芝居を演るためにはいろいろな人が関わっています。決して役者だけでは芝居、舞台は成立しません。私は役者ですので、いつも舞台の上に立ち、お客様に見られていますが、お客様が見ることのない裏方さんの仕事を紹介します。

裏方さん
そうです。あかりをイジる人です。私が大学で演劇愛好会を立ち上げた時は、スポットライトが2つのみ、調光機も手作りで大した技術も不要でした。しかし、大きなホールは何百というライトを操って、ステージを作ります。いつも照らされている側なので、技術はわかりませんが、スゴいですよ。今度、大きなホールに行く機会があったら見てみてください。舞台の天井と脇、客席天井、客席脇。すごい数のライトがあるはず。これらを巧みな技術で作り上げるわけです。

音を操る人。操る技術だけでなく、シーンに合った音楽を選曲する仕事もあります。また新たな音を作り出す仕事もあります。例えば効果音。シンセサイザー等を活用して音を作るわけです。役者にとって音は気持ちを高揚させてくれます。皆さんもTVドラマ等で悲しいシーンで悲しい音楽を聴くと悲しさが倍増しますよね。舞台に立つ役者も同じなんです。
そうそう。昔は大変だったんです。今はMD、CDがあるので頭出しもボタン一つ。ちょっと前まではオープンデッキやカセットだったもんだからチョー大変。舞台が進行する中、ヘッドフォンで次の曲の頭出し。舞台の進行も見ながらの頭出し作業なわけです。

素舞台といって何も置かない舞台もありますが、ほとんどが舞台装置を使っています。抽象的で幻想的なもの、現実的なものといろいろです。あたかもその世界にいるかのような雰囲気を出してくれます。こちらも日曜大工以上の技術が必要です。私はセンスのかけらもありません。

小さな画用紙に描く絵と大舞台用の絵は違います。前に、「何だこれ?これが山なの?ずいぶんと大雑把な絵だなぁ・・・・・」と思ったことがあります。でもそれは近くから見たからなんです。本番、舞台に掲げられたその絵は見事でした。真似できません。

照明

美術

音響

大道具

裏方さんの仕事を簡単には説明できませんが、大変だということがおわかり頂けたでしょうか。十和田市では、「市民の舞台は市民で支える」を合言葉に市民による裏方集団十和田.L.ステージクリエートを組織しています。

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ほかには

小道具、メイク、衣装、このほかにもいろいろな役割の人がいます。芝居って沢山の人によって作られているんです。

おなじみ、植田ガラス店、「サスペンス劇場シーン」植田ガラス店では唯一、色が入るシーンです。

台本を見ながら「きっかけ」をチェック中。しかし本番は怖いですよ〜。役者が台詞を飛ばしたりしたら裏方は大変。「おい、今どこへ飛んだ?」「きっかけどうするんだ!」役者も冷や汗ものですが、裏方さんも同じ恐怖を味わってるわけです。

照明の位置あわせの様子。「ここより前に出たら顔が暗くなるからねー」と照明さんから役者に指示が出ます。

第Vステージ「この子たちの夏」の裏方。手前が照明、奥が音響です。

本番が始まると、このように真っ暗な中での作業となります。舞台効果は少しの光が漏れたり、少しの音が漏れたりしただけで半減しちゃいます。だから異常な位、光や音には敏感です。