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ここでは野球に関する様々な研究や現状をお伝えしていこうと考えております。 「野球科学」とありますが、情報を提供することで「野球をあらゆる視点から考える」ということが目的です。 「科学(sciense)」というよりも「考える野球(thinking baseball)」という言葉の方が当てはまるでしょう。 「 人が成功を収めるのは、ある日突然成功をするわけではありません。 日頃の努力の集積、積み重ねによって成功を収めることができるのです。 また、禍が起こるのも、その日に起こるのではなく、前から必ずそのきざしがあるのです。 という意味が、青色の文字の部分の意味となります。 これを野球に置き換えて考えて下さい。 「上手くなりたい」「試合で活躍したい」「プロ野球選手になりたい」など、様々な想いを皆さんは持っていると思います。 この想いを実現させるためには、やはり日頃の努力の積み重ねが大切だということなのです。何もしなければ、野球も 上手くならない、試合でも活躍しない、当然プロ野球選手にはなれない、ということを意味しています。 また、人間は普段からウソをついたり、人をだましたり、勉強をしなかったり、練習しなかったり、していると、それが積み 重なって、悪いことが起きるということも意味しています。だから悪いことをせずに、良いことを毎日積極的にやっていき ましょう。 だから、これを読んだ少年少女諸君! 「野球が上手くなりたい」「活躍したい」「プロ野球選手になりたい」と考えていたら、自分で毎日素振りをしたり、ランニ ングをしたりして努力を積み重ねて下さい。そして、悪いことは絶対にしないこと。 これを守ればきっと成功を手に入れることができるでしょう。 最後に。 きっと、イチロー選手は小学生の頃から、この言葉の意味を知っていたのでしょう。 だからこそ、超一流の選手になれたのだと思います。 「言葉の持つ意味を理解するために、勉強もちゃんとやってください。」 久しく間を空けてしまいました。 ![]() 第3回目は朝食(食事)の重要性について、運動生理学的観点からわかりやすく説明していきます。 さて、「皆さんは朝食をしっかり食べていますか?」 この質問に対して「YES」と答える人が大部分であるはずです。(アスリートとしてNOはマズイですが・・・。) 次に、「なぜ朝食をとるのですか?」 と聞くと、 「体を動かすために必要」「脳を働かすために重要」などの正しい答えが返ってきます。 それでは、このような質問をしたらどうでしょうか。 「なぜ朝食をとると、体が動くようになるのですか?」 こんな質問に対して、今回は運動生理学の分野から考えてみたいと思います。 最初に。野球の動作にしろ、サッカーの動作にしろ、人間が動くことに関しては「運動」という言葉に 置き換えることができると思います。まずは、この「運動」という言葉の定義(意味)を確認しましょう。 「運動」を科学的に定義すると以下のようになります。 運動とは、筋肉の中での化学反応によって生じたエネルギーを使って、 筋肉を収縮させて(運動エネルギーに変えて)身体を動かすことである。 ここでポイントとなるのが、化学反応という言葉です。 化学反応をさせるために必要な物質が、「栄養」と「酸素」なのです。 酸素は、呼吸をしていれば自然と体内に吸収されますが、 栄養は、食事をとらなければ体内に吸収されません。 そのため、食事をとらなければ、体内での化学反応は起こりえないので、 当然、筋肉を収縮させるエネルギーは生まれません。 筋肉が収縮しなければ、本来の身体の動きはできないということが理解できますよね。 栄養と酸素は体内でどうなるの? 食事で食べたものが体内で分解されて、それぞれの物質になると(炭水化物、脂肪、タンパク質など) 筋肉内で酸素と結びつきます。ちなみに化学式に表してみると、 例:ブドウ糖と酸素結びつく C6H12O6 + 6O2 → 6CO2 + 6H2O + 673kcal (見てると頭痛くなりますよね・・・) (ブドウ糖) ・・・ 炭水化物が分解されるとブドウ糖になります。覚えてましたか? 本題に戻すと、酸素と結び付くと「二酸化炭素」と「水」と「エネルギー」と「熱」や「乳酸」などが、 発生します。実は、ここで発生したエネルギーが筋肉を収縮して身体を動かす、というのが人間の 仕組みなのです。 よって、体を正常に動かすためには、いかに朝食(食事)が大事なのかがわかると思います。 また、朝食と同時に呼吸が大切です。(ここでは呼吸に関しては述べませんが) この文章を読んだアスリートは、「体を動かすために朝食をとる」という、一般的な考えをやめて、 「筋肉を動かすためにエネルギーが必要だから朝食をしっかりとる!」といったように、 体という大きな概念で物事をいうのではなく、一歩踏み込んで、体を動かすのは筋肉なのだから、 筋肉という概念で物事を考えだすと、朝食(食事)の意識が変わってくるのではないかと思います。 ![]() 画像:グレーマージャパンHP内「アスリートの食事の整え方」より 第2回目の内容は夏本番を前に「野球現場の水分補給」についてです。 ひと昔前は「水を飲んではダメ!」と、練習中に水分補給ができない時代があったかと思います。 だが、今の時代は「できる限り水分補給をしなさい」という時代になり、スポーツ科学に興味のある 指導者さんがいれば、「水分補給は喉が渇く前にこまめに行いなさい」と、指導されている方もいらっ しゃるでしょう。選手のパフォーマンスの低下を防ぐため、素晴らしい指導をされていると感銘できま す。 さて、水分補給はどのタイミングでどのようなモノを飲めば良いのでしょうか? 最新のスポーツ科学で伝えられたことを紹介します。 <摂取するタイミング> 摂取するタイミングは「喉が渇く前に少量ずつ摂取する」ことが一番望ましいと言われています。 