平成21年2月28日
平成20年度卒業証書授与式は、前日までの雨のあがった快晴のもと厳粛に執り行われました。全日制課程236名、定時制課程10名がこの背景のコウノトリのように大きくはばたいていきました。土曜日でもありご夫婦揃っての参加が目立ちました。
| 祝電披露 | ||
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| 1年の音楽でお世話になった上田先生より贈られました | 昨年お世話になった先生からの祝電 | 1・2年の時お世話になった木口先生より押し花電報が・・・ |
| 式 辞 校 長 安 積 秀 幸 校庭を真っ白におおっていた雪も姿を消し、春の訪れを感じる今日、兵庫県立豊岡高等学校平成二十年度卒業証書授与式を挙行するにあたり、公私なにかとご多忙のところ若宮正仁達徳会会長様を始め、多くのご来賓各位をはじめとして保護者の皆様方のご臨席をいただき、卒業証書授与式が行えることを教職員一同、大変うれしく思っています。厚くお礼申し上げます。全日制課程二百三十六名、定時制課程十名の卒業生の皆さん卒業おめでとう。心からお祝いいたします。 この三年間あるいは四年間、一人一人それぞれ多くの人に出会い、多くのことを学んだことと思います。授業はもちろん、文化祭、体育大会、豊岡踊り等の地域の方々と一緒になった学校行事、あるいは、生活体験発表等は今も皆さんの心に深く残っていることと思います。 今年は、2000年にノーベル賞を受賞された白川英樹先生を始め多くの人々から多くのことを教えていただきました。このことは皆さんの心に深く残っていることと思います。ところで、夏目漱石と親交の深い物理学者寺田寅彦は「知と疑い」という随筆で、 寺院の懸燈の動揺するを見て驚き怪しんだ子供がイタリアピサに一人あったので振り子の法則が世に出た。りんごの落ちるを怪しむ人があったので万有引力の法則は宇宙の万物を一つの糸につないだというのは人のよく言う話である。(中略)学校の教科書を鵜のみにし、先人の研究をその孫引きによって知り、さらに疑うところなくしてこれを知り博学多識となるものはかくのごとき仕事はしとげられないのである。 と、言っています。また、大いに驚き大いに疑う者となるためには、また、広く知り深く学ばねばならないとも言っています。つまり、「疑うがゆえに知り、知るがゆえに疑う」ということです。 いま、皆さんが飛び出そうとしている社会は、国際化、情報化の変化の激しい波にさらされており、百年に一度といわれるほど混沌とした状況です。このような社会において、今まであたりまえと考えられていたことに対して疑問を持ち、考え、行動することが求められているのではないでしょうか。我々のまわりには「・・・すべし」と「・・・すべからず」があふれています。私のこの言葉もその一つです。その一つ一つに「あの人がこういったから・・・」ではなく、「自分はこのように考え、このようにしたい」と自らの判断で、自分の責任において行動されることを願っています。 繰り返しになりますが、皆さん方に機会あるごとに話をしてきたテーマは、「自分の考えを持つ」ということです。今、私たちに求められていることは「自分の考えを持って行動できる」ことであることです。自分の考え、正しいと信じたことを実践することはすばらしいことではないでしょうか。 本日をもって卒業する皆さんは、母校豊岡高等学校を後にして、各々の場に勇躍し、新しい人生へと出発します。これからは大きな希望と喜びがある反面、苦しいことにもたくさん出会うことと思います。このようなときには常々お話をしてきた「自分の考えで、自分が正しいと信じたことにチャレンジする」ということを忘れないでください。苦しい時ほど、前向きに考え、果敢にチャレンジしてください。きっと、素晴らしい道が開かれると信じています。 保護者の皆さん「本日は、おめでとうございます。」三年前あるいは四年前に入学されたお子さまはこんなに立派に成長され、今旅立とうとしています。お子さまの未来に向かって「輝かしい門出」を心からお祝い申し上げますと共に、在学中、学校に寄せていただきましたご支援に厚くお礼申し上げます。 卒業生の皆さん、皆さんの限りない前途のご多幸をお祈りし、今の私たちの気持ちを、皆さんと一緒に行った沖縄への修学旅行で教えていただいた「別れの曲」の一節を紹介し、式辞といたします。 微笑みて 吾等おくらん すぎし日の 思い出秘めし 澄みまさる 明るきまみよ すこやかに 幸多かれと |
