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1945年8月15日、私たち日本国民は、自国はもとより多くの国々のかけがえのない人命を
犠牲にした第二次世界大戦の終結の日を迎えました。いうまでもなく日本国憲法は、この痛恨 の反省に立ってつくられたものです。
なかでも憲法九条は
@戦争の放棄 …戦争を国際紛争の解決手段としない
A戦力の不保持…戦争手段となる軍隊を持たない
B交戦権の否認…国は交戦権を持たない
を定め、世界に向けても平和への貢献を約束しました。
しかし、世界では21世紀に入っても大切な命が奪われる紛争が絶えません。国内では憲法
に掲げた不戦の誓いが紛争の前に非力であるかのように語られることが多くなり、憲法九条を 変えようという動きが活発になっています。変えようとしているのは主として次の4点です。
@憲法の基本である前文から、日本が戦争をしない決意や、全世界が平和に生きる権利
や、国家間の主権を尊重し平和共存することなどの平和を守る原則を取り払う
A「9条第2項」(戦力の不保持・交戦権の否認)を削除する
B「国民の権利」より「国家の利益」を優先し、戦争ができる仕組みにする
C憲法改正の条件をゆるめ、憲法を変えやすくする
日本は、戦後60余年ただの一度も紛争の解決のために武力を行使していません。それは、
憲法九条が戦争参加の大きな歯止めになっている証拠です。また、近年になって「世界から戦 争をなくすために、日本の憲法九条を見習おうではないか」という声が、国際社会の中であが るようになり、憲法九条の価値が認められつつあります。1945年、うちひしがれた敗戦の中 から得た反省の憲法九条が、ようやく世界に花咲こうとしているのが現状です。
私たちは、戦争への道を開く憲法九条の「改正」には強い信念をもって反対します。むしろ、
人類普遍の平和への希求のために誇りを持って、憲法九条を守ることを提案いたします。そ れぞれの立場を超え「九条を守る」という一点で手を結びましょう。
伊藤美智子(主婦) 岩本隆次(篆刻家) 梶田栄一(元高校教師)
加藤勝彦(恩波楼代表取締役) 鯉江良二(陶芸家)
佐々木勝美(獣医師) 柴川和夫(元校長・音楽家) 杉江さだ子(市民)
外山明男(歯科医師) 西田文子(看護師) 久田邦男(陶芸家)
久松克彦(宗教家) 山本幸次郎(医師)
この呼びかけに賛同し、会の申し合わせを確認していただいて、加入していた
だける方は、メール等でお知らせ下さい。
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