負けじと日本でもノワール映画が撮れるんだな。井筒和幸ならではか、ただ、ちょっと編集が乱暴すぎないか。ぽんぽんシーンが跳んでどんな話か何とかわかるレベル。それも狙ってたのかもしれないかも。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】 

49.リンカーン秘密の書  公開年2012年 見た日2013年10月 WOWOW

 あのアメリカ大統領リンカーンが実はヴァンパイアハンターだったなんて設定、なかなか面白い。大統領になった理由や、南北戦争の理由なんかもヴァンパイヤにかけていて面白い。アクションも見るものがあるし。ただ、リンカーンをやっている役者(他の役者も)があまりにも地味すぎる。お金がかかっている割にはそんなもんだから、B級映画にもなりきれていなくて、作品として中途半端になってるんだなあ。もったいない。序にデップあたりがやってたら違ってたかも。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 7】 【総合 8】 

48.遊星からの物体X〜ファーストコンタクト 公開年2011年 見た日2013年10月 WOWOW

 前日端としてはなるほどといった感じでいいんだけど、結局やってることはオリジナルと同じようなことしかやってない。俳優も、カートラッセルに比べたらはるかに地味だし、クリーチャーはCGを使ってリアルかもしれないけど、前作の手作り感満点のグロさにはかなわない。こけて正解かな。

【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 6】 【総合 6】 

47.人生の特等席  公開年2012年 見た日2013年 WOWOW

 クリントイーストウッドの枯れた演技はいい。それにしてもヨボヨボ(笑)野球をテーマにした親娘の再生物語。アメリカはアメフトが人気なわりには野球映画が多い。最後はちょっとできすぎな感じもするけど、ハリウッドらしいハッピーエンドでいいんではないか。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

46.天地明察  公開年2012年 見た日2013年10月 WOWOW

 話題になっていたうぶかたとう原作の映画化。基本的に作者の作品好きじゃないんだよな。難解で。そして監督も滝田洋二郎。なんかやぼったいんだよな、演出がだからつまらなくて寝た。しして途中でやめた。

【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 6】 【総合 6】

45.そして父になる 公開年2013年 見た日2013年10月 イオンシネマ北見

 子どもの取り違えをテーマにした感動ドラマ。6年間育てた子どもは他人の子だった。果たして親子の絆は、血か時間か。どうしても自分と重ね合わせて、終始身を切るような思いで見る映画だけれども、それだけに、心に突き刺さる。最後まで見たときの「そして父になる」というタイトルの意味に心を揺さぶられる。

  【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 10】 【総合 10

44.白雪姫と鏡の女王  公開年2012年  見た日2013年9月 WOWOW

 ビジュアル派監督ターセムのファンタジー映画。しかも題材は白雪姫。受け身のお姫様とはうって変わって、自ら戦うお姫様。キスも自分の方からするという、今風のアレンジな訳だけれども、そんな設定も小気味が良くていい。石岡英子の衣装とあいまって新感覚だけれども、王子はアホすぎないか?あんなのに恋をする白雪姫の感覚を疑ってしまうが。ところで、白雪姫役のリリー・コリンズは可愛い。あのフィルコリンズの娘と聞いて二度びっくり。

  【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

43.悪の教典 公開年 2012年 見た日2013年9月 WOWOW

 はしょってる部分はたしかにあるけど、いい具合にまとめてる。今日本で暴力映画を撮らせたらピカイチだな三池崇史は。容赦ない(呵責のない)殺人シーンは実に無駄がなくそれが不気味で見事だ。サイコキラーって本と怖い。

  【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

42.キックオーバー  公開年2011年 見た日2013年9月 WOWOW

 メルギブソンも落ちぶれたというか。あ、今回はその落ちぶれ感がいい感じで出てるんだけど。メキシコを舞台にした、B級アクション。設定的によくわからないところもあるけど、勢いだけでもいいか。

