■TAKESHIS’
2005年10月20日 東京国際フォーラム・ホールC(有楽町)
2005年11月18日 MOVIX周南

 仮題『フラクタル(FRACTAL)』。主演&脚本&編集&監督:北野武。プロデューサー:森昌行&吉田多喜男。撮影:柳島克己。美術:磯田典宏。編集:太田義則。音楽:NAGI。音楽プロデューサー:野田美佐子。スクリプター:吉田久美子。ラインプロデューサー:小宮慎二。衣裳デザイン:山本耀司。音響効果:柴崎憲治。照明:高屋齋。整音&録音:堀内戦治。助監督:松川崇史。2005年、日本映画(製作:オフィス北野&バンダイビジュアル&TOKYO FM&電通&テレビ朝日)。カラー・ビスタ。ドルビー・デジタル。上映時間107分。2005年11月5日より全国松竹・東急系にて公開。チェーン・マスターは丸の内プラゼール。配給:オフィス北野&松竹。
 出演者は以下の通り。ビートたけし(ビートたけし/本人役で出演)。コンビニ店員の北野武(ビートたけし/兼役)。ビートたけしの愛人(京野ことみ)。チンピラの情婦(京野ことみ/兼役)。ビートたけしに恨みを抱く雀荘の女(岸本加世子)。コンビニの不審な女(岸本加世子/兼役)。オーディション審査員(岸本加世子/兼役)。銀行の客(岸本加世子/兼役)。クラブの客(岸本加世子/兼役)。砂浜の貴婦人(岸本加世子/兼役)。スクリプター(岸本加世子/兼役)。ビートたけしのマネージャー(大杉漣)。タクシーの運転手(大杉漣/兼役)。ビートたけしと同期のタレント(寺島進)。チンピラ(寺島進/兼役)。TV局の衣装さん(渡辺哲)。オーディションに来てた男(渡辺哲/兼役)。ラーメン屋の頑固親父(渡辺哲/兼役)。大物歌手である美輪明宏(美輪明宏/本人役で出演)。彫り物の絵を描く人(六平直政)。警官隊の隊長(六平直政/兼役)。麻雀店の客(上田耕一)。銀行の客(上田耕一/兼役)。ピエロ(武重勉)。司会者(ビートきよし)。オーディションに来てたヤクザ(高木淳也)。美輪明宏に叱責されるプロデューサー(木村彰吾)。司会者(木村彰吾/兼役)。早乙女太一(早乙女太一/本人役で出演)。TV局のディレクター(津田寛治)。TV局のメイクさん(芦川誠)。花束を持つホモ会社員(芦川誠/兼役)。死体街道のゾンビ?(芦川誠/兼役)。銀行の客(芦川誠/兼役)。タップダンサー(THE STRiPES)。オーディションに来てた若(石橋保)。ラーメン屋の頑固親父(石橋保/兼役)。ゾマホン(ゾマホン/本人役で出演)。ラーメン屋の頑固親父(ゾマホン/兼役)。デブ1(松村邦洋)。デブ2(内山信二)。ヤクザ(國本鍾建)。DJ(DJ HANGER)。血まみれのヤクザ(TOSHI)。ラーメンを食べ終えて店から出てくる男(松下怜之佑/出演場面カット)。ラーメン屋の行列の先頭の会社員が持つ携帯電話(J−T05/松下怜之佑の私物)。
 第62回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品された作品だが、上映が始まるまで本作であることは秘密にされた。所謂、「サプライズ上映」である。このため、北野監督は空港からホテル、そして、会場でも隠密行動を取らざるを得なかったそうだ(苦笑)。さらに、上映後、6対4の割合で否定的な意見が多く、監督自身は「大傑作だと思ったのになぁ」とションボリ。だが、『みんな〜やってるか!』が北野作品で一番好きな拙者にとっては、本作はキタノ作品のベスト3に入るほどの傑作だと思った。
 さて、上記の通り、キタノ映画ファンの拙者であるが、北野武監督の映画には初参加である。しかし、某(それがし)の出演シーンは丸ごとカットされていた(涙)。残念(号泣)。その代わりと言うべきか、拙者のケータイが出演していた……(失笑)。ちなみに、あの現場には京野ことみさんもいたのである。もちろん、北野武監督もいらっしゃった。感動である(まじ)。
 ところで、仮題の「フラクタル」だが、懐かしい響きの言葉である。私は中学時代に「国民機」と呼ばれたNECのパソコンPC−9801でシコシコと「フラクタル図形」を作って遊んでいた。「フラクタル図形」とは、部分が全体と相似(自己相似)となるような図形のことである。また、富士通のマルチメディアパソコンFM−TOWNSユーザーとなってからは「フラクタル・エンジン」なるCG技法に驚嘆したものだ。「フラクタル・エンジン」を搭載したタウンズ用ソフトである『マイクロコズム』や『スカベンジャー4』のデモなどは、今、観ても素晴らしい。つまり、何が言いたいかというと、「フラクタル」とは、自然の姿を数学的に描こうとした幾何学……かな?

●おすすめ対象
 キタノ映画のファンなら絶対観るべき!

●一言で言えば……
 『みんな〜やってるか!』のリメイク?……いや、本作は全キタノ作品の「フラクタル」なのである。


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