■007/ダイ・アナザー・デイ
2003年2月10日 かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール(青砥)

 原題『DIE ANOTHER DAY』。仮題『BENEATH THE ICE』。原作:イアン・フレミング。脚本:ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド。監督:リー・タマホリ。2002年、イギリス=アメリカ合作(製作:MGM映画&20世紀フォックス映画)。カラー・シネスコ。SDDS&DTS−ES&ドルビー・デジタルEX。上映時間132分。2003年3月8日より全国松竹・東急系にて公開。チェーン・マスターは丸の内ルーブル(現:サロンパス ルーブル丸の内)&丸の内シャンゼリゼ(現:丸の内TOEI2)。配給:20世紀フォックス映画。興行収入成績:23億5000万円。
 英国諜報部のエージェントであるジェームス・ボンド(ピアース・ブロスナン)。NSAのジンクス(ハル・ベリー)。謎のダイヤ王グスタフ・グレイヴス(トビー・ステファンズ)。MI6の潜入調査官ミランダ・フロスト(ロザムンド・パイク)。北朝鮮の工作員ザオ(リック・ユーン)。M(ジュディ・デンチ)。Q(ジョン・クリース)。NSAのダミアン・ファルコ(マイケル・マドセン)。金正男ことムーン大佐(ウィル・ユン・リー)。金正日ことムーン将軍(ケネス・ツァン)。キューバの諜報員ラウル(エミリオ・エチェヴァリア)。ブラド(マイケル・ゴレヴォイ)。グスタフのボディガードのキル氏(ローレンス・マコーレ)。Mの参謀チャールズ・ロビンソン(コリン・サルマン)。Mの秘書マネーペニー女史(サマンサ・ボンド)。ホテルの支配人だが中国の工作員(ホー・イー)。ロス・オルガノス島のオルヴァレッツ博士(サイモン・アンドリュー)。
 上記のほか、ボンドに興味を示さない女、ヴェラティの役でマドンナが出演していた。ちなみに、マドンナはアンクレジット(エンドロールに名前無し)。アンクレジットと言えば、かつて、ジェームス・ボンドを演じたショーン・コネリーのシーンはカットされたという。また、作品の内容上、韓国では上映禁止のウワサが……。
 さて、スクリーン上に大写しにされた「字幕翻訳:戸田奈津子」という文字。これは拙者にとっては死刑宣告のようなものである(涙)。今回も「劣化ウラン弾」を「ウランを含んだ弾頭」と訳して、失笑を買っていた。また、慣用的に使われている「非武装地帯」という言葉を知らないのか、戸田は「非武装地区」と訳している(苦笑)。細かいことを言えば、戸田が「イカルス」と訳していた兵器だが、あの有名な「イカロス」になぞらえて付いている名前なのだから「イカロス」が正解のはずだ。あと、「白黒つける」とは言うが、「黒白つける」と訳す戸田の国語能力に疑問。「男のチャンバラ」という戸田の訳には、ホモセクシャルに対する皮肉が表現されていない。訳すなら「男同士の突つき合い」とすべきだ。ちなみに、戸田は「Move!」を「ぬかるな!」と訳していたが、「急げ!」とか「散れ!」とかのほうが字数的にもシックリくる。他にも「South Korea and China(中韓)」と言っているのに「中朝」と訳すのは重大なミスだ。「孫子の兵法」は知っているが「勝利の兵法」というのは戸田が作ったのかな(失笑)。最後に、戸田がボンドに「(悪運を)担ぐのか?」と言わせていたが、担ぐのは「ゲン」だよ、なっち(苦笑)。
 映画についてだが、映画とは言え、北朝鮮こと朝鮮民主主義人民共和国が科学超大国でビックリ(失笑)。ボンドカーに匹敵する改造車に、人工衛星兵器「イカロス」など、日本を超える科学力だ(まじ)。これなら北の将軍様も満足かと思いきや、本作に大層ご立腹の様子。その理由は、将軍が息子に殺されてしまうという展開にあるらしい(苦笑)。

●おすすめ対象
 北朝鮮に家族を拉致された方々は本作で溜飲を下げ……られるかな?

●一言で言えば……
 北朝鮮VSジェームス・ボンド!!


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