  【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 8】 【総合 7】

41.マン・オブ・スティール  公開年2013年 見た日2013年9月 イオンシネマ北見

 史上最高のスーパーマン映画。今までのがなんだったんだろうと思えるぐらいの映画。CG満載の映画だけれどもここまでされたらうなるほかない。今回、スーパーマンの苦悩や葛藤、育ての親と生みの親の関係が掘り下げられていてぐっときた。ケビンコスナーの演技がいい。賞をとるような演技でもないけど、いい味出していた。ザックスナイダーでほんとによかった。

  【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 10】 【総合 10

40.ロック・オブ・エイジス  公開年2012年 見た日2013年9月 WOWOW

 ロックサクセスストーリーミュージカル。話は実にくだらないけどなんか見てしまった。馴染みのあるナンバーが何曲も出てきてそれが懐かしかった。それにつけてもハリウッドスターは歌もうまい。

  【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 8】 【総合 

39.スタートレック〜イン・トゥ・ダークネス  公開年2013年 見た日2013年8月30日 イオンシネマ北見

 まあ、面白かったんだけれども、結局はお金をかけてスケールアップさせただけの映画なのでは。カンパーバッチが実はカーンだったという流れは面白かったけど。彼の目的がいまいちよくわからない。それにしてもエンタープライズの艦長副長は自ら動きまくるな。10人ぐらいのクルーならわからんでもないけど、見る限りは数百人のクルーはいるように見受けられる.普通部下に任せるだろうに(笑)それをいったら映画にならないんだろうけど。

  【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 

38.ボーン・レガシー  公開年2012年 見た日2013年8月 WOWOW

 ボーンシリーズの裏話としては、悪くないけれども、それだけで、やっぱりポールグリーングラスの演出には遠く及ばない。脚本家出身だしね。話もなんだかわかりづらいし。

  【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 

37.デンジャラスラン 公開年2012年 見た日2013年8月

 デンゼルワシントンアクション映画。何が面白くないかもわからないほどつまらなかった。

  【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー 4】 【俳優・演技 6】 【総合 

36.桐島部活やめるってよ  公開年2011年 見た日2013年8月 WOWOW

 タイトルにある桐島は最後まで出ない(ちらっとはでるけど)演出はそれなりに面白いとは思う。ただ、高校生の群像劇を描いていつつも、話そのものはどこにも着地しない。このもやもや感。そこがみそな映画なのかもしれないが、どうにも。基本的には桐島が部活をやめて理由なぞはどうでもよく、モラトリアム手前の若者のあやふやとした世界を描いた青春映画なのだろう。

 【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 

35.THE GREY 凍える大地  公開年2012年 見た日2013年8月 WOWOW

 アクションスター、リーアムニーソンが主演だからどんだけ面白いかと思ったら、そうでもなかった、厳寒のアラスカのだいちでのサバイバル。正直ひたすら暗く、どんどん追い詰められていくだけで、生き残ったときのカタルシスみたいなものがない。そもそもラスト生き残ったのかどうかもわからないし。

 【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー 5】 【俳優・演技 7】 【総合 

34.ワールドウォーZ  見た日2013年8月14日  イオンシネマズ北見

 すっかり一つのジャンルと化したゾンビ映画。この映画も最近の走るゾンビの流れを組む映画になっているけれども、スリルはあってもホラーはない。あまりにの行き当たりばったりな展開や、ブラピは絶対に死なない展開は笑ってしまうけど、それも含めて面白くはあった。ところで、この映画3Dで見る必要があまありないな。

 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 

33.パシフィックリム  見た日2013年8月14日 イオンシネマズ北見

 みなぎる怪獣&ロボットへの愛・愛・愛。ロケットパンチまでやるなんて(笑)ある意味、ハリウッドでこの映画を作られることに嫉妬すら感じる。でもすばらしい。ゴジラもデルトロが作ればいいのに。今回ロン・パールマンの声をケンコバがやってたけど、悪くなかった。タレントの吹き替え起用は嫌いだけど、こういうこともあるんだな。

