FZ63Sの修理・オーバーホール


FZ63Sが墜落し、クランクシャフトが曲がってしまったので交換します。
初めてFZ63Sを分解するので、そこは違うよって思う人が居るかもしれませんが、その方法と画像を載せていきます。
尚、今回の修理についてはYSエンジンの事なら、"F3Aclub"のホームページを参考にさせていただきました。ありがとうございました。

分解編

FZ63Sです。これから分解作業が始まります。

まずは2本のネジで止まっているヘッドカバーを外します。ガスケットが間に入っているので再利用する人は破かないように取り外しましょう。

ヘッドカバーを外すとタペットが現れます。タペット調整する場合はこの状態で調整します。

次ぎは、後ろに付いているキャブレターを外します。6本のビスで止まっているのでガスケットに気を付けながら取り外します。

そのまま、スポッと外れます。

リアカバーも抜き辛いですが、ちょっとこじれば外れます。ガスケットが破けてしまいましたね。交換です。

組み立てるときの注意点として、赤丸の溝の部分と下の図の赤丸部分の出っ張りを合わせて組み込みます。

この赤丸の部分で上の緑の物を回すんでしょうね。さすがです。

続いてシリンダーを外します。4本のビスで止まっているのですが、市販のL型六角レンチでは微妙に長くて入りません。グラインダーで切断して短く作ります。

4本のネジを取り外すだけで、スポッと抜けます。ピストンとコンロッドは、シリンダーから抜いてしまうと、はめるのが面倒なので、ちょっとずらせばピストンとコンロッドはそのままで外れます。クランクシャフトを交換だけでしたら、ピストンとコンロッドを抜かなくても作業が出来ます。

レギュレターやプッシュロッドはそのまま抜けます。2本付いていますが左右共同じです。

そして、カムギアの蓋を開けます。2本のネジで止まっています。

カムギアが見えました。

カムギアを引き抜きます。うぉ!!ギア欠けしてる・・・交換・・・

上のゴムパッキンを外します。

そして、その穴から爪楊枝か何かで押し込むとカムフォロアーが下から出てきます。

出てきました。

最後まで押し込むと下から抜けます。

続いてはドライブワッシャの取り外しです。ドイトに、ちょうど良いベアリングプーラーが売っていました。値段が高めですが、これで外せます。

テーパーコレットのおかげで、ちょっとやそっとじゃ外れないのです。ベアリングプーラーが有れば楽です。

続いてクランクシャフトを抜くのですが、簡単には抜けません。おまけに曲がってる時なんかもっと抜けません!ヒートガンで温めながら抜きました。一緒にリアベアリングもクランクシャフトに付いてきて抜けました。

クランクシャフトからリアベアリングを外します。これもベアリングプーラーで外します。
これでクランクシャフトが外れましたので新品と交換して組み立てです。単純に逆の手順で行うだけじゃいけません。次ぎの組み立て編を参考に組み立ててください。

組み立て編

組み立て作業に入ります。基本的には分解の手順と逆ですが、調整等の作業が加わります。
ベアリングやクランクシャフトが、ちょっとやそっとじゃ入りません。自分はボール盤を利用して押し込みます。太いドリルを逆さまにし、装着して押し込みます。

入りました。

ガスケットを忘れずに挟み、シリンダーをのせます。

クランクシャフトの出っ張りにコンロッドの穴を差し込みます。

この時点では、まだシリンダーは閉め込みません。

カムギアの穴にカムフォロアーを差し込み、ゴムパッキンを装着します。

プッシュロッド、プッシュロッドカバー、レギュレターを装着します。

クランクシャフトの裏側に、画像赤丸のようにポッチが有りますので、それを下に来るようにしてカムギアを挿入します。

カムギアを挿入します。この時、カムギアに付いているポッチが下にくるように挿入します。クランクシャフト裏側のポッチが下のときに、カムギアのポッチも下に来るようにします。

プッシュロッドカバーが、必ず上下のゴムブッシュのセンターになるようにシリンダーを閉めこみます。

カムギアの蓋を閉めます。

分解作業の時に説明した、ディスクバルブの穴の部分を上にして装着します。ガスケットを忘れずに

ピッタリ入ります。

ギャブレターを装着します。ガスケットを忘れずに

ギャブレターを装着し、6本のビスで固定します。

ドライブワッシャーを取り付けます。

そして、最後にタペット調整をして。

蓋を閉めて完成です。