忙しいお父さんのための感性講座

 

大切なことは感性講座の目的です。

この感性講座の目的は「自分のしたいこと 自分の強みを強める。」ことです。

感性を磨くことは Only Oneであることを 磨くことです。

 

Only Oneとは自分だけしか持っていないものを 情報発信することです。

Only Oneを 専一に磨いて追随を許さなければ、それは立派な才能です。

己(自分)は 世界に1つしかない珠(たま)と信じて刻苦して磨いてみよう。

刻苦して磨くとは、好きなことを好きだけで 終わらせないこと。

好きが高じて 自分しか持ち得ない情報を 発信レベルにまで高めよう。

というのが、この感性講座の主旨です。

 

1.                      磨き方の指針は

@         受動ではなく能動

A         ノウハウでなくポリシー

であることです。

基本的に受動で体に入って来るものは、体を通り抜けてしまいます。

情報を蓄積するための 第1ステップは 受動が必要ですが、

情報を組み合わせたり 絞り込んだり 能動的に操作することでしか

オリジナリティは 発揮されません。

 

受動的なものとは、見るだけなもの 聞くだけなもの のことです。

ともすれば受動で終わってしまう、映像(映画・ドラマ・ドキュメンタリー)

の鑑賞は共鳴したあとの自分の考えをまとめることで、能動化できます。

 

根底にポリシーのないノウハウは形だけで終わりがちです。

ノウハウはポリシーが根底にないと、継続して実践できません。

@         好き好きでたまらないこと、でもこだわりのあること。

@好きな対象の範囲にこだわりがある

@好きな対象の条件にこだわりがある

A         好きこそ発信上手なれで、共鳴共振メンバーを呼び覚ませること

B         対象の中から 共鳴共振する 新しい発見・発想が湧き出ること

などが ポリシーのあり方として上げれます。

2.                      aそれでは なにを磨くかということですが

みんな自分の本当にしたいことは、なかなか見つからないもの。

ごく幸せな人だけが、早い時期に運命で巡り合えるんじゃないでしょうか。

ゴルフが好きであっても、なかなか Only Oneなこととは言い切れません。

言い切れる人は、自分なりのこだわりをもっている人です。

たいがいの人は、情報発信までの好きのこだわりまで 至っていない、

というのが本当のところではないでしょうか。

 

でもOnly Oneな珠(たま)は、自分から探さなければ見つからない。

 

勘違いしてはいけないことは、

珠はなかなかみつからなくても、人生80年あること。

人生の最後に発信した自分にたいして惜しんでくれる本当の心の同志に

巡り合えたらそれで いいんじゃないでしょうか。

 

2.                      bこの講座はお父さん講座ですので、忘れてはいけない条件があります。

忘れてはいけないことは、「 働くことは、誰かを支えていること。 」

働いて、家族を支える、労働で生み出した価値がちゃんと利用されている。

それって、一番 尊いことなんです。

当たり前のことですが、生計を自立することが、お父さんの第一の責務です。

 

一時期は、正直で誠実に働いていると、

時流に乗れないような風潮もありましたが、

正直に誠実で働くことは、

誰もほめてくれないかもしれないけど、素敵なことです。

正直で誠実に働くことは、

決して碌々として瓦に伍することではないのです。(注)

働くことの対価以上に、自分としての付加価値を仕事に込める思いがあれば、

もっと素敵なことだと思います。

 

かたや、Only Oneを磨くための原資(¥)も必要です。

最後に Only Oneを極め、生計の種になれば、それは至福なことです。

(余談にジャンプします。よろしければ読んでみて下さい)

 

3.                      a次は、磨き方です。

 

珠は人に見せるためのものでなく、あふれる情報をその核から発信するもの。

珠の表面(見かけ)をいくら磨いてもダメ、

預言者の水晶玉のように、

核(ここではポリシー)から湧き出る オーラを発するように

掌(てのひら)から送りこむ気(情報力)に 磨きをかけるのです。

 

自分に合った自分らしさな情報を感知し、            (収集)

情報を組み合わせて繋(つな)ぎこみ、             (蓄積)

蓄積された温故データを常に最新データと掻き混ぜて風を通し、  (醸成)

自分でしか出せないだろう情報の組み合わせ、知新情報を発信する (芳香)

のです。

 

