◎情報処理技術者試験のページ
1.情報処理技術者試験とは?
情報処理試験センターが実施している情報処理に関する各種試験で、原則として4月と10月の第3日曜日に行われる。通産省が認定している国家試験だが、試験に合格していなくても情報処理に関連する仕事に従事できる。つまり、情報処理に携わる者がある能力に達していることを公に認定してくれる試験である。
平成13年春より試験制度に変更があり、現在、「基本情報技術者試験」「初級システムアドミニストレータ試験」等、全13区分に分けられ、実施されている。
2.難易度は?
試験区分によって差があるが、最も合格率の高い「初級システムアドミニストレータ」で、約30%の合格率、「第2種情報処理技術者(現在の「基本情報技術者」に相当)」で約20%前後、「第1種情報処理技術者(現在の「ソフトウェア開発技術者」に相当)」と「マイコン応用システムエンジニア(現在の「エンデベッドシステム」に相当)」で10%前後、その他の試験は全て10%以下の合格率で、難易度は高いと言える。
合格ラインについては、情報処理試験センターが公表しないため詳細は分からないが、目安として7割以上の正解が必要であるとされている。
3.必勝勉強法
1)受験対策用の書籍の購入
テキストを購入する。各出版社からテキストが出ているが、極端に分厚いテキストはお勧めできない。(量の多さにやる気がなくなるケースがある)ほどよい厚さで、絵や図が多く書かれており、読みやすそうなものを何回も繰り返し読む方が効率的だと思う。
過去問題集を購入する。情報処理技術者試験の午前問題は、性懲りも無く毎年同じような問題が出る。従って、過去問を解く事は合格への最短の近道と考えてよい。最低、過去3回分の問題を解き、同じような問題が出た時には確実に正解できるようにすることが必要である。
2)試験対策雑誌による勉強
「基本情報技術者」「初級シスアド」を受ける人は、月刊誌「合格情報処理」(毎月10日前後に発売)も併用して勉強するのが効果的である。この雑誌の良いところは、試験に出る確率の高いところを重点的にしかも要領よくまとめてくれることにある。また、受験の際の注意事項等、初めて受験する人にとっては、ありがたいアドバイスがあったりする。
4.試験時間
| 試験区分 | 午前 | 午後(午後T) | 午後U |
| 基本情報技術者 初級システムアドミニストレータ |
AM9:30〜12:00 多肢選択マークシート |
PM1:00〜3:30 多肢選択マークシート |
− |
| ソフトウェア開発技術者 | AM9:30〜12:00 多肢選択マークシート |
PM1:00〜3:00 記述式 |
PM3:30〜4:30 記述式 |
| 情報セキュリティアドミニストレータ | AM9:30〜11:00 多肢選択マークシート |
PM0:30〜2:00 記述式 |
PM2:30〜4:00 記述式 |
| その他の 高度情報処理技術者試験 |
AM9:30〜11:00 多肢選択マークシート |
PM0:30〜2:00 記述式 |
PM2:30〜4:30 事例解析、または小論文 |
5.受験申込方法
試験の三ヶ月ほど前になると願書が出回るので、これを手に入れる。入手手段は、@雑誌「合格情報処理試験」の付録
A大手書店の店頭 B情報処理試験センターへの直接請求
等がある。願書は各試験共通書式で、振り込み用紙兼用になっているため、必要事項記入の上、郵便局へ受験料(平成13年春試験の時点では¥5,100)と共に提出すると手続き完了である。
6.受験日までの注意事項
1)願書提出時:
@試験地を決める。
東京近辺では、「東京」「八王子」「横浜」などの試験地があり、当日受験する試験地を願書に記号で記入することになっている。最寄りの試験地で受けた方が良いのは言うまでもない。会場がどこになるのかは、受験票が送られてくるまで分からない。願書を早く出せば住所を考慮して会場を決めてもらえるという噂もあるので、なるべく早く出そう。
2)受験票が送られて来た時:
@記載事項の確認
住所、氏名、生年月日、受験区分、試験地等に間違いがないか確認する。
A顔写真の準備
顔写真を貼る欄があるので、写真を用意し、糊付けする。当日、受験票に写真が貼られていないと受験できない。写真は証明書用のものでOKで、カラー、白黒どちらでも良い。
3)受験前日までの準備:
@持ち物の確認
