チーズ売り娘 チーズを運び出す人 猫の風車
アルクマール&ザーンセ・スカンス チーズ市と風車の村 July 2007
オランダ滞在3日目、早いものでこの日が事実上の最終日です。

この日もいつものように7時頃に起床して、ホテルの朝食です。昨日に引き続き、腹一杯食べましたが、まだまだ飽きるもんじゃありません。昨日摂り損なった料理もGETして、朝からご満悦です。

さてこの日はアルクマールへチーズ市の見物と、ザーンセ・スカンスへ風車の見物と、いかにもオランダらしい旅をしました。まず、8時半頃にホテルを出て、いつものようにアムステルダム中央駅へ向かいました。

インフォメーションでもらった電車の乗り方のカードアルクマール駅ちなみにアルクマールへは毎時13分と43分発のDen Helder行きの電車で行くことが出来ます。が、その路線の途中にあるはずのザーンセ・スカンスの駅(Koog Zaandijk)がトーマス・クックには掲載されていません。その他ガイドマップの何処を見ても載っていません。辛うじて「Stoptreinに乗る」ということだけは分かりましたが、それ以上は分かりませんでした。10年前には確かに同じく電車で行ったはずなのですが、どうやって行ったのか、全く記憶にありません。現地に行けば分かるのだろうと高を括って出て来たのですが、昨日までの段階でまだ分かっていませんでした。

聖ローレンス教会ところがそれは中央駅で全て解決しました。中央駅のインフォメーションで「ザーンセ・スカンスはどう行くのか?」と聞いたところ、係員の人がすぐさま小さな黄色のカードを出して説明してくれました。そのカードには、ザーンセ・スカンスを含むアルクマールまでの停車駅が表面に書かれており、裏面には英語で、アムステルダム、ザーンセ・スカンス、アルクマール各々の駅での電車の発車時刻、入線プラットフォームなどがキチンと書かれている、大変優れモノのカードでした。それを見た瞬間、多分10年前にも同じことをしたんだ!と確信しました(未だに記憶は無いのですが、間違いなくそうしたんだと思います)。さすが電車の旅の国オランダです。多分名所ごとに同じようなカードが用意されているんだと思います。オランダの電車の旅は「迷ったらインフォメーションで聞け!」それで間違いなしです。

市庁舎計量所電車に乗って40分、9時半前にアルクマール駅に到着しました。本日金曜10:00〜アルクマールではチーズ市が開催されます(勿論それを狙って来たのですが)。駅を出ると、チーズ売り娘さんがチーズを配ってアピールに来ていました。地元のTVなのか、カメラも撮影に来ていました。

電車を降りた乗客は皆一様にチーズ市へ向けてスタコラサッサと同じ方向へ向かって歩いて行きました。駅前の道を、集団に乗って道なりに歩き、ヘーステル通りに入ってしばらくすると、「聖ローレンス教会」と「市庁舎」が見えて来ました。市庁舎は国旗なんだか地元の州の旗なんだかが並べられ、マネだかモネだかの絵画のようでした。ちなみにこの通りは目抜き通りで、商店街のようになっているのですが、この時間はまだお店が殆ど開いてないので、閑散とした感じでした。

そのままずっと歩いて運河の手前まで来ると屋台のお店が運河沿いに並んでおり、そこを左側に入ると、チーズ市の会場の「計量所」が見えてきました。計量所の前の広場には既にチーズが並べられつつあり、広場の周辺は柵で入れないように囲ってあり、既に人々がぐるりと取り囲んでいました。ちなみに計量所の2階はチーズ博物館とのことですが、こちらは今回パスしました。

計量所を横から見たところ チーズ売り娘10時前になると、次第次第に人が集まり、周囲は大勢の観衆でいっぱいになりました。チーズ売り娘?の格好をした女性が2人ほどいて、パンフレットを配ったり、記念の写真撮影に応じていました。そして10時になるとマイクを持った司会の女性が実況をし始めました。オランダ語で話されていると思うのですが、さっぱり何言っているのだか分からないまま、様子だけ見ていると、建物の前で競りのようなことをやっていて、競りに落ちたチーズを赤組・緑組・青組・黄組等の4つのギルドに分かれたオジさん達が大きなチーズを船形の運搬台に乗せて台車まで運び、台車はチーズをトラックに乗せて外に運び出していました。市の間、ずっとこの作業が繰り返されているのですが、案外見ていて見飽きないものです。


チーズを運び出す人 チーズを運び出す人 チーズを運び出す人

チーズの屋台チーズ屋さんのショーケースそうしてほどしばらくチーズ市を見物した後、立ち並んでいるチーズの屋台を冷やかしながら、元来た道を戻って行きました。屋台の並ぶ運河沿いを歩き、市庁舎の前を抜け、聖ローレンス教会へ。そこで左側に折れて、「ピートの風車」を目指しました。

どうせこの後でザーンセ・スカンスに行っていっぱい風車を見て来るつもりだったのですが、1つでも多くの風車を見ようとテクテク。途中でチーズ屋さんをウィンドウ・ショッピングしたり、運河を横目に見たりしていると次第に大きな風車が見えてきました。風車を見るのも10年ぶりですが、間近で見るとなかなか大きなものです。公園のような敷地の中にあり、風車をグルングルンいわせながら旋回させていました。

ピートの風車風車に向かう途中の運河風車を見た後はシンゲル運河に沿うようにして緑の敷地の中を歩いて行き、聖ローレンス教会の裏側から回り込むような感じで、ランヘ通り〜ヘーステル通りに合流し、そのままアルクマール駅へ向かいました。