 【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 10】 【総合 10

32.ライフ・オブ・パイ〜トラと漂流した227日 公開年2013年 見た日2013年7月

 太平洋の真ん中で難破した主人公が一艘のボートの上でトラとともに漂流する話。果たして飢えたトラとどのように漂流するのか。そこはストーリー的な仕掛けがあるわけだけれども、美しい映像とともに2時間しっかり魅せている。監督はシャマランなどいろんな名前が挙がったみたいだけど、アン・リーで良かったのではないだろうか(シャマランになっていたら失敗していたな)トラの演技はすごいと思っていたらCGなんだとか。

 【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 8】 【総合 

31.風立ちぬ 公開年2013年 見た日2013年7月31日 札幌シネマフロンティア

 庵野秀明のアテレコ、心配はしていたが、う〜ん確かに見事な棒読み。監督はよっぽど声優のこなれた感じが嫌いなんだろう。違和感満点だけど慣れてくると悪くないかなと思えなくもない。だが、あえて素人をあてた監督の意図はわからんでもないが、ここまでド素人を主人公に当てなくても良かろうに。それと、ユーミンのエンドタイトルもなんともピントこない。内容が良かっただけに残念。中身についてはファンタジーではない話をファンタジックに描いているところはさすが。主人公はモデルがいるけれども監督自身か。菜穂子との恋は涙を誘う。そしてあ、二郎の飛行機作りへの夢も。「永遠の0」を読んでいるとまだ別の感慨を与える作品。

 【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 9】 【総合 

30.モテキ  公開年2011年 見た日2013年7月 iTunes 

 長澤まさみがたいそうかわいいと評判の映画。前から見てみたかったんだけど確かにかわいい。内容は日本じゃ定番のもてない男がなぜかかわいい子に好かれてしまうという和製ラブコメ。定番中の定番だけど面白かった。途中で歌い出したり(ボリウッドのパクリか)こういう映画はほんと日本でしか作れないね。むかしは嫌いだったけど、最近は大きな気持ちで見ることができる。

 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 

29.るろうに剣心  公開年2012年 見た日2013年7月 WOWOW

 原作漫画はそんなに読んでいないけど、アニメはちょっと見てたかな。思い入れがそんなにない分、内容は悪くなかったし演出にキレもあった。佐藤健の剣心はなかなかよかったんどえはないだろうか。

 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 

28.アイアンスカイ  公開年2012年 見た日2013年6月 WOWOW

 月の裏側には実は那智の残党が生きていて、月から地球の征服を狙うという話。もうB級を通り越したC級映画だな。作ってるのもハリウッドではないし、好きな人は好きなのかもしれないけど、僕はいまいち乗れなかった。

 【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 6】 【総合 

27.MIB3 公開年2012年 見た日2013年6月 WOWOW

 この手の大作系続編映画にしては、レベルがほぼ変わらない。この潔さは買いたい。大味になってつまらなくなるよりはこの映画のように面白さをキープできていいんではなかろうか。ということで、話は、相棒のKのピンチにJが過去に戻って救うという話。実はこうだった的な落ちもあってそれなりに面白かった。

 【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

26.探偵はバーにいる2〜ススキの交差点 公開年2013年5月 見た日2013年5月11日 シネマフロンティア

 思いの外傑作だった、映画の続編だけれども。期待に違わず面白かった。スケールアップして話が大味になるパターンにはならず。良い加減で笑えるシーンも増えたし。最後はほろりとさせる。とにかく、エンディングの曲の選曲が今回もいい。売れ線に走らないのだ。本来いないヒロインを登場させたり高田の出番が増えたり、原作にかなりの脚色をしているのは間違いなのだけれども、失敗作にならないところが他の原作ものの映画と違うところだろう。ただ今回高田の出番を増やし過ぎじゃないか。高田はちょっと出てはおいしいところをかっさらっていく感じがいいと思うのに。3も大期待のシリーズだ。

