●第2回目のお題(2004年10月27日/日比谷シャンテ・シネ2/幹事はAOIさん)
 「僕はラジオ」 (主演:キューバ・グッディング・Jr、エド・ハリス。アメリカ。109分) 公式サイト  
メンバーの評価平均点: 7.42点
goo映画より抜粋・・・
1976年、米南部の平和な町アンダーソン。名門ハナ高校のアメフト部コーチ、ハロルド・ジョーンズは、練習場の周りをうろつく青年のことが気にかかっていた。知的障害を持ちいつも一人ぼっちの青年は、ラジオから流れる音楽だけが友達だった。ある日、練習場の外に出たボールを返さなかったことを理由に、チームの生徒が彼を痛めつける。ジョーンズは生徒たちを厳しく叱り、青年に一緒に練習に参加しないかと声を掛ける。“ラジオ”というニックネームをもらった青年は、アメフト部の臨時コーチとして練習を手伝い始めるが…。
アメリカ最大のスポーツ専門誌“スポーツ・イラストレイテッド”に掲載され、たちまち全米中の話題となった実話を映画化。知的障害を持った黒人青年“ラジオ”と名門高校アメフト部のコーチの心温まる交流を、名優たちの共演でつづった感動作。主演は『ザ・エージェント』でアカデミー賞助演男優賞を得たキューバ・グッディングJr.と、多彩なジャンルで卓越した演技を見せるエド・ハリス。さらに名女優デブラ・ウィンガーが、彼らを見守る理知的な女性を好演する。
3人の細やかな演技に加え、ハイスクールのスポーツを町ぐるみで応援する南部社会のアットホームな雰囲気が作品に真実味を与え、ありがちな美談を超えた感動を呼ぶ。ちなみに実在の“ラジオ”本人は、現在も同校アメフト部の名誉コーチとして町の人々に愛され続けているそうである。
※評価の高い順に並べています(10点満点)。6.0点で「まあまあかな〜」を基準とします。

001・TARO (評価:9.0点)
Mr.ラジオを取り巻くアメリカン・ヒューマン・ハートフル・リアル・ストーリーで、主役は江戸は栗鼠(←変換ママ。よかったなあ、エド・ハリス。役柄がそうなんだけど、優しくて男気のある最高の男です。あれだけ前から後頭部にまっすぐ禿げてもかっこいい。帽子がよかったのかも)。
全然期待せずに観たので、その反動のせいもあってか、とにかく「あ〜、むっちゃいい映画やったわあ〜」って感じ。(泣きは5回くらいアリ)。
いろんなキーワードがありましたですね。アメリカ、80年代、知的障害者、偏見、高校、アメフト部、軍隊チックな主従関係(これいいね。見てて気持ちいい)、アメフト文化、コミュニティー(理髪店)、バスケット、親バカ、夫婦愛、父と娘、クリスマス、親の死、少年時代の悔恨、行動、信念、規則、同調と反駁、理解、受容、家族愛、そしてハッピ〜、サクセス。正義は勝つって感じ。
要はたった1人の思いや行動が、千人、万人をも動かすことができるということ。自分を含め”抵抗勢力”に屈せずに信念を通し続けたことが、この主人公の凄さ。でもその原動力はというと過去の自分への負い目というところも、とってもナチュラルな流れで、嫌味じゃないストーリー。
娘や妻が美人過ぎるし、、同僚や上司、友人も古き良きアメリカン的いい人ばかりで、抵抗勢力が数名しか出てこなかったところは脚色上仕方ないか。
なんて、細かいところは置いといても、いい映画には間違いなし!
(追記)隣に変な人が座ってもスクリーンに集中しましょう。

004・まるこ (評価:8.5点)
この映画を見る前にどんな物語なのかよく解らなかった。(事前の勉強が足りない....)
全体に私がうけた印象は1つのシーンに引き続いて1つのシーンとテンポよく見ていてとても満足する映画だということです。
映画の主人公ラジオはおろかではない、ただ表現することが下手であること。これは周囲の人が彼にコミューニケーションのチャンスをあげなかったからだ。そんな中でコーチが自分の昔の残念な思い出でラジオにそのチャンスをあげた。コーチにとっては簡単な最初の一歩だったけど、それがラジオの一生を変えた!ラジオ一人ではなく、周りの人、コーチ自身もラジオと付き合っているうちに自分と家庭への思いを変えた。コーチのRADIOへの”あなたは私よりよい”(you are better than me)という言葉、町の人への”私はradioに教えてない、かえってradioからたくさん教わった”と言う言葉がこの映画が表現したKEYWORDと思って、考えさせられた。RADIOのように、周りの人に幸せを感じさせる人は本当の幸せ者だ!
アメフトのルールが解ったらもっとその試合を楽しめるはずだったけどよくわからないのでちょっと残念でした。トレーニングしている時のチームの一体感とPOWERあふれるの男たちは格好いい〜!(#^^#)さすが男たちを熱中させるスポーツ!
癒され、感動した映画です。 
PS:ちなみに香港での題名は:真情電波(広東語で電波はラジオです)

