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平成9年3月8日 荒川ひまわり作業所・第2作業所主催
精神保健ボランティア講座 第2回より
*はじめに*
みなさんこんにちは。私が荒川ひまわり作業所・第2作業所の所長の村田です。
私どもが主催しました『精神保健ボランティア講座』は、荒川だけでなく、この間足立や葛飾でも同様のようのものが行われています。
また以前には東京都社会福祉協議会等でも精神保健ボランティアを取り上げておりました。
そして前回に引き続き、今回この場へ多くの方が参加いただきまして、非常に嬉しく思っております。
と共に荒川保健所を始めとする関係機関が支援下さったこともありがたく思います。
今日のテーマは『荒川の精神保健の実際・歴史』とありますけれど、ここでお話するのは事業についてのみお話することではありません。
荒川区の中の、民間も含めた精神保健活動や事業について全体をお伝えできればと思っております。
*私のボランティア感*
ボランティアをなさっている方が最近は大変多くなりました。流行語のような感じですね。
私もボランティアをやっておりましたし、その上での私なりのボランティアについての考えがあるのでお話ししてみます。
理念や概念ということまで触れると、それだけで持ち時間がいっぱいになりますから、それについてははしょります。
ボランティアというのは、ほんの身近な、街に掲示してある声掛け運動だとか、
あるいは近所の高齢者に声を掛けるといったものだと思います。
例を挙げれば「坊や、そんなことをしたら危ないよ、やめなさい」とか、
「隣のおばあちゃん具合はいかがですか。用事があったら言って下さい、ついでにやっておきますよ」と
声を掛けるのもボランティアです。
また、先般神戸の大震災の際には保健婦さんたちや私たち作業所職員の仲間も
大勢何日間かをボランティアに行ってきました。
ついこの間の北陸沿岸のタンカー重油流出事故の際も、
寒い中を体中油まみれになりながら海辺を掃除していたこともボランティアでした。
ですからボランティアというのはただ単に社会のためにつくすという構えよりも、
なんとなく普段行っていることがボランティアに直結しているものだというのが私の考えです。
今日もお天気の良いのに、家事や行楽の計画を立てられたにもかかわらず、
皆さんがこうやって自分の時間を割いて付き合っていただいていることもボランティアだと思います。
ボランティアの原点は、江戸時代から続いた下町情緒、下町人情、下町の風習であって、
先ほど言いました近隣の声掛けとかハンディを持った人たちとも一緒に暮らそう、
助け合っていきましょうというのがボランティアの原点だと考えています。