このページでは、ギターアンプの製作について、私自身の日記形式で紹介を行うものであります。ギターアンプの製作法について述べているわけではありませんので、大して参考にはならないかと思います。
ここでは、ギターアンプを自作するのは、こんな苦労があるのだということをお伝えできればと考えております。
最初は、せっかくバスレフCabinet作ったのだからHeadTypeも残そうとしたのですが、こちらのTransformerがいい具合な鳴りを聞かせてくれたような気がするのと、バスレフキャビネットはComboとStuckで鳴らしたらいい感じになるんじゃないかと思い、このHeadTypeは諦めることにしました。vintageのOilCapやPreAmpSectionはWireLessで作ったりと色々と思い入れはあるんだけど、実際、作ってみたらComboの方が良い音するし、バスレフもComboとStuckで鳴らすととても良い感じだしで、結果オーライです。
Parts取りといっても、金属部分はほとんど錆てきているし、VintageOilCapももうやばいだろうからまぁ素直に廃棄処分でしょうか。HeadのCabinetは何かに使えないかなぁと画策中ですが、置き場にも困るのでやっぱり粗大ゴミかなぁ・・・名残惜しい。
Input Trimを少なめ(20〜30%程度)に調整し、全体のGainを減らすと良い感じになりますが、Driveを75%以上あげるとやはり発振します。 Drive Potを250klから100kA(可変抵抗)+100k(固定抵抗)に変えて可変範囲を狭くするののが良いかも知れませんが、面倒くさいのでこのまま に。
また調子に乗って、V1aのRp100kにParallelでSPDT Switch+120kを追加してみました。Rkを変えていないので劇的な変化はないみたいです。Rkも1.5kから3.3kくらいにしてみても良いかも 知れませんが、Rk+CkのCut-Off周波数を変えないほうが良いような感じがするので、このままで(本当は面倒くさくなったので)
Input Trimを少なめにして、Master Volumeを最大にして、Driveを徐々に上げていくと大分良い感じになりました。やはりV1aとV1bのCkを25ufにするとFatな感じが出る と思います。Single Coilで弾くとHornのような感じが出てくれると思います。V2bのGridの480k/480pFのコンビネーションも高域が強調されて良い感じで す。Driveを上げていくと若干音が硬くなる傾向がありま すが、ここは好みの問題かも知れませんが、もうちょっと高域を減らしても良いかも。ちなみに、Gil Ayan氏の97's Dumble modでは、220k/390pFという組合せがV1bのGridに存在していました。 ただ、現在、使っているCabinetのBass Refrectionのおかげで、Volumeを上げると、低域が出てきて、相対的に高域が引っ込んでくるので、当面はこのままで良いと判断しまし た。この辺は、色々な要因が係わってくるので難しいですね。
あとノイズがひどいです。EMG使ってもまだノイズが乗ってくるということは、配線に問題ありということでしょうか。空いたスペースに強引に socket 取り付けて、端子に直接CR類を取り付け、空中配線の嵐になっています。自分でもかなり無茶やったなぁと反省してます。まぁこのAmpもそろそろRe- Buildかなと思っていたところなんで、この際、色々といじり倒してみます。
サンプルサウンド
Lead Sound demo (MP3 file 412kB)
さて、とりあえずですが、FenderのBlack Face系のFatなToneに、歪みの少ない低めのGainのOver Drive Circuitを追加し、Electro VoiceのSpeakerに低域の再生能力に優れたHi-Fi系のCabinetという組合せでかなり満足のいくSoundが得られました。 当然、驚くほど速いResponsや魔法のSustainは、再現出来ていませんが、Tone自体は自分なりのImage通りに近づいたと思っています。 現在は、Single CoilのStratocasterを主体に調整をしましたが、今後は、HumbakerのLPでも調整をしてみたいと思います。
ただ、今回のことで感じたのですが、いわゆるDumble系のToneを得るには、まず、EVM12L(12S)あたりの重いUnitを一発で、 Bass Reflection構造のCabinet、これにAB763のようなFender BF系のAmpと組み合わせても十分近いものが得られるのではないかと思いました。例の魔法のSustain はAmpのCircuitによってもたらされるものかも知れませんが、Tone自体は、Cabinet+Speakerの占める要因がかなり大きいのでは ないかと。当然、Dumbleは、CelesionやJBLもChoiceしていますので、EVがDumble Toneそのものだということは言いませんし、そもそもDumble ToneというImageが人によって、個体によって異なっているのですが、最大公約数的なImageとしては、EV12L×1発という構造の Cabinetで、決して歪ませないCrunch手前のClean Toneというのが最も近いのではないでしょうか。