この摂取方法はグランドだけでなく、学校や家庭の日常生活から水分をとることを心掛けて欲しいと 思います。水分不足から、集中力の低下や傷ついた細胞の治癒と回復を低下させてしまうことが 報告されています。学校生活で落ち着きがない子は、水分不足という可能性もあります。 <水分補給の具体例> 運動前 ・・・ フルーツジュース、牛乳、スポーツ飲料、スープ、等 運動中 ・・・ 水(水+少量の塩分)、スポーツ飲料 運動後 ・・・ チョコミルク、ココア、スポーツ飲料、乳性飲料 今回注目する点は、運動後の水分補給であります。 米国では試合直後に最適な飲料とされているのはチョコレートミルクとされています。 日本にも、これに似た乳性飲料が市販されているので代用することも可能でしょう。 試合や練習で疲れた体に、チョコミルクなどの甘い安らぎを与えて、心身の回復に努めてもらいたい。 又、最新の研究では、運動直後にタンパク質を摂取することで筋肉細胞の破壊を抑制し、細胞の生成 を促すことにより筋力強化と筋肉の適応を促進すると報告されています。さらに、体を大きくしたいと考 えている選手には、ホエイ・タンパク質だけでなく、カゼイン・タンパク質を含むものを摂取する方が、 筋肉量を効率よく向上させながら体重をアップできると報告されています。 以上、水分補給についてみてきました。 これが正しいということではありませんが、水分補給の知識を取り入れ実践することがアスリートに 近づけるのではないでしょうか?何もやらない選手と、何か意識してやってみる選手がいたら、きっと 後者の選手の方が将来一流になるチャンスはありますよね。 <参考文献> ・『ベースボールクリニック2009年6月号』ベースボールマガジン社,2009年 引用:現場で使える最新スポーツ科学研究より 第1回目となる内容は「ウォーミングアップ」について皆さんと考えてみようと思います. ウォーミングアップの目的は、 @ 練習前に体をほぐす A 練習の準備 B 怪我予防 C 気持ちや集中力を上昇 等 が、あげられます.上記全てがウォーミングアップの目的としては正解であり、ごく一般的に知られている目的 であると思われます.しかし、アスリートならびにこれからアスリートになる者であるならば上記の目的だけでは いけません。上記の目的だけにとどまらず、ウォーミングアップは「パフォーマンス向上効果」にもつながるので す.ですから、たかがウォーミングアップと思って準備をするのではなくて、このような高い意識を持って取り組め ば自然とパフォーマンスの向上・身体能力のアップにもなるのです.やはり、ウォーミングアップが短いチームや 適当にやっているチームは成績も下です.逆に、ウォーミングアップを高い意識で取り組んでいるチームや選手 は素晴らしい成績を残していますよね.世界のイチロー選手(シアトルマリナーズ)も常に時間のある時には、 ウォーミングアップをしている姿は皆さんもご存じのはず.ラディソンエンゼルスのウォーミングアップの取り組み は少年野球界では素晴らしいと思います. さて、次にウォーミングアップの具体的な目的を専門的立場から述べていきます. @ 体温を上げる : 筋肉群の「伸縮」活動を行いやすい状態にする.(筋肉の動きは伸びて縮んでの繰り返し) A 心拍数と呼吸数を上げる : 体を日常生活の行動レベルから、運動を行うレベルの状態にする. B 神経系(組織)を活性化する : 体の感覚受容器という内的機能に刺激を与え、神経系のスイッチをONにする. C 動的柔軟性を高める : 筋肉の収縮がスムーズに行われるよう、関節可動域をストレッチ等で広げる. D 体全体のコーディネーション(協調性)を高める : 無駄なく効果的に体が動くように体の調整能力を働かせる. E ムーブメントスキル(動作技術)を発達させる : 様々な動き、重心のコントロール・バランスを発達学習する. 以上、これらが専門的に考えるウォーミングアップの目的であります. 一般的な人が考えているウォーミングアップの目的は、だいたいが上記@〜Aまでの考えだったと思います. ここで大事なのB〜Eまでをいかに考えて動けるか.B〜Eを考えられると意識の高いウォーミングアップとな ります. それではどのようなウォーミングアップがいいのか? よくこのような質問を受けますが、基本的には今チームで取り組んでいるウォーミングアップのままでいいのです. 意識を上記の@〜Eまでの目的をしっかりと持った上で、やり方を正しいやり方で行うだけで良いのです. 選手・指導者全員が今一度ウォーミングアップのやり方を見直す時がきたのではないでしょうか.小学生だから ではなく、小学生の内から高い意識を持たせることで将来の選手寿命が長くなったり、第二次成長を迎えた時に 素晴らしい選手になると思います. 最後にラディソンエンゼルスのチーム成績を上げるためには・・・ 技術や試合の戦術の強化ではありません.「打球を遠くに飛ばすスイング」「速く投げる投げ方」「守備を上手くす る捕り方」・・・これらを先に考えているチームは強くなりません.技術の追求をする前に、動く体を作る(目で見た 耳で聞いたものを脳で処理し、神経を通って各部位を動かす)ことが先決です.個々の技術力アップではなく、個 々の能力アップが大切で、それがチーム力となってチーム成績が上がるのではないでしょうか.だからウォーミン グアップを丁寧にやる必要があります.また、このウォーミングアップは日常の自主練習でもできます.素振りだけ でなく、このような動きを取り入れてみたら近い将来絶対に素晴らしい選手に成長しますよ. (平成21年5月7日) <参考文献> ・ソフトボールナショナルチームトレーナー大石益代著 『ソフトボールプレーヤーのウォームアップ・ダウン&リカバリー』 B.B.MOOK442,2006年 ・村木征人著 『スポーツ・トレーニング理論』 ブックハウス・エイチディ,1998年 |
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