ひだまり高校 M組 無理劇団 WebSite <TMOファンサイト>
表示確認ブラウザ:IE6,Firefox1.0,Opera8.5,NN7.1(IE7)
このサイトはCSSを使用しています。
M組向上計画立案
台本スタイルの連載シナリオ、続・ひだまり事件簿の第2弾は再びひだまり高校へと舞台を移します。この学校でミステリーの一つとして語られている謎の恋愛小説、その真相を巡り毎年の様に繰り返されて来た推理。果たして今回結末を迎える事は出来るのか。
主な登場人物
- 大久保 耕平
- 文芸部の部長で3年生。鍵や部員の管理はほぼ彼が行っている。
昨年、三宮達がノートの調査を行った時、彼は別の大きな仕事を任されていた為に調査に参加していない。 - 三宮 修二
- 文芸部に所属する3年生で昨年ノートの調査を行ったメンバーの一人。
しかし結局彼らは所見の判断を見誤り、最終結論に至る事は無かった。 - 樋口 賢三
- 文芸部の1年生で図書室にて謎のノートを発見した。同じクラスでミステリー研究会に所属する佐野が言い出した探偵団に半ば強制的に参加させられる。
- 斉木 庚助
- 文芸部の1年生。面白い事好きで高い発想力の持ち主である彼は探偵団発足の際に自ら興味を持ち参加の意思を示す。どちらかと言うとデスクワーク向き。
- 星野 涼子
- 文芸部の1年生。三宮に何も知らずに探偵団へ引っ張られる。
文系科目が得意で趣味が読書と言う典型的な文芸っ子。 - 佐野 裕樹
- ミステリー研究会の1年生でひだまり探偵団発足の言いだした張本人。
文芸部部長の大久保とは中学校の頃からの知り合いでミステリーの気配を感じればどこからとも無く姿を現すほどの物好き。 - 一ノ瀬 紗奈
- ミステリー研究会の1年生で佐野とは幼馴染であり、変わり者の彼とは仲が良く何かと言うと行動を共にしている事が多い。
今回の一件でも彼女自ら率先してメンバーに加わる。
また、星野とも親しい。思った事は直ぐに行動に移す行動派タイプ。 - 城ヶ崎 灯
- 続・ひだまり事件簿のストーリーテラー、無理劇団の新たなお話をご案内いたします。
導入編シナリオ
−第1幕− 反復
- 城ヶ崎 灯
- 皆さん、こんにちは。
第1回続・ひだまり事件簿のシナリオは事件簿最初のお話「ひだまり劇団」の別案として作られていた物を再構成したお話でした。
今回は私、城ヶ崎灯がご紹介させて頂きます。
舞台はまたひだまり高校、ある春を迎えた文芸部での出来事です。 - 城ヶ崎 灯
- 新学期が始まって間も無く、校庭に桜の花びらの舞う季節にそれは起りました。
その日の朝、部活の為に図書室へやって来た文芸部員が一番奥のテーブルの上に置き去りにされていたノートを発見します。 - 大久保 耕平
- ノート?
- 樋口 賢三
- はい、名前が無いんで誰のだかは分からないんですけど。
- 大久保 耕平
- 誰か忘れて帰ったのか?
昨日帰るときに全部片付けたはずなのに。 - 樋口 賢三
- そうですよね、昨日見落としてたのかな。
- 佐野 裕樹
- お、何それ、ちょっと見せて。
- 樋口 賢三
- えっ、良いけど。
何も書かれてないよ? - 佐野 裕樹
- 随分古臭いノートだなぁ。
あれ、ちょっとだけ・・・、かすかに文字の後が・・・。 - 大久保 耕平
- 駄目だな、それじゃ読めないよ。
- 佐野 裕樹
- 残念、すごいミステリーを感じたのにぃ。
- 大久保 耕平
- ま〜た、いつものそれか?
まぁ、取り合えず持ち主が取りに来るかもしれないし、カウンターの分かりやすい所にでも置いとこうか。
−第2幕− 文字
- 城ヶ崎 灯
- 多少の不自然さを感じつつも、その時はまだ誰もそれを疑問に思う事はありませんでした。
そして翌日、部員達は再び同じ光景を目にする事になります。
カウンターの中に片付けたノートはまた同じ場所に置かれていたのです。 - 樋口 賢三
- また・・・。
- 斉木 庚助
- ん?これがどうかしたの?
