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■つくしん坊の発足 |
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私は、鍼灸師として当たり前のように東洋医学の知恵をかりて二人の子育てをしています。 もちろん、風邪をひいても、熱が出ても、下痢をしても、流行病になっても、多少の怪我をしても病院には行きません(上の子が階段から落ちて額がパックリと3cm程切れてしまったときは、病院で縫ってもらいましたが・・・)。 精一杯の愛情で、治療と手当てをし、子どもが自らの自然治癒力でよくなっていくのを、じっとまっています。 それが「あたりまえ」と思い過ごしてきたのですが、子どものお友達の親と仲良くなるにつれ、毎年のように入院する子や、ちょっとした事で病院に行く子の多さにびっくりしたのです。 その理由を聞くと、 「薬をもらえば安心」とか、 「どうしていいかわからない」とか、 「とりあえず診てもらう」などという答えが返ってきました。 明治以降、西洋医学が日本の医学となり、西洋医学のお医者さんがいわゆる「医者」と、西洋医学の薬がいわゆる「薬」と言われています。 その中で、江戸時代以前の「はり医者」は、「はり師」となり、「漢方医」はほとんどいなくなり、医者ができあがった(製薬会社のつくった)漢方薬を扱うようになりました。 「はり」と言えば、現在のほとんどの鍼治療である「肩こりや腰痛にお年寄りがしてもらうもの」というイメージが強く、「はりをすれば、自然治癒力が上がって病気もよくなるよ」と言ってもなかなか信用してもらえませんでした。 このままでは、東洋医学の素晴らしい知恵が消滅してしまうのではと思い、少しでも多くの人に知ってもらおうと『東洋医学子育て つくしん坊』を発足しました。
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■西洋医学と東洋医学 |
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西洋思想・医学は20世紀の世界を支配してきました。 これらは、欧米が中心の狩猟民族が考えることですので、何事も攻撃的であります。 「言うことを聞かなければ、戦争をして力でねじ伏せる」という感じです。 医学に関しても 「細菌・ウイルスを攻撃して撲滅させる」 「腫瘍などのいらないものはとってしまう」 「働かなくなったものは交換する(臓器移植)」というものです。 薬にしても「抗○○剤」やからだの成分(ホルモン)と同じ名前のものがほとんどです。いらないものは取り、足りないものは足すというような・・・。 人間はロボットではないと思います。 それに対し、東洋思想・医学は中国を中心とした農耕民族が考えたものです。 農耕民族は、種から育て、大きくすることの喜びを知っています。穀物は自ら育つ力を持ち、それに水や肥料を与えて手助けをしているのです。 医学に関しても、はり・灸・すいな・漢方薬というもので、それらは 「気血のバランスを整え、自らが病気を治す手助けをする」 ものばかりです。 西洋医学と東洋医学の治療法で大きく違うのは、西洋医学は体を部分的にしかみないということです。 病院に行けばわかるように、内科・外科・小児科・脳神経外科・皮膚科・耳鼻科・眼科……といろんな科にわかれています。 風邪をひけば内科、湿疹が出れば皮膚科、中耳炎になれば耳鼻科、ものもらいになれば眼科、といった具合です。 それに対して東洋医学は、生体を小宇宙としてとらえ、自然の法則の中で病気をみてきました。ですから、お腹が痛いといってもお腹に治療をするのではなく、体の中を流れる「気・血」の乱れをとらえ、その乱れを整えることによって「自然治癒力」を高め、自ら病気を治す力を引き出すのです。 離乳期に食べ物アレルギーがあり、幼児期に喘息からアトピー性皮膚炎になるというのも、西洋医学では「アレルギーマーチ」という言葉で片付けられていますが、東洋医学的には全て同じ経絡の病としてとらえられるわけです。少し専門的になってしまいましたが、西洋医学は「木をみて森を見ず」というのに対して、東洋医学は「森全体、さらにはその周りの環境まで見て判断する」ということなのです。
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■知って、わかって、選ぼう |
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なにも、病院に行くのが悪いといっているわけではありません。 確かに、西洋医学の進歩で今まで治らなかった病気が治るようになったのも事実です(実際は目に見える症状が無くなっているだけのように思いますが・・・)。 しかし、現在になって「抗生物質の効かない細菌」なるものがでてきて、頭打ちになっているような気もします。 手術なんかで一時的に元気になっても、数年のうちにやがて再発したり、違う病を引き起こしたりもしています。 アレルギー疾患にいたっては、症状を緩和するのが精一杯というところでしょうか? 病気=西洋医学ではなく、 「東洋医学の知恵をかりた自然な子育て(病気に負けないからだづくり)」 があるということを知った上で、選んでもらいたいと思っています。 一人でも多くの人に東洋医学の知恵を知っていただきたくて 『東洋医学子育て つくしん坊』を設立しました。 会費制にし、経済的な負担を少なくして、本当に実践していただける人に伝えていきたいと思っています。
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■これからの医学 |
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少子化が進み、国・都道府県・市町村レベルでさまざまな取り組みがなされていますが、個人としてこの『東洋医学子育て つくしん坊』がそのお役に立てると確信しています。なによりも、東洋医学は予防医学ですので、お金のかからない医学です(つくしん坊は会費制ですのでさらにお金がかかりません)。 「胎児・乳児・幼児期のからだづくり」がいずれなるであろう病気を予防する(未病を治す)からです。大きな病気になってから慌てて治療するのではなく、そうならないように予防していく時代になっていると感じています。
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