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如来像・菩薩像・明王像・天神像・祖師像


仏様・仏像豆知識



我々の自宅の、仏壇、あるいは寺院で、仏像や、仏画を見る機会が多くあります。お寺や家庭の仏壇には、所属宗派の、ご本尊が祀られております。こうした時に、お釈迦様とか、薬師如来様など、その仏様のお名前が解り、仏様の役割などが解ればすばらしい事だがと、常々思い、とまどう事が、多々ありました。
大勢おられます仏様の、役割、分類を、パンフレット、小雑誌から、私と同じように、とまどわれている方に、参考になればと思い抜粋致しました。専門の立場の方から、不備の、指摘を受けるかとも思いますが、お役に立てればと思います。



記事は、平成16年度取材分です、主観に基づく物で、内容を保証する物ではありません。


仏様・仏像の種類・お名前 仏 様 の 役 割 ・ 説 明
如来像
  阿弥陀如来  薬師如来   大日如来  釈迦如来 如意輪観世音菩薩
釈迦如来
  • 釈迦というのは、インドの部族の名称で、釈迦族のことです。その釈迦族の太子として、約2500年前に誕生して「悉達多(シッダールタ)太子」と呼ばれました。全てのことが、ことごとく成就するという名前です。釈迦が誕生したときに、7歩歩いて、「天上天下唯我独尊」と言って天と地を指したエピソードは有名です。
  • 4月8日が「降誕会」で、お誕生日です、一般には「花まつり」として知られています「花御堂」の中の釈迦に甘茶をかけてお祝いいたします。
  • 釈迦如来の呼び名は、大変多く、「釈尊」・「世尊」・「釈迦牟尼仏」・「成就者」・「善逝」と、実に多岐に渡った呼び方をされています、教典の中では、「世尊」として登場いたします。
  • 釈迦如来には、立像・座像・臥像(湟槃像)がありますが、一般的には蓮華台の上に「結跏趺坐」(坐禅の座り方)をしています。
  • そのお姿は、目をとじるでもなく、開でもない「半眼」にしています。それは、「智慧の眼」と言われていて、坐禅の時にも同じようにします。
  • 釈迦如来を「回向文」などで正式にお唱えするときは、「南無大恩教主本師釈迦牟尼仏(如来)」と称しますが、通常の「名号」では、「南無釈迦牟尼仏」とお唱えいたします。
薬師如来
  • 奈良時代から平安時代に掛けて、1番人気のあった如来が、薬師如来です。
  • 仏教が日本に伝来し、一般庶民に受け入れられて行くとき、「治病」への関心がもっとも大きかったものでした。そのため、災難や、病気などの苦しみを救ってくれる薬師如来は、人々に迎えられ、人気を得たのも当然と言えるでしょう。
  • 左手に「薬壺」を持っています。
  • チベットでは、「大医王仏」と呼ばれ、大医仏の周囲を7人の「医王仏」が囲繞するようにお祀りするのがチベット式で、日本では、日光菩薩、月光菩薩が両脇寺菩薩で、前に「12神将」が居並び、1日を24時間としたとき、1神将が2時間単位で病人を看病すると言われ「完全看護」の体勢の、「治病」の仏様です。
阿弥陀如来
  • 阿弥陀如来は、かっては「法蔵菩薩」と呼ばれていましたが、阿弥陀如来となってからは、「西方」にある「極楽浄土」に住んでおります。
  • 阿弥陀如来には、座像と、立像があります。
  • 親指と人差し指、中指、薬指とで、丸を作っています。
  • 人差し指のときは「上品」、中指は「中品」、薬指は「下品」を意味します。上、中、下品、それぞれが3つに別れており、「9品仏」が示されております。
  • 阿弥陀如来は、宗派により、光背が、舟型、放射状棒状、と異なった形となっています。
  • 阿弥陀如来の「阿弥陀」には、「無量」と言う意味と、「無限の時間」を表しています。この時間と空間、すなわち「時空」によって宇宙は成立していると説いており、従って阿弥陀如来を、宇宙如来と言われるわけです。
  • 通常名号は、「南無阿弥陀仏」の6字名号を称名します。
大日如来
  • 仏教は、その大宇宙の心理を、永遠の生命としてとらえ、本仏と位置ずけています。それを「法身仏」と言い、「毘盧舎那仏」(大日如来)のことです。宇宙の心理の象徴として太陽を神格化したものです。
  • 大日如来も、毘盧舎那仏、毘盧遮那仏も漢訳されたときの訳の違いで、異名同義の「如来」です。
  • 密教での「ご本尊」です。
  • 「大日経」にもとずく胎蔵曼陀羅では、中台8葉院の中央に位置しています。「金剛頂経」にもとずく「金剛界曼陀羅」では、1印会におられます。
  • 奈良の大仏さんがこの「毘盧舎那仏」です。
  • お唱えするときは、「南無遍照金剛」です。「南無大師遍照金剛」と唱えたときは、お大師様弘法大師空海を唱えていることになります。
阿しゅく如来
  • 東方に住んでおられる如来で、13尊仏の11番目に登場して参ります。
  • 両界曼陀羅では、大日如来の東方に位置しています、薬師如来と同体ともされますが、薬壺は持っておりません。
  • 釈尊入滅後、東方の阿比羅堤国に生まれ、大日如来の元で修行して如来となり東方浄土で説法を続けている如来です。
  • 臨終の時に、大日如来の次に迎えに来るのが、この阿しゅく如来だとも言われています。