鉛筆、消しゴム、ものさし(ほとんど使わない)、鉛筆削り、受験票等を準備しておく。当日はこれら以外のものを机の上におく事は許されない。(筆箱もダメ)
最近では、シャーペンの使用が公にOKになったようだ。但し、芯はHB以上の濃いものを使用すること。
また、会場周辺は決して静かとは限らない。大学などが会場になることが多いが、日曜日でも部活を遠慮無く行なっているケースもあり、騒音の中での受験になる場合もある。このため、雑音で集中できない人は「耳栓」が必須のアイテムとなる。試験中に普通の耳栓をするのは、許容範囲内である。
※平成14年秋期試験より、電卓の持ち込みが禁止になりました。問題作成にあたっては当然このことを考慮するとのことです。
4)受験当日:
@弁当の調達
会場の食堂は休みなので使えない。日曜日のため、会場周辺の食堂等も休みのところがほとんどで、現地での弁当調達は難しいと考えた方が良い。(ごく一部の大きな会場では、業者が弁当を売りに来ている場合もある)家から弁当持参か、あるいは会場の最寄り駅ではない駅で、購入した方が良い。昼は会場の教室内で食べても良いし、外で食べても良い。
A体調のチェック
持病などの心配がある人は、薬を持参あるいは飲んで行った方が良い。私は、当日の朝はおまじないも兼ねて、普段は飲まない栄養ドリンクを飲むことにしている。本番は集中力が勝負です。
B時間には余裕を持って
最低10分前には会場の自分の場所に着席しておきたい。特にバスを使って会場まで行く人は、受験会場へのバスが長蛇の列になることも考えて充分な余裕が欲しい。
5)受験時の注意事項:
@トイレをすませておく。試験時間は長いので、必ず試験開始前に行くこと。
A回答用紙が配られたら受験番号、生年月日等を最初に記入する。数字とマークシートの両方で記入することになっているので記入漏れ、間違いのないようにする。
B問題冊子は持って帰って良いので、有効に利用する。(※「基本情報技術者試験」はダメ!) 問題を解く際は必ず、回答を問題用紙にチェックすること。(後で自己採点ができる)また、自信のない問題等は特別なマークでチェックし、見直しの際に分かるようにしておく。
※2002年春期試験より「基本情報技術者試験」に限り、問題冊子の持ち帰りができなくなったので気をつけて下さい。将来のCBT導入を目指して、試験問題を外部に出したくないようです。その代わりに、「基本情報技術者試験」に限って、問い合わせると採点結果を教えてもらえるようです。
C時間の配分をチェックしながら回答する。この時、午前問題は解答欄のずれがないかどうかも確認しながら行なうと良い。
D見直しは必ず行なう。いくら時間が余っても途中退室はせず、ケアレスミス等がないかをチェックする。
E途中退室する人に惑わされない。真面目に回答すると時間はそれほど余らない。途中退室する人はほとんどがあきらめて出ていく人だと認識すること。
7.回答時のアドバイス
1)時間配分にはくれぐれも注意する。
午前:「基本情報技術者」や「初級システムアドミニストレータ」では80問あるが、配点はどの問題も同じと考えられている。従って、時間がかる問題は後回しにして、とりあえず最後まで終了させた後で、じっくり考えること。この時、解答欄がずれてしまわないよう気をつける。
午後:問題により、配点が違うと考えられている。配点については公表されていないが、初級シスアドの場合は、受験業者により以下の2通りのケースがある。
| 業者名 | 問題 | 配点予想 |
| A | 問1〜問4 | 各10点 |
| 問5〜問7 | 各20点 | |
| B | 問1〜問5 | 各12点 |
| 問6、問7 | 各20点 |
これから分かるように、後の問題の比重が高く、時間不足で最後の問題が手につかなかった場合は致命的となる。従って、問1から始める場合、途中で時間が足りないと感じたら、先に配点が高い問題を解くなどの考慮が必要となる。配点が高い分、問題を解く時間もかかることも考える必要がある。
2)午後問題には部分点がある。
うれしいことに午後問題には部分点があると推測されている。分かる部分だけでも良く考えて回答すると、思った以上に点数が稼げる。
8.その他の情報
1)「高度」試験の合格選抜方式について
「高度」試験には午前・午後T・午後Uの3つがあり、それぞれで足切りが行われるようだ。
STEP1:午前 :正当率約65%で足切り
STEP2:午後T:正当率約60%で足切り
STEP3:午後U:STEP2通過者に対して更に絞り込む。