 この日は遂にボラボラ島最終日であり、それは事実上タヒチ最終日でもありました。
この日は朝食をレストランにしました。ル・ティパニーでビュッフェです。
コンチネンタル・ブレックファーストとアメリカン・ブレックファーストと、地元のミクロネシアのビュッフェがあると部屋のメニュー表には書かれていたのですが、実際にレストランに行くと、その区別はないみたいで、一番安いコンチネンタル・ブレックファーストの値段で、あとは通常のビュッフェ形式で取り放題でした(それも日によって違ったのかもしれませんが)。いつも海外旅行だと取り過ぎてお腹が痛くなることが多いので、この日は自重しました。ただ、地元の料理っぽいものも少なかったので、そのせいでそんなに取らなかったのも事実ですが。
 先日のディナーの時とは異なり、この日はラグーン沿いのテラス席だったので、すぐそこに魚がいっぱい泳いでいます。そこでパンをポイっと投げると当然魚がいっぱい寄って来ました。ただ、テーブルには「亀に餌をやらないで下さい」とのメモが書いてありました。亀はダメで魚は良いということもないだろうと、少し嫌な予感を感じていると、案の定、「餌はやらないで」と窘められました。やっぱダメだったんだぁ。でも、部屋やラグーンでは皆あげているのになぁと思いながら、でも、本当はそうしないでくれということなんだろうと納得。仕方ないので、幾つかパンを服に忍ばせて、後で部屋から上げようと画策(4つぐらい持ってきた)。当初予定通り、腹八分目でお腹を落ち着かせてレストランを後にしました。
部屋に戻ってから、昨日の隣のコテージの餌付けみたくやりたいなぁと、パンくずを撒き餌にすべく、コテージの底に沈めるように投げていました。最初は全く魚が居ない状態なので、ひたすら気長に10分以上撒いていると、その内に少しずつ通りすがりの魚がやってきてくれました。成功です。前からこの作戦で行けば良かったなぁと思いましたが、本日はもう出発の日。残念です。きっとこの次にチェックインした人は、魚の多さに驚いたことでしょうね。
チェックアウトは9時ということで、荷物を取り纏め、事前の指示通り玄関先に出しておくと、無事集荷されました。その後、レセプションに行ってチェックアウトすると、レストランの値段が少し違っていたので、クレームすると直してもらえました。お金関係は遠慮せず、キチンとしなくっちゃね。
 その後、船着場でスタンバイしていました。まだ先程のパンが少し残っていたので、船着場の所でパラパラとパンくずをバラ撒いていると、途端に魚達が集まって来ました。ホント、魚いっぱいで楽しい場所です。
9時半頃に空港行きの船が来たので、乗り込みました。行きに乗って来た人とは誰も乗り合わせず、日本人客は我々だけでした。皆さん、もっと連泊されていたんでしょうか?だとしたら羨ましい限りです。先に旅立つ我が身が不憫でなりませんでした(逆に、自分達の方が後残りだったのかもしれませんが)。
来た時と逆向きに、左手にオテマヌ山とパヒア山を眺めながら高速ボートが波を切って行くと、寂しさで「もう少しゆっくり走ってくれよ」と祈りたくなる気分でした。 少しでも多くのボラボラ島の景色を残そうと、船上からも、何枚も何枚も、写真を取り捲りました。次第次第にメリディアンが遠退き、そして、数日前に見た景色、そして、ラグナリウムに行く時見た景色を、逆周りに見て行くと、色んなものが走馬灯のように蘇って来る想いでした。
20分ぐらいして、空港の船着場に到着しました。すると、行きの時と同じタヒチ・ヌイ・トラベルの係員の女性がお迎えに来ていました。彼女の指示に従い、搭乗手続きを行い、スーツケースを預けて、空港待合室でスタンバイ。行きと同じく、子供連れなので、一番の位置で順番待ちをさせてもらいました。
しばらくすると搭乗開始で、行きと同じく、空港敷地内をゾロゾロ歩いて、行きと同じ機種の飛行機に搭乗しました。当然のように、今回は右側の座席に座りました。
しばらくして離陸しました。今度はすぐにボラボラ島の絶景が見られました。ホントに美しい。窓で少し曇っているけど、ホント何度見ても見飽きない美しい海と珊瑚礁です。今生のお別れと言わんばかりに何度も何度も写真を撮り続けました。
 しばらくしてボラボラ島に別れを告げると、ひたすら蒼い海が続きました。その内に機内サービスのジュースをもらい、今度行くタヒチ島のガイドマップを読んでいました。その内にモーレア島らしきが現れ、その後にタヒチ島が見えて来ました。そして無事到着。
ファアア空港に降り立った後、空港敷地内を歩いて、建物に入り、荷物を受け取ったらゲートイン。そこでまたタヒチ・ヌイ・トラベルの係員の女性と会い、もう1組のツアー客の方と一緒に、車に乗り合わせてホテルに向けて出発しました。