菩薩像

観世音菩薩
 
地蔵菩薩
 
文殊菩薩
 
普賢菩薩
 
勢至菩薩
 
日光・月光菩薩
 
虚空蔵菩薩
 


明王像

参考 不動明王像

不動明王
  • 不動明王像には、立像、座像があり、いずれも、火炎の光背を背にしております。
  • 「 瑟瑟座 ( しつしつざ ) 」、(岩座を形式化した方形の材を組み上げた形の台か、岩)の上に居られます。
  • 右手に剣を持って、魔群を追い払い、左手に索条(鎖やロープ)を握って、苦悩する衆生をすくいます。
    髪を左側に垂らしているのは、衆生との縁を表し、両目は左右が別々の所を見ていて、口に生えている牙も、左右で上下が異なっているという、仏像としての、約束事があります。
  • 明王像は、裸身に、ほぼ近いお姿で、体の色が青銅色の他に、青不動、黄不動、赤不動があります。
  • 明王は、そのほとんどが、「忿怒相」ですが、これは、如来や、菩薩の優しさだけでは、聞き分けられない困った人々には、仏教界の極道のような明王が現れて忿怒の形相で、正しい道を、示してくれると言う、大日如来の身代わりとして出現して、衆生を正しい道に導くために、明王の智慧と慈悲によるものなので、逆に言えば優しさから出ている表情なのです。
  • 又、人間が冥土を旅するときにも、途中で道を迷ったりすると、忿怒相で現れて、正しい道を指し教えてくれる有り難い存在の明王様で日本では大変ポピュラーな明王様です。
「愛染明王」
  • 明王には、男女の想いを「敬愛」、結ばれたい、結婚したい、離婚したいなど、愛欲の煩悩を浄め愛憎の世界からおすくい下さる、「煩悩即菩提」の明王様であります。
  • お名前は、大変ロマンチックな明王様ですが、体は、赤く牙があって、忿怒相で、手に弓箭を持ち、額には眼があります。
「烏蒭瑟魔 ( うすさま ) 明王」
  • 明王は、トイレにもおります。大変きれい好きな明王は、トイレの清浄な家や商店は、家運隆昌、商売繁盛となるもので、日常のしつけも厳しい修行であることを説いております。
  • 玄関だけ美しくしても駄目で、人間も同じで、いくらお化粧して着飾っても、しつけがなっていなかったら駄目、陰になる部分こそ神経を使って清浄にしなさいと教えて下さる、人の、真の生き方を教えて下さる明王様です。
「隆三世明王」
  • この明王は、それほど、ポピュラーではありませんが、その威神力には、邪魔外道の、神々を、ことごとく屈服させてしまったという強い力を持った明王です。


