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世界有数の 蒸留酒(焼酎) ・果てしない歴史とロマン

 

記事は、主観に基づく物で、内容を保証する物ではありません。


古今東西、 酒は文化 である。ウイスキー、ワイン、ブランデイー、清酒・・・・。
それぞれの民族によって、 それぞれの風土に適した酒が造られてきた 。そして 「焼酎」 は、九州人によって開花した 世界でも珍しい蒸留酒 だ。

日本の本格焼酎(乙類)の約9割を生産している 九州は、まさに焼酎王国 。その背景には、果てしない歴史とロマンがある。今宵の一献にも、その物語は脈々と生きずいています。



焼酎の伝搬ルートには、さまざまな説がある。焼酎の伝来は15世紀に遡る。種子島以西に見られる海上の道、 タイ国からの黒潮ルートによる上陸説である。薬の道、貝の道、陶磁の道、絣の道などと混在して、焼酎とそれにまつわるさまざまな文化が入ってきた。

環東中国海文化圏における活発な海外交易によって、次第に焼酎は琉球、奄美諸島を経て上陸し九州各地に根ずいていったと考えられています。

当時まだ、日本には芋焼酎の原料であるサツマイモはなかった。サツマイモが鹿児島に伝来し、普及したのは1705年からで、薩摩で作られていた焼酎は、急速に芋焼酎に変わっていったという。
遙かなる海を渡ってきた蒸留酒、以降、焼酎は九州の人々の知恵によって味わいのある本格焼酎に変貌していくのである。


◆ 風土と知恵が育てた焼酎文化

  ◇ なぜ九州で焼酎が育ったか

その理由には二面性があります。好条件としては、やはり豊かな自然の恩恵です。照葉樹林が多く、森が深い。そこから生まれる清冽な湧き水があるからこそ、焼酎は生きてこられたと思います。もう一面は、芋焼酎の一大産地である鹿児島は、稲作に適さないシラス台地です。米不足は慢性的であり貴重な米を酒造りには回せない、ここにサツマイモと焼酎との運命的な出会いがあり、「芋焼酎」が誕生したのです。南九州は基本的には畑作地帯です、豊富な雑穀が収穫できるつまり蒸留に適した原料がふんだんにある九州だから、焼酎文化が育ったと言えるのでしょう。更に忘れてはならないのが、作り手と飲み手の両方にある強い「郷土愛」。この精神が焼酎を誇りある文化にまで昇華させたのでしょう。

  ◇ 焼酎発見    

定説では、16世紀後半と言われていますが、1546年に薩摩地方に滞在したポルトガルの商人、アルバレスは「米から造ったオーラカ(焼酎)がある」と記述を残しています。又1559年鹿児島県大口市の郡山八幡神社から発見された木札に「永禄二歳八月十一日其時座主は大キナこすでおちやりて一度も焼酎を、不被下候(くださらずそうろう)。すなわち、神社の神職が大変ケチで、一度も焼酎を振る舞ってくれなかった・・・と不満を漏らしているのです。これが日本最古の焼酎の刻印と推測されます。

  ◇ 焼酎は海洋的な酒

九州は焼酎文化と清酒文化の両方が楽しめる大変幸福な土地です。大きく分けて、九州北部では、焼酎メーカーと清酒メーカーが共存していて、南九州の鹿児島では焼酎だけという分布になります。
焼酎と清酒では、製法から、テイスト、飲み方、場のシチエーション、肴まで、様々な点で違います。
清酒は醸造酒です。和の佇まいの案内でおいしい料理と一緒に少人数で悲しみながら楽しむ。一方焼酎は蒸留酒です、アウトドアで風に吹かれながら、大人数でにぎやかに明るく楽しむ。一言で言うと焼酎は大変海洋的だと思います。

