| 2005年11月1日 (火) |
1 微生物とは |
1)微生物は、一般に肉眼で見ることのできない小さい生物の総称である
2)その起源は、35億年前に誕生した核膜やミトコンドリアをもたない単細胞の原核生物である
3)微生物を最初に発見したのはローウェン・フックデ、1684年のことである
4)パスツールが微生物による発酵、殺菌の知見を示し、現在の微生物学の基礎を築いた。白鳥型フラスコを用いて自然発生説を否定し、生命は生物自身から生まれることを証明した
5)コッホが固体培地による微生物の純粋分離法を確立した
6)わが国では、北里柴三郎の破傷風菌の発見や志賀 潔の赤痢菌の発見などが、初期の大きな発見である |
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2 微生物の種類 |
1)微生物の共通した性質は三つ挙げられる (1)細胞が小さい (2)増殖速度が速い (3)代謝活性が高い
2)カビ類、担子菌類、酵母類、細菌類、ウイルス、ファージが微生物に分類される |
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3 微生物の利用 |
1)アルコール発酵 きわめて古くから利用されており、紀元前3000年ごろからビールの製造が行われていたという記録がある。嫌気的条件下で酵母によって糖からアルコールを生産する
2)有機酸発酵 乳酸菌による乳酸発酵、酢酸菌による酢酸発酵(お酢)その他がある
3)アミノ酸発酵 各種アミノ酸も発酵により生産される。味の素(グルタミン酸)がいい例である
4)核酸発酵 旨味成分の製造
5)抗生物質の製造 ペニシリン、ストレプトマイシンなど「微生物により生産され、微生物の発育を阻止する物質」である抗生物質が生産されている
6)その他 酵素、ビタミンなど |
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4 発酵食品 |
1)酒類 清酒は米、ビールは麦芽を原料として、これらを一度糖化してからアルコール発酵させる。ワインのような果実酒は糖化の必要はない。果汁を直接アルコール発酵させて作る
2)味噌・醤油 大豆、小麦、米などを原料とし、高濃度の食塩を加えることにより雑菌を防ぎ、麹カビのアミラーゼ、プロテアーゼなどの酵素の作用でデンプンやタンパク質を分解する。同時に耐塩性の酵母、乳酸菌などによりアルコール、エステル類が生成され、熟成して香りと旨味が生まれる
3)納豆 蒸した大豆に枯草菌の一種の納豆菌を接種して発酵させたものである
4)乳製品 ヨーグルト、発酵バター、チーズなどがある
5)パン 小麦粉に各種材料を加えて混捏した生地をパン酵母で発酵させ、成型して焼き上げたもの
6)漬物 高濃度の食塩を加えて各種微生物の働きを利用したもの |
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5 その他の利用 |
1)微生物菌体の利用 (1)整腸剤、栄養製剤 (2)single cell protein(SCP)など
2)環境浄化の作用 排水処理、難分解性物質の分解
3)微生物工学 (これから十分に講義を受ける) |
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