◆プロローグ
今年も暑い夏がやってきた。我が家で“恒例の夏の行事”と言えば“発泡酒?”“パンツ一丁?”、いえいえ“恒例の家族旅行”です。
しかも行ったことのない場所(国)へ行きたいので、年々行く先が遠くなっていく。
下の娘がまだ3歳なので考慮(※)した挙句、今年の行き先はベトナムへ決定した。
※確か上の娘が3歳の時はベトナムは遠いと「考慮」して行かなかった筈!?
■8月7日 広島空港〜台北〜そこから先は???
今回は広島・午前9時発→台北(台湾)乗り継ぎ→ハノイ午後3時30分着(※)の予定だが、天気予報では明日にでも大型台風が台湾直撃の模様。
心配していたが無事飛んでくれてホッと一息。しか〜し乗り継ぎの為、台北空港のトランジット・カウンターへ行くと、「ハノイ行きはキャンセルになりました。フライトは明日以降で・・・」と言われ、外の天気の如く行程に暗雲立ち込める。
「当方で1部屋80USドルでホテルを手配出来ますが」と聞かれ、空港から近いこともあって頼むことに。
ただ宿泊はさておき、こうなったら次の便は少ない座席を奪い合うことになるのは必至。少しでも早い方が得策とホテルに行く前にカウンターに赴き「子連れなので大変なんです!」とお願い(ごねる?)してみた。
そしたら随分と待たされたが、「翌朝8時の便が取れました」との回答。しかも座席まで確定、これなら安心とホテルへ向かう。
が、無料シャトルバスに揺られながら、確か明日の方が天気が悪いはずだが・・・、との杞憂は抱えたままだった。
(※)航空運賃4人分で¥315000(諸々込み)。勿論、最安値を探すがかなりの金額。しかし貧乏性の妻が唯一、旅行の出費はだけは出し渋らない。
中華航空直営らしき高級(私達にとって)ホテル。
娘達はキレイで大きなホテルに大ハシャギ。
●来たか、盆と正月!
実は出発前に海外旅行保険を検討していた時に、370円プラスで「飛行機遅延保障」なるものを発見。一番安いコース(4人分7000円位)を選び、台風に備え正しく“保険”を掛けておいたのが見事的中(でも嬉しいような嬉しくないような)。
現地からカスタマー・センターに問い合わせると「6時間以上遅れた場合に宿泊代金、飲食費、交通費等諸々保障します」とのこと。
そこで恐る恐る尋ねてみた。
「ホテルもピンキリ、飲食と言ってもラーメンもあればフカヒレもありますが、内容は関係ないのですか?」
「はい、遅れた為に生じる費用、2万円までなら全て保障します」
「一人2万円ですが、それとも家族4人で2万円ですか?」
「お一人様2万円まで保証致します」
ということは、2万円×4人で8万円のあぶく銭が舞い降りる計算。
よっしゃー!盆は来てたが正月まで来たか!保険金バブルじゃ〜!アベノミクスじゃ〜!という訳で、普段なら絶対行かない、ホテル内の高級中華料理へ。
美人のお姉さまがよそってくれるようなお店で、海老、小龍包、牛肉巻きの何とか等々を食す。
当然、鮑もいただいた。
もっと色々食べたかったが子供達は焼飯と麺類で満足。大人二人では限界があった。
地元なら日持ちしそうなものをお持ち帰りするのに。
この後も、妻はホテル内のスパへ、私はBARへビールを飲みに行ったりもした。
そんな貧乏根性丸出しの行動しつつも、「もし保険金が出なかったら・・・」との一抹の不安が拭えず、そして染みついた貧乏症も拭えず、その後は自重してしまった小市民でした。
■8月8日 まだ飛行機飛ばず。
朝、起きると部屋にホテルから英文の手紙が届いていた。中身は「今朝8時のフライトもキャンセルに。そして部屋も満室で連泊できません」旨が書かれてあり、絶句。
フロントで近隣のホテルをあたってもらうが、全て満室状態。埒が明かないしここに居ても仕方ないので、再び空港へ向かう。
心配しつつも、腹は減る。
早朝から高級バイキングで漁りまくる、持病の悪性貧乏症が悪化した、妻(白いよれよれパンツ)。
最初は素泊まりだったのに保険金が出ると知ってからこの有様。
倒れた巨木。
実際に台北市内に出てみると、あちらこちらで巨木がなぎ倒されていた。
台風が多い台湾の中でもかなりの被害だったようで、飛行機は飛ばすどころの話ではない。
そう言えば、6年前の台湾旅行の時も台風で日程が狂わされた。
●結局、翌日深夜2時にフライトが決まったので空港で一夜を過ごすことにしたが、やはり延びに延びて5時離陸、6時20分着陸(現地時間、2時間半の飛行時間)やれやれ。
▲ ベトナムのほっつき歩き方。 “ドン編”
広島空港でとりあえず5万円をベトナム・ドンに替えた。すると返って来たのは何と1600、000ドン。
20万ドン札が50枚と10万ドン札が60枚。ポケットが膨らんでちょっとお金持ちになった気分。
因みに1万ドンなら66円(広島空港のレート)で、ミネラルウォーターの相場は1万ドン、ビールは2万ドンなので分かり易いが、レストランで「256、000ドンです」とか急に言われると、「一〜、十〜、百〜、千〜、万〜」とゼロを数えてる最中でこんがらがり桁を間違えて支払い笑われたことがあった。終いには「どれ?好きなのもってけ」と札を並べたりもした。
物価は宿泊費は安く、飲食費は概ね6掛け位か。それでも昨年6月なら1万ドン44円程度だったみたいで、ベトナムドンが強くなったのか、アベノミクスで円安になったせいか分からないが、貧乏旅行者の財布には厳しい。
そして円で払うよりもUSドルで支払った方が明らかにレートが良い。ホテルやちょっとした店ならドル払いOKだった。
私達は家にあった600USドルを持参していたので、ドンで請求された後、「USドルなら幾ら?」と聞いたら、ドンを円で換算したよりドルで換算した金額の方が1割程度は安く済んだ。
20万ベトナムドン札とそこに描かれているハロン湾(後述)に浮かぶ岩。