首都高速C2中央環状線は、現在3号渋谷線の大橋JCTから、順番に4号新宿線、5号池袋線、S1号川口線、6号三郷線、6号向島線と各所に設置されたジャンクションを介して接続し、B湾岸線の葛西ジャンクションに至る環状線です。C1都心環状線に集中し大混雑を起こしている現在の交通システムを分散させる、とても期待されている路線です。中でも特に、高低差70mを2層×2回転で駆け下りる大橋ジャンクションのループは2010年に開通したばかりで、記憶にも新しいと思います。また、大橋JCT〜西新宿JCT〜熊野町JCTの区間は山手トンネルと呼ばれる地下トンネルになっており、未来都市を連想させる構造になっています。そして大橋JCTからも湾岸線方向に向けて、中央環状品川線の工事が始まっており、2013年度末にはもう一方の端もB湾岸線と接続して全線開通することが決まっています。この区間も山手トンネルの連続した区間としての計画がされているので、全線開通後には山手トンネルが、関越道の関越トンネルを抜いて、日本の最長道路トンネルとなります。
※ 首都高速C2中央環状線の位置は、こちらから確認を。(Yahoo!ドライブの地図情報を用いて、さらに見やすくなりました。)
作者感想:
大橋のループ部は非常に面白く、その反面危険といえました。想像以上の急カーブ、急こう配で、常にハンドルを大きく切っていないと側面にぶつかりそうでした。相当な注意が必要だと思います。そして山手トンネルの区間はかなり長く、閉所にいる感じがすごかったですね〜。
通行料金: 普通車 \700
大型車 \1,400
法定速度: 60km/h(いわゆる都市高速規格で作られていて、法定速度が低めです。走行時は注意を。)
車線数: 完成4車線
渋滞名所: 外回り西池袋出口→熊野町JCT
今回のレポート方向: 起点(大橋JCT)→終点(葛西JCT)
では、レポート本篇へと入ります。
今回は首都高速3号渋谷線上りからアプローチしました。大橋JCTまで400mです。大橋JCTのループを示す右下の標識が面白いですね。
大橋JCTの分岐です。C2中央環状線方面は右へ分岐していきます。
大橋 JCT
Ohashi JCT
C2中央環状線側からみて、大橋JCTで3号渋谷線と接続しています。
大橋JCTのC2中央環状線と3号渋谷線をつなぐ大規模なループ式ランプが有名です。
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[内回り車線図] |
[内回り案内]
<分岐点は大橋ループの直後にあります。ループ内での車線変更を> |
3号渋谷線下り本線をくぐります。その手前には大橋ループ内が40km/h規制であることと、山手トンネルのトンネル用信号が設置されています。
大橋ループへと入っていきます。いきなり右急カーブです。ちなみに、写真に写っている外回り側ランプは、2層ループの上側です。
3号渋谷線下り車線からの合流です。
もの凄い急カーブです。これが高速道路の規格として通用するのか!?伊豆に「河津七滝(ななだる)ループ橋」というものがありますが、一般道のループ橋よりもさらに急であるように感じられます。
「車線減少 左車線へ」
この急勾配・急カーブの中、どうやって車線変更をしろというのだろうか。
建設中のC2中央環状品川線への分岐スペースの建設予定があるため、一時的に絞られます。すぐ回復するので、よく事情を知らない人は、「なぜここだけ1車線?」と思うかもしれませんね。
ちなみに、この写真右手前の不自然なくぼみが分岐予定部と思われます。
「山手トンネル」
正確にはここで大橋ループを抜け、山手トンネルに入っていきます。
大橋ループ→C2中央環状線外回りへ向かうランプ部です。
ここからトンネルの断面が広がっていることが分かると思います。ここからがC2中央環状線の本線になります。
山手トンネルは山手通りの地下を通っているので、カーブがあります。
富ヶ谷 出入口
Tomigaya exit and entrance
富ヶ谷出入口は西新宿JCT方面専用の出入口で、外回り入口と内回り出口しかありません。
ブレていますが、初台南出入口が近づいてきたことを示す標識です。
初台南 出入口
Hatsudai-South exit and entrance
初台南出入口は大橋JCT方面専用の出入口で、内回り入口と外回り出口しかありません。
初台南出入口の直後には、西新宿JCTの分岐があります。
西新宿 JCT
Nishishinjuku JCT
西新宿JCTで4号新宿線と接続します。なお、C2中央環状線側から4号新宿線上りへは行けないので注意を!同様に、4号新宿線下りからC2中央環状線へは行けません。
西新宿JCTでは、4号新宿線とC2中央環状線をつなぐランプウェイが地下から地上の高架へとつながっていて、大橋JCT並みに高低差があります。
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[内回り車線図] |
[内回り案内]
<分岐点は本線から抜けていく形です> C2中央環状線(内): 3号渋谷線・C1都心環状線・東名高速方面へ行かれる方は、本線を走行。 4号新宿線(下): 永福・中央道方面へ行かれる方は、右へ分岐。 |
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[外回り車線図]