  ◇ 乙類を本格的焼酎という

焼酎には甲類と乙類があります。
甲類は連続式の蒸留器を使った無味無臭のアルコールに近いタイプの「ホワイトリカー」。
酎ハイや料理酒に用います。
そして単式蒸留器を使って造る乙類焼酎、別名「本格焼酎」です。本格焼酎では蒸留する発酵液の原料の名前をとって、芋焼酎、米焼酎、麦焼酎、そば焼酎、黒糖焼酎・・・・と表示します。又同じ原料でも産地や製法によって随分違います。だから自分の味を探求していくのも、焼酎の醍醐味です。

  ◇ 本格的焼酎の魅力は香りと飲み方

本格的焼酎の魅力は芳醇な香りにあります。芋、米、麦、そば、黒糖・・・・原料本来の香りや個性が十分に生かされます。世界に数ある蒸留酒の中でも、これほど材料の特徴がはっきり出る酒は珍しいと思います。
そしてもう一つ、清酒と決定的な違いはいくら薄めても味が落ちないことです。
清酒の場合熱燗にするか冷やにするかですが、焼酎は、「割る」という飲み方がある。だから、食前、食中、食後、又一晩中でも飲めるし寝酒でも良く体調や気分で飲み方を自分にあった飲み方で飲める自由度がある。

  ◇ 焼酎は女性が支えた文化

男尊女卑のイメージが未だ残っている九州ですが、本当のところは建前なんです。明治時代鹿児島では婦人の手による「婦人心得百箇条」なる物があって「男を立てよ、機嫌を取れ、話を聞け」などと言った戦略が練られていたようです。  まあ薩摩オゴジョの合理的精神だったのでしょう。
ですから焼酎文化が続いているのも実は女性の賢さによるところが大きいようです。薩摩隼人は、毎晩、奥さんや子供たちを相手に飲んでいました。だから毎晩少しずつ飲む奥さんが一番のテイスターだったのです。


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◆ 本格焼酎・原料で持ち味が生きる


本格焼酎の代表的な原料と言えば「芋、麦、米、そば」だが、この他にも多彩な原料の焼酎がある、ゴマ、トウモロコシ、ジャガイモ、カボチャ、はと麦、人参、栗、コーヒー豆・・・・等々あるようです。

 ◇ 芋焼酎 「サツマイモの甘みとコクがうまさの秘訣」

芋焼酎に使われるサツマイモは、私たちが目にする皮の赤い物でなく、皮の白い物、もしくは淡い黄色のでんぷん質の多い品種です。
痛みやすく保存が利かないため、他の穀物焼酎と違い仕込み時期が収穫期の八月から十一月に限定されます。芋焼酎の特徴は、その ほのかな、甘みとコク、素材の持ち味がもっとも生きているのが芋焼酎です。

 ◇ 麦焼酎 「大麦から生まれる香ばしさと軽やかさ」

麦焼酎の特徴は、その 香ばしさと 軽やかな 味わい。原料は小麦でなく 大麦である。同じ大麦から作られる蒸留酒にウイスキーがあるが、こちらは、麹の代わりに麦芽を使う、又同じ麦焼酎でも麹に何を使うかで味に違いが出るのは当然である。
麹に米を使った焼酎には、米のほのかな甘さがあり、麦を使った焼酎には軽快な味あわいがある。

 ◇ 米焼酎 「深みあるまろやかな味わい」

多くの焼酎は、麹に米が使われているが、麹も2次仕込みもすべて米で造っているのが、米焼酎です。
米ならでわの深みあるまろやかな味わいが特徴。原料は、清酒用の酒造好適米を使うなど、こだわりのある蔵も増えてきている。

 ◇ そば焼酎 「コクがあるのに飲みやすい」

焼酎の苦手な人でもさらりと飲めてしまうそば焼酎。一口にそば焼酎と言っても麹に米を使う物、二時仕込みに麦や米と混ぜている物など造り方は様々です。これはそばの発酵力が弱いためで、単独では仕込みにくいからである。組み合わせパターンが豊富だからこそ、多彩な味が楽しめるそば焼酎。素材を見比べながら、好きな味を探してみよう。