この時点でまだお昼前です。次はザーンセ・スカンスへ移動です。アルクマールからザーンセ・スカンスへは毎時15分と45分発で、Uitgeest駅までの電車に乗り、Uitgeest駅でアムステルダム中央駅行きの各駅電車(=Stopping trainまたはstop trein)に乗って3つ目のKoog-Zaandijk(コーフ・ザーンダイク)駅で降りればOKです。都合20分ぐらいなものだったでしょうか?
SNBCの車両
アルクマール駅の4番ホームから電車に乗り込み3駅目でUitgeest駅に到着。すぐ向かい側にアムス行きの電車が居ましたのでそれに乗り換えしばらくするとコーフ・ザーンダイクに到着しました(ちなみに往復とも同じ線路を走っていて、往路はこの駅を通過しているだけのこと)。

駅からザーンセ・スカンスまでは徒歩で15分ぐらいの道のりです。こじんまりした田舎の駅と田舎の街ですが、道路は綺麗に整備されており、ザーンセ・スカンスまでの順路表示もあったりするので道に迷うことはありません(思えば10年前もこうやって来たんだなぁと、シミジミと痛感しながら歩きました)。駅の正面のスタディオン通りを真っ直ぐ歩き、正面ぶつかった所で左側に折れると、車が走っている少し大きな通りに出て、その右の袂には1台の風車がありました。

ピートの風車ちなみにこの日は朝から天気が怪しかったのですが、コーフ・ザーンダイクに到着するとすっかり雨が降っていました。折り畳みの傘を持っていたので、それを差しながらザーンセ・スカンスに向かったのですが、風がかなり強く(元々風車があるぐらいなので、風が強いのは当たり前かもしれませんが...)、途中傘が吹き飛ばされそうになるほどでした。特に、最初の風車からザーンセ・スカンスへ行くには、ザーン川に掛かっている橋を渡るのですが、橋の上はとりわけ風が強く、風雨に晒されて大変でした(後から思えば、この時が一番天候が悪かった)。

橋の袂の風車風車とクルーズ船乗り場の鴨橋を渡り切ると、そこには幾つもの風車と、ザーンセ・スカンス特有の可愛いデザインの家が見えてきました。何だか明治村だか何だかに来たような、古のオランダの展示村のようです。ちなみにこのザーン地方にはかつては1000基もの風車があったものが、現在では10基ほどになってしまったとか。

ザーンセ・スカンスの街並みザーン川に沿うように歩きながら風車群の方に歩いて行くと、その内の1つの風車が入れるようでした。そういえば以前に来たときに、中に入れる風車には旗が揚がっているようなことを聞いたような覚えが...と思っていると、確かにこの風車の横に旗がなびいていましたので、早速中に入ってみることにしました(入場料2.5ユーロ)。

すると中には大きな歯車が。風車の動力で動いているようでした。2階に上がれるようになっていて、上がると歯車の複雑な動きが更によく分かります。よく見るとここは染料を作っている歯車でした。ここまで来て気づきました。「そうだ10年前もこの風車を見たんだ...」。後から調べるとここは「デ・カット(猫の風車)」と呼ばれる風車で、世界に唯一現存する染料製造用の風車で、ここの風車はいつも開館している風車とのこと。実際隣にある風車でも中に入れるようでした。何だかちょっと残念な。まぁでも久しぶりだからいっか...と。

猫の風車風車の中の歯車ザーン地方の商人の家その後もしばらくザーン川に沿って奥の方まで歩き、風車とザーン川と田園風景を楽しみました。そして程々のところで折り返して、また元来た道を戻って来て、今度はチー工房や木靴工房やお土産屋などを見て回りました。

昔来た時はこの辺のお土産屋さんで、赤い木靴のミニチュアを買い、今現在も自宅にあるのですが、流石に2つと要らないだろうと思いながらも、グッズを見ていると、何だか段々ほしくなって来てしまいました。そこでデルフト焼きっぽいデザインの木靴のキーホルダーを2ユーロぐらいで1つ買ってしまいました。実を言うと、デルフトに行った時にも無償に欲しかったのですが、無駄遣いだなぁと抑えていたのが、ここに来てまた見つけてしまって、衝動を抑え切れなくなってしまいました。

この頃既に時間は2時頃ですが、そういえばまだ昼食を食べていませんでした。何処か手頃な所はと探すのですが、そもそも食べれそうな店自体2軒ほどしかありませんでした(多分)。しょうがないので、その内の1軒のカフェテリアみたいな店に入りました。見るとメニューはどれも高値で、オチオチ食べれそうもありません。しょうがないので一番安いパンケーキをまた注文しました。しかも飲み物は何故かハイネケン(←一番安かったので)。多分二度とやらない食い合わせでしょう(でも案外そんなに合わなくもなかった)。

風車と田園風景何とかお腹を満たした後は、もう一通り見て回ったということで帰路に着きました。途中「ザーン地方の商人の家」などで道草しながら、ザーン川の橋を渡り、駅へ向かって歩きました。

ザーン川と風車コーフ・ザーンダイク駅に到着して、しばらく電車が来なかったので待合室のような所で待ちましたが、15分ぐらいで電車が来ました(ちなみにアムステルダムとザーンセ・スカンス間の電車は30分に1本。アムステルダム発は毎時16分と46分)。コーフ・ザーンダイクからアムステルダムまでは4駅で、時間もそんなに掛かりません。ガイドブックにもうちょっと詳しく書かれていたら、何てことなく手軽に風車が見れる場所なので、大変重宝すると思います。

こうして夕方アムステルダムへ戻って来ましたが、まだ時間はあるので、引き続き美術館巡りをしました。


⇒アムステルダム編2へつづく


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