3.                      b磨き方の1つとして、

こころに留まる言葉を 残しておくことを お勧めします。

 

自分らしさの琴線に触れる言葉は、こころに留まります。

自分らしさを表す情報を感知する能力を高めるには、

こころに留まるものを、ちゃんと記録・記憶しておくことです。
そうすることで、意識してこころに留まるものに遭遇することができます。
あるいは見逃していたかもしれないもの、今までなら思いもよらなかったものが
意識することで、今までより多く、こころに留まってくれるのです。
 
例えば、結婚式のときにいただいた人生の先達の方の祝辞、

言い古されたことでも、新しい人生の転機となる場で、

長きにわたりパートナーを組まれてこられた先達の経験から発する

重みのある言葉は、感銘な言葉として心に留まります。

「夫婦で生活していく上で、忘れてはいけない大切なことは3つです」

「健康であること」「お互いをいたわりあうこと」「目標をもつこと」

このような心に留まった祝辞もそのまま、温故情報となるわけです。

そして、例えでこのような講座の中でそれが引き出され、

上の(余談)の内容になったりして 新たに発信されるわけです。

 

まずは、心の琴線に触れる気持ちのよい言葉(歌詞でも構いません)を

集めることから始めてみましょう。

言葉だけでなく、風景・絵・造形でもよいです。
道端のお地蔵様や、レンガ造りの建物などのこころに留まったもの
なんでもよいと思います。

ことばなら、ワープロのメモランダムで残しても良いですし、

あるいは新聞を切り抜いてもいいですし、

雑誌の写真や絵を切り抜いても良いと思います。

デジカメがあれば、もっと気軽にお気に入りの映像を残すことができます。

スタイルは全くフリーです。

 

そうやって集めていく中で、時には なぜ 琴線にふれるのか、

なにに共鳴したのか自分の言葉にしてみて下さい。

或いは共鳴のイメージを 造形(図)にしてみて下さい。

そうすることで、蓄積されたものが組み合わさって つなぎ込まれるのです。

言葉・形(図)という表現形態にすることで、

次の発信のステップとなる要素に変換されるのです。

 

面白いことに、 ・自分のこころに気持ちのよい 情報

             逆になにかひっかかる    情報

そして     ・それがなぜかを考える    オリジナリティ

 

これらが蓄積されていくと、

自分がどんな人間か、わかってもらえる自分集になる 

のです。

 

ある人がどのような人かを知るには、その人が何に興味を持ち、

それについてどう思っているかを知ることが、一つの方法だからです。

だから、立派な自分史なんか作らなくったって、

「親父って実はこんな人だったんだ。」と子どもにも分かってもらえる、

心の中の自分(スピリット)を残せるのです。

3.             c 磨き方はフリースタイルですが、

そう言うとかえって何から始めたらいいかわからない人へ、

次の1つのノウハウをご提案します。

 

忙しいお父さんに比較的簡単にできることに、新聞の切り抜きがあります。

「新聞の切り抜き?そんな手間隙(てまひま)かけてられない!」ですよね。

 

簡単にできる方法は

@.      ものさしさえあれば、雑誌・新聞は切り抜ける。

  切り口が少々ギザっても気にしない。

  定規を当てて、新聞を切りたい方向に引くだけで簡単に切り抜けます。

 

A.      すぐ役立ちそうな一過性の情報はなるべく控えて、

自分のポリシーに共鳴するものを集めること。

仕事(経営)で役に立つと思ったものでも、

なるべくポリシー・スピリットに関わる記事や、

人生のヒントになると思った記事を切り抜くと良いでしょう。

 

読んでいない記事は、残しません。

読んでいない記事をどうしても残したい場合でも、

読んだ記事・特集のシリーズ前後などのものしか残しません。

欲張って、タイトルだけしか読んでいない記事まで残すと

情報の消化不足が起こり、必ずと言っていいほど、長続きしません。

「読んでいない記事は残さない」ことは大切なポイントです。

読んで共鳴した箇所に必ずマーカーを引くと、

情報をさらに温故しやすいです。

マーカーは、後々にコピーやスキャナーすることを考えて、

黄色がお勧めです。

 