- 樋口 賢三
- 昨日片付けて置いたんだけど。
部長、これって誰かがまたこっちに移動したんじゃ無いですか? - 大久保 耕平
- あー、でも昨日最後に出たのは俺だったけどその時は何も無かったぞ。
今日もさっき鍵開けたばっかりだし、先生も昨日はこっちには来てないはず。 - 樋口 賢三
- ・・・!?
- 斉木 庚助
- どうした?
- 樋口 賢三
- 文字が・・・書かれてる!
- 大久保 耕平
- 本当だ、昨日はこんなにはっきりして無かったな。
やっぱり誰かが? - 佐野 裕樹
- えっ、なになに?どうかした?
- 大久保 耕平
- お前が昨日言ってたミステリーとか言うやつ、強ち間違いでもなさそうだ。
- 佐野 裕樹
- こ、これはっ!
- 樋口 賢三
- ただ、今のままじゃ内容はさっぱりわからない。
- 佐野 裕樹
- そっかぁ、所々しか読めないのか。
- 大久保 耕平
- 仕方無いな、また明日になったら文字が増えてるのかは分からないけど。
- 斉木 庚助
- 明日・・・ですか?
- 大久保 耕平
- そ、昨日は全く読めなかったのに今日は所々浮かび上がってるんだろ。
もしかしたら明日になったらもっと増えてるかもしれないって思ったんだけどな。 - 佐野 裕樹
- じゃあ何日か経ったら文章が読めるようになるって事か〜。
- 大久保 耕平
- 必ずしもそうなるって保証は無いけどな。
とにかく、誰かの物だったらって事もあるし、元に戻しとけよ。
−第3幕− 発足
- 城ヶ崎 灯
- 謎のノートが発見されてから1週間。
何とその不思議はその後も毎日の様に起こり、ノートは毎日カウンターへ片付けても朝になるとテーブルの上へ戻っており、毎日少しずつ文字が現われました。 - 樋口 賢三
- だいぶ増えて来たな。
まさか本当に文字が増えるなんて。 - 佐野 裕樹
- これなら少しは読めそうだけど・・・。
何だこれ?恋愛小説みたいだな。 - 樋口 賢三
- 主人公の女の子はG組?
何だかうちの学校っぽいなこの舞台背景。 - 三宮 修二
- んぁ?そのノートは・・・。
- 樋口 賢三
- 先輩知ってるんですか?
- 三宮 修二
- ああ、知ってるも何も、去年の今頃もそれの話題で持ち切りだったんだぜ。
結局その謎のノートがいったい何なのか解き明かされる事も無く文字が全部消えちまったけどさ。 - 佐野 裕樹
- 去年も?ですか?
- 三宮 修二
- そう言やこの話ってお前達にした事無かったっけ。
卒業した先輩の話だと毎年今ぐらいの時期になるといつの間にか奥のテーブルの上に置かれてて大体約2週間にわたって文字が浮かび上がって来るらしい。
部長はその時は忙しくて関わって無いんだけど俺達も実際にそれを調べたんだ。 - 樋口 賢三
- それじゃ、あと1週間くらいしたら全部読める様になるんですね。
- 三宮 修二
- それがそうでも無いんだ。
そのノートに書かれてる内容は一人の少女を主人公とした物語で、春先の数日間の事がリアルに描かれてるんだけど、クライマックスの部分は書かれていなくて全部の文字が現われた後、数日中に全部消えちまうんだ。 - 佐野 裕樹
- と言う事は最後の文章は元々書かれていないって事ですか?
- 三宮 修二
- 恐らくな。
今までにも幾度と無く文芸部やミス研、果てにはクラスの探偵愛好会グループとか新入生オリエンテーリングにまで持ち出して解明しようとしたって話だけど・・・。 - 樋口 賢三
- 結果は・・・。
- 三宮 修二
- 誰一人としてゴールに辿り着いたヤツはいない。
そりゃそうだよな、誰が書いた物なのかもわからないどころか登場人物が実在するかどうかも分かっちゃいないんだ。 - 佐野 裕樹
- よっし、それなら俺達でこの謎を解決しよう!
- 樋口 賢三
- ええっ!?
- 三宮 修二
- 良いんじゃない?やってみなよ。
俺は新聞の方で忙しいから直接は手伝えないけど。 - 佐野 裕樹
- はい、うちの研究会から誰か引っ張って来ますよ。
- 三宮 修二
- そっか、それなら文芸部からも何人か出そう。
まず樋口、お前決まりな。 - 樋口 賢三
- え?ええ?