答 辞 円山川の流れの中で早春の光がきらきらと輝き、里では梅の花が笑いかけるように咲いています。生命力あふれる春の風に景色が急に目覚め始めたのがわかります。 ご来賓の皆様、校長先生をはじめ諸先生方、職場の皆様、在校生の皆さん、そして今日の日を私たち卒業生と同じ思いで待ち望んでいた保護者の皆様、私たち二百三十六名は旅立ちの日を迎えました。 本日はこのような立派な卒業式を執り行っていただきありがとうございます。あたたかい励ましと身に余る祝福の言葉をいただいて胸が熱くなる思いです。 三年前、新しい制服に身を包み、期待と不安を胸に抱いて豊高の門をくぐった私たち六十一期生は、学年主任の武田先生から、自分を応援してくれる”ファンを集めよう”という目標をいただき、新しく始まる高校生活のス 円山川の流れの中で早春の光がきらきらと輝き、里では梅の花が笑いかけるように咲いています。生命力あふれる春の風に景色が急に目覚め始めたのがわかります。 ご来賓の皆様、校長先生をはじめ諸先生方、職場の皆様、在校生の皆さん、そして今日の日を私たち卒業生と同じ思いで待ち望んでいた保護者の皆様、私たち二百三十六名は旅立ちの日を迎えました。 本日はこのような立派な卒業式を執り行っていただきありがとうございます。あたたかい励ましと身に余る祝福の言葉をいただいて胸が熱くなる思いです。 三年前、新しい制服に身を包み、期待と不安を胸に抱いて豊高の門をくぐった私たち六十一期生は、学年主任の武田先生から、自分を応援してくれる“ファンを集めよう”という目標をいただき、新しく始まる高校生活のスタートを切りました。 入学早々実施された集団訓練。奥神鍋までの十四キロの道のりは遠く、足が痛くて歩くのが辛くなりました。でも、同じように苦しいはずなのに隣に笑顔で頑張っている友達、励ましてくれる友達がいたので、あきらめず最後までやり通すことができました。私がまず、豊高で共に過ごす仲間のファンになった日でした。私たち六十一期生の絆がつながったように思いました。翌日の進路講話でお話しいただいた、「一年生では自分の限界を見極める」「二年生では限界に挑戦する」「三年生では限界を超える」という言葉は、三年間繰り返し心に刻まれ、受験本番まで私たちを支えてくれました。自分自身としっかり向き合い、自分を知り、そこから一歩前に、一歩でも高い所にのぼって今まで見えなかった世界を見たい、そんな勇気を持つことができました。 沖縄への修学旅行。飛行機から見える真っ青な海、二月なのに咲いている桜の花、目にするもの全てが新鮮でまるで異国のよう。とんぼ玉作り、黒糖作りなどの体験学習を通して感じたのは沖縄の人々のあたたかさです。平和学習では、ひめゆり学徒隊の体験を語って下さる方の一言一言が重く心に響き、戦争の残酷さに心が震えました。どこまでも続く青く輝く海、白い砂浜、明るい光。こんなに美しい場所で悲しい出来事が起こったことに衝撃を受け、平和であることの大切さをかみしめずにはいられませんでした。 最後の豊高祭。補習の合間をぬってみんなで力を合わせて考えた、バザーやクイズ。暑さの中頑張った応援練習。のぼり制作では、何度もやり直して涙が出そうになったこともあったけれど、心の支えは手伝いにかけつけてくれた友達や黙々と作業をする後輩たち。そして本番では息のそろった応援と風を受けて堂々と立つのぼり。力を合わせることの喜びを感じ、恵まれた天候のもと思いっきり力を発揮できたことに感謝しました。 部活動。思う作品ができなくて、自分の限界を痛感する。何度も何度もキャンバスに向かい、暗くなるまで絵筆をとった日々。でもそこに自分の本当の居場所を見つけた。新しい見方を先輩達に学び、良い後輩にも恵まれ、心から笑いあえる友達がいました。 仕事の後の授業。苦しくて、何度も投げ出してしまいそうになる。でも、支えてくれる職場の方々、励ましてくれる先生方、互いに理解し合え、一緒に頑張れる友達がいたからこそ、この日を迎えることができました。 文武両道。二度とない高校生活だから勉強も部活も力一杯やりたい、新しいことにも挑戦したい。でも何度も壁に突き当たる。これが自分の限界、そんな言葉が頭をかすめる。そんな時に、笑わせ、なぐさめ、一緒に考えてくれる友達がいた。互いに磨き合い、希望を共有し、一人では立ちすくむようなときも手を取り合い前へ進むことができた。大切な仲間達に心からありがとうと言いたいです。 私たちと真剣に向き合い、心が弱くなりかけたときには叱り、何度も何度もあたたかい励ましで支えて下さった先生方、熱心に語りかけて下さる言葉の一つ一つから、自分の限界に挑戦する勇気をもらいました。まだまだ未熟な私たちですので、卒業後もよろしくご指導ご鞭撻下さい。 コウノトリが悠然と舞う緑美しい自然に恵まれ、夢を目指して過ごした豊高での三年間は、私にとって、かけがえのない宝物です。“ファンを集めよう”。