 【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】

25.アルゴ  公開年2012年 見た日2013年5月 iTunes 

 言わずもがなの2013年アカデミー作品賞。ストーリーはイラン大使館占拠事件で、カナダ大使館に逃げ込んだアメリカ大使館員を、映画撮影のクルーと偽って救出したという驚愕の作戦を映画化した作品。実話を下にしているとは言っても、脚色の入りまくった脱出シーンは緊張感が漲りまくり。とにかくめちゃめちゃ面白い。できれば、公開時にスクリーンで見たかったと公開するしかない傑作。昨年見てれば間違いなくNo.1の作品。

【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 10】 【総合 10

24.TIME 公開年2012年 見た日2013年4月 WOWOW

 肉体の成長が25歳でとまり、以後は寿命を売り買いする世界を描いたSF。アイデアは面白いけど、なぜそんな世界になったのか、どういう仕組みになっているのか、一切説明なしは乱暴過ぎないか。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 6】 【総合 6.5】

23.SPEC天 公開年2011年 見た日2013年4月 WOWOW

 これまた下の映画とは方向性の違うまか不思議映画。極端に個性的なキャラ設定は、堤幸彦ならではなんだろうけど、やり過ぎと思いつつ見てしまう。この手の映画はほんと日本でしか作れないよね。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】

22.ポテチ 公開年2011年 見た日2013年4月 WOWOW

 上映時間1時間10分、みじか!今時こんな短い映画も珍しい。ところで内容は伊坂幸太郎ワールド全快の不思議映画。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

21.バトルシップ  公開年2012年 見た日2013年4月 WOWOW

 見る前は、中身のない2流アクションSFかと思っていたが、以外と面白い。でも、エイリアンが出てくるまでも前置きが長すぎる。展開も読めるし、最後撃退してめでたしめでたしになるのはちょっとやり過ぎだけど、まあ、許せるかな。パールハーバーで日米が協力して戦う映画ができるとはある意味感慨深い。逆にそのために本国ではヒットしなかった!?

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 6】 【総合 7】

20.テルマエロマエ 公開年2012年 見た日2013年4月 WOWOW

 ローマ時代の風呂場の建築家が現代の日本と行ったり来たりするただそれだけの映画。それなりに面白くなくはないが、1800円払って劇場で見るものではない。

【監督・演出 5】 【脚本・ストーリー 5】 【俳優・演技 5】 【総合 5】

19.ヴァンパイア 公開年2012年10月 見た日2013年4月 ブルーレイ

 待望の岩井俊二の新作。ほんとは劇場で見たかった。さて、今回はダークサイド系の映画。岩井俊二の描くヴァンパイア映画はやっぱり一味違う。海外で撮影していても、やっぱり岩井俊二印。とにかく美しい映像がゆったりと流れていく。僕の解釈としてはヴァンパイアといっても、比喩だと思う。主人公は本物の吸血鬼ではなく吸血衝動のあるサイコ。でもサイコ映画特有の恐ろしさはなく、自殺願望の少女と相まって純愛映画へと昇華されていく。最後は夢落ちかなと思わせる描写が。だが、本当のところは観客の判断にゆだねられている。

【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 10】 【総合 9.8】

18.オズ はじまりの戦い  公開年2013年3月 ワーナーマイカル北見

 オズの魔法使いの前日譚。僕の好きなサムライミ監督で、それなりに面白いけど、ライミならではの毒は薄い。オズの魔法使い自体に思い入れもないので最初は退屈してしまった。それでも、陶器の少女の愛らしさにはやられた。彼女がいなかったら面白くなかったかもしれないなあ。

【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8.5】

17.食道かたつむり 公開年2011年 見た日2013年3月 WOWOW

 料理をテーマにした、言葉を発することができなくなった女性の成長物語。料理をテーマにしているといるところは、「かもめ食堂」に似ているけどもテイストが違う。ちょっとサイケな感じにしているのはあまり好きではないかな。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 6】 【俳優・演技 7】 【総合 6.5】