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[外回り案内]
<分岐点は本線から抜けていく形です> C2中央環状線(外): 5号池袋線(下)・東北道・常磐道方面へ行かれる方は、本線を走行。 4号新宿線(下): 永福・中央道方面へ行かれる方は、右へ分岐。 |
4号新宿線上りからの合流です。
中野長者橋 出入口
Nakanochojabashi exit and entrance
中野長者橋出入口は熊野町JCT方面専用の出入口で、外回り入口と内回り出口しかありません。
渋滞にはまってしまいました。この先の熊野町JCTの手前で2車線が1車線に絞られるので交通の流れが悪くなり、この付近では山手トンネル開通後から慢性的な渋滞が発生します。このことから、普通の渋滞よりも停発進を繰り返しながらノロノロ動くので、注意が必要です。
西池袋出入口が近づいてきました。
西池袋 出入口
Nishi-Ikebukuro exit and entrance
西池袋出入口はハーフインターチェンジ形式で、内回り入口と内回り出口、外回り出口しかありません。外回り入口の機能は、至近にある高松入口が担います。
ブレていますが、「中環 C2」
山手トンネル出口に向けて、路面全体が上ってきました。
山手トンネルを抜けるとすぐに車線減少があり、これが渋滞の温床となっています。
熊野町JCT〜板橋JCTの車線案内の標識です。コレ、要注意。この標識の直後に高松入口からの合流車線がありますが、これはこの標識に書かれている合流ではないので、注意が必要です。
高松 入口
Takamatsu entrance
高松入口はハーフインターチェンジ形式で、外回り入口しかありません。それ以外の方向への機能は、至近にある西池袋出入口が担います。
山手トンネル開通前は内回り出口もありましたが、土地の制約から開通と同時に廃止され、西池袋出入口にその機能を移しました。
「中環 C2」
ルートマークです。
熊野町JCTの合流から板橋JCTの分流まで500mしかないため、わざわざ熊野町JCT合流の手前から板橋JCTの情報を示しています。
熊野町 JCT
Kumanocho JCT
熊野町JCTで5号池袋線都心方向と接続しています。
熊野町JCTはハーフジャンクションで、5号池袋線都心方面とC2中央環状線西池袋・大橋方面は接続していません。
2008年にこの写真の上層部に当たる車線でタンクローリー横転事故が発生しました。この影響で火事が発生し、その熱で橋脚が変形し、首都高としては未曽有のものとなりました。ちょうど分岐部に位置していたこともあって、約2ヵ月間この付近の5号池袋線とC2中央環状線が通行止めになりました。
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[内回り車線図] |
[内回り案内]
<分岐点は3車線あり、中央車線ではさらに分流があります> ※ 板橋JCTからの合流で車の流れと車線が交錯するので、注意しましょう。 5号池袋線(下): 東池袋・C1都心環状線方面へ行かれる方は、一番左の車線へ。真ん中の車線から分岐して入ることもできます。 C2中央環状線(内): 中央道・東名高速方面へ行かれる方は、真ん中か一番右の車線へ。
※ 外回り側は上記のとおり、合流のみです。 |
「中環 C2」
「池袋線 5」
この付近は2路線の重複区間です。そのためこのような「串刺し」標識をみることができます。本線も2路線の重複していることから、3車線になっています。
板橋JCTに向けて車線が広がってきました。500mの区間で車両が交錯するのは、キケンでした。
板橋 JCT
Itabashi JCT
板橋JCTで5号池袋線さいたま方向と接続しています。
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[内回り車線図] |
[内回り案内]
<分岐点は3車線あり、中央車線ではさらに分流があります> 5号池袋線(下): 外環道・さいたま方面へ行かれる方は、左の車線へ。 C2中央環状線(内): 中央道・東名高速・東池袋方面へ行かれる方は、右の車線へ。 |
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[外回り車線図] |
[外回り案内]
<分岐点は3車線あり、中央車線ではさらに分流があります> ※ 板橋JCTからの合流で車の流れと車線が交錯するので、注意しましょう。 5号池袋線(上): 外環道・さいたま方面へ行かれる方は、一番左の車線か真ん中の車線へ。 C2中央環状線(外): 東北道・常磐道方面へ行かれる方は、一番右の車線へ。真ん中の車線から分岐して入ることもできます。 |
やはりランプ部は急な作りになっています、首都高速。
板橋JCTの5号池袋線さいたま方面からの合流です。
新板橋 出口
Shin-Itabashi exit
滝野川 入口
Takinogawa entrance
新板橋出口は外回り出口のみです。
滝野川入口は内回り入口のみです。
この写真の真上の高架が、滝野川入口の合流部になっていると思われます。
板橋JCT〜江北JCTの区間は首都高の中でも2002年開通と、比較的新しい区間です。当時は、中央環状王子線と呼ばれていました。上層の高架がどこか綺麗な気がしませんか?