豊高で私は沢山の友達や先生のファンになったけど、私自身はまだまだこれから。新しく始まる生活の一つ一つを大切にして、あらゆる事を学び自分の糧にしていきたいと思います。昨秋来校された白川英樹氏の講演の中に、セレンディピティーを身につけるには、様々な勉強の成果、自発的に学んだ全ての教養が問われる、とありました。豊かな好奇心と限界を超えようとする意志を強く持ち、自分を磨き、いつか輝いて、ファンを集められる私になれるよう頑張ります。 後輩の皆さん。仲間と一緒だからこそ頑張れる、そんな豊高を誇りに思い、夢に向かって精一杯前進して下さい。北京オリンピックで、女子ソフトボールの上野選手が、連投で413球投げきった後、「自分は413球分成長した」と言ったように、豊高での一日一日の生活が皆さんを成長させてくれることを祈っています。充実した高校生活を過ごして下さい。 両親へ。今まで大変な苦労と心配をかけたことと思います。時には素直になれず反抗してしまったこともあるけれど、お父さんお母さんの愛情を感じなかった日はありません。今まで、温かい目で見守って下さって本当にありがとうございました。これからもまだしばらく迷惑や心配をかけることと思います。でも、どんなに苦しいときも、お父さんお母さんの子どもであることに誇りを持って歩いていきます。見守っていて下さい。 最後になりましたが、入学してから今日まで、お世話になった校長先生をはじめ諸先生方、学校職員の皆さん、地域の方々、そして見守ってくれた家族に心から感謝の言葉を述べたいと思います。本当にありがとうございました。 応援してくれるファンを集めよう。この言葉はこれからも私たちの目標として大切に持ち続けていきたいと思います。そして何より私たちは豊高のファンとしていつでも心の中で応援しています。ここにご列席いただいた全ての人々のご多幸と、豊高のますますの発展を祈念し、答辞とさせていただきます。 平成二十一年二月二十八日 第六十一期卒業生代表 ○○ ○○ |
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記念品贈呈 卒業記念品として第61期生は、和魂百年館 での補習や授業用に ・ホワイトボード4台 体育祭や各種行事用に ・テント1張り 嶋 さんから校長先生へ目録が贈呈されました。 卒業生代表は |
担任団挨拶(保護者の皆様へ)保護者の皆様 本日はご卒業おめでとうございます。われわれ担任団一同心からお慶び申し上げます。 3年間の生徒の成長ぶりは、今日の素晴らしい卒業式を見ていただたとおりです。 3年前、学年目標を「ファンを集めよう」と掲げて61期生の学年が発足しました。 努力している姿、頑張っている姿を見てあなたを応援してくれる。それが次へのエネルギーになると・・・ 生徒達は、三年間で多くのことを経験してきました。すべての行事で素晴らしいアイデアを出し、工夫して大成功を収めました。この3年間の行事はその都度、61期生のホームページに掲載しています。この3年間の歩みを是非見ていただきたいと思います。生徒達は、色々な行事の機会に色々な先生方から多くの話を聞いたり多くの経験によってお子様が成長されたことがわかると思います。 61期生はすばらしい生徒集団でした。 生徒達は豊高の大義である 文武両道を立派に果たしてくれました。成績面においては部活を引退してからの伸びは素晴らしかった。また苦しい場面があってもみんなで支え合って解決できる集団でした。 生徒達はこの3年間で、豊高でしか味わえない経験をたくさんしましたが、私たち担任団もかれらの姿をみて奮い立ち、たくさんの勉強をすることができました。またたくさんの感動を得ることができました。 これもひとえに保護者の皆様の温かいご支援、ご協力があってなしえたことです。この場をお借りしてお礼申し上げます。私たちはいつまでも彼らの成長を見つめ続けていきたいと思います。 3年間、あたたかいご支援ありがとうございました。 進化論を唱えたダーウィンは生き残った種は「賢いからではない」、「強いからではない」、「環境に適応する能力があったからだ」と言っています。不安定な社会情勢の中、暗記主体の学習から、常に自分の考えを磨き強く生き抜く力を身につけてもらいたいと願っています。 卒業後も、受験勉強で見せた頑張りを忘れず、自らの人生を切り開いてほしいと願っています。 本日は卒業式へのご列席ありがとうございました。 私たちはいつまでも61期生のファンです。 |
卒業式終了後各クラスでHRが実施されました。担任の先生から一人ずつ卒業証書を渡されました。
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