B.  そして、絶対に貼り付けスクラップにはしない。

体裁も整えない。

これが長続きのコツです。

良くてしも、クリアファイルに時系列にほり込むか、

そんなヒマもない 忙しいお父さんには

それぞれの記事に年月日と新聞名を書いてナンバリングし、

透明の書類をはさむケースに入れて貯めておけば良いのです。

もし、ヒマでもあれば、タイトルぐらいはリストアップしても

良いでしょう。

 

 

人にもよりますが、仕事が忙しいでしょうから、

きちんと読んで残した記事で年間に残るのは、

自分の場合、多い年で200枚くらい、

忙しくて少ない年で40枚くらいで、だいたいファイル1冊に収まってます。

毎週何枚とか1日1枚とか決めないことも長続きのポイントです。

 

私の作った1999年から21世紀になる2001年のスクラップは、

特集で政治・経済・教育・科学・文化で示唆に富む内容が特に多く、

今でも 自分の大切な温故情報として活用しています。

 

4.                      感性の磨き方なんて、全くのフリースタイルで、

これまでのことは感性を磨くことの、単なる一つの方法です。

本当のところ人の数だけあると思います。

 

以前、子供たちを連れてエコ学習のキャンプイベントに

ボランティアで参加したことがあります。

その時のキャンプの主催リーダーであったH氏は、

企画立案・準備に労を折られ、大変だったと存じますが、

氏の経験と資質を存分に発揮されておられました。

H氏は川と渓谷をこよなく愛され、

氏の持つ頭脳バンクには近畿一円の渓谷の実地で得た情報が

インプットされており、

その時も夏休みの自然探索キャンプに、

最高のロケイションを選出されておられました。

大都市から少しの時間で、気軽に宿泊でき、

その傍らにこのような清流がまだあったのかと

うならされる程の絶好の施設・環境を選出されておられたのです。

 

こよなく川を愛されるアウトドアの活動を通じてしか

得られない情報や蓄積された経験。

またさらにそこから発する自然を大切にする思想が、

そのイベントを通じ、参加した子供たちに

伝承されたと確信しています。

このような、経験・実践を通じての伝承も、強力な情報発信であり、

そこに至るまで、好きで好きで実践を積み重ねることによって、

H氏は珠を磨き上げてこられたのだと思います。

氏の場合は、早くからシッカリとした珠を持たれ、

独自に「好きこそものの上手なれ」で磨かれてきた幸運な方だと思います。

 

この講座が、自分の珠(たま)を模索中のお父さんにとって、

Only Oneを目指す素敵なお父さんにアプローチできる 独自のスタイルの

発見のヒントになれば幸いです。 

 

 

 

5.                      さて結びですが、

お父さんたちは「働いていることの尊厳」を今一度、再確認しましょう。

どんな仕事であれ、合法であり・非合法まがいでない限り、

働くことは尊厳高いことなのです。

お父さんは偉いのです。

その時、その場で、必要とされるものを作り出しているのは、

その時、その場で、Only Oneな お父さんしかいないのです。

だから、子どもに対して精神的優位に立って当り前のことですし、

無理して威張らなくったって、お父さんは偉いんです。

 

生産やサービスの生成を捨てて 自分を探そうとするのは、本末転倒です。

「仕事」をしながら「仕事」をとおして、Only Oneを極めるのが、

現実的に素敵なお父さんへの正道なのではないでしょうか。

 

その気になれば、「勤務している会社の社是」だって、一歩離れて眺めると、

自分のあり方を示唆してくれる、これからの長い人生のヒント足りえると

思います。

 

でも、ほんの一握りの会社の偉い人でも、

いつかは会社や仕事のリタイアを余儀なくされますし、

巡り合わせもなく一握りになれなかった人も、

もっと早く人生の7割がたで会社や今の仕事を離れます。

その時になっても、継続できる確固とした自分があれば、

それは自分の人生にとって強みだと思います。

素敵なお父さんになることは、子離れしてからも、

子離れしてからこそ 大切なことだと 考えています。

 

まだまだ うわべの見た目しか見る能力のない、

ようやく親離れ するかしないか、そんな ひよっ子から

「お父さんはショボイ」と言われないためにも、

Only Oneを極めてみませんか。

 

 

 

 

 

 

 

(注)「 決して碌々として瓦に伍することではない 」とは、

   平凡なつまらない仲間と 交わるだけのことではない

   という意味。