高耐酸性ダイヤモンド砥粒

 電着ダイヤモンドワイヤは最低でも10km、通常は50kmのものが必要とされるため、その製造時間は1日単位のものとなります。その間、金属被覆砥粒はめっき液中に存在するため、その表面に不働態膜が形成され、導電性が低下し付着しなくなります。ひどい場合は被膜が剥離するようなことが生じます。
 そのため、ある程度使用するとダイヤモンド砥粒を回収して、再めっきするということが行われています。当然のことながら、このことは電着ダイヤモンドワイヤのコスト上昇の原因となり、また砥粒の付着量が長手方向に変化することになります。
 一般的には耐酸性と導電性はトレードオフの関係にありますが、両方を兼ね備えたものとしてTiNで被膜したダイヤモンド砥粒を開発しました。このことにより、電着ダイヤモンドワイヤの製造コストの低減と安定製造を確保しました。

 現在株式会社ツールバンクでは、このニッケル被覆ダイヤモンド砥粒のサンプル提供(有償)を行っております。

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TiNコートダイヤモンド砥粒

 
砥粒の耐酸性
耐酸性はチタン被覆ダイヤモンド砥粒並みです。
 
砥粒の付着量
砥粒の付着量は従来のニッケル被覆ダイヤモンド砥粒並みです。