英語題『HOWL’S MOVING CASTLE』。プロデューサー:鈴木敏夫。原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『魔法使いハウルと火の悪魔』。脚本&監督:宮崎駿。作画監督:山下明彦&稲村武志&高坂希太郎。美術監督:武重洋二&吉田昇。映像演出:奥井敦。音楽&指揮&ピアノ:久石譲。主題歌:倍賞千恵子『世界の約束』(作詞:谷川俊太郎&作曲:木村弓&編曲:久石譲)。演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団。トランペット:ミロスラフ・ケイマル。アニメーション制作:スタジオジブリ。2004年、日本映画(製作:日本テレビ放送網&東宝&徳間書店&ブエナビスタホームエンターテインメント&電通&ディーライツ)。カラー・ビスタ。DTS−ES&ドルビー・デジタルEX。上映時間119分。2004年11月20日より全国東宝洋画系にて公開。チェーン・マスターは日比谷スカラ座1(現:日比谷スカラ座)&日比谷映画(現:廃館)。配給:東宝。興行収入成績:196億円。
劇場用長編アニメーション作品である。声の出演は以下の通り。老婆になったり若い娘になったりするソフィー(声:倍賞千恵子)。イケメン魔法使いのハウル(声:木村拓哉)。荒地の魔女(声:美輪明宏)。カルシファー(声:我修院達也)。ハウルの弟子であるマルクル(声:神木隆之介)。小姓(声:伊崎充則)。かかしのカブ(声:大泉洋)。国王(声:大塚明夫)。犬のヒン(声:原田大二郎)。大魔法使いのサリマン(声:加藤治子)。
声優としてのキムタクは、案外、悪くなかったでござるよ(苦笑)。それより気になったのが、ヒロインを演じた倍賞千恵子のほう。声が老けていてソフィーが若くなった時に違和感があった。それ以外のキャストに関しては、キャラクターにハマっていたと思う。
さすがに、宮崎駿監督&スタジオジブリ作品だけあって、画に関しては安心して観られた。素人がドンドン建て増していったようなゴミ屋敷……もとい、動く城も興味深い。ただ、細田守監督が発表していた「動く城」のイメージが動いているところも観たかった。
本作を語る上で、細田監督の話を避けることはできないだろう。当初、『ハウルと火の魔法』という仮題を与えられていた本作。2002年に公開された『猫の恩返し』と同時上映されるという話だった。しかし、宮崎氏から監督を任された細田氏が、スタジオジブリの有力スタッフと対立(というかイジメにあったようだ)。細田監督の『ハウルの動く城』は頓挫し、細田監督を古巣である東映動画(現:東映アニメーション)から引っ張ってきた宮崎監督が、その責任を取った(?)カタチで完成したのが、我々が観ることになった『ハウルの動く城』だったのだ。日の目を見ることが無かった細田版『ハウルの動く城』が成仏することを心から願って……合掌(チーン♪)。
●おすすめ対象
とりあえず、国民的アニメという位置付けなので日本国民全員にオススメ(苦笑)。
●一言で言えば……
誰が観ても、そこそこ楽しめる佳作♪