EFZ映画鑑賞部特別会 プリキュア好きで定評のある香里使いSiNさんからの要望により 劇場版ふたりはプリキュアマックスハート2の誘いを受けたため、 部長であるjam氏に相談してみることとした。 k「次回、SiNさんより映画版プリキュアの誘いがあるのですが、参加は如何でしょうか?」 j「ぶっちゃけありえないですね」 k「何故でしょうか?」 j「だってやってらんないじゃん」 という運びにより、部長不在の状態で SiNさんを名誉部長として特別会として開催する流れとなった。 プリキュア鑑賞部の発足である 12月18日。いよいよ鑑賞当日である。 当日8時半起床。SiNさんからのメールが入っている事を確認。 車で最寄駅まで行き、SiNさんを拾う。 私自身、プリキュアというアニメは2chやその他ネットで得た知識以外は全く持っていない。 その知識も「白は生えている方」だとか「白の作った薬を飲んだら生えてきちゃって、ぶっちゃけありえない」などといった 正しいのかどうかすらも分からない曖昧なものばかりである。 何故そんな何も知らない人間が鑑賞部に入っているのか私自身も疑問ではあるが、 とりあえずSiNさんに車の中でメインキャラの名前や敵の名前等を教えてもらうことにした。 k「黒い方は名前なんて言うんですか?」 S「『美墨なぎさ』です」 k「白いのは?」 S「『ほのか』です」 k「苗字は?」 S「えーと…白石…違うな。雪…白雪…あー!オレとした事が!!ド忘れてしまった!!」 いきなりキレるSiNさん。 k「( ゚д゚)ポカーン」 k「えと…じゃあ、もう一人いますよね?ツンデレっぽいやつ。あれは」 S「『ひかり』ですよ」 k「苗字は?」 S「一条…。確かそれで合ってるはず…('A`)……」 (ちなみに後で調べたところ、九条ひかりでした) っていうか部長がこんな状況で果たして良いのか?プリキュア鑑賞部。(;´Д`) 10:30の回に間に合うように余裕を持って映画館に到着。 驚いた事にチケット売り場に行列。エントランスもめちゃくちゃ混んでいる。しかもお子様が非常に多い。不安になってくる。 k「っていうか日曜の10時とか言って普通の人間は寝てる時間だろー」 s「ぶっちゃけありえないですね」 k「っていうかこのお子様達はみんなムシキングかハリポタですよ。きっと。」 しかし、チケット購入時、既に2人で並んで取れる席は2箇所だけだという事が判明。 当初、入る時は別れて入場し、バラバラの席で鑑賞。帰りも別れて出て、駐車場の車の前で落ち合うという 綿密な計画を立てていた私達であったが、私がチケット売り場で誤って 「10:30のプリキュア2枚で」 と言ってしまったのがいけなかった。 連番の席を薦められてしまったのである。 私は予想外の事態に慌てて、後ろで待つSiNさんに目線を送ったが、ただにこにこと微笑むばかり。 微笑みながら電光掲示板に流れる「ふたりはプリキュアマックスハート2」の文字を目で追っていたのだ。 これでは役に立たない。 「私は黒が好きなのですが、彼(SiNさん)は白が好きなのです。だから隣同士で見ることは出来ません。バラバラでお願いします。」 などと言って断る事が出来れば良かったのだが、そんな事を言って余計な恥を晒すのは得策ではないと考え、 素直にチケット売り場のお姉さんに薦められた席を予約する。 それにしても2枚の連番で取れる場所が2箇所だけとは。 「ひょっとしてすごい人気なのか?」と若干ビビりはじめる。 私がビビっているのを見ていたSiNさんが 「大丈夫ですよ。この映画の観客の比率は、小さな女の子7割、大きな男の子3割くらいですよ。」 「『仲間』がきっといるはずです。」 と慰めてくれた。 しかし、開演10分前に席についてみると、恐ろしい事実が発覚。 周りは小さな女の子と保護者のお父さんお母さんだけで、 大きなお友達は私達だけだった。 7:3どころではない。 私達:それ以外 である。 SiNさんの言う事はアテにはならない。 あまりの事にショックを受けた私は 「オレは隣にいるヤツに無理やり誘われただけでこんな映画、ホントは見たくないんだかんな」 というアピールをするべく開演ギリギリまで、既に電源を落としてある携帯をいじる振りなどをして周りを誤魔化す事に終始していた。 ふと脇を見ると、そんな態度の私を知ってか知らずか、にこにこと微笑みながら私を見ているSiNさんがいた。 