天神像
四天王
持国天東を守る須見山の中腹に住んでおられ、仏国土を守っておられます。みんな仏教を守護してくれる天です。
広目天西を守る
増長天南を守る
多聞天北を守る
帝釈天(たいしゃくてん)
  • インドに古くから伝わる、インドラ神の化仏ではないかと言われており、「梵天」と共に二大天と言われています。四天王を指揮して、仏教を守護しておられます。
梵天(ぼんてん)
  • 「帝釈天」が「仏教」を守護するのに対して、「梵天」は、「釈迦」そのものを、出家する前から守護した天です。
  • お釈迦様が、10大弟子を指名されるときに、梵天王が、捧げた蓮の花をつまみ上げて、人々に見せその場で、後継者が決まるという「拈華微笑」というエピソードに語られように大事なときには、必ず、お釈迦様の傍にいて、釈迦を守り抜いてきた参りました、「帝釈天」と並んで二大天王と言われております。
聖天(しょうてん)
  • 顔が象で、体が人間で、男女一組での聖天と、一人きりの聖天様、両方居られます。愛染明王と同じく、恋愛に関わりのある天として、水商売の女性に人気があります。日本では聖天様と呼ばれますが、歓喜天のことです。
韋駄天(いだてん)
  • 「韋将軍」とか、「韋駄尊天」と呼ばれ「聖天」と兄弟です。足の速い人を、韋駄天走りと言ったりしますが、その通り恐ろしく足が速いのです。合掌した腕に剣を載せております。禅宗では、山門あるいは、庫裏の守護と言うことで、玄関などに祀られます。
弁財天
  • 弁天様と呼ばれていて、割合ポピュラーな天女です。「弁説自在なり」と言われている天女で、琵琶という弦楽器を手にしています。
  • 弁天様は、弁財天とも言われており、金運にも、ご縁のある天女と言うことです、「銭洗い弁天」で、銭(コイン)を洗うと、金運がつくなどと、現世利益丸出しの弁天様にされています。
  • ご注意願いたいのは、弁天様は、嫉妬深い仏様で、仲の良いカップルで、お詣りすると、別れる羽目になると言う俗諺があります。・・・あくまでも俗諺であり真意の程は判りません。
鬼子母神
  • 鬼子母神は、幼児を捕まえては、食べていた鬼女でしたが、ある時お釈迦様に、自分の子供を奪われて、半狂乱となりました。そこで、お釈迦様に、これまでのことを、コンコンと説教されて、諭されて改心し、仏教に帰依する事になりました。以降、子供を守護する神となりました。


祖師像
  • 各宗派の、創唱者の方を、祖師、開祖などとお呼びして仏像にしております。
  • 寺院では、その寺院を、創立(開山)した僧侶を、開山像といって各家の先祖代々のお位牌と共にお祀りいたしております。


その他



参考 阿吽仁王像

閻魔大王
  • 死後の世界の大王で、死者を裁判に掛けて判決する、世に恐ろしい死の大王です。
  • 元は、ヤマ神と言ってインドでは、生と死の両方で勢力のある神だったのですが、ヤマがエンマと発音されて、死の世界だけの大王になってしまいました。
10代弟子
  • 10大弟子は、「尊者」と呼ばれることが多いのですが、舎利仏・摩訶迦派・阿難・・・・と言った人たちで、仏教を後生に引き継いだ方々です。
賓頭盧(びんずる)
  • 16大阿羅漢の第1位の人で、説法が巧みであったと言います。ある時、神通力を、お釈迦様に、無断で使ってひどくしかられ釈迦の滅後も、弥勒仏が出現するまで、法を説き続けるように命ぜられました。
  • 東京には、五百羅漢寺、十六羅漢寺という寺院がありますそこでは、「お賓頭盧さま」に会えるでしょう。
仁王
  • 金剛力士像とも言われています。口を開けた阿(あ)像、口を閉じている吽(うん)像で、一対の像です。
その他

