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トラムあらかわが発行している機関紙「トラムレター」の前身が「保護者会だより」です。
この機関紙の紙面の中で、村田さんが主張されたことや掲載した記事を紹介します。
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-服薬と症状の関連-
作業所利用者の服薬管理は、本人・家族・医療者の役割であるはずなのだが、
日常生活のある時間を共にする作業所職員もこれに関わることが多い。
家族と違い利害関係が少なく、医療者より生活時間が長いので、
服薬中断から起こる症状や生活習慣からの癖がわかり直感し冷静に対応できる立場にあり役割でもあろう。
症状の範囲は広く、個々の病状から現れるもの・性格や習慣から来る癖・服薬の副作用で起きるもの…
と、見極めにくい。
長期治療療養から起こる機能の停滞や遅滞は生活障害と言えるだろう。
広い問題に対応するには本人の生活環境や家庭環境も知る必要があるだろう。
通院・服薬の大事さは病状安定のため必要であり、
服薬は他の慢性病(糖尿病や高血圧等)と同じ予防として飲んでほしいし、
もっと突っ込んで考えればビタミン剤・栄養ドリンクを飲む感じで服薬し、病状安定を続けてほしい。
とは言っても、病識が浅く病気・障害を認めたくない利用者にとって、
通院と1日に数回の服薬は大きな負担となる。
病状が安定し、デイケア・作業所・職親と生活リズムがつき社会適応が進むと
服薬の大切さを忘れ服薬中断から再発する例も少なくない。
でも順調に良くなると、本人も家族も「治った」と思うのも無理からぬことである。
1.多くの体験者の話では、服薬を中断すると身体が軽くなり眠気・だるさがなく、
頭がはっきりする、と言う人が多かった。
人によって異なるが、薬を断って7〜10日くらいがこの状態で、
本人はこの時期が活動的で楽しいときかもしれないが、この状態が大きな落とし穴となる。
2.症状が次第に現れてくる。
服薬中断のある時期から、いつもの調子と変わってくる.
しゃべらない人が多弁になったり、行動の遅い人が早くなったり、温和な人がきつくなったりする変化がわかり、
本人の隠れた・抑えていた面が出たように見える。
この時期を過ぎると、眠れない・苛立つ妄想や幻聴が現れ、独語・独笑もあり、生活の乱れが進んでいく。
3.関係者の連携をどう進めるかは服薬継続・通院再開始の早期治療であり、
再入院にならない重要な問題である。
特に単身生活者のケースに必要である。
家族は不安が先立ち、冷静に対応することさえ出来なくなる。
医療者・保健婦・作業所・福祉事務所等、どこが主役でも良いから、
受け持つ役割分担を話し合い、効率の良い介入の仕方が必要である。
4.服薬管理の大変さを社会から理解してもらおう。
私たちが風邪や腹痛で投薬される量は、1日3回4日分くらいだろうが、それを全部飲み終わるだろうか。
調子が良くなると服薬を忘れたり、途中で止めてしまうこともあるだろう。
長い期間、1日3〜4回も飲み続ける本人たちは、自分の病状安定のためと言っても
大変な努力であり煩わしいであろう。
関係者は服薬の必要を確認しながら、服薬を続ける利用者の努力を高く評価し、
病状の安定や生活の向上を認め、利用者に自分の喜びとして伝えるのも仕事である。