どうやら売店で購入したパンフレットに着せ替え遊び用の紙人形が付いていたことが嬉しかったようだ。 「帰ったらスキャナーで撮ってから切り取るのです。パンフレットにハサミを入れるのはぶっちゃけありえないですね」 と興奮気味に語るSiNさんを見るとこちらも幸せな気分になってくる。 これから見に行く人もいることを考慮して映画の詳しい内容については避けることとするが、この映画を見て 友達の大切さがよく理解できたことは有意義な点であった。 今回、この映画を見た少女達もプリキュアのように友達を大切にしていってもらいたいものである。 劇中、プリキュアがやられた時に場内で小さい女の子から声が上がる度に 純粋な少女に対して、こんな私達が鑑賞している事に申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまったが…。 そして興奮のエンディング後、私達は 「あのキャラはラストで死んでた方がストーリー的には良かったですよね」 「金髪ツインテールは、いる意味がほとんど無いですよね」 等と不毛な会話をしながら帰途につく事となった。 ところがSiNさんを自宅まで送るため、道半ばに来たところで思わぬ事件が発覚! あろうことか私が携帯電話を劇場に忘れてしまっていたのである。 開演ギリギリまで携帯をいじるふりをしていたのが裏目に出てしまったようだった。 すぐさまSiNさんに劇場の電話番号を調べ連絡をしてもらう。 どうも発見されているらしい。助かったと思った。 係員「ご覧になっていたのはなんという映画でしょうか?」 k「('A`)…ふたりはプリキュア…です…」 係員「色は何色でしょうか?」 k「赤と黒です」(私はここであやうく「白と黒です」と言いそうになってしまった。誘導の上手い係員である。) 正直これで終ると思っていた。 でもそれは甘かった。 係員「ストラップが付いてますが、何か書いてありますか?」 k「('A`)…」 考えてみれば当然である。 第三者が失くしてもいない携帯電話を引き取ってしまう可能性があるのだ。 しかし、人前で言いたくないこともある…。だが今回ばかりは仕方が無い。。。 係員「ストラップが付いてますが、何か書いてありますか?」 k「('A`)…クラナド。クラナドってかいてあるはずです。」 係員「他には何か?」 ('A`) もう腹を括る事にした。 k「('A`)…小さいプレートの人形が二つついています」(渚と風子) k「('A`)…ネコの形をしたプレートもあります」(くらにゃど仕様) ここまでの確認で私が持ち主だと判断してもらい、すぐにトンボ帰りで取りに向かう事に。 その後映画館で無事、携帯の回収に成功するが、 突然SiNさんが映画館の売店で売っているプリキュアのリストバンド(3種)が欲しいと言い出した。 「何に使うのですか?」と私が尋ねると 「EFZです。EFZに使うのです。」 「1ラウンドはなぎさ。2ラウンド目はほのか。そのように分けて使えたらそれは素晴らしいことです。」 力説するSiNさんのために3つを持って売店へ向かう私。 すると、あろうことか売店の女の子に笑われたではないか。 営業スマイルではない。 失笑である。 慌てた私は、これは私が必要としている物ではない、という事を示すために あえて領収書を切ってもらい、名前を「プリキュア鑑賞部@SiN」にしようかと考えたが それではまるで中高生がエロ本を買った後に領収書を要求するようなものではないか。 かえって恥ずかしいだけである。 そこで売店の外で待つSiNさんにこれ見よがしに「ハイ!」と大声で渡してお茶を濁すのであった。 後々聞いた話ではあるが、SiNさんによると、店員に笑われた理由は私の服装がおかしかったからだそうだ。 「その格好でリストバンドを全種類買って行くのはおかしいことです。違和感があるのです。」 「kryptoさんのような格好ではプリキュアを見る資格がありません。」 プリキュアのリストバンドに似合う格好とはどういうものであろうか。やはり正装であろうか。 タキシードなどの正装で来い、と暗にSiNさんからダメ出しをもらう結果となってしまったことは残念な点であり、 私自身の勉強不足を露呈する結果となってしまった。 以上を持って第一回プリキュア鑑賞部の会合は幕を閉じた。