ひだまり高校 M組 無理劇団 WebSite <TMOファンサイト>
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M組向上計画立案
主な登場人物
- 大久保 耕平
- 文芸部の部長で3年生。鍵や部員の管理はほぼ彼が行っている。
昨年、三宮達がノートの調査を行った時、彼は別の大きな仕事を任されていた為に調査に参加していない。 - 三宮 修二
- 文芸部に所属する3年生で昨年ノートの調査を行ったメンバーの一人。
しかし結局彼らは所見の判断を見誤り、最終結論に至る事は無かった。 - 樋口 賢三
- 文芸部の1年生で図書室にて謎のノートを発見した。同じクラスでミステリー研究会に所属する佐野が言い出した探偵団に半ば強制的に参加させられる。
- 斉木 庚助
- 文芸部の1年生。面白い事好きで高い発想力の持ち主である彼は探偵団発足の際に自ら興味を持ち参加の意思を示す。どちらかと言うとデスクワーク向き。
- 星野 涼子
- 文芸部の1年生。三宮に何も知らずに探偵団へ引っ張られる。
文系科目が得意で趣味が読書と言う典型的な文芸っ子。 - 佐野 裕樹
- ミステリー研究会の1年生でひだまり探偵団発足の言いだした張本人。
文芸部部長の大久保とは中学校の頃からの知り合いでミステリーの気配を感じればどこからとも無く姿を現すほどの物好き。 - 一ノ瀬 紗奈
- ミステリー研究会の1年生で佐野とは幼馴染であり、変わり者の彼とは仲が良く何かと言うと行動を共にしている事が多い。
今回の一件でも彼女自ら率先してメンバーに加わる。
また、星野とも親しい。思った事は直ぐに行動に移す行動派タイプ。 - 藤堂 朋美
- 10年前、ひだまり高校の文芸部に入部するがその後の記録が残っていない。
- 新田 俊夫
- 現在の1年G組担任、社会科担当でひだまり高校には6年前に就任している。
ノートの事に関してはあまり興味は無く一種のおとぎ話程度にしか思っていない。 - 黒須 玲斗
- 昨年の秋、ひだまり高校に就任した新任教師、現在担任するクラス無くは体育の教科を手伝っている。
- 加藤健作
- ひだまり高校の用務員兼警備員、多額の借金を背負っており昼も夜もこのひだまり高校であくせく働いている。
- 城ヶ崎 灯
- 続・ひだまり事件簿のストーリーテラー、無理劇団の新たなお話をご案内いたします。
解決編シナリオ
−第10幕− 過去
- 城ヶ崎 灯
- 夕暮れの図書室、文芸チームの3人は10年前にひだまり市内で起きた事故や事件など、死者の出た出来事について学校で保存されている新聞記事や雑誌をかき集めて調べていました。
- 斉木 庚助
- 5月13日、中央公園前の交差点で車複数台を巻き込む事故。
この事故で亡くなったのは巻き込まれた車を運転していた市内在住25歳男性1人、名前は柚木がたぴし。 - 星野 涼子
- それは違うね、藤堂さんは女の子だし、年齢も違う。
- 樋口 賢三
- 商店街の裏の道でひったくり事件!。
スクーターに乗った犯人にバッグを取られそうになった被害者の女子大生は引っ張られた際に転倒し足を骨折。
やっぱり違うな。 - 星野 涼子
- これはどうかな、市内の銀行に強盗が押し入り従業員と居合わせた女性客を人質に13時間以上立てこもり。
う〜んこの後人質は解放されて怪我人は無しかぁ。 - 斉木 庚助
- 新聞にも載ってないのかなぁ、実は病気だったとか。
- 樋口 賢三
- 病気だったら新聞や雑誌に載ってないかもね。
そうすると病院の記録か、時間が足りないな。 - 斉木 庚助
- 確かに、でも証言だと事故って事になってるし、記事にならない様な小さな事件の可能性もあるな。
- 樋口 賢三
- どっちにしてもこれから探すとなるとかなり厳しい。
このまま今年もゲームオーバーか・・・。 - 星野 涼子
- あ、もしもし?
