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こもあ生物学

日記帳49
生物の多様性

『生物資源とその利用』
「はじめに」
「第1章 生物の多様性」1〜5ページ
「第2章 生物種の分類と学名の見方」6〜8ページ 

遺伝子資源と人間 第6回目 

 生物の多様性そのほかについて、日記帳49、50、51、52までに、『生物資源とその利用』(石島芳郎ほか、三共出版)から、抜粋する。本書は教科書として使っているものなので、その骨格だけを記載する。詳しくは、原本にあたってもらいたい。

2005年10月31日 (月) 1 生物資源とは     
1)生物は40億年かけて、同じ生育環境で生き延びるために差別化をしてきた

2)我々の想像を越えた生き残り戦略を繰り返してきた。食物連鎖も絶妙なバランスの上に保たれている。食う方も食われる方に対して無意味ではないことが、生態学的研究から認識されている。したがって地球上の生命体には、不必要なものが存在するとは考えられない

3)近年は、我々に疾病をもたらすものでさえ、その特性を利用して新たな生物資源とすることができるようになった

4)東京大学名誉教授松尾孝嶺氏は遺伝資源についてこう述べている。
  遺伝資源とは
  (1)人間生存の永続性をはかるための環境保全のために、
(2)食糧その他の生物資源の生産性向上をはかるための育種素材として、
(3)生物学研究材料として、
の三つの面から見て人類の貴重な財産である

5)純粋に研究材料と見られるものも、基礎研究が将来の応用研究にどれだけ重要な情報をもたらすかは、はかりしれないものがある

6)人間の生活に役立つもの、自然環境の保全に活用されているものを紹介する
 以上、「はじめに」からの抜粋である

2005年10月31日 (月) 2 40億年前に生命が誕生した
地球時間を1年にとると(3.33億年=1か月)
  2月17日       生命誕生
  7月25日       藍藻類の誕生
  8月10日       真核生物の誕生
  9月27日       動物と植物の分岐
  11月          生物多様性が見られるようになる
  11月15日       カンブリア紀が始まる。生物が1万種に激増した
  11月25日       脊椎動物(無顎類)の誕生
  11月28日       動物が陸に上陸
  12月12日       哺乳類の誕生
  12月26日       恐竜の絶滅
  12月31日       人類の出現(200万年前)
  12月31日23時59分  文明の誕生

2005年10月31日 (月) 3 生物の種は300万種
1)未発見のものを含めると500万種、最近では1,000万種説もある

2)種の数

  動物種    250万種
    昆虫    100万種
    線虫    100万種
  植物種     25万種
  菌類       7万種
  細菌類    1,000〜2,000種

2005年10月31日 (月) 4 どんなふうに変異を認識するか
1)生物の多様性は変異と適応による

2)変異は思わぬ仲間を生む。サツマイモとアサガオが同じヒルガオ科であったり、サトイモ、ナガイモ、サツマイモ、ジャガイモがそれぞれ別の科に属していたりする

3)多様性は分子レベルでも認められる。これは中立な変異が多く、適応的な突然変異とは異なり、偶然性によって保存されている

4)しかしときに、疾病や生産能力との関連性のある分子多様性もある

2005年11月1日 (火) 5 生物種の分類と学名の見方
1)生物界は一般生物とウイルスに大別し、一般生物を動物、植物、菌類、原生生物、細菌類に分ける

2)微生物は、菌類、原生生物、細菌類、ウイルスを一緒にしたものである

3)分類体系は、門、綱、目、科、属、種で整理される。亜門、亜科などの下位分類項目も利用されるが、通常は門、綱、目、科、属、種で十分である

4)分類の最終は種で、種名には万国共通の学名が採用される。学名は、リンネによって創案された二名式命名法が採用され、生物種共通に使われている

5)学名はラテン語またはラテン語化された単語を二つ並べて付けるのが原則である。属名と種名はイタリック体で記入され、属名の頭文字は大文字で、種名は小文字で書かれる。学名を正式に書くときは命名者、命名年も入れるが、通常は略す

6)L.はリンネの略である

7)亜種を分けることもある
   Sus scrofa domesticus(ブタ)
   Sus scrofa      (イノシシ)