*8月13日(土)   旅行1日目・後編*






ホテルにチェックインし、一息ついて外に出た頃にはもう夕暮れ時だった




夕食として目をつけていたのは、もちろん飛騨牛が食べれる店




しかもステーキショップ(*ノノ)






ホテルから歩いてすぐの場所にあり、大通りから少し路地裏に入ったところにその店はあった




店内に入り、席に座るとメニューを渡された




注文したのはサーロインステーキ250グラム(7500円)




その店でイチオシのものを値段を気にせず食べようと決めていたので、それに即決




スープセットとしてライス・スープ・サラダが付いてきた



地ビールはないのかと尋ねたが、ないと言われたのでグラスビールを注文した





ステーキが来たのは10分ほどしてからだろうか





記念に撮ったステーキの写真を貼っておこう



食いかけで申し訳ない(*ノノ)






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『見るからに旨そう』




そう思った方もいるかもしれない





・・・・その通り、メっチャうまかったです(*ノノ)





焼き加減はミディアムレアで、味付けは軽い塩コショウのみ




味はというと、肉の旨さだけを濃縮したという感じ



管理人は貧乏なのであまりステーキを食する機会に恵まれていないけど、がんばってこの旨さを表現するならば・・・




普通のステーキを食べると、たしかに旨さを感じるけども、水分であったり余分な油であったり、旨さが「薄められている」という感じがする



肉汁が外に出てしまって、旨さが逃げてしまうステーキだってあるだろう




それでも人類(謎)は、肉の旨みを必死に感じ取ろうとステーキを噛んで味わう(少なくとも管理人はそうだ。悪いか)






でもこの飛騨牛ステーキは、その旨みが「これでもか!」というくらい濃縮されているのだ



肉自体のうまみがケタ違いで、軽い塩コショウがその旨さをさらに引き立てている




ステーキソースなんてモノが世の中にはあるそうだが、この肉には必要としないだろうな・・・と思った




ステーキソースの味に頼る必要が全くないからだ




単純に肉自体の味だけで勝負できる、言わば・・・ごまかし不要の直球勝負





分かりやすく、それでいて単純にウマイのだ




肉汁もしつこくない程度にしっかり感じられ、噛むほどに口の中で肉の旨みと(肉自体と少し違った味の)肉汁の旨みが混ざり合う




肉でこんなに感動した味ってのは、管理人の人生で始めてだ





ステーキを一切れ口の中に放り込み、よく噛む



あまりに旨くて飲み込むのすらもったいない




特筆すべきは、ゴハンがいらないという点だ




肉があまりにウマイので、まだ口の中に肉が残った状態のときにゴハンを口にいれたくないのだ




今感じているウマイ肉の味を、ほんの少しでも変えたくない、変わってほしくない・・・そんな気持ちが自然と湧いてきて、結局肉を飲み込んだ後に、ご飯に手をつける



肉が旨すぎるとゴハンが邪魔になる



・・・そんな経験もまた、初めての経験だ






この飛騨牛ステーキは自信をもってお勧めできる味だと思うので、ぜひ高山に行ったら食べてみてください




「肉食った!」と単純に満足できます









大満足の夕食を食べたあと、少し高山市内を歩いてみることにした






高山の中心部には3本のメインストリートが通っていて、その通りには延々と店が並ぶ




大阪や福岡といった都心部の大きなビルが立ち並ぶ通りは違って、むしろやや小さめの街の商店街のような感じだ




どの店も規模の大小はほとんどなく、そして規則的に並んでいるように見え、区画されていながらもどこか安心できるようなところだった




個人的にはこれくらいの市街地が好きだなと直感的に感じながら歩いていた







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上の写真を見ての通り、時間はすでに夕暮れから夜へと変わっていた





すでに閉店している店も多数あるものの、通りには赤々とライトが照らされ、人もまばらではあるもののあちらこちらでみかけることができた





商店街の通りには、観光客向けなのか土産物や「飛騨牛」の文字が入った看板をよく目にした



土産物屋に目をやると、木製品が多数並んでいることに気づく




前述したように、木製品は高山の名産の一つとなっているようで、動物・白川郷の合掌造りの家・12干支などたくさんの木彫り製品が並んでいた






通りを歩いていると「刺身」の文字もたまに目に入ってきた



これは後々気づいたことだけど・・・この「刺身」ばかりは観光客向けではなく、地元人へのアピールの意味合いが強いようだ





管理人は和歌山の人間なので、当たり前に新鮮な刺身が食べられる場所にいるから違和感を感じなかったが、ここは飛騨。



こんな内陸部に「刺身」の文字があること自体、ある意味不自然だということに気づいたのは、よく見れば「富山直送」と書いてあるのを見たときだった




どうやら新鮮な刺身に縁が薄い高山(およびその周辺部)は、富山の氷見港から毎朝とれたての魚介類を直送しているらしいのだ





(そうでもなければ新鮮な刺身なんて食べられへんわなぁ)