音作りに悩んでいる方は、GuitarやAmpよりもまず、Cabinetを変えてみても良いかも知れません。他の機材を変えるよりも大きな 変化を得ることができると思います。
V2a
Slope Resistor 100k+Input Trim 100kl
Rp:100k
Rg:68k
Rk:1.5k
Ck:5uF
Cc:0.002uF
V2b
Drive 250kl
Rp:100k
Rg:480k with 500pf
Rk:1.5k
Ck:5uF
Cc:0.02uF
とりあえず音はでましたが、OD chの音量が足りないようです。歪みはそれなりにあるのですが、V2aのSlope Resistor 100kが不要なようです。また、V2bのRg:480k with 500pfのおかげでエッジが強調されているのは狙いどおりなのですが、Clean chの低域よりが相対的に大きく感じられるためこの辺をどうするかが難しいところです。
世間一般に受け入れられているMarshallのDistortion Soundは、実際には、エッジの効いた硬めのMarshallのToneに、音を丸くするTS-9やOD-1、Tube Driverの組合せというのがポイントだと思います。
ですので、私の自作Ampも、Clean chで低域より、OD chで高域より、という組合せを狙ったのですが、Clean chの低域をどこまで求めるかはOD chにも影響を及ぼすため、非常に難しい問題です。Dumble系のPre Ampは独立2chではなく、直列なので、あっちをたてればこちらがたたずという状況になってしまいます。難しいですね。
ストラトやレスポールでも試してみて調整を続けたいと思います。一段落したらまたPDI-03でSoundをUpしたいと思います。
さらに調子にのって、NFBのon/offスイッチも試行的に付けてみましたが、結果は、NFBはあった方が良いという結論となりました。というのも、今回作ったアンプは、回路的にも低域よりに作っており、さらにキャパシターやカーボン抵抗の選択により、低音が出るセッティングとなっております。加えて、スピーカーユニットも中域の特徴も持たせたウーファーで、キャビネットはバスレフ型ですので、正直ボワボワ感も否めないという感じ。従って、なんとか高域の抜けを取り戻さねばと考えている次第です。このような状況で、パワーアンプ部のNFBをキャンセルすると、低域がさらに強調されてしまうという結果となってしまいました。ノイズの発生もあるので、ここはNFBを活かすこととします。
NFBとプレゼンスコントロールのおかげで、高域の改善ができましたが、まだ、足りない感じがします。特に、ピッキングレスポンスに関係する高域をさらに追求するためにも、改良を重ねていきたいと思います。
具体的には、(1)プリ部に、470pF/470kのフィルターをかます。(2)スピーカーユニットをEV12Lに戻す。(3)Bright Switch 用Bypass Capを500pFから270pF程度に落とす。(4)Coupling CapをOrengeDrops418Pに変更する、などなど。引き続き報告していきたいと思います。
今回のことで、ピッキングレスポンスの改善については、NFBの調整がかなり効くということが分かりました。それも、低域のみNFBで戻すというのが有効のようです。今のところ、組み合わせは、NFBResistor3.9k、BypassCapacitor2.2uFが良いようです。なお、1997年のDumbleを参考にした、GilAyan氏のSkyAmpでは、NFBResistor4.7k、BypassCapacitor1.0uFのようです。各々のAmpの持つ特性に合わせ最適な定数を求めることが必要のようです。
ピッキングレスポンスが改善されたAmpは、弾きこなすのが、かなり難しく、ピッキングの強弱に連動して、音量も大きく変動するので、己の腕の未熟さを実感します。
ただし、高域をBypassしたNFBでは、場合によっては、高域が耳障りなトーンとなることもあります。実際、BrightSwitchをOnにすると、そのような傾向になります。この辺はDumbleは、決して耳障りでなく、ピッキングレスポンスが優れているという感じですが、NFBだけではなく、Pushpullのバランス取りなど、他にも工夫があるのではないかと思います。
サンプルサウンド
Lead Sound (MP3 file 200kB)
Clean Sound (MP3 file 216kB)
● 更新日 2003/12/7 サンプルサウンド