- 三宮 修二
- 心配は要らないって、部長と先生には俺から話付けとくから。
- 樋口 賢三
- えっ、いやっ、そうじゃなくて・・・。
- 城ヶ崎 灯
- こうして、半ば強引に今年も真相解明へ向けた調査が行われる事になりました。
そして、その調査に参加するメンバーは・・・・・・。 - 一ノ瀬 紗奈
- 宜しくお願いしまーすっ。
- 樋口 賢三
- どうも〜♪って結局それだけ?
- 佐野 裕樹
- それが皆忙しいらしくてさぁ、一人しか引っ張って来れ無かったよ。
で、そっちは? - 樋口 賢三
- あぁ、見て分かる通り・・・。
- 三宮 修二
- おっす、お待たせっ。
暇そうなヤツ連れてきてやったぜ。 - 斉木 庚助
- よぉ、面白そうだから俺も参加するよ。
- 星野 涼子
- 何か先輩に連れて来られたんだけど、何するの?
- 樋口 賢三
- ・・・・・・。
- 佐野 裕樹
- やった、これで5人だっ!
- 三宮 修二
- それとこいつが過去に調べた時の資料、俺達が去年やった時のも入ってるぜ。
役に立つかは全く分からんけど。 - 樋口 賢三
- 良いんですか?本当に。
他にやる事とか・・・。 - 三宮 修二
- 気にすんなって、全然大丈夫だから。
んじゃぁ、何かあったらまた言ってちょ。 - 佐野 裕樹
- はーい、有難う御座いますっ。
- 樋口 賢三
- ちょ、ちょ・・・。
行っちゃったよ先輩。 - 佐野 裕樹
- よっしゃ、それじゃひだまり探偵団、発足だー!!
- 一同
- おー!!
- 樋口 賢三
- おー!っておいおい、何だよその探偵団って・・・。
- 佐野 裕樹
- さーさ、早速始めよう。
先輩の話だとこの文字が見えてるのはせいぜい今月いっぱいらしいね。 - 一ノ瀬 紗奈
- しかもこの過去の資料からするとコピーしても写らないみたいね。
- 佐野 裕樹
- うん、それに毎日夜には図書室に戻さないといけない・・・。
内容を残すには手書きで写すしかないかもだね。 - 斉木 庚助
- でも、時間があんまり無いから書き写す暇が勿体無いぞ。
- 星野 涼子
- それなら手分けしてやろうよ。
まず冒頭の部分だけは読んで覚えて、それに関する事を調べてる間に残りを別のノートに書き写して行くの。 - 一ノ瀬 紗奈
- うん、それ良いね。
なら女の子チームで書き写し、男の子チームで調査ね。 - 佐野 裕樹
- えーっ。
あ、でも女子の方が字も綺麗だし、それがいっか。 - 斉木 庚助
- えーと、まず冒頭部分は主人公の女子生徒が学校に入学して来る所から・・・。
- 星野 涼子
- 右も左も分からずにおろおろしてるうちに人にぶつかって転んでしまう。
- 樋口 賢三
- そこに一人の男子生徒が現われてそっと手を差し伸べる。
何だかベタな展開だな。 - 一ノ瀬 紗奈
- 良いじゃない、やっぱり出会いはロマンチックが一番でしょ〜。
- 星野 涼子
- うんうん、それでその彼と偶然にも同じクラスになって教室で再び出会う。
- 佐野 裕樹
- そのクラスがG組、学校名はここでは一切書かれてないけど舞台背景を良く見るとうちの学校にすごく似てるんだ。
もしかしたらモデルになってるのはひだまり高校なのかもしれない。 - 樋口 賢三
- と言う事はまずG組とその周辺を調べて見るか。
他に手がかりは? - 斉木 庚助
- ただ個人的に書いたって事もあるかもだけど、作品として書いたんなら文芸部の生徒だったんじゃないか?これの作者。
- 星野 涼子
- だったら図書室に古い資料とか残ってるんじゃない?
部員が製作した作品とかも保存されてるはずだし。 - 斉木 庚助
- 分かった、俺が文芸部行って調べてみるよ。
- 佐野 裕樹
- で、残りの俺と樋口はG組だな。
っと、もう昼休み終わりか、じゃあまた放課後に図書室集合で。 - 城ヶ崎 灯
- さて、ついに調査を開始する事になったひだまり探偵団。
彼らに与えられた時間はわずか、果たして今年このノートに秘められた謎の真相を突き止める事は出来るのでしょうか。
原案:ひだまり高校無理劇団、脚本:ひだまり高校M組 城ヶ崎 晶
※ここに掲載する内容の転載・複製はいかなる場合でも禁止いたします。予めご了承下さい。
※ここに掲載する内容の転載・複製はいかなる場合でも禁止いたします。予めご了承下さい。
