*8月14日(日) 旅行2日目・前編*
2日目の朝
目が覚めたのは朝の6時半だった
熟睡していたためか体の疲れは完全に取れていて、すんなり起き上がることができた
「あれ、ここどこやっけ?」などと感じることもなく
自分が今飛騨にいることをすんなり受け入れた目覚めだったように記憶している
それから身支度を整えて、外に出かける
朝の高山市は、昨晩の夜とは違った印象を感じた
知らない土地で向かえる早朝
まだ気温も上がり始めておらず、心地よい朝の涼しさ
空を見上げれば青空に広がる適度な雲量
昨日の寝不足で逆に目が冴えた、あのどことなく無理をしているような鈍った感覚とは違い、今日は十分な睡眠を取ってのすこぶる快調な心身
それが朝の高山を、昨晩の夕闇の高山とは別物のように感じさせていたように感じる
今日の一番の目的は、バスツアーに乗って白川郷に行くことだ
バスは高山駅前のバスセンターから乗るのだが、まだバスの時間まで2時間近くある
その前に「朝市」(あさいち)に寄ってみようと思って、早く起きたのだ
「朝市」とは、その名の通り早朝から開かれる市場のこと
高山には「宮川朝市」と「陣屋朝市」の2種類の朝市が毎朝開かれていて、そこに行くのもこの2日目の予定に入れていたのだ
写真は先に寄った宮川朝市の風景
高山市を流れる梓川の近くに、20〜30ほどの市場が立ち並んでいた
売っているものは野菜・果物・漬物などの食べ物だけではなく、土産物や一位掘りの実演など多岐に渡る店が続いていた
商品も漬物や野菜を見る限りでは、やはり土地柄が出ているように感じた
本来朝市は八百屋みたいなものであって、地元の人のために開かれるのだろうけど、高山の朝市は観光客向けの要素がところどころで混ざっているように感じた
せっかくの朝市なので何か買おうと思ったけど、野菜や果物を持ち帰っても困るので、その場で食べられそうなものを探す
結局選んだのは、「朝市牛乳」という(自称)幻の味と謳っている牛乳と、昨日食べ損ねた飛騨牛の串焼きだった
朝市牛乳に関しては、「おいしい」と思えばおいしい味だし「普通の味」と思えば普通の味の牛乳だった
飛騨牛の串焼きは結構おいしかった
串焼きと言ってもサイズ的には焼き鳥サイズ
注文してから焼いてくれるのがどの店にも共通していることらしい(先に焼いておくと、肉が固くなるから・・・とのこと)
値段は一本350円くらいが相場
肉は柔らかく、肉汁もポタポタしたたり落ちるくらいで、中まで火を通しきらない程度の焼き加減がまたよい
店によってはにんにく風味のしょうゆダレをかけてくれるところもあるし、塩コショウのみの店もある
手軽に食べられるところが人気の秘密かなと思った
ただしビールを頼ませようという魂胆か、あまりに濃い味付けの店もあってそれは興ざめするかもしれない
それからもう一つの「陣屋朝市」の方面に向かった
ただ道順的に、古い町並みの近くを通るみたいなので、昨晩訪れたにも関わらずもう一度通ってみることにした
この古い町並みも、昨晩訪れたときとはずいぶん違った印象を受けたように感じた
昨晩感じたのが「夕暮れの安心感」であるならば、今日のは「心地よい朝」というべきだろうか
少しボロくなった布キレで作った着物を着た町娘が家から出てきて、水巻をしながら待ち行く人に「おはようございます」と飛騨なまりで声をかける
(どこかで見た映画の1シーン)
そういうのが今目の前で起こっても不思議ではない、そんな印象
「なつかしい気持ち」と昨日も書いたが、誰しもがこの古い町並みを見て、どこかで見た飛騨の昔の風景を心の中で疑似体験させるのではないかと思う
それから個人的に(一人旅なので『個人的に』も何もないのだろうが)楽しみにしていた、『あの橋』に行ってみることにした
(嗚呼・・・ここが・・・)
そう、この赤い橋(「中橋」と言うらしい)こそ、あの(そう、あの!)橋なのだ
ここからアレが(そう、アレが)生えてくるのだ(謎
この話に関しては、分かる人にだけ分かってもらえればいいので、詳細はカットしよう
上の写真はある意味で「現場写真」というわけですな(謎
それからようやく「陣屋朝市」に到着
昨晩夜店が開かれていた場所だ
ゆっくり見て回ろうかと思ったが、バスの時刻も近づいてきたので写真だけ撮って駅に向かった
(写真もたいしたことはないのでカットします)
さて、以降の(まだ2日目の早朝だけど)話は後編へまわします