3月の本棚
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猫は川辺で首をかしげる
リリアン・J・ブラウン
新聞でコラムを書いているクィラランは、恋人ポリーのいない休暇を
すごすためにブラッククリークの「くるみ割りの宿」に
取材がてら泊まることにした。
ついて早々、100年前の家具をみつけるなど、大活躍だが・・・
コテージの客が死んでいるのが発見される。
客の本当の身元は?目的は
シャム猫ココとクィラランの活躍がはじまる。
殺人よりもクィラランの交友録に重きが置かれています。
もはやミステリーというより、アメリカ版渡鬼か?
クィラランやポリーが登場人物として一人歩きしてしまい、
彼らの生活を書くことが作者の楽しくなっているんでしょうね。
殺人なんて二の次で、最初に殺しがあって途中は完全放置。
最後にちょろちょろっと解決して終わりです。
ミステリーとしてはものすごく物足りないです。
このシリーズ終わったな。と感じました。
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実録!呪われた心霊体験
実録!!恐怖DX製作委員会編
恐怖体験
心霊スポット
心霊写真
の3部門に分かれています。
内容は、心霊体験なので省略します。
体験はそこそこ面白かったです。
写真はやはりいまいち。
いったい何を指して幽霊といっているのか不明のものがあります。
ま、黒い点三つあったら顔ですからね(笑)
スポットに関しては目新しいところはそれほどないですが、
きっちりと取材したであろうことがわかるので
解説が短いのが惜しいです。
心霊スポットなんて行かないので行った人の話は
面白いなって思います。
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人形はライブハウスで推理する
我孫子 武丸
人形はライブハウスで推理する
ママは空に消える
ゲーム好きの死体
人形は楽屋で推理する
腹話術志願
夏の記憶
鞠小路鞠夫という実際におしゃべりする人形とその人形を操っている朝永さん。
その恋人妹尾むつきが巻き込まれる事件の数々。
実際に事件を解決しているのはマリオのほうだった。
事件とその解決も気になるのですが、朝永さんとむつきの恋の行方も気になります。
私は普通ミステリに恋愛が絡むのは好きではないのですが、
このゆっくりとした進み方の恋愛は許せます。
本が出るたびに二人の仲は進んでいるのですが、
あまり仲良くなっていないような気がするのは、
マリオが常に二人の間にいるからかしら?
婚約したけど他人行儀。
結婚しても別々にすんでいそうだ(笑)
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崖の家
佐々木丸美
資産家のおばのもとに涼子と5人のいとこ達が集まり、
休みを過ごすことは恒例になっていた。
会社、学校、さまざまな生活を送るいとこたちが一堂に集まる休み。
それはこれまでと同じように楽しくなるはずだった。
しかし、着いた当日に大事な絵が消え、それをきっかけに奇怪な事件が続く。
それぞれが推理をめぐらす中、
二年前の千波の死がすべての原因ではないかと哲史が言い始める。
この中に犯人がいるのか?
子供のときからともに過ごしたいとこの中に・・・
犯罪を犯す人の心理に深く踏み込んだ作品です。
いとこたちが6人いてもきっちりキャラの書き分けができているので
読んでいて気が乗らない瞬間というのはないです。
次は何がある?
次は誰が何を言い出す?
と静かに流れる話なのに次が気になります。
かなりおすすめです。
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ダージリンは死を招く
お茶と探偵@
ローラ・チャイルズ
36歳、独身のセオドシアはティーショップを経営している。
彼女を支える茶葉鑑定人のドレイトンとパティシエのヘイリーは
心強い仲間だ。
毎年行っている出張ティーサロンで、カップを持って死んでいる男が発見され、
お茶を運んだアルバイトのベサミーが疑われてしまった。
何とかして無実を証明したいのに
でてくるのはベサミーにとって不利な状況に・・・
紅茶の香り漂う・・・・という感じではないんです。
不思議なことに。
途中途中には紅茶の解説とか、おいしそうなレシピとかあるんですが、
どうもとってつけたような感じがするんですよね。
ティーショップという感じを出し切れていないのかも。
主人公のセオドシアが店を離れて動き回りすぎるからなのかな?
一時期レシピつきのミステリがはやったので、
その流れに乗ったんでしょうか。
なんというか、紅茶のウンチクとか、どこかから引用した感じで
作者が紅茶が大好きで!という雰囲気をあまり感じないんですよねぇ。
翻訳ものだからかなぁ。。。
キャラにはまればすごくのめりこめるのかもしれないのですが。
36歳・独身・経営者
どれにも共感できなくて(笑)読むのがつらかったです。
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朝ごとの花束
立原 えりか
朝風売ります
いちごの酒
赤いカーネーション
リラの木
記念撮影
役に立たないもの
その他
<記念撮影>
ある朝。
私がカメラを持って出かけようとすると、あるはずの場所に
カメラがありません。
不思議に思っていると
そこには手紙が。
「結婚式のためにお借りします。」
と・・・
果たして誰が結婚するのでしょうか?
小さな小さな童話集です。
長くても3ページ。
キラキラ光るお話の途中を切り取ったかのような小さなお話です。
しかし奥は深いと思います。
子供の目で素直に見てクスリ。ほのぼのとなる話でも、
大人の側から見ると、
「え、それってさ・・・いいの?」
と思うものも結構あると思います。
一歩間違えればブラックジョーク。
真偽はおいといて、たまには童話で心を洗うのもいいかもしれませんよね。
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猫の縁談
出久根 達郎
猫の縁談
腹中石
そつじながら
とつおいつ
猫阿弥陀
古本屋を営んでいる私のところには実に様々な人がやってくる。
ある日、ぶらりと店に来た老人は猫を連れていた。
老人が言うには家には三匹の猫がいて、
老い先短い自分としては自分亡き後の猫の行く末が木にかかり仕方がないという。
そう言って提案してきたのは、なんと
コブ付き(猫つき)の古本の委託販売だった
私は猫と本、療法受け入れてくれるお客さんを探すことになってしまった。
Book Offとはまったく違う、ディープな世界です。
うず高く積まれた本。それにも負けないホコリ。
いつ売れるのか誰にもわからない・・・
のぞきたいけれど、由緒正しき(?)古本屋には足を踏み入れられない
雰囲気がありますよね。
そこに足しげくやってくる常連たち。
そして一癖も二癖もある人々。
本好きならば一度は覗いてみたい世界です。
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