「童子」・「神将」・「使者」・「尊者」(釈迦10大弟子)・「天女」
等に分けられます。




仏像には、仏像本体と同時に光背という仏の光明を具現化しデザイン化した物や、台座があります。

光 背 仏像の背後につける装飾
  • 仏像の頭の後にある「頭光」
  • 体の後にある「身光」
   に分類されます。
  • 頭光には円形の輪光背、放射状の線光背があり、線光背は、阿弥陀如来に多く、「後光」と呼ばれています。
  • 身光は、楕円形で、頭光と身光を合わせた物を挙身光背と言います。この挙身光背を包み舟の先端のようにとがった物が、舟型光背です。
  • 不動明王などの光背が、火炎光背です。
台 座 台座は、
  • 「蓮華座」が1番多く、
  • 岩座、
  • 雲座、
  • 須見座、
  • その他に、動物に乗っているものも有ります。
蓮の花は、泥水の中で育ち、水面に美しい花を咲かせます。泥水を煩悩にたとえその煩悩にまみれることなく美しい悟りの花を咲かせるという点で尊ばれ多用されています。 動物に乗っているのは、「菩薩」や「明王」・「天神」です、動物の特性が乗っている仏の特徴ともなっています。
[1例]
  • 獅子・・文殊菩薩
  • 白象・・普賢菩薩
  • 象・・・・帝釈天
  • 鵞鳥・・月天
  • 猪・・・・摩利支天
  • 亀・・・・水天
  • 牛・・・・閻魔王
  • 鳳凰・・各種の荘厳具の模様
  • 龍・・・・龍頭観音
  • 貘・・・・夢を食べる動物と言われており、寺院建築の玄関の梁の花飾り等に使われています。
持ち物 持ち物については
  • 薬壺・・・・・・薬師如来
  • 柳の枝・・・・柳揚観音
  • 経本と剣・・・文殊菩薩
  • 華・・・・・・・・普賢菩薩
  • 剣と鎖・・・・・不動明王
  • 錫杖・・・・・・地蔵菩薩
   といったようなものがあげられます。

印 相

※記事参考
手の形や組み方を印相(いんぞう)といいます
数多くの種類がありますが、この形で、仏様の、種類や、ご利益がわかるものもあります
特に密教では、教理そのものを表し、重要な意味を、持っていると、言われております。
代表的なものが、
  • 降魔印(ごうまいん)・・・釈迦が悟りを開いた後、悪魔を追い払ったときのポーズ。
  • 転法輪印(てんぽうりんいん)・・・釈迦が説法したときのポーズ
  • 施無畏印(せむいいん)・・右手を胸の所に上げて、「心配しなくて良いです、おそれなくても良いですよ」という、説法を聞く人の緊張を和らげるポーズの意味です。
  • 与願印(よがんいん)・・・左手を下の方にして、受け止める形で、願いを聞き届けてくれ、仏の深い慈悲を表すると言う意味。
  • 智拳印・・・大日如来
  • 禅定印(法界定印)(ぜんじょういん)・・・釈迦が悟りを開いたときのポーズで、心の安定を表す。
その他数え切れない形があります。

外に分類として、

  • 「白毫」・・・額の所にある、毛の渦
  • 「髷の形」・まげの形
  • 「王冠」
仏像・仏画には、それぞれ、諸仏、諸菩薩の特徴を持っているものの、仏像を見分けるというのは大変難しいもののようです。
王冠を付けているので、「大日如来」かなと思ったら、「冠釈迦」とか「王冠釈迦」だったり、
あるいは、「地蔵菩薩」かなと思ったら、「僧形文殊」という仏であったり、それくらい仏像を見分けるのは難しいものの様です。

上記記事は、抜粋・引用しました記事を、私なりに、まとめましたが、理解不足、調査不足の感は、否めません、冒頭に述べていますように、自宅の、仏壇、あるいは寺院で、仏像や、仏画に、接するときに、持っていました戸惑い、こうした時に、お釈迦様とか、薬師如来様など、その仏様のお名前が解り、仏様の役割などが、少しでも解ればすばらしい事だと思います、私と同様に常々思っておられた方に、この記事を持って、すこしでも、役立ち、興味を持っていただけたならば、幸いかなーと存じます。
理解不足で、説明不足の点は、ご容赦願います。


※ 出典(記事参考)
当HomePageでは、下記、「仏像入門」サイトの、管理人様より、了解を得て、記事の、一部を、引用させて、いただいております。
ここをクリック ⇒  初心者のための、仏像入門 「仏像の基本形」(管理者 たかだひろし 様)
           専門的な解説を、公開しておられます、是非参考に訪問される様、おすすめいたします。



「鎮国寺 パンフレット・仏像ものしり小辞典より抜粋」


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