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東京都でもっとも元気で長生きな老人が多い小金井市、脳卒中死亡率の高い東北地方、長寿を誇る沖縄県、ハワイの日系人などを長年調査し、長寿の理由や病気の要因などを研究され、その研究過程で、肉が健康に悪いという常識がとんでもないウソだと確信したと柴田先生の談を列記いたします。
「まず肉に関する誤解で大きな物は、コレステロールは体に悪いと言うことです。部分現象だけを見て発表された情報が、誤った常識として広まった結果と言うことです。」コレステロールは、脂肪の仲間で、動物の細胞に含まれ、血管の細胞膜を構成する働きをもっています。一般に”脳卒中や心臓病の原因””肉の脂より植物性脂や魚脂の方が血中コレステロール値を下げ動脈硬化や血栓を防ぐ”という認識があります。
「戦後のコレステロール学説の影響ですね。しかし実際には、血中コレステロール値の低い人の方が、脳卒中になりやすい。不足すれば血管壁が弱くなりかえって脳卒中の危険が高まります。又赤血球が壊れやすくなって貧血にもなります。植物油や魚脂の方が肉の脂よりヘルシーだという常識は、肉食をタブー視してきた日本の歴史も又関係しますが、1978年にアメリカで提唱された内容をそのまま日本に持ち込んでしまったものです。
アメリカ人は脂肪摂取量が肉に偏り、脂肪酸の摂取バランスが悪いんです。肉の摂取量は、日本人の3倍以上で、魚はあまり食べられていません。 健康のため肉を控え植物油や魚を取ろうというのは、アメリカ人の話で、日本人には当てはまりません。日本人の平均は現状で十分バランスが取れています。」
またよく言われる”コレステロールには善玉と悪玉がいる”というのも不適切だとか。肝臓から体内組織に運ばれるコレステロールと、血管壁に余っていて肝臓に回収されるコレステロールを指して言うようですが、どちらも必要な栄養分。それを善悪に分けるのは誤りなのです。 次に肉を食べると太るという常識はどうでしょうか。「これはとても大きな迷信です。脂肪について言えば、肉80g食べても、霜降り肉でなければ脂肪は大体其の20%ですから16gの摂取です。日本人の理想の1日の摂取量の60gを十分下回ります。それを消化する際、タンパク質は30〜50%、糖質は7%、脂質は6%のカロリーを消費します。又肉から得るタンパク質が減ると筋肉がやせます。脂肪は筋肉で燃やされますから、筋肉が減ると脂肪は溜まる。肉を食べないと太るわけです。太る原因は世界的に見て、主食の食べ過ぎが多いですね。それに、今深刻なのは、20代の日本女性の47%が「やせ」に分類され、発展途上国並の栄養不足状態にあることなんです。」 と発表されています。
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