もう1組は新婚さんらしき方達で、インターコンチネンタル・タヒチ・リゾートの宿泊客でした。先にそちらのホテルに到着すると、係員さんと彼らが降り、チェックインをして来ると係員さんだけ戻って来て、今度は我々の宿泊先のメリディアン・タヒチまで運転してくれました。その間、ホテルからパペーテまでの行き方とか、お買い物事情など、車の中で教えてもらいました。それにしても、現地係員役・運転手・ポーター・通訳と、1人4役。とても小柄で華奢な若い女性なのに働き者です。
空港から都合約30分して、お昼頃にホテルに到着し、チェックイン。本当はまだ部屋の準備が出来ていないということだったのですが(=清掃は済んでいるけどチェックが出来ていない)、「すぐに出て行くから荷物だけ置かせてくれ」というと、それなら構わないということで、入室させてもらえました(しかも、すぐにルーム・チェックに来てくれて、そのまま使用OKになりました)。
今回の滞在は変則的で、昼間から夜9時までの滞在で、その後に空港へ移動して飛行機に乗ります。10時間ほどの滞在ですので、なるべく有効に使おうと、まずは子供のリクエストでホテルのプールへ遊びに行き、その後でパペーテに向かって、ランチ&ショッピングすることにしました。
そこで、すぐに水着に着替え、またも全身に日焼け止めクリームを塗り、パーカーも着て、完全武装です。もうこの頃には、すっかり肌が赤く焼け、日に当たるだけでヒリヒリとして、かなり痛かったですが、最後の力を振り絞ってプールに向いました。
ボラボラ島ではずっと海だったので、久しぶりの淡水プールです。魚が居ない水というのに何か違和感を感じてしまったのは、それが余りにも当たり前だったボラボラ島のせいでしょう。比較的浅いプールで、大きさも大きからず、小さからず。海沿いで、すぐ隣が浜辺だったので、途中海にも出てみましたが、こちらの砂は、珊瑚質の真っ白いボラボラ島と異なり、黒っぽい砂で、何だかガッカリしてしまうほどでした。ただ、沖合いの方が岩礁になっているのか、波がそこで白く波打ち、手前の方までは襲って来ない様子が少し面白く感じました。
そうして1時間キッカリ遊ぶと、2時にホテル発パペーテ行きのバスが出るということで、それに間に合うように、急いで着替えを済ませて、ロビーに向いました。ホテルからパペーテには1日に数往復する有料バスが出ているのですが、ツアーのサービスで、1往復分の無料チケットが出ていたので、これを利用して往復しました。ただし、乗る時間は予約制なので、あらかじめチェックイン時にフロントで、2時ホテル発、5時パペーテ発で予約しておいたのでした。
時間通りに2時にホテル前をバスが出発。他の数組の客と一緒にパペーテに向かいました。この時に、よく判らないのですが、パペーテの黒真珠のお店の関係者の方が、何だか中途半端にガイドさんみたいな感じで同乗されて、何かパペーテの回り方の説明をしていましたが、今イチよく解りませんでした。
バスがパペーテに入り、バイアテ広場の公衆トイレ横に到着すると、皆めいめいにショッピングに向いました。その中途半端なガイドさんが皆を引率するような感じで途中まで歩いていましたが、トロトロ歩いて時間が勿体無いので、私達はサッサと別行動しました。
まず向ったのはマルシェでした。ここでお土産物をゴッソ買おうという寸算だったのですが、今イチ、帯に短し、襷に長し、これ!というものに巡り合えず、ウロウロとしました。ずっとティキ(現地の木彫り人形)を買おうかとも思っていたのですが、絶対に買ってから見ることもなく、その内に捨てるだけだろうなぁ〜と思うと躊躇してしまい(多分買わなくて正解だったと思うけど)、お土産物を求めて、1階と2階の間を何度も何度もウロウロとしました。
その内に、段々お腹が空いてきたので、マルシェ内のサンドイッチ屋さんみたいなお店で、パンの惣菜を幾つか買って立ち食いしました。昼日中ならもっと色んなお店が空いているみたいでしたが、昼時間は休憩のお店が多いということで、この時もそういう軽食スタンドみたいなお店が3軒空いているぐらいでした。ただ、ホテルのボリュームある料理と、インスタント料理に多少飽きていたので、そんな普通の食べ物に何処かホッとしてしまいました。
その後でタヒチといえば黒真珠ということで、黒真珠ショップを冷やかしに行き、その後でヒナノ・ブティックに行きました。ヒナノではヒナノビールTシャツを1500円ほどでGET。ホントは赤地か青地の物が欲しかったのだけど、サイズが無く白地で妥協(後で別の店で売っていた。残念...)。