うん、こっちもネタ切れ。
そう、わかった、待ってるね。 - 斉木 庚助
- 電話?
あぁ、あいつらか。 - 星野 涼子
- うん、帰ってくるって。
あっちも苦戦してるみたいよ。
−第11幕− 記憶
- 城ヶ崎 灯
- 部活で来ていた生徒もほとんどが帰宅し学校は静まり返っていました。
- 加藤 健作
- おや、こんな時間にどうしたんじゃ?
もう帰らないといかん時間じゃろ。 - 佐野 裕樹
- すみません、図書室に用があって。
- 黒須 玲斗
- 僕もついてますから心配は要りませんよ。
用が済んだら帰らせますから。 - 加藤 健作
- そうか、ならよろしく頼みますよ。
- 一ノ瀬 紗奈
- さぁ、急ぎましょう。
- 佐野 裕樹
- そうだね、もう時間もない。
- 城ヶ崎 灯
- 3人はすっかり暗くなった廊下をやや急ぎ足で進むと図書室に到着しました。
- 佐野 裕樹
- 待たせたね、みんな。
- 斉木 庚助
- もう待ちくたびれたぜ。
- 樋口 賢三
- それで、解ったのか?
- 佐野 裕樹
- うん。
- 一ノ瀬 紗奈
- もう時間もないね。
- 佐野 裕樹
- それじゃ早速答え合わせだ。
今まで調べた事からこのノートを書いた人、そして物語の中に登場する人物は藤堂朋美さんで間違い無いと思う。 - 斉木 庚助
- そうだな、行動とかの裏付けもある。
- 佐野 裕樹
- そして内容は周辺の話や事実などから本人の体験談がほぼ元にされている。
- 星野 涼子
- 部活の事とかクラスの事も一致する話もあったね。
- 一ノ瀬 紗奈
- ロケーションとかについては10年の間に変わっちゃってて確認できない所もあったけど描画に近い所もあったよ。
- 佐野 裕樹
- うん、それでその都度写真を撮って置いたんで昨日までの分は出力しておいた。
これがその最初のやつで、教卓の裏に藤堂さんとその彼の名前が彫ってあったんだ。 - 樋口 賢三
- あの時の写真か、ちょっと見辛いけど良く見ると確かに書いてあるな。
- 星野 涼子
- ホントだ、良く気付いたね。
- 佐野 裕樹
- まぁ、なんとなくだけどね。
それで、主人公である藤堂さんは物語の結末を書く事無く、4月末の商店街で事故にあって亡くなってしまう。 - 斉木 庚助
- 商店街?
新聞にはそれらしい記事は全く載ってなかったぞ。 - 佐野 裕樹
- うん、それは先生達にも情報が伝わって来なかったのと同じ様に何かの事情があって地元の報道にもあまり知られる事が無かったんだと思う。
- 一ノ瀬 紗奈
- ・・・・・・。
- 佐野 裕樹
- 調査でわかった事はここまでで、ここからは俺の推測なんだけど、藤堂さんは当日何かの用事かもしくはこの彼と待ち合わせて商店街へ出かけた。
- 星野 涼子
- そっか、それまでも商店街で待ち合わせてる場面が出て来るね。
- 佐野 裕樹
- そうなんだ、藤堂さんは何度も待ち合わせて図書館に行ったり商店街の店をあちこち回ってる。
で、待ち合わせ場所に来た所で相手の彼の姿を見つける。 - 斉木 庚助
- もしかして・・・、それで咄嗟に車の走ってる道路に出てしまったとか?
- 佐野 裕樹
- そう、その時信号が赤だったのに気付かず飛び出してしまった藤堂さんは走って来ていた車に轢かれてしまう。
- 星野 涼子
- ・・・。
- 佐野 裕樹
- 実際に商店街の大通りの交差点は横断歩道の赤信号は結構長くて車の通行量も一日を通して多いんだ。
- 樋口 賢三
- あぁ、確かに交差点で歩行者を巻き込んだ事故はかなり多いみたいだな。
記事でも信号が変わる前に飛び出して事故にあってるケースがいくつかある。 - 佐野 裕樹
- そして、当たり所が悪かった藤堂さんは助からずに死亡。
- 斉木 庚助
- ふむ、そこまでは納得いくけどその先は?