と思った







それから高山の観光名所である「古い町並み」を歩くことにした




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夜の写真がなかったので、翌日の早朝に撮った写真を乗せておきます






高山市内の一部の通りを保存地区にしてあるのがこの「古い町並み」だ




「どこか懐かしい町、高山」



そう称されることがある



それはこの古い町並みを訪れた誰もが実感するのではないだろうかと思う





加えて日も暮れたこの時間帯





見知らぬ土地での夕暮れ時で見る、古きよき時代の町並み



自分が生きている時代とは一線を画しながらも、どこかそこが自分の知っているような気がする妙な感覚



加えて夕暮れ独特のあの落ち着く雰囲気





「旅行に行く」というのは、目的を決めがちになってしまうことが多い



それが温泉であったり、観光名所であったり、食べ物であったりなどは様々だろうが、こんな風に行き先の町並みをボ〜っと過ごすのも悪いものではない





旅行というのは「行ったという事実」とか「見たという事実」とかではなくて、そこで何を感じるかの方がずっと重要なんだろうと思う



心に残るような過ごした方をすることで、旅行ってのはグッと深みが増すのだなと思った







その後は高山市内をグルグル歩いて回っている内に、夜店を発見した



そこは偶然にも、本来この日寄るはずだった高山陣屋だった




ステージが設けられ楽団が演奏している一方、数々のテントが設けられて夜店が立ち並んでいた








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夜店で生ビールを購入



続いて飛騨牛の串焼きを買おうとしたが、行列ができていた上に、焼きの回転が全く追いついていなかったために断念




結局この日は串焼きにありつけずに終えることになる





生ビールを飲み干し、一通り店を見て回ったところで夜店を後にした





それからそろそろホテルに戻ろうと考えたが、一応次の日のために駅への道を確認しようと駅へ移動




地図でもホテル→駅の道順をしっかり確認し、ホテルに戻った






ホテルは素泊まり5500円のところで、部屋もかなり狭いところだった



ベッドがあって、テレビがあって、そこに荷物を置くともう部屋に余裕のあるスペースがなくなるくらいの狭さだ




トイレと洗面台もあるのだが、風呂が共同になる




その風呂というのがまたヒドく、一般家庭の(それもかなり古めの)湯船があるだけで、そこにシャンプー・ボディーソープ・リンスの3本のボトルが置いてあるだけ



風呂も誰かが使っていれば、あきらめて待つしかない




まあ、こんな素泊まりに泊まれるのも若いうちの一人旅の特権かなと思って我慢



いたれりつくせりの旅館やホテルなんかじゃなくて、素泊まりで完全に放置された方が一人旅としては気楽でよいのかもしれない



そう思うことにした





それから有料コインランドリー(これもまた古いタイプの家庭用洗濯機みたいなものだった)で洗濯と乾燥を済ませた




ちなみに旅日記を書きとめたのは、この洗濯待ちの時間だ






洗濯を終えた頃には時間はもう10時半を過ぎていた




(いつもなら授業が終わって、風呂に入っている時間かな)



などと考えていた





それから次の日のバスの時間や移動経路を簡単に確認し、することもなくなって寝ることにした





時間は11時になっていなかったように思う




前日にほとんど寝ていなかったのに、相変わらず眠気はない




ただ疲れは溜まっていたようで、また外に出ようという気力はなかった





深夜に何か楽しめる町でもなさそうだし、明日は早朝から朝市(詳しくは2日目日記に)に行くつもりだったので、もう寝ようと決心したのだ





ベッドに入り、慣れないマクラに違和感を感じながらも、結構早い目に寝付けたように記憶している





さすがに朝に目覚ましがなるまで一度も目を覚ますことなく、完全に熟睡できたように思う






こうして、長い長い1日目がようやく終わることになった