003・AOI (評価:8.0点)
久しぶりに、心がじわーっと温かくなる映画だった。ハリウッド映画のような派手さはないけれど、ミニシアター系らしくメッセージが伝わるものだった。
”ラジオ”演じるキューバ・グッディングJrは、障害を持つ青年をさすがオスカー俳優!の演技力でグイグイ引きつけてくれた(『愛の奇蹟』のときより、なんか魅力的!!)し、”ジョーンズコーチ”のエド・ハリスも貫禄だったしね。そして登場人物全員が、”人間には、温かい心があるんだよ。ちょっと素直になってごらん!”ってことを、空気の様に伝えてくれることに、心が疲れていた私にはアロママッサージのように入ってしまった。
副題で”あなたは、誰かに救われたことがありますか?”とあったが、心の両目を開けると見える事って沢山有るんだなって思いましたよ。
見た目のイケメンにはまってしまう私も、心のイケメンをさがすようにしようかなァ〜(*^_^*)
それにしても、この映画が実話にもと付いていることを思うと、改めて感動するね。

002・カツオ (評価:7.0点)
ラジオは信じきっている。人間の心の底にある温かいものの存在を。信じきるというのは想像以上にすごい。ないものを存在させてしまう(誰がなんと言おうが、矢追さんにとってUFOは存在するみたいに!)。人間の心にあるやさしさや思いやりを信じきることを「信頼」というのではないか。「信頼」の持つ力は、人の心すら変えることができる。
コーチジョーンズは、ラジオにアシスタントを頼んだ。試合中のベンチでのラジオの顔はまるで別人になっていた。頼られているという思い「信頼」、が「自信」を生み、ラジオを変えた。遠征試合のバスに乗れなくなり、置いてきぼりをくらったとき、また元の顔に戻ってしまうだろうと思った。しかし、ラジオは落ち込むどころか、雨の中自分もいっしょにプレーした。いじわるな選手にそそのかされて女子更衣室に入っても、ラジオは口を割らなかった。そして、謹慎後の彼に大切なラジオ機をプレゼントした。
実話を元にはしてるけど、これは映画の話・・・。
キューバ・グッディングJr.扮する「ラジオ」の20年後、本物の「ラジオ」が登場する。チームの旗を突き破ってラジオが登場するシーンがこの映画のハイライトだ。ラジオ機を耳にあてるシーン、チアリーダーといっしょにダンスをしたり、サイドラインで選手にアドバイスをしたり、観客に手を振るシーン、フィールドで一人フットボールをするシーン。
「あれっ、このシーンさっき見た」
一つ一つのシーンは短いが、本物のラジオから伝わるメッセージはまぎれもなく本物であり、映画、メッセージを説得力のあるものに変えていく。しかし実際は、5分足らずの最後のシーンを見せるために、前半の映画が作られたのだと鑑賞後感じた。

007・よっしー (評価:6.0点)
見始めるとこれが実話を元にして作られて映画だという事を忘れていた。
ふ〜ん、ありがちな感動ストーリーだなと単純に思っていた。
しかしラストに「そうだ!実話が元になっていたんだ」と。
こんな事を本当に出来る人が居るのだと思ったら何ともいえない気持ちになった。
とにかくコーチ・ジョーンズが格好良かった。見た目の格好よさではなく心、信念の強さからくる格好良さ。
ラジオが生徒達とすぐに溶け込んでいけたのだろうか!?と
そこらへんはあまり映像になっていなかったので???という感じ。
もう少し泣けることを期待していた私としては「まあまあ」といったところです。

006・hanataki (評価:6.0点)
どうも実話にもとづいた映画というのが苦手である。はじめは知らされず最後に実はみたいな慎ましさがあればまだ良いが、いきなりこれはしかじかの実話であるとやられるともうダメだ。
そもそも映画というのは虚構性の強いものであって絵空事にすぎない。フィクションとノンフィクションというのは映画の永遠のテーマだったりして、ドキュメンタリーというジャンルがわざわざ映画にはあったりもする。誰だって種明かしをされてからマジックを見るのは興醒めじゃありませんか?もちろん泣けると分かっていないと安心して映画を観られない人がいるのもわかりますが。
ラジオにしても本人へのインタビューや周囲の人々への取材を基にしたドキュメンタリータッチだったらまた別の作品になっていたように思う。「事実は小説より奇なり」いう常套句を引くまでもなく、厳しい渡世に喘ぐ私たちにとってせめて映画くらいはやっぱりフィクションであって良いと個人的には思う。そういう意味でこの映画はやっぱり中途半端な気がする。


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