図書室にこのノートが毎年現れて文字が出たり消えたりするのは何でだ? - 佐野 裕樹
- うん、もう本人はこの世に居ないから聞く事が出来ないんでこれも推測になるんだけど、恋物語の途中で突然人生を終えてしまった彼女はその後自分がどうなったのかが解らないのかも知れない。
- 星野 涼子
- 解らないって?
- 佐野 裕樹
- 一瞬の出来事で命を失った彼女はその後の事を知ることが出来ず、そしてこの物語も完結させる事が出来なくなった。
それで彼女は毎年この時期になると自分の書いたノートを誰かに見せる事によってその最後を教えて貰おうとした。 - 一ノ瀬 紗奈
- ・・・幽霊が実際に居るかどうかっての何とも言えないけど、もしそうだとすると何だか切ないね。
- 佐野 裕樹
- ああ、ここに居るみんなは本人の姿を見た事も無いし、その想いを知り得る事は出来ない。
でもこの物語に書いてある事、彼女の生前にあった出来事なら今この場所で知る事が出来る。
そうですよね、黒須先生。 - 一同
- !!?
- 黒須 玲斗
- ああ、その通りだ。
まさか、こんな事が起きているなんて・・・。
−第12幕− 永遠
- 城ヶ崎 灯
- 月明りの差し込む図書室、辺りは暗くなり静寂が支配する。
佐野の言葉に本棚の影で話を聞いていた黒須先生はテーブルの前へ歩み寄り窓の外を眺める。
一時の沈黙を置き・・・。 - 黒須 玲斗
- この話の中に出てくる彼と言うのは僕の事だ。
入学式の日、僕は彼女と出会い付き合う事になった。 - 一ノ瀬 紗奈
- じゃぁ、この話の内容は先生と藤堂さんの・・・。
- 黒須 玲斗
- そう、殆ど彼の、佐野君の言った通りだ。
佐野君、君は優秀な探偵になれそうだな。 - 斉木 庚助
- と言う事は交通事故に会って亡くなったって所も?
- 黒須 玲斗
- うん、その日、僕らはいつもの様に中央図書館前の交差点で待ち合わせてそのまま図書館に目当ての本を探しに行く予定だった。
いつもは彼女が先に着いていて、そこへ僕が後から行く様な状況だったんだが。
たまたまその日だけ彼女が送れて僕の方が早く到着する形になった。 - 星野 涼子
- それで、先生が交差点で待っていた・・・。
- 黒須 玲斗
- そう、僕とほぼ同じタイミングで彼女は僕の姿を見つけて・・・。
遅れてて焦っていたのもあったのかもしれない、彼女は僕が制止する声も聞こえないかの様に車道に飛び出した。 - 一ノ瀬 紗奈
- さっきの私の時と同じ・・・。
- 黒須 玲斗
- そうだ、いきなり君が飛び出そうとした姿を見てはっとした。
この町へ戻って来て最初に迎える彼女の命日に同じ事が起きるかと思ったよ。
車に轢かれてその場に倒れている彼女の所へ駆け寄った時には既に息も絶え絶えで、病院に搬送されたが間も無く朋美は息を引き取った。 - 一ノ瀬 紗奈
- そうだったんだ・・・。
- 黒須 玲斗
- その後、彼女の家族と話をしてその事は出来るだけ内密に済ませた。
- 樋口 賢三
- それで学校や周りの人も詳しいことを知らなかったのか。
- 黒須 玲斗
- うん、それと朋美が事故に会ったのは僕にも責任があると彼女の家族にも言ったんだが、それは気にしないでくれと、周囲の友達は僕らの事を知っていたけど学校サイドはその事は知らないしその後の僕の人生に影響を及ぼしてしまうからと言う事で、僕を含む関係者は皆固く口を閉ざす約束をしたんだ。
- 佐野 裕樹
- 先生の下の名前を思い出して気が付きました、教卓に掘り込んであった彼氏が先生だったって事に。
上から削ってあって解り難かったんですけどね。 - 黒須 玲斗
- 公園で一ノ瀬さんの話を聞いてまさかと思ったよ。
まさかこうやって毎年彼女が無言のメッセージを伝えようとしていたなんて・・・。 - 星野 涼子
- 先生・・・、知らなかったんですか?
