「櫻」

 

美しく舞い呆気無く散っていく

生きる事に拘りを持っているわけでも無く

死ぬ事に何の妥協も感じさせない

ただ終わりの時には精一杯見せつける

 

血飛沫を上げる暇も無く

家族への祈りも届かぬまま

倒れて土に還った者達よ

死して故郷に錦を飾れ

 

共に戦場を駆け抜けた同期の桜

神風が吹き去り脆くも 散っていった桜

 

美しく舞い呆気無く散ってる

風の悪戯か視界は桃色に染まった

桃源郷の様に時も動くのを止めた

そうして歴史を迎えて来たのか

 

血飛沫を上げる暇も無く

家族への祈りも届かぬまま

倒れて土に還った者達よ

死して故郷に錦を飾れ

 

共に戦場を駆け抜けた同期の桜

神風が吹き去り脆くも 散っていった桜

又桜散る季節になったら

最後の櫻、隅田川

花道を歩き語ろうじゃないか

花道を歩き笑おうじゃないか

 

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