16.アーティスト 公開年2012年 見た日2013年3月 WOWOW

 2012年のアカデミー賞をとった、無声のフランス映画。見る前はなんでこんな映画がアカデミー賞と思ったものだが、見てみると、ああ、アカデミーの会員はこういうのが好きなのねといった感じ。ヒューゴとアカデミーを争った(結果は完勝だったけど)こちらも映画愛を歌った映画。サイレントからトーキーに移り変わろうとしているハリウッドでの、落ちぶれていくサイレントの人気スターとトーキーブームにのっかってスターダムに上り詰めていく新進女優の対照的な姿を描いた映画。前編白黒のサイレントで描いているわけだけれども、最後に効果的に声を出すあたりは実にうまい。そこに会員は惹かれたのかな。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

15.ヒューゴの不思議な発明  公開年2012年 見た日2012年3月 WOWOW

 タイトルからすると主人公ヒューゴが発明をする話に思えるが、そんなことはまったくない。今回スコセッシにしては、しごくまっとうなファミリー映画(ちょっと対象年齢は高いけど)映画愛をテーマにしていてそれなりに感動的ではある。ただ難点なのは、お金をかけすぎなこと。1930年代を描くにはCDを使わなきゃならないんだろうけど、超アナログな世界を舞台にしているのに、デジタルてんこ盛り。ましてや3Dだし。ちゃちくてももっと手作り感を出した方がテーマ的には良かったと思う。だから、同じ映画愛を描いた「ニューシネマパラダイス」には遠く及ばないのだ。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 7.5】

14.ドラゴンタトゥーの女 公開年2012年 見た日2013年2月 WOWOW

 本国スエーデン版も良かったけど、やっぱりフィンチャーだな。こっちの方がクオリティは高い。

【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

13.ルーパー  公開年2013年2月

 未来から送られてくる人間を殺す殺し屋ルーパー。久々のタイムスリップもの。B級感もたっぷりでなかなか面白い。途中ちょっとだれるところもあるけれど、タイムスリップだけでもなく超能力も合わさって小気味いい。ただ、ブルースウイリスじゃなければもっとB級感が出て良かったのに。

【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 9】 【総合 9】

12.タイタンの逆襲  公開年2011年 見た日2013年2月 WOWOW

 前作はギリシャ神話好きも相まって面白かった。今回は続編とはいっても、神話にはない話だし、ただひたすら怪物と戦う話でつまらない。途中で見るのやめた。聖衣(クロス)っぽい神様の衣装も良かったのに、監督変わったらやめちゃってるし。

【監督・演出 6】 【脚本・ストーリー 3】 【俳優・演技 6】 【総合 4】

11.宇宙人ポール 公開年2011年  見た日2013年2月 WOWOW

 これは面白い。宇宙もののパロディ作品ではあるものの、アメリカ製と比べて、えげつなさは薄く、SF(特にスピルバーグ)映画への愛を感じる。数々の小ネタはわかるものがあればわからないものもあるけれども、実に良かった。いろんなサイトで読んだが、確かにスーパー8よりもいい。

【監督・演出 10】 【脚本・ストーリー 10】 【俳優・演技 10】 【総合 10

10.八日目の蝉 公開年2011年 見た日2013年2月 WOWOW

 誘拐犯と、誘拐された女の親子愛を描いた物語。この話の絶妙なところは、4ヶ月で誘拐されて、解放された歳が4歳というところにある。物心はついているので、解放されたときは誘拐犯の母親に愛情を持っているが、歳とともにその記憶は薄れてしまう。その時間が生み出す悲劇が胸に迫る。誘拐は確かに犯罪であり、実の母親を思うと決して許されることではない。しかし、誘拐された少女がたどる運命を思うと、解放されたことが果たしてよかったのか。実に考えさせる作品である。去年日本のアカデミー賞をとって、正直首をかしげたが、実際見てみると演出もクオリティが高く受賞も悪くないかなと思わせた。ただ、井上真央の主演賞はないと思う。