- 黒須 玲斗
- ああ、高校を卒業した僕は大学へ通うために引っ越したんだ。
そして今年、ひだまり高校に戻ってきてこの話を聞くまでは・・・。
当時、在学中も全く気付かなかった。 - 城ヶ崎 灯
- 言葉と共にテーブルに突っ伏す黒須先生。
メンバー達も俯いき言葉を失ってしまう。
と、何分経った辺りか、周囲が忽然と明るくなり、その直後探偵団はとても信じ難い光景を目の当たりにします。
なんとそこに現れたのは既に亡くなったはずの藤堂朋美だったのです。 - 一ノ瀬 紗奈
- えっ?
- 佐野 裕樹
- まさかっ!
- 藤堂 朋美
- ・・・・・・・・・・・・。
- 黒須 玲斗
- とっ、朋美!?
- 藤堂 朋美
- 久しぶりね、玲斗君。
- 黒須 玲斗
- 朋美・・・、なのか?
- 藤堂 朋美
- うん。
私、死んじゃったのね・・・・・・。 - 黒須 玲斗
- ああ、ずっと伝える事が出来なかったが、お前の事を忘れる事は出来なかった。
- 藤堂 朋美
- 私も・・・・・・。
何が起こったのか全然解らなくて、小説を書きたいのに書けなくて・・・・・・。
でも、みんなが教えてくれた、やっと答えが見つかったわ・・・・・・。 - 黒須 玲斗
- 済まない、僕のせいで朋美はっ。
- 藤堂 朋美
- ううん、玲斗君のせいじゃないわ、あの時玲斗君を見つけて飛び出してしまったのは私だから。
それにまた会えたじゃない。 - 佐野 裕樹
- 藤堂さん、やっぱり結末を知りたくて毎年ノートを・・・。
- 藤堂 朋美
- うん、誰かに・・・・・・、誰かに教えて欲しくて何年も何年もずっと。
でも今まで誰も答えを見つける事が出来なくて、・・・・・・やっと今日解った。 - 一ノ瀬 紗奈
- 辛かったでしょうね、ずっと解らないまま。
- 藤堂 朋美
- うん、答えを教えてくれたあなた達にお礼を言わなくちゃ。
ありがとう・・・・・・、本当に。 - 黒須 玲斗
- 僕からも礼を言わないとならないな、本来ならもっと早く僕が会いに戻って来るべきだった。
あれから僕はずっとこの場所を避けて来てしまった・・・。 - 藤堂 朋美
- もう良いんだよ、これで結末が書けるんだから、未完の小説じゃ無くなったんだから・・・。
- 一同
- ・・・・・・。
- 藤堂 朋美
- あっ、ごめんなさい。
折角会えたけどもう行かなくっちゃ。
これで最後、お別れね、玲斗君 - 黒須 玲斗
- お別れなんかじゃ無いさ、朋美の事はずっと忘れない。
永遠に僕の記憶の中に生きているさ。 - 斉木 庚助
- そうだよ、俺達だって一生忘れないよ。
なっ、みんな - 星野 涼子
- うん、ずっと忘れない。
- 藤堂 朋美
- ありがとう・・・・・・、さようなら・・・・・・・・・。
- 城ヶ崎 灯
- その言葉を最後に彼女の姿は消え、また元に図書室に戻ると日付は間も無く変わろうとしていました。
- 三宮 修二
- そう言う事だったのか。
10年前にそんな事件が起きていたなんてな。 - 樋口 賢三
- 先輩!来てたんですか?