そして、ヒナノの前の教会(カテドラル)を横目で見遣って、バイマ・ショッピング・センターへ。ただ、どこも複合ショッピング・モールですが、そんなに触手伸ばしたくなるようなお店はなく、その後も、ファレ・トニー・ショッピングセンターへ行ったり、マルシェを行ったり、方々を行ったり来たりしました。ホントはスーパーマーケットがあるとイイなぁと思っていたのですが、どうやら街中には無いらしく(元々トラベルの女性もそう言っていた)、あとはホテルのすぐ隣にスーパーがあると聞いていたので、それに賭けることにしました。
 5時近くになって、バス乗り場に行くと、既にバスがスタンバイしていました。
その前に公衆トイレに行くと、清掃のオバチャンがこっちに入れと、女性用に招きます。壊れているのか、清掃中だからなのかな?と思って取り敢えず入ったのですが、用を足した後で、女性とバッティング。悲鳴を上げられはしなかったけど、超ドキドキでした。
定刻になってバスが出発。そこからホテルに一直線です。中心街はトロトロ走っていたバスも、郊外に出るとかなりの猛スピードで、窓が空いているので、息も出来ないほどでした。
30分ほどしてホテルに到着。その足でホテル横のスーパーマーケットに向かいました。バスから既に目視していたので、そちらの方向に歩いて行くと直に到着。そんなに大きくは無いですが、日本で普通に見られるスーパーぐらいの規模で、品物も充分揃っていました。ここでホテルで晩御飯食べる用に、幾つか惣菜やパン、ビール(ヒナノの赤い缶と、地元ビールのTAB)等、それから日本へのお土産に配り物のチョコレートなど大量に買い込みました。メデタシ、メデタシ。ちなみに、こちらでは買い物袋がもらえないと聞いていたので、前もってエコバッグ持参で正解でした。
大きな荷物を両脇に抱え、ホテルに戻って、まずはシャワー&バス。この後は飛行機で機内泊なので、しっかり汚れと疲れを落とし、その後は買い込んだ食材で晩御飯です。テーブルにいっぱい食事を広げてモグモグ。久しぶりに値段を気にせず、またインスタント食品でなく、普通の食べ物を気楽に食べた〜って感じでした。ビール飲みながら食事したのも久しぶりだったので、それもあって非常に満足でした。お酒を久しぶりにいっぱい飲んだせいか、次第に眠くなり、まだまだ出発まで時間もあるということで、少しだけ仮眠。1時間ぐらいして起床。8時半ぐらいでした。荷物を取り纏めて、9時に部屋の外に出してピックアップしてもらいました。
10時半までにチェックアウトしてフロント集合だったので、それに間に合うように部屋を出ました。フロントには既に何人もの旅行客でいっぱいでした。最初に外人ツアー客がバスで出た後、10組弱の日本人客だけが残されました。しばらくしてタヒチ・ヌイ・トラベルの大型バスがやってきました。バスが出発して、しばらく走ると、インターコンチネンタル・タヒチ・リゾートに停まりました。今度は大勢の日本人ツアー客が乗り込んできました。メリディアンと違ってこちらには随分泊まっているんだなぁと感心。
そのままパペーテ空港にバスが向かう中、現地係員の男性が空港での搭乗手続きについて説明してくれました。日本人ではないのですが、とても流暢な日本語で、日本人としか思えないほどでした(顔も堀の深い日本人ぐらいの感じで、知らないで話聞いていると本当に間違えそう)。
空港に着くと、物凄い数の人々です。丁度ラッシュ時刻なのでしょうか?(実際にはロス便と成田便の2便だけだったが、狭いこともあって凄くごった返していた)。長蛇の列を作りながら、バスで指示があった通りに搭乗手続きを終え、荷物も預け、無事出国。ただ、この時点でまだ出発の2時間ぐらい前で、ゲートの中にはお店も1軒しかなく、かなり手持ち無沙汰で、出発の1時半まで、眠たい眼をこすりながら、必死に堪えました。ようやくボーデングの時間がやってきて、搭乗。
往路と違い、疲れもあったので、機内サービスで食事を摂った後は睡眠(でも4時間ほどで目覚めた)。後方のギャレでは、今回はラーメンもオニギリも取ることなく、ひたすらウツラウツラとして日本へ帰国しました。
フライト時間は11時間ほど。値段も一人40万円を越え、折りしも燃料サーチャージなどもあり、とても出費の嵩む旅行でしたが、あの景色の美しさと言ったら無い。ホント、この世の景色とは思えない景観でした。旅行後の実感としては、借金してもで一度は行ってみる所かなと思いました。私的には、ニューカレドニアのウヴェア島よりも上、今まで行った中で一番と言い切れる、素敵な旅行でした。
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