下のファイルは、実際にキャビネットから音を出してマイクで録音したものではなく、PDI-03というスピーカーシミュレーターを使ったものです。HDDに入力したあと、調子にのってVSTでリバーブとディレイをかけています。
あと演奏がひどいのは勘弁してください。(笑)
Clean Sound 1(MP3 file 166kB)
Clean Sound 2(MP3 file 744kB)
Crunch Sound(MP3 file 440kB)
Lead Sound 1(MP3 file 456kB)
Lead Sound 2(MP3 file 325kB)
Dirty Backing(MP3 file 1,192kB)
● 更新日 2003/08/24 調整中&エージング
とまぁこんな感じで、へたった真空管で調整を進めていましたが、とりあえず、トーン関係が落ち着いてきたので、ここらでグルーブチューブ製の真空管に交換してみることにしました。まずはエージングとしてヒーター点火を5時間ほど実施。その後音だしです。
プリ管の歪みが良い感じにでてくれてます。やはりサウンドが明るくなりました。アメリカンなサウンドです。でも、個人的には6L6GCよりもやはり5881に軍配があがるかなと感じました。次はグルーブチューブ製の5881クアドマッチを購入してみたいと思います(冬のボーナスが出てからですね・・・)
またキャビネットも改造しました。密封型のキャビネットでしたが、どうもこの音に飽きてきてしまったようです。(12インチスピーカーに、40cmX50cmX20cmという小容量の密封型だったので、空気のバネ効果がかなりのものでした。)
そのため、バッフルに穴をあけてバスレフにしてみました。効果がばっちりで、サウンドが明るくなってくれました。また、低音の補正もきちんとかかってくれます。
マスターボリュームとNFB抵抗の交換でとりあえず調整は終了としたいと思ってます。エージングが進んだらスタジオで全開運転をやってみたいところ。 TRITONE CUSTOM100 HEAD
ちなみに今回作ったのはこんなアンプ
(CLASS AB1 PARALLEL PUSHPULL)
TUBE COMPONETS:6L6GC(GROOVE TUBE) X 4,12AT7(GROOVE TUBE),12AX7(GROOVE TUBE)
POWER TRANSFORMER:FENDER022756(OEM) 100WATTS,PRI 120V,SEC 333V-0V-333V 6.3V-0-6.3V,310mA
OUTPUT TRANSFORMER:FENDER022899(OEM) 100WATTS, PRI 2000 OHM,SEC 4 OHM
CONTROL:INPUT I&II,VOLUME,BRIGHT,DEEP,JAZZ/ROCK,TREBLE,MIDDLE,BASS,MASTERVOLUME,PRESENSE
REAR PANEL:AC CONNECTOR,MAIN SWITCH,STANDBY SWITCH,SPEAKER OUTPUT JACK(4OHM LOAD),EXT SPEAKER OUTPUT
ADDITIONAL TRIM(ON TOP OF CHASSI):BIAS TRIM,PHASE INVERTER BALANCE TRIM
TRITONE CUSTOM SPEAKER CABINET
FEATURED:ALTEC12S(12INCH UFA SPEAKER),CLOSED BACK,BASSREFLECTION,FINGER JOINT,BLACK TOREX
BOARD(TOP,SIDE,BOTTOM):PINE WOOD(18mm)
BOARD(BAFFLE):LAUAN WOOD(21mm)
次は6V6パラプッシュプルの50Wリバーブ付き212コンボに挑戦しようと思っているので、それの練習として、このアンプにもリバーブを増設してみようかとも思っています。
● 更新日 2003/08/02 組み上げ終了
最初、パワー部のみを作り、火入れ、音だしをしましたが、問題はなし。トラウマ(笑)だったポジティブFBもなく、ノイズもなく、順調。次にプリ部を作って、再度音だししてみると・・・以下のような問題が発生。
1)マスターボリュームにガリあり
(これは前段のキャパシターのノイズを拾っている可能性あり。とりあえず、CTSポット交換をしてみて様子見)
2)トレブルコントロールをフルにすると発振
(フィルターキャパシターを500pfを390pf程度に交換か?)
3)ベース、ミッドコントロールが効きがイマイチ
(60年代のトーン回路を参考にしたが、ちとイマイチか。トレブルとベースは独立させない方がよいかも、ミッドとベースは独立させた方がよい?この辺はもう一度見直してみます。)
プレゼンスコントロールも効きがいまいち
(ポット容量を2kLから10kLに変えてみる。バイパスフィルターを1uFから0.1uFくらいにしてみるか?)