この区間は60km/h規制がかかっております。大体の首都高の区間はこのとおりですので、お気を付けを。
この辺りはマンションやアパートが多いですね。
ご存知の通り、首都高は一般道の中央分離帯部分の上に作られているので、このように急カーブもあります。ここで、C2中央環状線は左に進路変更です。ここだけ50km/h規制なので、速度を落としてね。
この先に、飛鳥山という江戸時代に作られた人工の山があり、それを越えるためのトンネルに向かいます。そのため、下り勾配となります。
飛鳥山トンネル入り口です。このトンネルは上下二層の卵型トンネルで、飛鳥山公園と、鉄道軌道を越えます。特に、鉄道軌道の直下の深度も浅い所を通過することになったせいで、当時最新の工法も含め、4工法を駆使して飛鳥山トンネルは作られたようです。
(参照:「首都高をゆく」イカロス出版)
飛鳥山トンネル坑内です。
王子南 出入口 (建設中)
Oji-South exit and entrance (constructing)
王子南出入口は現在建設中です。開通予定日は当初の計画から伸びに伸び、2014年度の開通となっています。
王子南出入口は板橋JCT方面専用の出入口で、内回り入口と外回り出口しかありません。
王子南出入口建設予定地を進むとすぐに、王子北出入口が見えてきます。
この付近は飛鳥山トンネル出口の上り勾配なので注意してくださいね。
王子北 出入口
Oji-North exit and entrance
王子北出入口は江北JCT方面専用の出入口で、外回り入口と内回り出口しかありません。
ここに、首都高速の広域情報掲示板が掲示されています。
今度はこの先にある「五色桜大橋(ごしきざくらおおはし)」に向かって高度を上げていきます。高架橋に使われているトラス材が物珍しいですね。
「扇大橋出口からは出られません」よ。
この先の江北JCTでC2中央環状線の本線を走行していると、扇大橋出口に行けるような錯覚を抱くかもしれませんが、C2中央環状線は右側から合流しますが、扇大橋出口は左側にあるため、出ることはできません。
荒川土手に出てきて、視界も開けました。
江北JCTの案内標識が登場しました。
五色桜大橋です。
江北JCT分岐の直前に、五色桜大橋はあります。写真左手にあるピンク色の標識にも、「五色桜大橋」と書かれています。
江北 JCT
Kohoku JCT
江北JCTでS1号川口線と接続しています。S1号は、「埼玉1号」を意味します。
上の写真の通り、C2中央環状線外回りからくると、五色桜大橋の上に分岐があります。
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[内回り車線図] |
[内回り案内]
<分岐点は本線から抜けていく形です> ※ 分岐点約1km手前、扇大橋出口先で追い越し禁止になるので、車線変更はお早めに。 C2中央環状線(内): 中央道・東名高速方面へ行かれる方は、左へ分岐。 S1号川口線(下): 東北道・外環道・安行方面へ行かれる方は、本線を走行。 |
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[外回り車線図] |
[外回り案内]
<分岐点は2車線あります> S1号川口線(上): 東北道・外環道・安行方面へ行かれる方は、左車線へ。 C2中央環状線(外): 常磐道・B湾岸線方面へ行かれる方は、右車線へ。 |