- 三宮 修二
- ああ、無性に気になってな。
俺達は解決する事も出来なかったし、どうなったかと思って校門まで来たら用務員さんがまだ中に居るって言うから。 - 加藤 健作
- わしも知らんかったよ。
先生、良ければあの娘の葬儀をもう一度やってはどうじゃ?
ここに居る者だけでも安らかに送ってやったら良いじゃろう。 - 黒須 玲斗
- そうですね、今日はもう遅いですが、明日にでも彼女を送ってあげましょう。たった一月しか居られなかったこの学校で。
- 城ヶ崎 灯
- 翌日、探偵団と先生によってささやかな葬儀が行われました。
そしてノートの文字はまた消えてしまいましたが、内容を書き写したノートに最後のストーリーが書き足され、藤堂朋美のひだまり高校での唯一の作品として彼女の想いのこもったノートと共に保存される事になりました。
・・・その後、この図書室の奥のテーブルに謎のノートが現れる事はありませんでしたが、きっと彼女は彼らの心の中に永遠に行き続ける事でしょう。
真相編
10年前、ひだまり高校に入学した藤堂朋美と黒須玲斗。ひょんなきっかけで出会った二人はクラスで再開しその後次第に距離を縮め付き合う様になる。
藤堂が控えめな正確だった事やお互い学業や部活を大切にしたい事などから学校内では仲の良い友達程度の行動をしていたが、放課後や休日には頻繁に二人で出かける様になり、藤堂は友人に公園や映画館に出かける事を話していた。
文芸部の活動に熱心に取り組んでいた藤堂は朝練や予定のない放課後に自分達をモデルとした日記の様な恋物語をノートに書き留めており、そこに部活を終えた黒須が顔を出す事もあり当時から文芸部顧問をしていた城崎先生が二人の姿を見かけている。
綴られていた恋愛小説には普段の生活全てが書かれていたのでは無く、どちらかと言えば周囲の人間が知り得ない様な事や見聞きしていない内容が中心に書き残されており、それは作品としては比較的平凡な日常の様な物だった。
恋愛小説の最後にあたる日、内容と同じく藤堂は翌日に商店街へ出かける約束をして帰宅。翌日、約束の時間に遅れてしまった藤堂は急いで待ち合わせ場所の中央図書館前の交差点に着くと道路の向こうに黒須の姿を見つけ、焦りの余り横断歩道の信号が赤に変わったのに気付かず車道へ飛び出してしまう。
タイミングを同じくして藤堂に気付いた黒須だったが目の前を行く車の音に静止する声も届かず藤堂は車に跳ねられ、宙を舞う。
信号が変わり藤堂の元に駆け付ける黒須。すぐに救急車で病院へ運ばれるがその後藤堂は一度も意識を取り戻す事無く息を引き取る。
「ごめん、寝坊しちゃった急いで行くね。」
それが黒須が聞いた最後の言葉だった。
藤堂の両親を前に自分のせいだと嘆く黒須。しかし両親は黒須を責める事は無く静かに葬る事を話すと、黒須の今後を懸念し周囲にも事故の事実を差し控えようと伝える。
そして、全てを心の奥底にしまい込んだままひだまり高校を卒業した黒須は大学へ進学する為に町を離れるが、藤堂の両親と約束した”朋美の分まで生きて夢を叶える。”事だけを考え遂に教師の資格を取り、ひだまり高校に就任し再びこの町へ戻ってくる。
謎のノートの話は黒須が卒業した後あたりから広がり出し、幾度と無くあらゆる者が挑戦し三宮も仲間を集めて調査に挑んだが早いうちから方向を見誤り解決に至ることは無かった。
当時事故の詳細などは学校側にも伝えられる事が無く、最終的に黙殺されてしまい文芸部員藤堂朋美の件は保留のまま現在にいたり城崎先生や用務員の加藤も今日まで事実を知る事は無かった。また、藤堂が書いていたノートもいつの間にか図書室奥の棚の中にしまわれる様になった。
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