とまあプリ部で問題続出です。実はパワー部は基盤を作るときもしっかりとつくっていたのですが、ぷり部はここ3日くらいで突貫工事。なにより、今回はプリ部は、ラグ板に、なるべくパーツトゥパーツで配線材も極力少なくした、いわゆる「ワイヤーレス」をやってみました。しかし、ちょっとやりすぎたみたいです。おそらく真空管周りは熱影響がすごいでしょう。B電源と信号線、リップルラインも接近しまくり。配線の結束や若干の配置見直しでとりあえず妙なノイズはないものの、トレブルの発振、ボリュームのガリは根本解決は難しいかも。今後要調整です。
●更新日 2002/4/29 キャビネット制作
上の写真のとおり密封型です。米松1.8mmをフィンガージョイントで作りました。バックパネルも1.8mmです。フロントバッフルは2.1mmのラワン合板、スピーカーはEV12Lを取り付けてます。
基本は単なる密封型キャビネットですが、バックパネルの補強やスピーカーとバッフルの間にウレタンを挟んだりとちょっとした工夫もしています。
また、本当はバスレフポートを2つ作る予定でしたが、いざ組み上げるとかなりの低音が出ているので、このままにしました。
できあがったキャビネットはかなりの重量となり、アンプ本体よりも重くなりました。こうしてしっかりとしたキャビネットを作ってみて分かりましたが、ギターサウンドにおいて一番大事なのはスピーカーキャビネットかもしれません。以前作ったアンプもこのキャビネットで生まれ変わりました。
●更新日 2002/2/28 組立(その2)
トーレックスとかを入手したので、キャビ関係も製作開始です。トーレックス、グリル、コーナー等のアンプパーツは、キャビネットメーカーのStringDriver(このキャビネットメーカーはバスレフ型の密封スピーカーキャビネットで有名)にて入手。 中身の前に外見を組み立てるというのは、どうかというところですが、綺麗なものを作るとその後の作業も気合いが入るというものです。ちなみに、下の写真はまだ仮組です。トーレックスもかぶせただけ。グリルとパイピングもはめてあるだけです。
パネルもなかなか良くできた・・・と思いきやよく見ると塗装のたれが(泣)最近ようやくスプレーの使い方が分かってきました。これも技術が要るんですね。
シャーシパンチを使って、プリ管とパワー管の穴を開けました。また、表面に金属用の表面下地塗料も吹き付けています。透明の下地塗料を使いましたが、これは失敗、慣れていないひとは灰色系の下地塗料を用いた方が、塗った面の確認ができるのでよいでしょう。
右側は艶消し黒で表面を塗装したものです。この後は、パネル面の文字の転写、そしてクリアーで表面を保護します。
上の基盤は、左側に電源部のフィルター、右側がパワーアンプ部と位相反転部です。プリ部は、ベーク板を使わずに、ラグ板を使う予定。
穴は電動ドリルであけます。電動ドリルは、通常のDIYショップでも売っていますが、金属加工を行うのならば、トルク調整ができるものが良いと思います。多少時間がかかっても良いのならば、手動ドリルでも全く問題はありません。
下は穴開け後のシャーシです。出力トランスとチョークトランス用の取り付け穴及び配線用穴、それに、電源トランス用の取り付け穴をあけるために、四角い形に沿って小さい穴を開けています。
四角い形に沿った小さい穴を左の写真のようにニッパーを使って、繋げていきます。こうやって四角の大きな穴を開けていきます。なお、このようにアルミ板をニッパーで強引に切断すると、ニッパーの刃が切れなくなってしまいますので、使い古したニッパーを使うことをお勧めします。
右の写真は、ニッパーでつないだ穴を金ヤスリで整えた後のシャーシです。
トランスを取り付けてみました。配置については、なるべくトランス同士は離して配置しています。これは電源コードの位置、出力ジャックの位置、内部の配線回路の位置を考慮した結果です。
この後は、背面パネルの出力ジャック、トリムポット、電源コード、ヒューズのための穴開け、それに上面に真空管用の穴開けが必要となります。
アンプのフロント部分のみを加工しました。入力ジャック、ボリューム、トーンコントロール、パイロットランプの穴をあけました。
穴は、最初電動ドリルで6mm程度の大きさまで開け、その後、専用の器具で穴の大きさを広げ、最後に丸形の金ヤスリで整えました。入力ジャック、スイッチ、可変抵抗器等を取り付けていますが、まだ、配線等はつないでいません。
この後は、上面の真空管、トランス類を設置するための穴、後面パネルの出力ジャック、電源コードのための穴等を開ける必要があります。
私の場合、まず、前面パネルの配置を行い、その後、内部の配線を考えながら、トランス類の配置を決めますので、上面及び後ろ面の加工はもう少し後ほどにすることとなります。
● 更新日 2001/10/20 パーツ集め(その1)
電源トランス
出力トランス
チョークトランス
シャーシ
入出力用ジャック
各種ボリュームポット
電源スイッチ
スタンバイスイッチ
各種抵抗
各種コンデンサー
ベーク板
配線材
等々
細かく上げていくときりがないのですが、まず大きなものとしては、トランス類ですね。これはなかなか売っている店はないと思います。私の場合、海外のアンプパーツショップ(Hoffman Amps)から通販で入手しました。日本でも楽器店を通じてリプレイスメント(交換)用パーツとして入手は可能ですが、海外での購入の方が輸送費(ただし、船便)を入れても安くあがる場合が多いですね。
一番左が電源トランス(100W)、真ん中の小さいのはチョークトランス、右側のは出力トランス(100W,4ohm)です。全てFender製(又はOEM)です。
次にアンプ本体のシャーシです。これは秋葉原の電気街で、売っている店が
あります。私は鈴蘭堂で購入しました。値段は約二千円弱くらい
まだ、なんの加工もしていないシャーシです。40cmX25cmX6.5cmのサイズで1.5mm厚のアルミ製です。