【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 8】 【総合 8.5】

9.ライヤーゲーム〜再生  公開年2012年 見た日2013年 WOWOW

 漫画が原作だけど、この手の話は、日本は得意だな。演出的にはハリウッドに負けてるけど話は断然面白い。ある意味日本でしかできない映画。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 9】 【俳優・演技 7】 【総合 8】

8.バイオハザード・ダムネーション  公開年2012年 見た日2013年2月 BD

 フルCGのバイオハザード映画。ゲーム本編はすっかりガンアクションゲームになっちゃって面白くない。もういっそこの映画みたいに、映画にsちゃえばいいんだ。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

7.J・エドガー 公開年2012年 見た日2013年 WOWOW

 FBIを創設したジョン・エドガー・フーバーの物語。この手のテーマならオリバーストーンがやりそうなもんだけど、なんとイーストウッドが監督。さすがにイーストウッド。単なる偉人伝になっておらず、イーストウッドならではの演出がにじみ出ている。初めて知ったけど、Jエドガーって、ゲイだったとは。そこも変に気持ち悪さが出ないところがすごいのかな。

【監督・演出 8】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

6.さや侍 公開年2011年 見た日2013年1月  WOWOW

 刀を持たず、さやだけを腰に差した侍の物語。今回は松っちゃん本人は出ずに素人を主人公にすえた。演技未経験の素人が生み出す笑いを生かそうとしたんだろうけど、逆に素人でなかったら滑りまくってだろうなあ。それなりに見れたけど、そんなに笑えない。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】

5.ワイルド7 公開年2012年 見た日2013年1月 WOWOW

 昨年ひっそりと公開され、特に話題に上ることなくひっそりと終わった、漫画原作の実写化映画。アクションとかそれなりに頑張っているが、やぱり韓国映画には負けている。原作はよくわからないけれど、結局7人のメンバーの特徴が立っていないのだ。主人公を際立たせるだけで終わってる。もったいない。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】

4.ライヤーゲーム〜ザ ファイナル ステージ 公開年2010年 見た日2013年1月 WOWOW

 テレビ作品に映画化。僕はテレビは見てません。それでも、この手の映画は見ちゃうとそれなりに面白かったりするんだよな。だましだまされのストーリーは考えられていて面白くいかにもドラマ的ではあるがそれなりに楽しめる。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 7】 【総合 7】 

3.永遠の僕たち 公開年2011年 見た日2013年1月 WOWOW

 不治の病に犯された少女と、葬式に潜り込むのが趣味の青年の恋の物語。とにかく画が美しい。そして、お互いに傷をもった二人の恋模様が切ない。二人を見守る日本兵幽霊の加瀬亮もいい味を出している。違和感は全くない。死と愛をテーマにしている割にはお涙ちょうだいになっていないのも好感が持てる。

【監督・演出 9】 【脚本・ストーリー 8】 【俳優・演技 8】 【総合 8】

2.シャーロックホームズ〜シャドーゲーム  公開年2011年公開  見た日2013年1月 WOWOW

 ガイリッチー版シャーロックホームズ。前作に続いてやっぱり面白くないんだ。耐えられなくなって途中で見るのやめた。何でだろう。何で面白くないかがわからない。やっぱりアクション主体で推理の雰囲気がないからか。近年、ホームズを奇人に描くのが流行っているが(もともとホームズは変人)、より奇人化されていて、それが嫌なのか。

【監督・演出 5】 【脚本・ストーリー 3】 【俳優・演技 6】 【総合 5】

1.しんぼる  公開年2009年 見た日2013年1月 WOWOW

 まあ、松っちゃんの映画だ。松っちゃん流のシュールな笑いが展開される。前回の大日本人よりかは映画になってるかな。でもくだらないものはくだらない。お笑い版CUBEのようで面白くはあったけど。

【監督・演出 7】 【脚本・ストーリー 7】 【俳優・演技 7】 【総合 7】