 ◇ 黒糖焼酎 「糖度の高いサトウキビを原料に」

サトウキビから作られる黒糖焼酎は、奄美大島の特産品。糖度がもっとも高い2月に収穫したサトウキビを黒麹で仕込む。アルカリ性の黒糖で造る黒糖焼酎は体によい酒として全国的に有名。


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1 米、洗米、浸漬、蒸米
2 麹室で蒸米に麹菌をまいて繁殖させる。
3 麹棚で麹米を造る。
4 一次仕込み(米麹と水で仕込む)
5 原料(サツマイモ) { 洗う→蒸す→通風→冷却→破砕 }
6 二次仕込み { 麹の亀に砕いた芋と水を加える }
7 かい棒でかき回し発酵させる。
8 蒸留する。
9 貯蔵 { タンクに貯蔵・熟成させる }
10 ブレンド
11 割水
12 瓶詰め

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◆ 飲み方次第でもっとおいしくなる


 ◇ どんな飲み方でも OK

味のバリエーションも多彩なら飲み方も多彩なのが焼酎。
生のままでもいいしロックでもいい、お湯割りはもちろんソーダ割りでもいい、好みに応じて好きな飲み方が出来るのが焼酎の特徴。焼酎は他の蒸留酒と違って、食事をしながら楽しめるお酒。 

「酔い覚めさわやか」 のキャッチフレーズ、悪酔いせずに楽しめるだろう。

 ◇ まずは生

「酎ハイを割る」と言えば酎ハイを思い浮かべる人が多いかも知れないが、酎ハイに使われている焼酎は甲類焼酎。いわゆるホワイトリカー素材の持ち味を生かして造られる本格焼酎を飲むなら本来の風味を十分に楽しめる飲み方をしたいもの。
理想的なのは生、この他、ロック、お湯割り、ホット、柑橘類の皮を入れるビールロックなどがおすすめ。

 ◇ 焼酎党は黒ジョカで飲む

うまい酒を手に入れたら、断然酒器にもこだわりたい。中でも古くから愛飲家たちに親しまれてきた酒器で飲めば又一興、味わいも深まるものだろう。
鹿児島には、黒ジョカという黒釉がけの酒器がある。黒一色で朴とつさを感じさせるデザインだが、何とも言えない温かみがあり味がまろやかになるとも言われている。黒ジョカで焼酎本来の味を堪能してみたら!!

 ◇ トレンドのスタイルはロック?

一昔までは焼酎と言えばお湯割り、それも焼酎 6 に対してお湯 4 の 「六四」 が一般的でした。しかし最近の流行は、ロックやクラッシュアイスロックだ、これは焼酎の味がどんどん洗練されて来たことにも関係しているだろう。また芋焼酎など匂いの強い焼酎は、ロックにすると臭みがなくなり逆に甘みが出てくるようだ。この他そば焼酎のそば湯割りにも人気がある、10人いれば10通りの飲み方がある焼酎人気の高まりとともに又新しい飲み方が生まれるに違いない。

 ◇ 割水にもこだわりたい

本当においしく焼酎を飲むには、割水にもこだわりたい、水道水で割るなんて出来れば避けたいものだ。
市販されている名水や湧き水がやっぱりいい。水にこだわって造られる本格焼酎だからこそ、割水にも手を抜かないのがおいしく飲む最低限かつ最大のコツだ。
おいしい飲み方を心得れば、焼酎との付き合い方にも深みが出て、又一つ楽しみも増えるというものである。



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黒ジョカ、 ソラキュー
芋焼酎の原料
サツマイモ
樫樽の貯蔵タンク 貯蔵タンク 黒ジョカ ソラキュー

 

「西日本新聞 及び 他情報誌より抜粋」

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